社会
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社会 2019年05月09日 22時00分
坂本春野〜高知連続保険金殺人事件
1987年1月18日の朝、高知県の病院に、スナック経営、坂本春野(当時60歳)から「夫が転倒して頭を打った」との通報があった。夫(54歳)は搬送先の病院で死亡。後日、保険金5000万円が春野に支払われた。 その5年後の92年には、春野のスナックに住み込みで働いていた女性(60歳)が近くの路上で遺体で発見され、交通事故死かと思われた。この時、女性にかけられていた生命保険金の受取人は春野だったが、状況に不審な点が多く保険金は支払われなかった。 その翌年、今度は春野とその妹夫婦が架空の事故を装って保険金をだまし取ったとして警察に逮捕され、これをきっかけに、春野や妹夫婦がこれまで何度も保険金詐欺を繰り返していたことが判明。そして、87年の夫の事故や92年の従業員女性の件も、保険金目当てに春野が妹夫婦や知人男性に手伝わせての犯行とわかった。夫は酒を飲ませて泥酔させてから頭部を石で殴打した後、口と鼻をふさいで窒息死させ、従業員女性は寝ているところを同様に石で殴打してから、窒息させて殺害し、路上に引きずり出して交通事故に見せかけていた。 1998年7月、高知地裁で求刑通り死刑判決。70歳以上では初の死刑判決だった。だが、2011年1月28日、春野は大阪医療刑務所で肝臓ガンのため死亡した。83歳だった。
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社会 2019年05月09日 12時20分
58歳女、京都タワーに“爆破予告”で逮捕 その呆れた動機に怒りの声が殺到
8日、京都市内に存在する複数の施設に対し爆破予告をしたとして大阪府に住む無職の女(58)が逮捕された。 女は8日午後5時過ぎ 、京都府下京区の京都タワーに「展望台に爆弾を仕掛けた。午後6時に爆破する」と電話。これを受けた京都府警は、施設から来場者を避難させ、爆発物の捜査にあたった。 それとほぼ同時刻に、京都水族館と商業施設・京都アバンティにも同様の爆破予告が入る。こちらについても来場者を避難させる事態に発展した。当初から愉快犯であることは指摘されていたものの、万が一爆発物が仕掛けられていれば、多くの命を危険に晒すことになる。警察の措置は、当然のことだろう。なお、すべての施設で爆発物を調べたが、見つかることはなかった。 付近住民や関係者の不安が広がる中、夜になり捜査線上に大阪府東大阪市に住む58歳女性の関与が浮上。間もなく威力業務妨害罪の疑いで逮捕された。調べに対し、女は「気分が落ち込んでいてどこかに爆破予告をしてやろうと思った」などと話しているという。 それにしても迷惑なこの事件。しかも逮捕されたのは昨今凶悪かつ自分勝手な事件を起こすことが多い50代だったことに、ネットユーザーは「到底許される行為ではない」「こういう犯罪はもっと重い罪にしたほうがいいのではないか」と憤る声を上げた。 このような爆破予告はこれまでにも複数回発生している。そのケースは様々で、公共施設、商業施設に加え、学校や公共交通機関にも爆破予告が出されたことがある。そのいずれもが、実際に爆破物が仕掛けられていないケースとなっているが、万が一仕掛けられ、予告通り仕掛けられていた場合大惨事に至ってしまうことから、施設から人を退避させ、捜索を行っているのが現状だ。 相次いで発生しているにもかかわらず、絶えることがない爆破予告。逮捕された女のように、「気分が落ち込んでいた」などという理由で簡単に行えてしまうことは、大問題である。 今後、爆破予告の抑止力となるような「法の裁き」を考えるべきかもしれない。
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社会 2019年05月09日 11時50分
大津事故・保育園園長の会見、新聞記者の質問が大炎上 「泣き崩れているのに園長ばかり」批判殺到
