社会
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社会 2019年07月05日 06時00分
5歳の息子を撲殺した29歳父親、犯行動機は“チーズケーキ”? 「あまりにも幼稚」「死刑を」と怒りの声
父親にとって、父の日のプレゼントが格別なものであることは想像に難くない。海外には、父の日のケーキを食べた息子に激怒し、息子を殺害した父親がいる。 海外ニュースサイト『Fox6now』は6月26日、父の日のケーキを5歳の息子に食べられたことに腹をたてた父親が、息子に暴行を加えて死亡させたとして刑事告訴されたと報じた。 記事によると22日、米・ミルウォーキー州に住む5人の子供の父親である29歳のトラビス・スタックハウス容疑者は、午後の時間を子供たちや同居する交際相手と一緒に過ごしていたという。しばらく家の外で遊んだ後、トラビス容疑者が家の中に入ると、死亡した男児を含む3人の子供たちが、“父の日”を記念するチーズケーキを食べていたそうだ。これに激怒したトラビス容疑者は、男児の顔や腹部を殴ったという。深夜になって、男児の異変に気づいた交際相手が緊急通報。23日午前3時ごろ、駆けつけた警察によって男児の死亡が確認されたそうだ。この事件の捜査関係者によると、男児は唇を切り両目のあたりに打撲痕があり、胸骨を損傷していたという。 トラビス容疑者は当初、警察の事情聴取に対して、男児は階段から落ちたと虚偽の供述をしていたという。しかし、司法解剖の結果、男児の体の傷が、階段から落ちた時にできる傷ではないと判明し、再び事情聴取を受けることに。最終的に、自分のケーキを子供たちが食べてしまったことが我慢できず、男児に暴行を加えたことを認めたそうだ。別の子供たちも同様の証言をしているという。 このニュースが世界に広がると、「チーズケーキが原因で殺人なんてあり得ない」「亡くなった男児がかわいそうで言葉にならない」「動機があまりにも幼稚」「父親になるべきではなかった 」「この男に死刑を望む」「ケーキを一緒に食べた他の子は大丈夫だったのか心配だ」といった声が寄せられていた。 海外には他にも、特別なケーキを巡る殺人事件が起きている。 海外ニュースサイト『The Washington Post』は2015年7月、米・メリーランド州で当時9歳の男児が、当時26歳の母親と同居していた、当時30歳の交際相手から暴行を受け、5日後に病院で死亡したと報じた。 同記事によると、母親の交際相手の娘の2歳の誕生日を祝うために用意していたバースデーケーキを、男児が無断で食べたのが発端だという。それに気づいた母親の弟に両手を椅子に縛り付けられた男児は、母親の交際相手から暴行を受け、5日後に病院で死亡したそうだ。母親は暴行を加えていないが、黙認したとして、母親、交際相手、弟の3人全員が殺人や児童虐待の罪で逮捕、起訴されたという。 なお、事件の続報として、海外ニュースサイト『Abc7WJLA』が2017年4月に伝えたところによると、母親と母親の交際相手は、殺人罪でそれぞれ懲役25年と30年の刑が確定したそうだ。なお、弟の罪状についての続報はないようだ。 親が子に暴力を振るうことはどんな理由があろうと許されることではない。ましてや暴力によって命を奪うなどあってはならないことだ。今後、こういった児童虐待のニュースがなくなることを願ってやまない。記事内の引用についてProsecutors: Father fatally punched 5-year-old boy, upset that he ate his Father’s Day cakehttps://fox6now.com/2019/06/26/prosecutors-father-fatally-punched-5-year-old-boy-upset-that-he-ate-his-fathers-day-cake/Mother, uncle charged in death of boy beaten for eating birthday cake, police sayhttps://www.washingtonpost.com/local/crime/mother-uncle-charged-in-death-of-boy-beaten-for-eating-birthday-cake-police-say/2015/07/14/4048edb6-2a1c-11e5-a250-42bd812efc09_story.html?utm_term=.ee8dc5dd2264Md. mom gets 25 years in prison after 9-year-old son beat to death over missing cakeby ABC7/APSaturday, April 1st 2017https://wjla.com/news/local/md-mom-gets-25-years-in-prison-after-9-year-old-son-beat-to-death-over-missing-cake
