ジュニアヘビー級選手として活躍した青木選手は、自衛隊から2005年にプロレスリング・ノアに入団。2009年には新日本プロレスの『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』にノアを代表して参戦し、ベスト4に入る快挙を見せている。シリーズ中に三沢光晴さんが亡くなるという悲しみとも戦いながらの健闘劇だった。新日本は青木選手のファイトスタイルを気に入っており、ノアと交流している際には度々参戦していた。2010年には丸藤正道と組んでGHCジュニアヘビー級タッグ王座を獲得。2012年末に秋山準らとともにノアを退団。全日本に参戦し、その後入団している。今年5月20日に世界ジュニアヘビー級王座になったばかり。今月18日には東京・後楽園ホールで防衛戦も決まっていた。2日の神戸サンボーホール大会が最後の試合になってしまった。
ツイッターでは生前、青木選手と交流があった丸藤正道、杉浦貴、鈴木みのる、永田裕志、TAKAみちのく、高木三四郎、里村明衣子らが、突然の死にショックを隠せない追悼のコメントを発信している。41歳とまだ若く、ハードヒットにも参戦するなど、ユーティリティなプロレスラーとしてこれからさらなる活躍が期待されていただけに残念でならない。
合掌
文 / どら増田