8日、大津市で軽乗用車が保育園児の列に突っ込み2人の園児が亡くなる事件が発生。それを受けた保育園の記者会見で、泣き崩れる園長に対する記者の態度に批判が集まっている。 事故は滋賀県の大津市の県道交差点で発生。乗用車と軽乗用車が衝突し、そのはずみとなった軽自動車が歩道で信号待ちをしていた保育園児に突っ込み、園児13人と保育士3人が重軽傷を負い、うち2人が死亡する痛ましい事故が発生したのだ。 この事態を受け、同日夕方に被害を受けた「レイモンド淡海保育園」の女性園長が記者会見を開く。被害を受けた保育士と園児は歩道で信号待ちをしていただけであり、被害者側に非はないが、園児を死なせてしまった責任からか、園長は冒頭から涙を浮かべていた。 そんな園長に心ない質問を浴びせたのが、会見に参加した新聞記者たち。目をタオルで覆う園長に対し、わざわざ「園長先生にお聞きしたい」と指名し、「亡くなった園児はどんな子供だったのか」「園児たちの散歩ルートはどうなっていたのか」などと質問をぶつける。堪らず園長が泣き崩れると、「ここぞ」とばかりにカメラマンがフラッシュを焚き、その様子を撮影する。 さらに、「保育士の配置はどうだったのか」や「隊列」をしつこく記者が質問。園長が泣き崩れているため、同席した男性が詳細を説明する一幕も。しかし、記者はここでも「園長先生に聞きたい」とし、「被害を受けた園児にどう声をかけたいか」などと質問。園長は「痛い思いをさせてごめんなさい」とまたも泣き崩れた。 この後も記者たちは園長に対し、心境を訊ねるような質問や、「いつもと変わらなかったのか」などと、あたかも保育園側に非があるかのような質問を浴びせ、園長はさらに泣き崩れてしまった。保育園側が園長のただならぬ悲しみを見て質問を打ち切ろうとするも、しつこく食い下がる記者も登場し、最終的に園長は嗚咽を漏らし泣き続けた。 会見を見たネットユーザーからは、被害者であるはずの保育園側が記者会見を開き、責任を追及するかのような質問を浴びせた記者に批判が集中。「泣き崩れているのに園長ばかりに質問するのはおかしい」「保育園側は被害者なのに犯罪者のように扱っている」「『園児が死んでどんな気持ち?』と質問する記者は鬼畜としか思えない」と炎上している。その勢いは凄まじく、「園長先生」や「マスゴミ」というワードがTwitterのトレンドで上位に入るほどだった。 さらに、有名人も記者の態度に異議を唱えており、タレントのつるの剛士は「悲しみの真っ只中の記者からの質問攻め、見てられない」と記者を猛然と批判。それに対し、「本当にそう思う」「まるで保育園に問題があると言いたいかのような質問」と賛同者が相次ぐことになった。 「保育園側は被害者ですが、記者会見を開かざるを得なかったのは、今後マスコミが園児に『どんな気持ち?』とインタビューすることや、有りもしない噂を書き立てられないためではないかと思います。ある意味苦渋の決断だったのではないかと。 記者たちは保育園側の責任を明確にするというような使命感を持っていたのかもしれませんが、事故の状況を考えれば保育園側は被害者であり、責められる立場ではありません。記者もそんな保育園側の心情を汲み取ってあげるべきでしょう。池袋の事件との報道され方のギャップに違和感を覚える人も多いですね。」(社会派ジャーナリスト) オールドメディアの記者たちは、またも国民の信頼を失ってしまったようだ。記事内の引用についてつるの剛士公式ツイッターより https://twitter.com/takeshi_tsuruno
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社会 2019年05月09日 06時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜"物語」 ★WTO日本敗訴の意味
韓国政府が福島原発周辺の水産物を輸入禁止にしていることに関して、日本政府がWTO(世界貿易機関)に是正を求めていた紛争処理で、WTOの上級委員会は一審の判断を覆し、日本に逆転敗訴を言い渡した。これで、韓国の日本産水産物の輸入禁止は継続されることになる。 日本政府が一貫して主張してきたのは、「日本の水産物は安全であり、韓国の安全基準も十分にクリアしている」ということだ。安全な水産物を輸入禁止にするのは、WTOが禁じている不当な差別に該当するというのが提訴の理由だ。 一審では、日本の主張が完全に認められた。そのため、多くの関係者が上級審でも日本の勝訴を疑わなかった。