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社会 2019年07月04日 22時30分
中国けん制に本気? 英・独が東南アジアに軍事進出を検討
再び王室旗「ユニオンジャック」が東南アジアにたなびくのか。英国がこの地域に海軍基地を設置する計画を進めている。候補は、英国がかつて植民地・保護領としていたシンガポールやブルネイだ。実現すれば、南シナ海の実効支配を進める中国に対抗する米国のアジア太平洋戦略(航行の自由作戦)を補完する前線基地となる。 「ブルネイもしくはシンガポールに英海軍が基地を置けば、南シナ海南方・西方が手薄な米海軍を効果的に補完するものとなるでしょう。英海軍は、昨年後半だけでも8月に強襲揚陸艦『アルビオン』が日本に親善訪問した後に南シナ海で“航行の自由作戦”を行った他、12月23日にはフリゲート艦『アーガイル』などが日本の本州南方の太平洋で初の日米英共同訓練を行うなど、アジア太平洋地域で積極的な活動を展開しています。また2万2000トンの『HMSアルビオン』(空母)を派遣し、西砂諸島を通過するという行動にも出ています」(軍事ジャーナリスト) 米軍に協力する立場での基地運営について米メディアは、「ワシントンに好意的に受け止められるのは間違いない」(CNN)、「アメリカは、イギリスの決定を喜ばなければならない」(ワシントン・エグザミナー)と評価している。フィリピンなど他の周辺諸国とともに南シナ海の領有権を主張する台湾も、「英国のアジア進出を歓迎している」(テレグラフ紙)と報じられている。 「英国のアジア海軍基地建設には、経済的なもくろみもあるでしょう。英国は、世界第6位の武器輸出国(13〜17年)ですが、近年はEU域外への輸出の割合が増えており、ブレグジット(EU離脱問題)後には、アジア市場を狙ってくるとみられています」(同・ジャーナリスト) 一方、独・メルケル政権が、南シナ海の“航行の自由作戦”に参加の姿勢に傾いたと米紙ポリティコが報じ、サウスチャイナモーニングポストも後追い記事を掲載した(6月12日付)。 「もしドイツが“航行の自由作戦”に参加すれば、従来の中国との親密な関係に亀裂が生じる危険があります。独国防省は南シナ海派遣報道を否定していますが、対ロシアで、米国のご機嫌をうかがっておかなければならず、現在のドイツ政治の脆弱さ、その迷走ぶりから今後多難でしょうね」(同) 英海軍の誇る戦艦『プリンス・オブ・ウェールズ』は、第2次世界大戦のマレー沖海戦で、日本海軍に撃沈された。また第1次世界大戦中には、ドイツ帝国の東アジアの拠点「青島」を日英連合軍が攻略している。両国にとってアジアは悪夢でしかないが…。
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社会 2019年07月04日 22時00分
小泉進次郎議員らが「落語議連」を旗揚げした狙いとは?
落語文化のさらなる発展に寄与しようと、与野党の超党派の国会議員による「落語を楽しみ、学ぶ国会議員の会」(落語議連)が昨年11月に設立され、去る6月14日には国会内で設立総会が開かれた。 「小泉進次郎衆議院議員ら自民党の有志で設立した『議連』が超党派に発展し、14日は自民、公明、立憲民主、国民民主、日本維新の会、共産党、社民党の他、無所属の議員も集まりました。会長には遠藤利明元五輪相が就任しており、この日のあいさつで、『オチは師匠たちに任せて、われわれは(選挙に)オチないようにしましょう』と笑わせていました」(政治記者) 昨年11月に落語好きの小泉議員の呼び掛けに応じたのは、遠藤議員の他、松本剛明、河村建夫、塩谷立、渡海紀三朗、林幹雄、馳浩、下村博文、松野博一、宮内秀樹の衆議院議員11名だった。 「このうち河村、塩谷、渡海、馳、下村、松野の各氏は、伝統芸能を管轄する文部科学相経験者で、会長の遠藤氏は文科副大臣を務めています。が、政界も超党派なら落語界も同様で、柳家さん喬(落語協会)、このたび、長い春に終止符を打った春風亭昇太(落語芸術協会)、立川談四楼(落語立川流)、三遊亭円楽(円楽一門会)、そして桂米團治(上方落語協会)の各師匠が勢ぞろいしたことです。