その他
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その他 2015年11月28日 12時00分
【不朽の名作】独自のSF設定でかぐや姫を描いた「竹取物語」
今回は1987年に公開された市川崑監督の『竹取物語』を紹介する。原作は「物語のいで来はじめの祖」と呼ばれる日本史上最古の物語であるが、この作品では、独自解釈のSF要素を入れることで、歴史SFドラマというような方向性となっている。 そのSF要素とは、原作では月へ帰ったという点を、より明確に月からきた地球外生命体とし、UFOなど、当時ブームだったアイテムを盛り込むという形にしたところだ。なお、主役の加耶(かぐや姫)は沢口靖子が演じている。他にも、かぐや姫の父親がわりになる竹取の造を三船敏郎が、母親がわりの田吉女の若尾文子が演じ、さらに大伴の大納言を中井貴一、帝役を石坂浩二にするなど、当時の有名俳優をそろえた形の作品だ。総製作費約20億円、当時としても現在においてもかなりの予算を費やして完成した作品といえる。 映像に関しては予算の潤沢さを示すように、服装も雅やかで、作品の舞台である平安初期の雰囲気がよく出ていると言えるだろう。建物の内装などもかなり質感にこだわっているようで、安物っぽい印象は受けない。冒頭の牛車が駆ける大通りも、奥のほうまで建物が設置されており、かなり色彩的に美しいものとなっている。 さて、『竹取物語』というと、日本人ならば古典を読まずとも、絵本などでなんとなく、大まかなストリーラインは知っている話だ。2013年に制作されたスタジオジブリのアニメ映画『かぐや姫の物語』では、大筋の改変はほぼなしで話を進めたが、この作品では、SF要素を盛り込む他にも若干の改変が見られる。まず、原作の男を翻弄するファムファタール(運命の女)としてのかぐや姫の要素を極力抑えている点があげられる。常識の通じない、どこか超人めいた部分のあるかぐや姫を、普通の“女性”として描こうとしている印象を受けるのだ。そのことにより、かぐや姫に、あるかも定かではない宝物を探してこいと、無理難題を吹っかけられるひとりである、大伴の大納言の扱いが良くなっている。かぐや姫が、大伴の大納言だけは本気で「龍の首の珠」を探してくると信じている描写があり、探してきた暁には結婚しようと明確に思っているのだ。 あとは帝の立ち位置も若干変わっている。かぐや姫を得体のしれない存在だと思っている点では同じだが、原作ではかぐや姫に心を奪われる役どころとなるのが、側近たちが公務をほったらかして宝物を探しに行ったことに憤り、かぐや姫をあくまでも権力者として、積極的に自身の管理下に置こうとする立場になっている。そういった物語展開上の理由もあり、本来帝がやるべき役割の部分を、大伴の大納言が代行している部分もある。他にも、盲目の少女・明野が所々でかぐや姫に助言する立場で出てきたりと、原作からの改変が見られる。 しかし、そういった改変により、ストーリーに斬新さを覚えるかと思うと良くも悪くもそうではない。大筋ではかぐや姫の心境がどうであれ、男たちを翻弄しているのは確かで、しかも故郷に最終的に帰ってしまうのも一緒なので、そこまで大きく変わったという印象は受けない。まあ、主役であるかぐや姫が嫌なキャラクターであるという悪いイメージを受けないことでは、大勢に観てもらう映像大作としては正解だろうが。沢口の演技もそのキャラ設定に合っており、異星人らしい掴みどころのない部分もあるが、原作のように男への軽蔑の眼差しだけではなく、ちゃんと恋愛感情もあり、悪女っぽく見えるというよりは、意思の強そうな女性という印象だ。 ストーリーの改変と共にこの作品で注目なのがSF要素だが、こちらは現在とは比較にならないほどUFOや地球外生命体に関する特集番組が組まれていたこともあり、クライマックスのUFOの描写にはかなりの気合が入っている。CGもない時代にここまでの造型を表現するのは結構大変だったのではないだろうか。とはいっても、やはりエフェクト合成に関しては、若干安っぽさを感じてしまうが…。 ちなみに、この作品より10年前に公開された洋画の『未知のとの遭遇』の影響があるのか、似たような演出が所々で見られる。あと、龍と戦う大伴の大納言のシーンも龍がどこか安っぽい。製作会社が東宝ということで、同時期のゴジラシリーズと同じ技術が割かれているはずなのだが、やっぱり武器が弓矢とモリで、火薬が使えない影響なのだろうか。それでも、SF要素の部分では、市川監督得意のおどろおどろしい演出が光り、得体のしれない雰囲気を感じることができるので、観ていて飽きないシーンにはなっている。 後は劇中の会話に関してなのだが、ほぼ現代風の言い回しとなっている。題材が題材なので、子供でもわかり易くと配慮した結果なのだろう。もちろん、平安時代当時の言葉そのままでやれば、現在と表現が違い過ぎて、意味がよくわからないのは確実なのだが、もう少し言葉のチョイスを考えてくれたらもっと雰囲気が出たかもしれない。とはいえ、当時のUFOブームなどを受けた、挑戦作としては良くまとまっており、結構楽しめる作品だ。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2015年11月27日 17時30分