ところが上級審は、日本の水産物が安全であるという科学的判断は維持したまま、「魚類が生息する水域の環境を考慮する」という韓国の考え方を事実上認めることになったのだ。 つまり、原発事故を起こした地域周辺の魚は、科学的にどんなに安全でも、輸入禁止にすることをWTOが認めたのだ。 日本政府は、遺憾の意を表明するとともに、韓国政府と引き続き輸入規制撤廃に向けた交渉を続ける意向を示した。だが、解決のめどは立っていない。それどころか、まだ23カ国も残っている被災地産品の輸入規制国との交渉も深刻さを増すだろう。差別を続けることにWTOがお墨付きを与えてしまったからだ。 こうした構造は、日本の喫煙規制と同じだ。健康増進法の改正で、来年4月以降は、中小企業の店舗を例外として、飲食店は全面禁煙となる。受動喫煙を防止するためではない。もし受動喫煙を防止するためだったら、店を2つに分割したり、フロアを分けることで、完全に防げる。受動喫煙の被害がないことは、煙の粒子量を計測すれば、科学的に証明できる。しかし、そうした完全な受動喫煙対策をしたとしても、喫煙席を設けることは許されない。なぜ許されないかというと、たばこを吸いながら食事をする人が存在すること自体を、政府は望ましくないと考えているからだ。喫煙者排除の論理だ。 この論理が、今回のWTOの審判にも貫徹している。いくら科学的に被災地の水産物が安全だということを証明しても、それは輸入禁止を解除する理由にはならない。どんなに安全でも、「原発事故に直面した地域の魚を輸入することが嫌だ」という権利を、WTOは認めてしまったのだ。 私自身は、たばこを吸うし、禁煙する気もまったくない。しかし、若い人たちには、たばこを吸うことを勧めていない。理由は、喫煙者は社会からとてつもない差別を受け続け、これからその差別がどんどん拡大していくことが、目に見えているからだ。 それと同じことが原発にもいえる。ひとたび原発事故を起こしてしまうと、その後、科学的に安全性が証明されても、言われなき差別を受け続けなければならない。それを回避する方法は、たった1つしかない。原発自体をなくすことだ。 政府は、農林水産物の輸出拡大を成長戦略の1つとして掲げている。だからまず農林水産省が、今回のWTO審判をきっかけに、反原発ののろしを上げるべきではないだろうか。再度、原発事故を起こせば、農産物輸出は壊滅するからだ。
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社会 2019年05月09日 06時00分
「まだ使える!」Appleのイヤホンを誤飲した男性、とんでもない方法で身体から取り出す
スイカの種や貝から出る砂利など、うっかり何かを飲み込んだかもと感じたことがある人は多いだろう。海外には、思わぬものを飲み込んでしまった人がいる。 海外ニュースサイト『9to5Mac』、『Daily Mail』は2019年5月3日、台湾に住む男性が、誤ってAppleが発売するワイヤレスイヤホン「AirPods」を飲み込んでしまったと報じた。 記事によると、男性はAirPodsをしたまま眠ってしまい、目覚めた時、片耳のAirPodsがないことに気付いたという。男性がiPhoneの追跡機能を使ってなくしたAirPodsを探したところ、自分の近くにあることが判明。男性は毛布の下など周囲をくまなくチェックしたが、AirPodsは発見できなかった。しかしAirPodsから漏れる音が自身の胃の付近から聞こえていることに気付いたそうだ。 男性はすぐに病院に行き、レントゲン検査を受けた。胃の中に縦4センチ、横1.8センチほどのAirPodsが確認できたそうだ。医師は手術で摘出することを勧めたが、男性は排便してAirPodsを体外に出すことを選択。下剤を処方してもらった翌日、駅で用を足した際、素手で便をかき分けたところ、白いデバイスが見つかったという。 記事では「出てきたAirPodsを見たら、バッテリーがまだ41%も残っていたんだよ。しかも洗浄して乾燥したらまだ使えたんだ。Apple製品は素晴らしい」という男性のコメントも紹介している。『Daily Mail』の取材を受けた医師は、普通のリチウムイオン電池を丸のみするのと違い、AirPodsはプラスチックで覆われているため危険が少ないと解説している。