5つの協会からそうそうたる顔ぶれが一同にそろうのは壮観そのものですよ。なお宮内秀樹議員は青山学院大落語研究会OBで、円楽師匠の後輩にあたるため、円楽師匠はわざと先輩風を吹かし、周囲を笑わせていました」(同・記者) 過去には落語家出身の政治家も出ており、故・立川談志師匠が1971年から1977年まで参議院議員を務めている。談志師匠の選挙応援に、当時、東京の落語界で「(若手)四天王」と称された談志、古今亭志ん朝、五代目三遊亭円楽、月の家円鏡(後の橘家圓蔵=4人とも故人)が応援に駆け付けたが、「円鏡師匠が『円鏡です。円鏡です』と名前の連呼ばかりするもんだから『円鏡』にかなりの票が入ったと談志師匠がこぼしていました(笑)」(シナリオライター) 師匠たちは個別政党に肩入れできないが、参院選では何らかの“ひねり”を入れたアクションを起こすかもしれない。
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社会 2019年07月04日 12時00分
“はい、終わり”堺市煽り運転殺人の控訴審、「殺意はない」被告の減刑主張に怒りの声殺到
昨年7月、大阪府堺市の路上でバイクに乗る大学生に追い抜かれことに腹を立て、猛スピードで煽ったうえ死なせたとして、殺人罪に問われている中村精寛被告に対する控訴審が大阪地裁で開かれ、弁護側は改めて「殺意」を否定し、減刑を主張した。 この事件では、中村被告の殺意が焦点となっている。中村被告のドライブレコーダーに被害者が追突され死亡した瞬間、「はい、終わり〜」という音声が入っており、これは殺意を表した言葉であると誰もが考えているが、当人はこれを「自分の人生が終わったということ」などと主張。これが伝えられると、「言い訳である」と怒りの声が殺到する。結局、一審の大阪地裁堺支部は、中村被告の殺意を認定し、懲役16年(求刑同18年)の判決。弁護側はこれを不服として、控訴していた。 3日の控訴審では、中村被告が「尊い命を奪ってしまい申し訳ない」と謝罪したものの、殺意についてはこれまで通り否定。一審の後に保険から約3000万円が遺族に支払われたことを理由に、減刑を求めた。 一方、遺族側からは被害者の母親が意見陳述。被告から謝罪がないことを明かし、「私たち家族の今も消えない怒り、深い悲しみに押しつぶされそうです」と心境を語り、「(息子の)未来を奪った罪をたった16年で償えるはずがありません」と、一審よりも重い判決を求めた。 中村被告は殺意を否定しているが、ドライブレコーダーには、被害者がバイクで追い抜いた瞬間から約1キロに渡り、クラクションを鳴らす、パッシングする、急接近するなどしており、明確な殺意を持っていたことは明らかと言われている。弁護側の主張は幼稚かつ短絡的と言わざるを得ず、弁護士にも批判の声が集まっている状況。また、中村被告は事故直前に飲酒していたこともわかっており、自動車の安全運転意識が著しく低く、今後また新たな被害者が出る可能性も指摘される。 未だに直接謝罪がなく、反省した様子も見られない中村被告。遺族の気持ちを考えれば、16年は重い罪とは言えないだろう。2審の判決は9月に言い渡される予定となっている。
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社会 2019年07月04日 08時00分
“SNS映え”を狙って悲惨な事故 かわいい動物との自撮りで死亡、飼育員も道連れに
SNSが人々の生活に浸透した近年、“インスタ映え”と称賛される写真を撮りたい人も多いだろう。海外には、興味を引く写真を撮るために、危険を冒して命を失ってしまった人たちがいる。 2019年1月、台湾に住む36歳の女性・ジジ・ウーさんが、登山中に足を滑らせ転落し、死亡した。ウーさんは山の頂上で撮ったビキニ姿のセルフィーを自身SNSに公開し話題になっていた人物。事故が起きた日も、山頂でビキニ姿で写真を撮る計画だったという。ウーさんは1人で台湾の玉山に登っていたが、途中で足を滑らせ渓谷に落下。足を負傷して身動きが取れなくなり、自分で警察に通報した。しかし雪のため救助が難航。救助隊がウーさんを発見したとき、すでにウーさんは凍死していたという。ウーさんがビキニ姿になるのは山頂だけで、登山時は山登り用の格好をしていたのだが、ウーさんが登ろうとした玉山は、アドバイザーなしで1人で登るには危険な山だったそうだ。ウーさんは事故前に「私は100以上の山でビキニ姿のセルフィーを撮る予定」と、地元テレビ局のインタビューに答えていた。 