お酒を飲みながら生活習慣病予防を! オリーブと鰹節のおにぎり
近頃、オリーブの実に含まれるオレイン酸やビタミンEが強い抗酸化作用を持ち、生活習慣病の予防に効能があることが注目されています。オリーブといえばワインやチーズと一緒にそのまま食すことが多いですが、ご飯や鰹節などの和食にもその塩気がよく合うのです。そこで、今回はオリーブの実を使った簡単アレンジおにぎりをご紹介します。お気に入りの日本酒の〆にいかがですか。【材料 1人分】温かいご飯 1膳分オリーブの実、塩漬け 2個鰹節 小さじ2塩 適量(1)オリーブの実を8等分してくし切りにする。(2)温かいご飯にオリーブと鰹節をさっくりと混ぜる。(3)手に少量の水と塩をつけ、(2)のご飯を握る。 オリーブは塩気が強いので、手に付ける塩は普段のおにぎりより控えめにしましょう!レシピ・文・写真:オダーナルみさ
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その他 2015年11月25日 15時40分
注目キャラクター「KIRIMIちゃん.」が親子料理教室に登場
親子で魚料理を作りながら食育を学ぶ料理教室が23日、東京・新宿区で開かれた。食べ歩きブログなどを持つママさんブロガーとその子どもを対象に開かれ、9組の親子が参加。人気上昇中のキャラクター「KIRIMIちゃん.」の応援のもと、和気あいあいと親子で料理作りに励んだ。 小学校の児童らに魚嫌いをなくしてもらおうと、ハローキティでおなじみのサンリオ(東京・品川区)が企画。料理研究家が考案したお手軽な魚料理のレシピをもとに、親子で料理に挑戦しながら食育を学ぶ。 教室には同社のキャラクター「KIRIMIちゃん.」も参加。名前の通り、鮭の切り身をモチーフにした斬新なキャラ設定が話題を呼び、公式ファンブックの発売やCDデビューも果たし、ツイッターのフォロワー数は25万人を超える。食育推進活動を期待され農林水産省から「おさかなたべよう大使」に任命されるなど、いま人気上昇中のキャラクターだ。「KIRIMIちゃん.」がその左右非対称な巨体をゆさゆさと揺らしながら教室に登場すると、子どもたちの黄色い声が飛びかった。 この日の講師を務めたのは管理栄養士で料理研究家の渥美真由美さん。和食と地中海料理のいいとこどりをした「和タリアン料理」を提案し、日本人に合った健康食としてTVや雑誌でも数多く取り上げられている。 この日のレシピは、甘塩鮭の切り身を醤油とバターで炒めた「KIRIMIちゃん.のてりやきソテー」のほか「ブロッコリーのコーンクリームやき」「のりたま汁」の計3品。 渥美さんは「KIRIMIちゃん.はすごく身体にいいんだ」と子どもたちに語りかけ、魚を食べると身体をつくるたんぱく源となるほか、血液の浄化作用や頭が良くなる効果もあると紹介。「でも、お魚だけを食べても元気にはなりません。ご飯や野菜も食べないとカッコいい大人にはなれません」と、主食・主菜・副菜を基本にバランスの良い食事を心がけるようアドバイスした。 調理がはじまると子どもたちは時折母親の手を借りながらも、包丁を器用に使ってブロッコリーを切り分けたり、フライパンで鮭の切り身を炒めたりして、約30分で盛り付けまで完成させた。調理後は参加者全員で仲良く切り身を完食。子どもたちからは「いつもより美味しかった」などの感想のほか、男の子からは「もっと食べたかった」という声も聞かれた。
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その他 2015年11月21日 12時00分
【不朽の名作】あのガルパンの水島監督も参加していた「クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡」
今や長寿アニメ番組となり知らない人を探す方が難しい、『クレヨンしんちゃん』。今回は同作の劇場版シリーズ5作目である1997年公開の『クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡』を扱う。 『クレヨンしんちゃん』といえば、下品なシーンや、主人公・野原しんのすけの言動などで、テレビアニメの放送開始時から、日本PTA全国協議会の「子どもに見せたくない番組」アンケートにたびたび上位にランクインしている作品だが、劇場版というと、家族で楽しめる感動作という認識が強い。その方向で注目されるようになったのは、2001年の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』や、その翌年公開の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』の2作の貢献が大きい。