男性は、摘出されたAirPodsを引き続き使うようだ。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「一体どんなふうに飲み込んだんだ」「アップル製品、さすが」「彼が飲み込んだAirPodsは博物館に飾られるべき」「バッテリーが液漏れしたりせずに本当に良かった」といった声が挙がっていた。 世界には他にも普通では考えられないものを誤飲してしまった人たちがいる。 2011年8月には、台湾・高雄市に住む当時80歳の女性が、食べ物と間違えて裁縫針を誤飲した。女性は数日間、腹部に違和感を覚え続け、家族と一緒に病院へ。レントゲン検査の結果、胃から腸にかけて16本もの裁縫針が発見されたという。すぐに手術を受け、針は全て摘出され、命に別状はなかった。女性は裁縫針を誤飲してしまった理由について「パンと一緒に裁縫針の袋が置いてあって、食べ物と間違えて食べてしまった」と話していたそうだ。 2018年8月には、中国・山東(さんとん)省に住む49歳の女性の胃から、40年前に誤飲したペンのキャップが見つかった。腹部の痛みで病院を訪れた女性が、レントゲン検査をした結果、胃の中にペンのキャップがあることが分かったそうだ。女性によるとキャップは女性が9歳の時に誤って飲み込んでしまったもので、9歳当時、病院に行ったが、医師はキャップが排泄物と一緒に体外から出たと診断したという。手術によって40年間、女性の体の中にあったキャップは無事摘出された。その後、女性が長年悩まされていた咳も止まったそうだ。 本人が異物を飲み込んだと気づいていなかったり、笑った拍子など何気ないタイミングで、異物をうっかり誤飲してしまうケースもあるかもしれない。他人事だと思わずに注意するに越したことはないだろう。
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社会 2019年05月08日 23時00分
お尻が大好きすぎる「特殊性癖」男の末路…〜大阪
大阪市大正区の51歳の男・Fは17年前、12人の女性宅に侵入、レイプや窃盗を繰り返したとして、強姦致傷罪などに問われ、懲役16年の実刑判決を受けた。 刑務所では模範囚として過ごし、満期の1年前に仮釈放されたが、この男の性癖は全く改善されていなかった。それは極端な尻フェチで、「女性のお尻に顔をうずめ、スリスリしているときが一番幸福を感じる」という変態であることだ。 そこで男はまた深夜に帰宅する女性を狙い、襲うようになった。と言っても、男の襲い方は変わっていて、女性が歩いていると後ろからラグビーのようにタックルする。そして、押し倒したところを太ももや尻の柔らかさを満喫してスリスリするのだ。 さらに男にはもう一つの特殊性癖があって、女性宅に侵入し、女性の寝顔や寝間着がはだけた様子を見るのが大好きだったことである。こうして男はわずか1年9カ月の間に強制わいせつ3件、同未遂2件、住居侵入2件、邸宅侵入1件の犯行を起こし、懲役5年の実刑判決を言い渡されて刑務所に逆戻りした。 だが、こんな男でも計算高いところがあって、「再び長期懲役になるのはイヤなので、強制性交だけは避けた。お尻に顔をスリスリしたり、寝顔を見る行為を繰り返した」ということなのだ。服役を終えれば、また同じ犯行を繰り返すのだろうか。
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社会 2019年05月08日 22時10分
「さすが中国人」と言うべきか…米名門大学裏口入学の指摘に太々しく開き直り