動物とのベストショットを撮ろうとしたが、動物の予想以上の力によって死亡した人もいる。 中国・山東(さんとう)省に住む男性が、セイウチとのツーショット写真を撮ろうとして溺死したと海外ニュースサイト『Deccan Chronicle』が報じた。2016年5月、男性は同省にある野生動物園に訪れ、飼育員の許可を取り、セイウチに接近してカメラのシャッターを切ろうとしたという。しかし男性がカメラを構えると、セイウチは男性の背中に思いきり噛み付き、セイウチが普段生活をしているプールに引きずり込んだ。飼育員が棒でセイウチをたたき、男性を助けようとしたが、セイウチは噛み付いたまま男性から離れなかった。飼育員はプールに飛び込み男性を助けようとしたが、セイウチから男性を引き離すことができず、男性は溺死。飼育員も帰らぬ人となった。セイウチの体重は1.3トンほどあり、飼育員の上に覆いかぶさり数分間、身動きが取れない状態になり溺死した。男性は動物とのツーショット写真を友人らに見せることを日頃から楽しんでいたという。 危険なのは動物だけではなく、乗り物も同じだ。 2014年3月には、スペイン・アンダルシア州に住む当時21歳の男性が電車の屋根で写真を撮ろうとして死亡したと海外ニュースサイト『The Local Spain』が報じた。男性は「意外な場所で自撮りをしたい」という思いから、停車中の電車の屋根で自撮りをしようと思いついたという。男性は電車の屋根の上でスマートフォンを構えたが、スマートフォンが高圧送電線に触れて感電。男性は感電のショックで地面に叩きつけられ即死した。死因は感電死だった。同記事によると、スペインでは停車中の電車でも電線に高圧の電流が流れている場合があるという。 危険な写真は注目を集めやすい。しかしいい写真が撮れそうだからといって、自然や動物を甘く見てはならないだろう。
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社会 2019年07月04日 07時00分
『G20大阪サミット』で米中ロ韓の首脳たちに割り当てられた“宿泊ホテル”それぞれ
あるホテル運営会社の幹部は「貴重な機会で、大阪のホテルを世界にPRするきっかけになった」と安堵の表情を浮かべた。大阪市で開催された『G20大阪サミット』は6月29日に閉幕したが、各国首脳の宿泊したホテルに注目が集まった。 「G20は政府が中心となって早くから準備を進めてきました。大阪市内の各高級ホテルをどの国に割り当てるかですが、その際、警備のしやすさが重視されたのが米国、中国、ロシア、韓国の4カ国です。この4カ国については、警備上の問題から最上のおもてなしをしようと意気込むホテル側に対し、政府筋からサービスは最小限にとどめるよう求めたとされます」(全国紙記者) トランプ米大統領は『帝国ホテル大阪』に宿泊した。同ホテルは「北新地」や「ミナミ」といった繁華街からもやや外れている上、最寄り駅との直結通路がないため警備しやすく、ブランド力も高い。 中国の習近平国家主席は、英紙タイムズに「世界を代表するトップ20建築物」に取り上げられたことのある『梅田スカイビル』に隣接する『ウェスティンホテル大阪』に宿泊した。同ホテル内には中華レストランの名店『故宮』がある。この2つのホテルは、車で10分ほどの距離にある。両国高官が“バイ会談”できる距離であり、この近さは、官邸の配慮によるものだったのかもしれない。 ロシアのプーチン大統領は、6月にメインロビーの大じゅうたんを張り替えた『リーガロイヤルホテル大阪』に宿泊したようだ。 韓国の文在寅大統領は『シェラトン都ホテル大阪』に宿泊した。歴史と文化の発祥の地である大阪の高台・上町台地にそびえるホテルだ。 「各国首脳を迎えるホテル側には、外務省からサミット開催日の3、4カ月ほど前に、どの国の首脳が宿泊するかの正式な連絡があったようです」(同・記者) G20で日本のみならず、米中露の首脳からも疎んじられた文大統領は、ホテルでどう孤独と向き合ったのだろうか。
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社会 2019年07月04日 06時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★政府がひた隠す不都合な真実