本作は、その2作の監督だった原恵一氏が、初めて映画シリーズの監督を務めた作品にあたる。また、後に同シリーズの監督を担当し、現在は『ガールズ&パンツァー』の監督などで知られる水島努氏が、演出担当として関わった初めての映画でもある。 他にも、この作品は、2009年に亡くなった原作者の臼井儀人氏が劇中にカメオ出演した初めての作品でもある。他にも野原家の長女であるひまわりが劇場版に初登場するのもこの作品からで、ここで現在に続く劇場版作品の基本形が固まったと言っていいだろう。 『クレヨンしんちゃん』の劇場版というのは、毎回テーマが若干違うものの、基本的に本編とはかけ離れた設定で、アクションシーンを重視したものとなっている。大体の作品で、特定の事件か組織・人物に野原家が巻き込まれる形で話が始まり、ゲストキャラなどと協力して問題を解決するという内容が定番だ。作品ごとに、異世界に飛ばされたり、過去にタイムスリップしたり、悪の組織に狙われるなど、かなりぶっ飛んだ設定であるケースが多いのだが、普段からエキセントリックな野原家だから「有り得そう」と思わせてしまうところが、劇場版が長く続いている理由かもしれない。本作では、ひょんなことから魔神ジャークの復活の鍵になる2つの“タマ”のうちの1つをひまわりが飲み込んでしまったことから、タマを守護していた「珠由良(たまゆら)族」のオカマ3兄弟・ローズ、ラベンダー、レモンと関わり、魔神復活を企む「珠黄泉(たまよみ)族」からひまわりを守るストーリーとなっている。 また、『クレヨンしんちゃん』の劇場版のシリーズには、同じく長期に劇場版展開を続けている『ドラえもん』など、他の児童向けアニメと大きく違う点がある。ほぼ全ての作品で、家族全体で異変に巻き込まれることになるので、野原みさえ・ひろしら“大人”を中心とした視点と、しんのすけ・ひまわりを中心とした“子供”の視点の、2本のストーリーラインが常に存在している。この2本のラインがあるからこそ、子供の主張のみや、大人の一方的な意見の押し付けという状況が起こらず、誰でも納得しやすい世界観というのが出来上がっている。 今回の作品では、生まればかりの妹ばかりを構う親に対しての、しんのすけの長男としての苦悩がさり気なく描かれているので、その辺に注目して欲しい。やがてしんのすけがヤキモチ的な感情を乗り越え、“兄”として自覚を得ていく様が、ギャグに紛れて、しっかりと描かれている。劇中でひろしが、「何かあったらひまわりを頼む」としんのすけに話す辺りも、それまでのシリーズでは、最終的に子供として守られる立場だったしんのすけが、兄として、妹を守る立場にもなったということを強く印象づける。 さらに、この作品はそれまでの劇場版シリーズにあった、大型ロボットやヒーロー、ファンタジーという要素が極力抑えられており、作品の舞台も現実世界で、アクションシーンなども肉弾戦が中心だ。この事により、危機に陥った親子が協力して問題にあたるという、“家族の絆”を強く意識させる構成になっており、後のこのシリーズの大きな評価の要素になる、感動路線の片鱗も確認できる。 ストーリー展開の他にも、アクションシーンも特筆すべき点だ。空港のシーンやスーパーマーケットのシーンでは、よく香港のカンフー映画にあるような、手近な物を利用した戦闘シーンが展開される。しかも、オカマVSホステスというインパクトの強い絵面で。さらに、派手な格闘シーンの中で、引きの絵と寄りの絵がバランスよくカットに入っており、観る側を飽きさせない。途中から野原家を助ける存在として登場する、千葉県警成田東西署の女刑事の東松山よねの拳銃発砲シーンなども、よく見ると弾が発射される前に、寄りのシーンで銃身が下に向いており、射撃の下手くそ設定がしっかりと描写されている。また、初期の同シリーズが得意としてきた、高所での戦闘シーンも、まだ開発中だったお台場臨海副都心の、施工途中のビルを使って、効果的に演出されているので注目だ。 そして、それらのアクションシーンを盛り上げるのが敵キャラの存在感。同劇場版シリーズでは、度々オカマキャラ・オネエキャラが“最強の敵”として登場する場面があるのだが、今回の作品ではオカマキャラが味方の側にいる。しかも3人も。それでも今回のボスキャラであるヘクソンは簡単には倒すことが出来ないのだ。相手の心を読む超能力者で、珠由良の長からは「なんという凍えきった魂! 本当に人間か?」と形容されるほどで、劇場版シリーズでとしては珍しい、ほころびの部分が極端に少ない純粋な悪役キャラとして登場する。このキャラの強さを印象つける為に、珠由良の里でわざわざ、『七人の侍』の登場キャラをモチーフとした、凄腕のジジイキャラ達を圧倒的な実力でねじ伏せるシーンなどもあり、シリーズ中でもかなりの強敵と言える存在だ。その巨悪を全員で協力して、やっとのことで倒す辺りに、視聴する側もその戦いに参加しているような妙な一体感が生まれる。 ギャグ方面に関しても、『クレヨンしんちゃん』らしい、本来のお笑い要素を崩さずに、ストーリーを展開している方向性がかなり良い。実は、この劇場版もシリーズを重ねていくと、感動路線を大きく印象つける為に、無理やり劇場版用の要素を盛り込むことが多くなり、ギャグの面が弱めになってしまうケースが多くなるのだが、この作品では上手くバランスが取れている。本来の作品のとしての魅力を崩さず、劇場版の感動要素も詰め込んでいる辺りで、この作品は劇場版シリーズの中でも最高傑作と言っていい作品だ。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2015年11月15日 13時00分