米・国務省は昨年から航空学やロボット工学、先端的な製造業分野を専攻する中国人大学院生のビザの有効期限を5年から1年に短縮するなど、“防諜”を目的とした施策を次々に打ち出している。 「中国人留学生は、まるで波のように毎年60万人(米国へは35万人)が留学し、そのうち約80%の48万人が最先端の技術を中国へ持ち帰ります。彼らは海外に学び、中国で“卵”を産むことから『海亀』とヤユされますが、その米国では、以前から中国の高官や富豪の子弟らがなぜ一流大学へ入学できるのか、よほどの寄付か買収が行われているのでは? というダークサイドのウワサがブスブスとくすぶっていました。今回それが白日の下にさらされたのです」(在米日本人ジャーナリスト) ロサンゼルス・タイムズ紙は、中国山東省の漢方薬企業『歩長制薬』の趙濤会長やその妻らが、650万ドル(約7億2000万円)を難関大学として有名なスタンフォード大学へ“寄付”し、うち50万ドルを裏口入学を斡旋した自称・教育コンサルタントのウィリアム・シンガー被告に支払ったと報じた。 続いてウォールストリートジャーナルやNYタイムズ、そして英国でも、名門ハロー校の裏口斡旋男が中国の薄煕来(ポー・シーライ:重慶特別市党委員会元書記)夫人に毒殺された事件もあったためか、ディリー・メール紙が報じた。趙会長の愛娘である趙雨思は、17年に同大に合格していた。 「趙氏は『中国のフォーブス』と言われる『胡潤百富』の82位にランクされ、一家の財産は320億人民元(約5400億円)を誇ります。ほかにも50名の中国人学生が、同様の手口で米国有名大学へ入学していると米国メディアは報じています」(同・ジャーナリスト) 趙雨思はまだ20歳だが、取材に対し、「冗談じゃないわ、猛勉強でスタンフォード大学に合格できたのよ」と開き直ったが、結局、「提出書類に不正があった」との理由で3月の事件発覚後に退学処分となっている。 米国には一流大学へ裏口入学を斡旋するシンジケートの存在がウワサされている。 「相場は100万ドル以上で、その手口は大学への寄付とその筋に配る賄賂や試験成績の水増し、スポーツ推薦の証明書偽造などです。これらの手口は『ハリウッド女優・裏口入学スキャンダル』でも暴かれています」(同) ことらは「海亀」ではなく、「寄生虫」と呼ぶべきか。
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社会 2019年05月08日 22時00分
渡辺ノリ子〜ドン・キホーテ連続放火殺人事件
2004年12月13日夜、「ドン・キホーテ浦和花月店」から出火。翌朝に鎮火したが、店舗は全焼した。この火事で店員や消防署員などが負傷。さらに、焼け跡から同店の19歳と20歳の従業員女性、39歳男性の3人の遺体が発見された。また、出火した同じ日に近隣の別の商業施設でも同様の火災があり、連続放火事件の疑いがあるとして警察が捜査を開始。そして翌年の1月、防犯カメラの映像や遺留品などから、警察は窃盗と放火の疑いで、市内に住む渡辺ノリ子(当時47歳)を逮捕した。ノリ子は数回の離婚歴があり、交際相手とのトラブルを繰り返していた。犯行動機も、元交際相手に会えないことへのうっぷん晴らしだった。 取り調べに対してノリ子は、犯行を否認していたが、一転して「火をつけた」と認める供述をするようになり、「裁判では嘘を言いたくない」などとも話し、7件の放火をすべて認めた。 ところが、裁判が始まると7件全部の犯行を否認。だが、状況証拠や目撃証言などから、2007年3月、さいたま地裁はノリ子に無期懲役を言い渡し、08年11月に無期が確定した。
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社会 2019年05月08日 21時15分
惚れた女性の車中で待ち伏せした斬新なストーカー男〜三重
三重県鈴鹿市在住のC(45歳)は、15年前にも一方的に惚れ込んだフリーターの20歳女性を刺し、殺人未遂容疑で逮捕された経歴を持つ男だ。 また、2年前には交際していた女性に別れ話を切り出されて腹を立て、ボコボコに殴るという傷害事件を起こしていた。この事件で執行猶予付きの有罪判決を受けたのに、釈放されるや、また同じ女性に付きまとい、今度はストーカー規制法違反容疑で逮捕された。 「あなたは女性を何だと思っているんですか。あなたの意のままに動くのが女性ではありませんよ!」 それでもCは懲りなかった。新たにコンビニで買い物する常連の19歳女性に目を付けるや、こっそり尾行し、勤務先を割り出した。仕事が終わるのを待ち、自宅も割り出した。あとはどうアプローチするかだけだったが、Cは「千載一遇のチャンスを逃してはもったいない」と考え、スタンガンを用意し、女性を脅してでも話をしようと企んだ。 事件当日、いつものように女性の勤務先まで行ったところ、たまたま女性の車のカギが開いていたので、Cは後部座席に忍び込み、女性が戻ってくるのを1時間以上も待った。 