2004年の年金制度改革で、政府は5年に一度、公的年金の将来見通しを明らかにする財政検証を行うことになった。今年がそのタイミングにあたり、本来であれば6月にも発表される予定だった。ところが、根本厚生労働大臣は、「作業が完了次第発表する」と答弁するのみで、いまだに公表予定さえ明らかにされていない。おそらく、参議院選挙後まで、発表を引き延ばす戦略なのだろう。 一部の報道では、検証作業自体はすでに完了しているというのに、一体、何を隠そうとしているのか。 ヒントは、5年前の財政検証にある。同検証は、年金の将来見通しをケースAからケースHまで、8パターンに分けて推計する。ケース分けは、年平均の賃金上昇率が高い順に並べられ、最も高いケースAが4.3%で、順に低くなり、最も低いケースHが1.3%だった。 推計結果のうちケースA〜Eという5つのケースは、所得代替率が今後も50%を維持できる結果となっていたが、ケースF〜Hは、50%を大きく割り込む推計だった。 所得代替率とは、現役世代の手取り収入の何パーセントを年金で得られるのかという数字で、厚生労働省はこれまで一貫して厚生年金をフルに払い続ければ、現役世代の手取りの半分以上の年金を支払いますと約束してきた。その約束を守れるのは、賃金上昇率の高い5つのケースしかない。当時、メディアは「年金制度を守るためには経済成長が不可欠」と一斉に報じた。 しかし、それは誤報だ。賃金上昇は、年金制度にほとんど影響を与えない。確かに賃金が上昇すれば、比例して年金保険料収入は増えるが、同時に年金給付も増やさないと、所得代替率が維持できないからだ。 なぜ5年前の財政検証でケースA〜Eの5つが、所得代替率50%を確保したのか。それは、60代後半を働かせるようにしたからだ。ケースA〜Eは、60代後半の労働力率が67%に上昇すると見込んだのだ。 65歳の年金支給開始とともに引退して、年金生活に入られたら、年金制度は維持できない。だから、3分の2の男性が70歳まで働き続けてくれれば、年金給付はなんとか維持できますよというのが、5年前の財政検証の答えだったのだ。 それでは、今回の財政検証では、どうなったのか。実は、将来労働力の推計は、財政検証が行われるのに先立って、厚生労働省に設置された雇用政策研究会が行うことになっている。雇用政策研究会は、すでに今年の1月に報告書をまとめている。この報告書で、「経済成長と労働参加が進むケース」に示された男性60代後半の2040年の労働力率は70・1%だ。7割の男性に70歳まで働けと言っているのだ。女性も53・7%と過半数が働く想定だ。 この数字が今回の財政検証に使われているのは、確実である。つまり、「男も女も、70歳まで働き続けろ。そうしないと年金制度が破綻してしまうぞ」というのが、今回の財政検証の核心であり、政府が隠したい不都合な真実なのだ。 すでに政府は70歳までの就業機会の確保という美名の下で、就労促進を図っている。それに乗った国民はどうなるのか。いま、男性の健康寿命は72歳。ようやく年金がもらえるようになったら、たった2年で介護施設行きになるのだ。
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社会 2019年07月04日 06時00分
元恋人殺害の約束が実行されず…警察に通報した56歳母と20歳の娘を逮捕 犯行動機に「ばかげている」とネットも呆れ
付き合う男性はなぜかダメ男ばかり…。世界には元恋人にだまされて金銭を奪われたあげく、逮捕までされてしまった女性がいる。 海外のニュースサイト『The Telegraph』と『EL PAIS』は6月27日、殺し屋を雇ったが実行されず、金銭だけをだまし取られた母親と娘が警察に通報し、2人が逮捕されたと報じた。 記事によると事の発端は、スペイン・マドリードに住む52歳の母親と20歳の娘が、母親の元恋人から6万ユーロ(約740万円)をだまし取られたところから始まったという。娘がこの話を29歳の恋人に相談したところ、突如、娘の恋人は自分がスペインの諜報機関である国家情報センターの諜報員だと告白。母親の元恋人を殺害して、だまし取られた金銭を取り戻す計画を娘に提案したという。 娘の恋人は、母親と娘に「前金」として7千ユーロ(約86万円)を要求。前金が必要な理由について、母親の元恋人を殺害するために手配をし、殺害後にその臓器を取り出して売却し、だまし取られた金銭を捻出するために必要な金額だと説明。母親と娘はこの話を信じ込み、前金として約86万円を支払ったそうだ。 その後、数カ月待っても、母親の元恋人の殺害は実行されず、母親と娘はだまされたことに気付いて警察に通報し、被害届を提出したという。マドリード警察は、母親と娘を殺人教唆の容疑で逮捕したと発表。娘の恋人も同じく殺人教唆の容疑で逮捕された。この男には余罪があるとみて、捜査を続けているとのことだ。