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押尾容疑者“完落ち”寸前

 合成麻薬MDMAを使用したとして麻薬取締法違反容疑で逮捕された俳優押尾学容疑者(31)が「錠剤は違法なものと知っていて飲んだ」と新供述、これまでの否認から一転して容疑を認めたことが、22日までに分かった。調べが進む中で徐々に“ゲロっている”状態で、捜査関係者は「完落ち(完全自白)寸前」と指摘している。

 押尾容疑者は逮捕直後、錠剤の摂取経緯について「知人からもらった固形物を飲んだ。違法な薬物とは思わなかった」と容疑を否認。その後「(死亡した)女性に勧められて一緒に飲んだ」と供述を変え、女性の遺族側などに“死人に口なし”の疑念が渦巻いた。

 事件は2日、東京・六本木ヒルズのマンション一室で銀座の高級クラブホステス女性(30)が全裸で死亡しているのが見つかり、警視庁が一緒にいた押尾容疑者の尿を検査した結果、合成麻薬の陽性反応を検出。女性からも薬物反応が検出されており、死因と薬物との関係を調べている。
 押尾容疑者はああみえて意外と気が小さい。違法性認識という最も都合の悪い事実をさらけ出したことで、薬物入手ルートなど詳細を一気に明かす可能性が出てきた。

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