何も知らない女性は、仕事が終わって車に乗り込んだ。運転するためにバックミラーを覗いたとき、見知らぬ男がむっくり起き上がり、「ボクと付き合ってください」と言いながら、無理やりキスしてきたので驚いた。「キャーッ!」 女性はクラクションを鳴らし、必死で車外に脱出し、助けを求めた。Cも「こりゃヤバイ」と焦り、近くにあった自転車を盗んで逃走した。 その後、女性からの通報で、Cは強制わいせつ容疑で逮捕された。法廷に引っ張り出されたCは、「執行猶予中だったし、刑務所に行くのはイヤだったけど、自分の気持ちを抑えることができなかった。最後に彼女と話ができたら、自殺しようと思った」などと供述した。もはやホラーである。
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社会 2019年05月08日 18時10分
ヒマラヤの小国「ブータン王国」を牛耳る“ある人物”のウワサ
世界で一番幸せな国・ブータンに異変が起きている。と言っても、日本国内にある名誉総領事館の「名誉総領事」を巡るイザコザだ。 日本とブータン両国関係者の悲願だった名誉総領事館が設立されたのは、国交25周年を前にした2011年のことだった。そのとき当時のブータン外相から「名誉総領事」の任命を受けたのがH・T氏だ。同職は大使館業務の一端を担う重責職だ。 T氏は就任以来9年間にわたり日本とブータン両国の経済から文化、スポーツなどさまざまな分野で相互理解を深めるために貢献してきた。 ところが昨年、駐日ブータン大使から「任務終了」のメールが届いた。業務の引き継ぎもなしに突然解任され、年が明けた2月19日、新名誉領事の名前が発表された。この人事を聞き及んだT氏の知人や周辺者から「何か不都合なことでも?」という問い合わせが相次いだ。 不可解なのはT氏に対し、本国ブータン外務省からの正式な退任通知の連絡が一切なかったことだ。だから名誉総領事館のホームページを開くと《在東京ブータン名誉総領事は、2019年2月下旬を持ちまして交代いたしました》とあるものの《このサイトは、特命を受け在東京ブータン王国名誉総領事に就任したH・T氏により開設・運営されております》と、ブータンと無関係になっていないことを示す文言が見られる。 この交代人事に対し、ブータンの日本人関係者A氏は「外交儀礼上、考えられないこと」と首を傾げる。「いくつかの情報を総合すると、ペマ・ギャルポ氏が名誉総領事の交代を大使に進言したようです。ペマ氏は常々ブータン本国からの指示を受けているのは私だと言って憚りませんでした。大使との面会も『すべて私を通せ』と強制しているほどです。とにかく人事に関しても、自分の支配下に置いておきたいのです。ペマ氏とT氏は、日本経営者同友会の役員同士という間柄でもありますから、T氏はコントロールが利きません。だから排除する必要があるということでしょう。数年前、ワンチェクブータン国王夫妻が来日し、各地で大歓迎を受けましたが、そのとき通訳を務めたのがペマ氏でした。この出来事を境に急速に力を付けていったのです」(A氏) 別の関係者B氏は、ペマ氏がT氏の悪口や中傷を大使に繰り返し伝える姿を何度も目撃している。いまやペマ氏はブータン関係の窓口どころか、全権を握り“強権政治”を敷いていると指摘されているのだ。 ペマ・ギャルポ氏は、日本の保守派、とりわけ反中国派の重鎮だ。1953年現在の中国・チベット生まれで、中国軍のチベット侵攻に抗議し、ダライ・ラマ14世に従いインドに亡命、昭和45年に来日した。亜細亜大学卒業後、55年にダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表に就任した他、現在はチベット文化研究所など多くの団体・組織の役職を務め、また拓殖大学教授でもある。 「新名誉総領事は政治には疎いが、ブータンからの留学生の窓口になっている。T氏排除には、この利権が絡んでいるのではないかとにらんでいます」(名誉総領事館日本人関係者) T氏の解任、そして新名誉総領事の選出の真相は、このままでは厚い闇に吸い込まれていく。
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