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「警察に行く前に、逮捕されるとは思わなかったのか。自分が犯罪に手を染めたら泣き寝入りするしかない」「こんな馬鹿げた事件を捜査しなければいけない警察がかわいそう」「だまされる方にも責任はある。諜報員と言われてもそう簡単に信じないよ」「自分の恋人の母親が金をだまし取られたのに、そのうえで恋人と母親をさらにだます娘の恋人も最低だ」などの声が挙がっていた。 マドリードは、スペイン国内ではバルセロナと並び、殺人発生率が高い都市として知られている。マドリードでは毎年約60件から80件の殺人事件が発生しており、そのうち5〜10%が殺し屋に依頼した嘱託殺人であるという。殺し屋の大半が、南アメリカ出身の外国人であるようだ。殺人を実行した後は国外に逃亡してしまうため、実態の解明は難しい状況という。麻薬絡みの紛争で雇われるケースがほとんどであり、そう簡単には、一般人は殺し屋とは接触できないようである。 母親は、元恋人に裏切られて、冷静な判断ができなかったのかもしれない。しかし、娘とともに殺し屋ではない詐欺師だった娘の恋人の口車に乗せられて、殺害を計画するとは、あまりにも浅はかだ。記事の引用についてSpanish women arrested after reporting breach of murder and organ-sale contract(The Telegraphより)https://www.telegraph.co.uk/news/2019/06/27/spanish-women-arrested-reporting-breach-murder-organ-sale-contract/Spanish women arrested after reporting to police that their hitman had ripped them off(EL PAISより)https://elpais.com/elpais/2019/06/26/inenglish/1561561148_759643.htmlMadrid is capital of hitman murders in Spain(EXPATICAより)https://www.expatica.com/es/madrid-is-capital-of-hitman-murders-in-spain/
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社会 2019年07月04日 06時00分
女子高生に性交渉を要求、有罪となった21歳男が自殺 その理由に「気の毒だ」と同情の声も
悪いことをすれば、いつかは必ず自分に返ってくる。性犯罪については特に厳しい目が向けられる。過去に自らが犯した罪により、悲劇的な結果を招いてしまった男性がいる。 海外ニュースサイト『The Sun』は6月30日、イギリスのウェスト・サセックス州に住む21歳の男が、生後3カ月の息子との面会を禁止されたことを苦にして昨年11月、保護観察所の敷地内で首を吊って自殺したことを明らかにした。 同記事によると、ハリー・スラフター氏は、女子高生に性交渉を持ちかけるメールを送信したことで罪に問われ、保護観察付きの有罪判決を受けていた。そして保護観察期間中、生まれたばかりの息子との面会を禁止された。 スラフター氏は、息子との面会禁止決定後、精神的に不安定となり、入水自殺を図ったという。警察によって救出されたが、精神保護法に従って、一時的に保護。3人の専門家による診断を受けた結果、入院するほどの状態ではないとの判断が下された。 スラフター氏の母親によると、スラフター氏は16歳のときに両親の関係が破綻したのをきっかけに、自殺未遂を5度繰り返すなど、もともと精神的な問題を抱えていたという。 母親とは、自殺する数カ月前からは毎日のように話をしていたそうだ。彼は、「過去の罪で処分を受けていることを理由に生まれたばかりの息子に会わせないのはおかしい」などと、泣きながら母親に訴えていたという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「未成年に対するわいせつ罪だし、精神を病んでいたら子供と面会禁止になるのは当然」「自殺することが罪を償うことではない。子供がかわいそう」「保護観察処分中でも、自分の子供に会う権利がないのはおかしい。男性が気の毒」などさまざまな声が寄せられた。 日本でも父親が性犯罪をしたことが発端となり、家庭が崩壊し、あげくの果てに自殺者まで出た事件がネットで告発されている。 