【幻の兵器】対戦車用ロケット弾発射器「試製四式七糎噴進砲」を持ちながらも携帯ロケットランチャーを開発供給できなかった日本軍
日本軍がアメリカの戦車と遭遇し始めた1942年、ドイツより国防軍兵器局員のパウル・ニーメラー大佐が来日し、当時の最新技術であった成形炸薬弾の模型や図面を日本陸軍へ譲り渡すとともに、実用化に向けた技術指導を行うこととなった。成形炸薬弾とはHEAT弾(HEAT=High Explosive Anti Tank)とも呼ばれる対戦車特殊砲弾で、漏斗状に成形された高性能爆薬の爆発によって発生する超高熱のジェット噴流を装甲板に吹き付け、その衝撃で貫通する弾頭のことである。 漏斗状に成形された爆薬を爆発させると、凹部の中心にエネルギーが集中して高温度のジェット噴流が発生する。この現象は1880年代にアメリカのモンローが発見し、その後、1898年にはドイツのノイマンが特許をとった事からモンロー、あるいはノイマン効果と呼ばれている。この砲弾の特徴は、目標に命中した後で発生するジェット噴流によって装甲を貫徹することから、射程距離や弾速による貫徹力の変動がないということで、低初速の火砲から発射しても大きな貫徹力が期待できるというものだった。 対戦車兵器の威力不足に悩んでいた日本陸海軍はこの特殊砲弾の国産化を図り、「タ弾」と名付けて研究を開始した。まず、小銃に取り付けた榴弾投擲器や、火砲から発射する方式で実用化を図りつつ、さらに携行型ロケットランチャーからタ弾を発射する兵器を開発した。これが試製四式七糎噴進砲であり、ロケット発射式のタ弾という意味から「ロタ弾」とも呼ばれる事もあった。日本陸軍の兵器行政本部は、遅くとも1942末から翌年初頭までにドイツから対戦車ロケットや無反動砲などの図面を入手しており、試製四式七糎噴進砲の開発に際してはそれらを参考にしたものと考えられる。 また、試製四式七糎噴進砲と並行して、より口径を大きくした試製九糎空挺隊用噴進砲も開発されていた。試製九糎空挺隊用噴進砲は、名称そのままに空挺部隊の主力対戦車火器として1944年には試作砲の試験を実施している。恐らく、前後して試製四式七糎噴進砲の試験も行われているだろうが、比較的簡単な構造の兵器にも関わらず実用化に手間取り、小倉造兵廠などで3500基程度が生産されたものの、実戦には参加しないまま敗戦を迎えた。 日本軍の四式噴進砲が口径70ミリで貫徹力100ミリに対し、米軍のロケットランチャーは口径2.36インチ(60ミリ)で150ミリの貫徹力を誇っており、火砲としての能力で見劣りしていた。これは、命中精度を高めるために一般的な砲弾と同様に回転飛翔するロケット弾を開発していたためで、砲弾の回転は装甲を貫徹する中心要素である高温度のジェット噴流の形成を阻害する(厳密には阻害要因を誘発する)のである。 そのうえ、日本軍は高温燃焼火薬の合成や、漏斗状成形部の精度を高い水準に維持することにも失敗していたのではないかと推測される。しかし、貫徹力は米軍の戦車に対して十分といえ、開発に手間取った原因は「技術的な要因よりも組織的な要因」にあると推測できる。 日本陸軍は高初速火砲の製造に必要不可欠な大腔圧(砲腔内部で発射薬が燃焼する際に発生する圧力)に耐える砲身の量産が不得意で、対戦車砲をはじめとして戦車主砲、高射砲の生産も遅々として進まなかった。しかし、ロケットを発射する場合は腔圧が事実上発生し無いに等しく、照準や撃発という部分を度外視すれば簡単なパイプやラックから発射することも可能だったのである。 そのため、携行型ロケットランチャーは極めて日本陸軍の情況に合致した兵器だったのだが、なぜか参謀本部も実戦部隊も全く関心を向けなかった。結局、日本陸軍はタ弾をあくまでも低初速火砲用の特殊砲弾と考え、歩兵が使用する携帯ロケットランチャーや無反動砲の開発にはあまり大きな力を向けることはなかった。 もちろん、連合軍の戦車を阻止するためには最低でも千門単位のロケットランチャーに加えて、それに見合うだけのタ弾が必要であり、日本軍にそれだけの兵器を用意することは全く不可能である。しかし、日本陸軍は1930年代の初めよりロケット兵器の研究を熱心に進めてたことなどから考えると、その気になれば1943年中に携行型ロケットランチャーを開発することも不可能ではなかったろうし、試験から直ちに量産を開始していれば硫黄島戦か、あるいは沖縄戦には実戦部隊への配備も可能だったかもしれない。 