刑務所では模範囚として過ごし、満期の1年前に仮釈放されたが、この男の性癖は全く改善されていなかった。それは極端な尻フェチで、「女性のお尻に顔をうずめ、スリスリしているときが一番幸福を感じる」という変態であることだ。
そこで男はまた深夜に帰宅する女性を狙い、襲うようになった。と言っても、男の襲い方は変わっていて、女性が歩いていると後ろからラグビーのようにタックルする。そして、押し倒したところを太ももや尻の柔らかさを満喫してスリスリするのだ。
さらに男にはもう一つの特殊性癖があって、女性宅に侵入し、女性の寝顔や寝間着がはだけた様子を見るのが大好きだったことである。こうして男はわずか1年9カ月の間に強制わいせつ3件、同未遂2件、住居侵入2件、邸宅侵入1件の犯行を起こし、懲役5年の実刑判決を言い渡されて刑務所に逆戻りした。
だが、こんな男でも計算高いところがあって、「再び長期懲役になるのはイヤなので、強制性交だけは避けた。お尻に顔をスリスリしたり、寝顔を見る行為を繰り返した」ということなのだ。服役を終えれば、また同じ犯行を繰り返すのだろうか。