ある父親が、通勤途中に痴漢の容疑で逮捕された。被害者は、加害者の娘と同い年の15歳の少女であったという。警察の説得もあり、被害届は出されなかったようだ。その日の夜、加害者の父親と母親で、被害者の自宅まで謝罪に向かったが門前払いだったそうだ。事態が急変したきっかけは被害者の少女が、学校で飛び降り自殺を図ったことだった。被害者の少女は、普段から学校でいじめられており、痴漢被害に遭ったことを知られてしまい、痴漢に遭う容姿ではないとさらにいじめが加速。傷ついた被害者の少女は、発作的に教室から飛び降りたという。 被害者の少女が自殺を図ったことで、加害者の父親が痴漢をしたことが近所や職場に知られ、職場からは解雇された。加害者の娘は「痴漢の娘」と周囲から見られることに耐えかね、精神を病んでしまったという。その後、加害者夫婦は喧嘩が絶えなくなり、最終的には離婚することに。被害者の少女は自殺未遂を繰り返した後に亡くなったという。 罪を犯せば、傷つくのは被害者だけではない。加害者家族も同様である。一度の過ちによって、関わった周囲の人間に与える負の影響は、計り知れないほど大きい。記事内の引用についてTRAGIC YOUNG FATHER Dad, 21, hanged himself outside probation office when they banned him from seeing his baby son(The Sun)よりhttps://www.thesun.co.uk/news/6639376/harry-slaughter-hanged-himself-probation-office-banned-seeing-baby-son/
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社会 2019年07月03日 22時00分
創価学会「常勝関西の落日」(前編)
創価学会には「常勝関西」の言葉がある。それが都市伝説なのか否か、鼎(かなえ)の軽重が問われる参院選が迫ってきた。 東京・新宿区信濃町――慶應大学付属病院などに用事のある人々を除けば、圧倒的多数の乗降客は「創価学会施設」に詣でる(?)会員たちである。平成になってから建設にドライブがかかり、宗教建造物とはとても感じられない学会高層ビル群が街を制圧しているかのようだ。 池田大作名誉会長の私邸をはじめ、信濃町駅南側の公明党本部までの広大な学会エリア(村)は「信濃町」とよばれるが、実は日本にもう一つ、同様の場所がある。関西で「リトル信濃町」と呼ばれているその場所は、大阪市・近鉄上本町駅周辺を指す。このエリアの主要学会関連建物を列挙すると、●創価学会関西池田記念館●聖教新聞社関西支社●創価学会関西文化会館及び別館●創価学会関西白百合文化会館(婦人部の拠点) 等々だ。密集度は信濃町ほどではないが、ここには同様に「職員専用住宅」(ビル)もある。 1995年〜1996年にかけて、このエリア近在の創価学会脱会者を取材した時、「入ってくるとき、誰かに見られませんでしたか?」「大きな声を出さないで下さい。聞かれるとまずいんです」 と言われたこともある。創価学会の言う「常勝関西」のお膝元では、そんな緊迫感があった。 2015年3月15日、創価学会関西のドン、西口良三氏が亡くなる。西口氏は当時、先の「リトル信濃町」と府下2カ所に住まいがあって、直撃取材にも腰を低くして対応してくれた記憶がある。 1998年から1909年まで総関西長を務めたが、彼がその職を退いたのは民主党政権の誕生時である。2009年8月の衆院選で、公明党は兵庫と大阪の6選挙区で全員敗北。その責任をとる形で退任したのだが、逝去の折りの肩書は『創価学会副理事長 関西総主事』であった。「この肩書が完全引退でなかったことを示しています。創価学会にはもう1人、東京に藤井富雄氏というドンがいる。この人の肩書は『公明党東京都本部顧問、公明文化協会理事』です。藤井さんの方が先輩だが、格は西口さんが上ですよ」(創価学会関西の古参幹部) 西口氏はどのような人脈を持っていたのか。たとえば、2015年3月18日の通夜・葬儀弔問客の中には、以下のような人々がいた。●二階俊博自民党総務会長●古賀誠元自民党幹事長●樽床伸二元総務相 そして、前原誠司元外務相といった面々だ。「一番大きなパイプがあったのは、小沢一郎さんです。たとえば、’97年末に新進党が解党、旧公明党関係者が独自の政党を結成していきましたが、8人の旧公明党議員は出身母体に戻らず、小沢氏の結成した自由党入りした。