にもかかわらず、陸軍兵器行政本部では低初速で大きな装甲貫徹能力を発揮すると言うタ弾(成形炸薬弾)の利点を認める一方で、命中しても戦車の車体内部をあまり破壊できないという点や、戦車が金網やうすい鉄板を車体外側に設置するなどの対策をとると容易に阻止されてしまう、さらに初速が低いために命中させにくいなど様々な問題点を指摘している。また、タ弾に関心を示さなかったのは現場の将兵も同様で、そもそも成形炸薬弾の特性さえ把握していないような状態であった。 有効な対戦車兵器を開発する能力がありながらも、あえてそれを開発しなかった日本とは対照的に、アメリカ陸軍は1942年に制式化したM1ロケットランチャー(バズーカ)を直ちに量産し、連合軍の勝利に大きく貢献している。携行型ロケットランチャーの開発をめぐる日本とアメリカの違いは、生産能力の差以上に対戦車戦闘に対する認識の相違を感じさせられる。いささか斜視的にすぎるかもしれないが、このように必要な兵器を必要とされる瞬間に供給できなかったという事実は、日本の戦争指導方針そのものが長期計画を持たない場当たり的なものであったことを示唆していると言えないだろうか。(隔週日曜日に掲載)
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その他 2015年11月14日 12時00分
【不朽の名作】政局を淡々と描いているのに引きこまれてしまう名優たちの演技がたまらない「小説吉田学校」
つい最近まで日米安保改正法案での集団的自衛権の解釈をめぐり、国会が紛糾していたが、そもそも、いつからこの問題は論議されるようになったのか。今回は、その発端となった1951年の「サンフランシスコ講和条約」締結をめぐり、日本の占領状態回復に尽力した首相・吉田茂にスポットをあてた、1983年公開の「小説吉田学校」を紹介する。 原作は、政治評論家の戸川猪佐武氏による同名の実録小説で、吉田茂が戦後、GHQからの占領状態を解除するまでを描く「保守本流」から、1980年6月、当時首相だった大平正芳急逝を受け、史上初の衆参同日選挙で自由民主党が圧勝する「保守回生」までの8部構成となっている。原作は、日本の終戦直後から1980年代の始めまで約30年に及ぶ長い期間を扱っており、自民党や、その政党成立に関わった保守派議員たちが多数登場するが、映画では流石に全てを収録するのは不可能なので、第1部の「保守本流」をベースとした作品となっている。 主役の吉田茂を演じたのは森繁久彌、その吉田のもとで指導を受けた、通称「吉田学校」の議員である池田勇人を高橋悦史、佐藤栄作を竹脇無我が演じている。 この映画、それこそNHKの大河ドラマのように、戦前から活躍している議員から、戦後大きく名を残すこととなった議員まで、かなりの人数が登場する。たぶん下調べなしで観ると混乱すること間違いなしなので、余計なことを考えずに吉田、池田、佐藤の3人と、そのライバルポジションである鳩山一郎、三木武吉に注目しているといいだろう。ちなみに、三木武吉と三木武夫は親子ではないので注意だ。 内容的には題材が題材なので、派手なアクションシーンや小洒落た会話、ましてや恋愛描写などある訳もなく、政治の表と裏という、陰謀や政治信条がぶつかり合う難しい部分を描く会話劇となっている。つまり、安易にわかりやすいものに逃げられないという強力な枷が、この作品にはあるのだ。 基本的に政治や政治家を題材とした作品で、密室の会話シーンだけで、話を進めていくシーンを上手に描写できている作品というのは非常に少ない。政治家モノの作品となると、2012年に公開された『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』のように、難しい政治の部分は極力取り払い、家族との絆という「人間」としての部分をメインにみせることが多い。しかし、この作品の登場人物は、ほとんど全ての部分で国会議員という「公人」として描かれている。しかも、ただ政治での出来事を、かなり淡々と描いているのに、話の展開にはダイナミックさがあり、話に引きこまれてしまう。この方法で話が成立してしまうのは、激動の時代を生きた、当時の国会議員がかなり個性的でなければやっていけなかったことが影響しているのかもしれない。要はキャラが元々立っている。 原作では実録小説でありながら、議員ひとりひとりが、それこそ歴史小説の登場人物かのように劇的に躍動している。これは、ある種のアイドル性といっていいだろう。このアイドル性を信じて、映画では、安易な方向に改変を加えず、難しい政治闘争だけで勝負したことが結果的に良い方向に働いた。さらに映画では、役者の表情やセリフも魅力として追加される。当時の名優ばかりを揃えた映画なので、個々の演技の質はかなり高い。