昨季オフ、マリナーズを自由契約となった川崎は、3月にブルージェイズとマイナー契約を結んだ。開幕はマイナーで迎えたが、正遊撃手のホセ・レイエス内野手が左足首を負傷して、故障者リスト(DL)入りしたため、4月13日(日本時間14日)にメジャー昇格。
遊撃でのスタメン出場も多く、60試合に出場、151打数34安打17打点1本塁打7盗塁、打率.225の成績を残した。アベレージは低いものの、明るい性格で、ベンチの盛り上げ役だった川崎のチーム内での評価は、数字以上に高いものだった。
しかし、レイエスが復帰したため、川崎は25日(同26日)に傘下3Aバファローに降格した。ジョン・ギボンズ監督が「タフな決断だった。彼は数字だけで判断できないものを持っている」と話すほど、ムードメーカーとしての存在感は抜群だった。
失意の川崎だったが、何が幸いするか分からない。ブルージェイズでは、メルキー・カブレラ外野手が左ヒザを負傷し、故障者リスト入りするため、27日(同28日)に、川崎の再昇格が決まった。
ギボンズ監督は「相手投手との相性を見て、川崎と(エミリオ)ボニファシオを二塁で使っていく」と、その起用法を明言した。
川崎は28日(同19日)にチームに合流し、早速レッドソックス戦でベンチに入ったが、出番はなかった。
2日間で、天国→地獄→天国を経験した川崎だが、安閑とはしていられない事情もある。カブレラが故障者リスト入りしたのは15日間で、半月後には復帰する見込み。その際には、誰かが降格の憂き目に遭う。川崎はなんとか結果を出して、メジャーに踏みとどまりたいところだ。
(落合一郎)