今大会には、全日本プロレス、プロレスリング・ノア、ドラゴンゲート、プロレスリングZERO1、ランズエンドプロレスリングなど、フリー選手も含め団体所属外の選手が大挙として参戦する。首都圏では格闘技や年越しプロレスで盛り上がる大晦日だが、大阪のファンには待ちに待った大晦日のビッグマッチ開催となる。
メインイベントでは、W-1チャンピオンシップ王者の稲葉大樹が、GHCヘビー級王者の清宮海斗とチャンピオンタッグを結成。芦野祥太郎&中嶋勝彦の越境タッグと対戦する。清宮は「業界1位になるためにはやらなきゃいけない相手がいる」とも話しており、試合後に、稲葉とどんな展開が待っているのか注目だ。セミファイナルでは、武藤敬司が、ゼウス、望月成晃とトリオを結成し、近藤修司、諏訪魔、ボディガーと対戦。諏訪魔は15日に東京・大田区総合体育館で開催された『ザ・デストロイヤーメモリアル』で、「一番殴りたいのは武藤敬司」と、かつての師匠を名指ししており、この2人の緊張感溢れる攻防に期待したい。
他に注目したいのは、“邪道”大仁田厚の参戦だろう。大仁田は、田中将斗、レザー・フェイスとのトリオで、征矢学、大森隆男、AKIRAと、ストリートファイト・テキサストルネード・バンクハウス・電流爆破マッチで対戦する。大仁田は武藤敬司との約20年ぶりの再戦に向けて、大晦日という最高の舞台で爪痕を残したいところ。また、来年は海外で活動することを明言している黒潮“イケメン”二郎が、国内最後のリングとして古巣を選んだのも注目だ。
バラエティに富んだ全11試合で、大阪のプロレス闘い納めを行う。
(どら増田)