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DeNA、2019年もドラフトはスゴかった! 期待に応えた上茶谷大河らの上位指名組

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上茶谷大河

 近年DeNAのドラフトは、NPB12球団の中でも屈指の成功を収めている。2014年の山崎康晃に始まり、2015年今永昇太、2016年濱口遥大、2017年東克樹とルーキーイヤーから4年連続で即戦力を取った。全員が新人王候補に挙がり、山崎と東は“一生に一度”のタイトルを手にしている。

 そして2019年もスカウトの千里眼に狂いはなく、投手では1位の上茶谷大河と3位大貫晋一が、野手では2位の伊藤裕季也の上位指名3名が一軍で活躍した。

 東洋大からドラフト1位で入団した上茶谷は、開幕ローテーションの座をつかむと1年間ローテーションをほぼ守り抜き、投球回数134は今永昇太に次いでチーム2位。7勝6敗、防御率3.96の成績を残した。序盤は好投しながらも勝ち星に恵まれなかったが、5月に初勝利をマークしてからはチーム新人記録の6連勝を記録。夏場に調子を崩す場面はあったが、即戦力の右のエースともいえる活躍で、立派にチームに貢献した。

 もう一人のピッチャーは、新日鐵鹿島から3位で入団した大貫。25歳のルーキーは、中継ぎタイプかと思いきや、オープン戦から先発でアピール。開幕ローテーションを奪取すると、2戦目の4月11日には早くも初勝利をマーク。登録と抹消を繰り返しながらも、ひょうひょうと投げ込み、シーズン2位を確定させるゲームで好投するなどチームに貢献。6勝5敗の成績でシーズンを終えた。また上茶谷と大貫でトータル13勝を挙げたことは球団史上初の快挙であった。

 野手では立正大から2位で入団した伊藤も一軍で輝いた。不動のサード・宮崎敏郎が骨折で戦線離脱した穴を埋めるべく、8月8日に一軍昇格を果たすと翌日にはいきなりプロ初安打を含む2本の2塁打、10日にはプロ初ホームランを記録するとその試合でもう1本放ってみせ、シンデレラボーイぶりを発揮。一度ファームに落とされはしたが、9月14日には再び一軍へ返り咲くとシーズン最後まで帯同した。打率.288、ホームラン4本、OPS.929の成績は、右の長距離砲として来季以降へ期待を抱かずにはいられない。

 ベイスターズ史上初の2位は、彼らルーキーの活躍なしには勝ち取れなかった。多くの先輩が当たった“2年目のジンクス”を乗り越え、来シーズンはさらなる成長でチームを高みに導く力となってくれると期待したい。

取材・文 ・ 写真/ 萩原孝弘

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