うち5人が関西の議員で、これは西口氏から小沢氏への“プレゼント”とも言われている。その前段もある。小選挙区制が導入された’96年の衆院選で、大阪の選挙区には新進党は旧公明党出自の候補を立て、当選を果たした。これも、小沢さんとの関係から。常勝関西のシンボルは、選挙区で当選する公明党候補の存在にあります。その母体を作ったのが西口氏でした」(大阪の公明党関係者) 当の西口氏を失って4年、公明党は関西で「大きな政治を仕掛けられない」状況に陥っている。言い方を換えれば、西口氏が築いた「常勝関西の凋落」が始まったのだ。 その現実を選挙結果から見る前に、西口氏の“選挙上手”がいかなるものだったかを検証してみよう。★関西のドン亡き後ブレまくり まず、東京都と大阪府の選挙データに触れる。2007年から2016年までの間、大阪府の有権者数は700万人台で微増している。他方、東京都は約1000万人。こちらの増え方の方が大きく、昨年で1100万人の大台に乗った。では、最も組織力・集票力が表れる参議院議員選挙での「政党名得票」はどうか。 大阪の公明党票は10年間で、70万票台から60万票台に減らしている。一方の東京は、70万と60万の間を行ったり来たりの状況である。つまり大阪は、有権者数の約1割が公明党票であり、6%や7%であるのが東京といえる。この点だけを比較すれば、確かに大阪の学会員は人口比で東京より多数派と想定しうる。 しかし、これを全国規模で均してみると、大阪府より多くの得票率がある県は福岡をはじめ複数存在する。突出して大阪の創価学会が“強い”“多数派”とは言えないのである。 最も大きな誤解は、大阪や兵庫の衆院小選挙区で「公明党が勝っている」というものだ。「ここがキモです。それらの選挙区に自民党は公明党に遠慮して候補者を立てず、側面から応援する。ために野党が議席を取れない。自民党からすれば、連立バーターでの“議席贈与”みたいなものです」 と語る関西在住の政治部記者の分析にはうなずける。 このバーターシステムを構築した功労者こそ、先の西口氏その人だったのだ。ところが、逝去後に「西口政治」、つまり常勝関西の布陣がガタガタになってしまった。しかも、「これが、西口さんの退いた時のような野党への風が吹きまくっている時なら仕方ない。しかし、身近な『大阪都構想』での躓きというのが痛い。大阪の公明党が右顧左眄し、ブレまくっているのを有権者ははっきり分かってしまった」(前出・古参幹部) 維新に対する公明党候補の敗北を拾ってみよう。大阪市議選では、東成区で4票差の現職候補落選にはじまり、大阪府知事選、市長選では自民党候補を応援して惨敗。そして極めつけは、4月21日開票の衆院大阪12区補欠選挙である。 ここで公明党は自民党新人を推薦したが、維新候補者に約1万3000票差をつけられて落選。一方、無所属で立った樽床伸二氏は、先に述べたように西口氏の葬儀にも顔を出した“親学会候補”。自民新人と樽床氏に創価学会票が割れてしまったための敗北という総括は簡単だ。「まさに西口さんが存命だったら、こんな敗北はしなかった。橋下徹氏に“恫喝”されることもあり得ない」 と言う大阪の公明党関係者の声は切実だ。橋下氏は、ネットテレビでこう述べている。〈今、維新は大阪都構想をやろうとしても大阪市議会で2議席が足りてない。そこで“政治のプロ”松井一郎(大阪市長)が対立してきた公明党以外のところから2人引き抜こうと、凄まじい政治をやっている。これが実現すれば公明党に義理立てする必要もなくなり、“常勝関西”と言われる公明党の6選挙区にぶつかっていくことになる。すでに“吉村(大阪府知事)チーム”と言って、実力もあって、むちゃくちゃ男前な“エース級メンバー”たちが控えている〉 果たして、橋下氏は「言うだけ番長」なのか。都構想で公明党と合意した維新の「本気度」は、衆参同日選挙になってみないと分からない。ただし、参院選だけでも公明党は対維新で厳しい立場に立たされている。 それが兵庫選挙区だ。維新、自民、立憲民主で定数3が埋まる現状に、公明党が食い込めるのか。「ここで兵庫の学会票の素の数字が出る」(前出・政治部記者) 常勝関西の落日、といえそうな話である。大阪がそうなら、その影響は全国レベルにどう響くのか。次回、詳述する。***************************************山田直樹…「週刊文春」専属記者を経てフリージャーナリスト。週刊新潮で2003年に連載した『新「創価学会」を斬る』で第10回雑誌ジャーナリズム賞大賞を受賞。著書多数。
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