これにより、言い方は悪いが、密室での陰謀の数々が、直接血は流れないが、ある意味でヤクザ映画の抗争前のような緊張感を煽りたてる。 特に森繁の演じる吉田と、若山富三郎の演じる、三木武吉はかなりのハマリ役だ。吉田は「ワンマン宰相」「和製チャーチル」などの異名を持つが、その辺りの威厳と独善性を持つ、政治家として雰囲気を森繁は、かなりそれっぽく再現しており、「バカヤロー解散」などで知られる若干短気な部分も、表情や体の微妙な動きで、表現している部分もある。若山の方は、柳沢慎吾が持ちネタにしている、あの怖い「先生」だけあり、後輩議員に「じいさん」と慕われる、侠客の親分のような、三木武吉との相性は抜群。主役を食わんばかりの「顔面力」で、印象的なシーンを演出する。このふたりの強烈さが、官僚出身で、若干スマートさのある池田や佐藤との良い対比となっている。また、所々重要なカットで登場する、西郷輝彦演じる田中角栄も注目だ。 シーンの演出としてはサンフランシスコ講和条約締結まで、モノクロだった画面が、その後カラーになるシーンが、新しい時代の到来を感じさせるようで、強く印象に残る。政界を去る吉田の背中のカットなども、セリフを挟む以上にメッセージ性を感じる。 また、戦後直後という時代を扱うということで、ドキュメンタリー性も高く、大まかな当時の政治の流れを感じられるのも本作の魅力だ。個人的には原作第2部の「党人山脈」で、日ソ共同宣言発効までの、日本政界の動きを描いた部分が好きなのだが、この映画では扱っていなかったのが非常に残念だ。今からでもいいから、この映画と同じ手法で制作できないものだろうか?(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2015年11月09日 13時31分
航空自衛隊・浜松基地で航空祭、航空機が勢ぞろい
静岡県浜松市の航空自衛隊・浜松基地で8日、航空祭があり、県内外から航空ファンや家族連れが訪れにぎわいをみせた。 滑走路前のエプロン地区には、同基地所属のT4練習機、E767早期警戒機、F4戦闘機、輸送機など、各種航空機が勢ぞろい。戦闘機による機動飛行が、披露され、航空祭ではF15戦闘機による編隊飛行や機動飛行をした。 航空自衛隊松島基地所属の「ブルーインパルス」は現在のT−4練習機に機体変更して20年という節目の年。展示飛行では、曇り空ながら、アクロバット飛行を披露、来場者を魅了した。
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その他 2015年11月07日 12時00分
【不朽の名作】最初にクロサワ映画見るならカラーのこれ! 『乱』
今回紹介するのは1985年公開の黒澤明監督映画『乱』。あの「世界のクロサワ」の最後の時代劇になった作品だ。 ここで語るまでもなく、これまで同作を賞賛する文章などは多数出ており、疑いようのない名作ではある。ではなぜ、今更この作品かというと、最近個人的に居酒屋に行った時に、20代と思われる人達が、同監督の作品が退屈で眠くなるという話を盗み聞きしたからだ。 どうやらその人達は『七人の侍』のことを言っていたようだ。確かに同作は現在で考えると収録時間も長いし、モノクロで観づらいのかもしれない。演出も、今は同監督の演出を参考にして映像作りをしている人も、国内外問わず大量にいるので、これも真新しいものには映らないかもしれない。では、これから黒澤映画を全く知らない人は、どの作品を最初に観ればいいのか? これには今回の紹介作『乱』であると個人的には断言する。 理由は、カラー作品で現在の人でも馴染みやすいことがある。とは言っても同監督のカラー作品には、有名なところだと、『どですかでん』、『影武者』、『夢』、さらに遺作となった『まあだだよ』などがある。それらのなかから、なぜこの作品かというと、『どですかでん』、『夢』は世界観が独特すぎるので、始めに触れるのには合わないかと除外した。遺作である『まあだだよ』は、現代劇ではかなりいい作品とは感じるが、やはり黒澤監督は時代劇の方が観始めは良いだろうと候補に外した。 残りは『影武者』だが、この作品は黒澤映画の時代劇のなかでもより会話劇に重点が置かれている作品である点と、公開前に、勝新太郎の降板という事実があるため、勝新太郎が信玄の影武者をやるとどうなったかという話がつきまとうため、これも最初には相応しくないと判断した。 『乱』は、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『リア王』をモチーフにしており、架空の戦国武将・一文字秀虎を主人公にその晩年と3人の息子である、太郎孝虎・次郎正虎・三郎直虎との確執や兄弟同士の闘争を描く。また秀虎のモデルとしては、戦国武将の毛利元就が強く意識されており、「三本の矢」の逸話などや、山陽道周辺の山岳地帯を思わせるような、雄大な山の背景などでそのことを感じることができる。 同作は、黒澤流の演出、特に戦闘描写に関しては同監督の集大成とも言える作品だ。