押尾容疑者は逮捕直後、錠剤の摂取経緯について「知人からもらった固形物を飲んだ。違法な薬物とは思わなかった」と容疑を否認。その後「(死亡した)女性に勧められて一緒に飲んだ」と供述を変え、女性の遺族側などに“死人に口なし”の疑念が渦巻いた。
事件は2日、東京・六本木ヒルズのマンション一室で銀座の高級クラブホステス女性(30)が全裸で死亡しているのが見つかり、警視庁が一緒にいた押尾容疑者の尿を検査した結果、合成麻薬の陽性反応を検出。女性からも薬物反応が検出されており、死因と薬物との関係を調べている。
押尾容疑者はああみえて意外と気が小さい。違法性認識という最も都合の悪い事実をさらけ出したことで、薬物入手ルートなど詳細を一気に明かす可能性が出てきた。