26日の新潟・新潟市体育館大会で、谷口周平を23分59分の激闘の末に破り初防衛に成功した初代王者の杉浦だが、試合後、北宮がサイトースープレックスで襲撃。場内がブーイングに包まれる中、マイクで挑戦表明をした北宮に杉浦は「絶対にこのベルト、渡さないからな」と宣言。タイトルマッチへの機運が一気に高まった。
今年のN-1公式戦初戦では杉浦が勝利を収めており、北宮にとっては連敗は避けたいところ。杉浦は「せっかくのタイトルマッチに水を差しやがって、やるんだろ?あのクソガキと。あんなことやったからには、ただじゃ済まさないからな」と制裁を宣言。カードが決定すると、自身のツイッターで「北宮君、新年だからエルボーのお年玉あげるね」と投稿するなど怒り心頭だ。年明けからすごい試合が見られるだろう。
この大会は真横の東京ドームで大会を開催する新日本プロレスと時間帯が重複するとあって、ノアは通常の後楽園大会よりチケットの価格設定を上げ、今後もビッグマッチ級のカードを発表する構えを見せている。翌1月5日も後楽園で『後楽園ホール Day2 REBOOT』を開催するが、こちらは昼開催のため、新日本とのハシゴ観戦は可能。ノアは2日連続で、後楽園を札止めにして2020年の旗揚げ20周年イヤーを華々しくスタートさせるべく、気合いを入れている。
2日の東京・両国国技館大会で、元新日本プロレスのマイケル・エルガンを相手にベストバウト級の試合を制して初代GHCナショナル王者に輝いた杉浦。続く防衛戦に、「このベルトを持っていることでGHC(ヘビー級王座)にプレッシャーをかけていく」と話した。エルガン戦、谷口戦同様、北宮戦も内容にこだわりたいところ。GHCヘビー級王者の若きエース清宮海斗にとっては、いい刺激になるはずだ。
(どら増田)