ただ大人数を使って迫力を出すという演出ではなく、カメラワークの上手さが光る。ドカドカ勇ましい馬蹄の音と、騎馬兵の撮り方のカットが絶妙で、人数以上の迫力を与えている。また抜けの背景カットもかなり的確で、山脈を背に展開する軍団、燃え落ちる城などなど、甲冑と背景の色彩がひとつひとつのシーンを強烈に目に焼きつける。元々黒澤監督は画家を志していたこともあり、後半の作品になると通常の絵コンテではなく、一枚絵でカット割りを考えるようになったが、その辺りの色彩感覚がカラーになってより真価を発揮した状態だ。 同監督の演出で有名なものといえば、『蜘蛛巣城』などで見せた、演者を本気で殺すような勢いで飛んでくる矢だが、今作でも『蜘蛛巣城』ほどではないが、矢の使い方は凄まじいものがある。攻城シーンなどで、とにかくヒュンヒュンと風切音を立てながら殺しにくる勢いで飛んでくる。 どうしても時代劇を描く場合、これは国内外を問わないが、白兵戦が一番迫力を出しやすいので、軍勢同士のぶつかり合いに終始してしまうところがある。だが、本来合戦などにおいては、飛び道具での死傷者が一番多いのだ。現在戦や近世以降の戦列歩兵を除けば、この飛び道具を上手く使えるクリエイターというのは少ない。この辺りの演出は現在の10代、20代に人が観ても斬新に映ることだろう。しかし、同監督の飛び道具描写が素晴らしいのは矢だけではない。矢に隠れがちだが火縄銃の方もかなり印象的なシーンが多い。 『七人の侍』の時からそうだが、同監督の火縄銃の弾は、どこから飛んで来るかわからない時が多い。『七人の侍』の時は完全に伏兵の狙撃手として鉄砲撃ちが登場するので、それで正しいが、攻城戦がメインである本作でも、似たような演出を所々でしている。極力鉄砲隊の全体図が映らないようにして、銃眼からの火花や発砲音だけで兵士がバタバタと倒れるのだ。おそらく普通にやるとしたら、ただ人が倒れるだけのシーンになってしまうだろうが、カット割りが視覚的に残るようになっているので、どこから弾が飛んで来るかわからない包囲されている感じというのがよく出ている。 平地での合戦演出も用兵が上手いというか、他の戦国系時代劇のように、大規模な白兵戦をやらないのに、それでも落馬や鉄砲の一斉射などで、迫力を出してしまう辺りが、黒澤監督の合戦の演出として特筆すべき点だ。無駄なセリフや掛け声を挟まずとも、カメラアングルだけで、一連のストーリーが出来上がってしまっている。カットごとになんともいえない説得力があるのだ。まあ、その分落馬する人の落ち方とかは、演者が命がけでやったのだろうが。 戦闘面の他に特徴なのが、日本人だとオーバーなのではと思ってしまうほどの演者の芝居だ。これは黒澤映画全体の特徴としていえるのだが、とにかく人物が動きながら、感情を露わにする。これこそが黒澤映画が国内以上に、海外で評価を得た大きな理由で、かつて映画評論家の淀川長治氏は、黒澤監督が亡くなった直後のインタビューで「西洋の言葉とあの人(黒澤監督)の言葉が合う。それが世界の言葉なのね。リズムが非常に合うのね」と語っていた。そのリズムのおかげで海外、特に欧米の人は「ここは日本だから、こうなんだろうな」というフィルターなしで、すんなり映像に入りやすいのだそうだ。今回の作品でそのリズムを体感するならば、主役の仲代達矢演じる秀虎やピーター演じる狂阿弥に注目するのがいいだろう。舞台演劇のような動きのようで、完全に映画向けの、躍動感ある演技を感じることができるはず。 また、秀虎の表情の変わり方もこの作品の見どころだ。陰謀の限りを尽くして現在の地位まで登りつめた武将が、肉親や部下の裏切りにより、段々と狂人に変わっていく様が、嫌というほどよく出ている。また、その狂っている様をアップの顔芸過多になりすぎず、適度に引きの画を混ぜているのも、黒澤映画らしい技法だ。 ストーリー的には前記したように『リア王』を元に、戦国の世のエッセンスを入れたという形なので、ひょっとすると単純でわかりやすすぎる話だという印象を受けるかもしれない。しかし、大まかな流れを予想出来たとしても映像に引きこまれてしまうほどの、説得力というか、パワーがこの作品にはある。最近は年月もたったので、黒澤映画の芸術性ばかりがクローズアップされるが、圧倒的な色彩力と構図の上手さ、セリフ回しの軽快さなど、視聴する側を引き込む娯楽性の高さもかなりのものだ。視聴すれば、大きなスケールのなかで繰り広げられる、肉親同士の争いという、古来からの人間の業というべきものを扱った、わかりやすい世界観に引き込まれることだろう。 ただ一点だけ気になる点が…。次郎役の根津甚八のカツラだ。寄りのシーンで明らかに継ぎ目が目立つのだが、もう少しなんとかならなかったのか。(斎藤雅道=毎週土曜日に掲載)
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その他 2015年11月06日 17時00分
女優の杏が古代アジアの歴史に迫る! 「始皇帝陵」と「縄文文化」の謎が最新研究で明らかに!
