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坂本春野〜高知連続保険金殺人事件

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提供:週刊実話

 1987年1月18日の朝、高知県の病院に、スナック経営、坂本春野(当時60歳)から「夫が転倒して頭を打った」との通報があった。夫(54歳)は搬送先の病院で死亡。後日、保険金5000万円が春野に支払われた。

 その5年後の92年には、春野のスナックに住み込みで働いていた女性(60歳)が近くの路上で遺体で発見され、交通事故死かと思われた。この時、女性にかけられていた生命保険金の受取人は春野だったが、状況に不審な点が多く保険金は支払われなかった。

 その翌年、今度は春野とその妹夫婦が架空の事故を装って保険金をだまし取ったとして警察に逮捕され、これをきっかけに、春野や妹夫婦がこれまで何度も保険金詐欺を繰り返していたことが判明。そして、87年の夫の事故や92年の従業員女性の件も、保険金目当てに春野が妹夫婦や知人男性に手伝わせての犯行とわかった。夫は酒を飲ませて泥酔させてから頭部を石で殴打した後、口と鼻をふさいで窒息死させ、従業員女性は寝ているところを同様に石で殴打してから、窒息させて殺害し、路上に引きずり出して交通事故に見せかけていた。

 1998年7月、高知地裁で求刑通り死刑判決。70歳以上では初の死刑判決だった。だが、2011年1月28日、春野は大阪医療刑務所で肝臓ガンのため死亡した。83歳だった。

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