現在、インターネット上で回答する国勢調査は、市町村から届けられる「国勢調査のお願い」という封筒からインターネット回答依頼書という用紙に記載されている世帯のログインIDとアクセスキーを入力し回答を行っている。だが、2025年10月1日現在、ネットでの回答を選択する利用者が多い事で、アクセス制限がかかり「ただいま、システムが混雑しております」とのメッセージが表示され回答が出来なく時間帯があるのだという。
SNSなどでは「アクセス制限で入力できなかった」「途中まで入力したのに回答できなかった」「そもそもログインができなかった」「芸能人をキャラクターに使うならその分、サーバーを増設してほしい」という声も投稿されている。
恐らく、多くの人が封書ではなくネットでの回答を選択するため、土日や夜の時間帯などではログインすら難しいのではないかと思われる。そのため、人によっては「封書での回答に切り替える」という選択をする利用者も少なくないという。
なお、アクセス過多によるログイン問題は、現在開催中の「EXPO 2025 大阪・関西万博」も抱えており、連日20万人を超える入場者がいることから、オフィシャルサイトのマイページへのログインに時間がかかる問題が続いているほか、10月1日より開始されているNHKの新サービス「NHK ONE」も同様の問題が発生している。
インターネットを使ったサービスにとって、アクセス数増加による障害は言わば付き物である。だが、こう連発されると物理サービスの価値が見直される日が来るかもしれない。