NHKスペシャル「アジア巨大遺跡」では、7日に「第3集 地下に眠る皇帝の野望 〜中国 始皇帝陵と兵馬俑〜」、8日には「第4集 縄文 奇跡の大集落 〜1万年 持続の秘密〜」を放送。ナビゲーターに歴女として知られている女優の杏を迎え、これまで謎とされてきた高度な文化や文明の真の姿が明らかにされる! アジア各地に残る謎に満ちた巨大遺跡を巡り、そこに秘められた絢爛たる古の文化や文明を紐解きながら、アジアならではの叡智を探っていく同番組。第1集・第2集に引き続き、今、世界を驚嘆させている古のアジアの深い知恵が続々と登場する。 第3集の舞台は中国、秦の始皇帝陵と兵馬俑。41年前、秦の始皇帝が眠る墳丘近くの地下から見つかった数千体の兵士像。近くに住む住民が井戸を掘るために土を掘っていた際に偶然発見した「兵馬俑」は20世紀最大の考古学的発見と言われた。しかし、兵馬俑は一体何のために作られ、埋められたのか? それは、様々な説が唱えられながらも大きな謎とされてきた。 ところが今、その謎を解く手がかりが、始皇帝陵周辺から続々と見つかっている。東京世田谷区にも匹敵する広大な始皇帝陵全体を徹底的に調査するプロジェクトにより、軍人の姿の兵馬俑以外にも、役人の「文官俑」や芸人を模した「雑技俑」などさまざまな人を模した等身大の像があちこちに埋められていたという事実が明らかになった。さらには豪華絢爛な宮殿の跡や、壮大な都の城壁の痕跡など、これまで想像もされてこなかった数々の遺跡の詳細が見えてきた。 長らく謎とされてきた、巨大な墓と8000体もの兵馬俑が握る重大な秘密が、こうした出土物や遺跡により明らかにされつつある。番組では、始皇帝による中国統一の秘密を、最新の研究結果から解き明かす! 第4集となる最終回は、日本人の原点とも言われる、縄文文化。実は今、この縄文文化に世界の注目が集まっており、海外の某有名オークションでは縄文土器が驚きの値段で落札されるほど。芸術性の高い土器や神秘的な土偶、数千年の時を経ても色あせぬ漆製品は、世界のどの地域でも見られない、洗練されたものとして、欧米の専門家から高い評価を獲得しているというのだ。さらに、世界を驚かせているのが、その持続性。従来の文明論は農耕を主軸としたものだが、縄文人は、本格的な農耕を行わず狩猟採集を生活の基盤としながら、1万年もの長期にわたって持続可能な社会を作りあげていた。 なぜ、縄文は、独自の繁栄を達成し、1万年も持続できたのか。自然科学の手法を用いた最新の研究成果や、長年の発掘調査から明らかになってきたのは、日本列島の豊かな自然を巧みに活用する、独特の姿だった。番組では縄文土器の謎を探る調査にも密着。時空を超えながら、世界に類のない縄文文化の真実に迫っていく。 内容もさることながら、注目すべき点は素晴らしい映像である。普通のハイビジョンカメラより、高精細、高色域、高コントラストで撮影できる4K・8Kカメラで収録された映像データを使用。高精細カメラの特性を生かした「色域」(色の表現範囲)を広げ、「輝度」(明るさの情報)を高めることにより、映像の表現力が向上。奥行きをより感じられる、臨場感のある映像になっている。一体一体すべて顔が異なるという兵馬俑の表情を鮮明に捉え、三内丸山遺跡の壮大さや空気感まで感じられる、美しく迫力ある映像を堪能できる。 放送は7日(土)・8日(日)の2夜連続で、夜9:00〜9:49、総合テレビ。
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その他 2015年11月04日 10時34分
秋晴れの大空にブルーが舞う! 入間基地航空祭
埼玉県狭山市の航空自衛隊入間基地で3日、入間航空祭が開催され約20万人の航空ファンでにぎわった。 C-1輸送機の編隊飛行と陸上自衛隊第1空挺団の落下傘降下などが行われた。午後からは航空自衛隊アクロバットチーム『ブルーインパルス』の展示飛行が行われ、秋晴れの雄大な大空をキャンバスに「星」「ハート」などを描き航空ファンを魅了した。
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