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朝ドラとして異例?『おかえりモネ』、好評の理由は「新しい」「甘酸っぱい」恋愛要素の少なさか

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坂口健太郎

 NHK連続テレビ小説『おかえりモネ』の第35回が2日に放送された。

 現在、第7週「サヤカさんの木」が放送されている本作。第35回は、樹齢300年のヒバの伐採計画がいよいよ本格的に動き出す。百音(清原果耶)は、東京の気象予報会社への興味と、サヤカ(夏木マリ)の下で森林組合で働くことと、どちらを選ぶべきかで思い悩んでいて――というストーリーが描かれた。

※以下、ネタバレ含む。

 第35回では、百音と菅波(坂口健太郎)の関係性に、視聴者からの反響が集まっている。

 ​>>朝ドラ『おかえりモネ』のストーリーに「同じこと繰り返し」と指摘 平坦で飽きられ始めた?<<​​​

 話題となったのは、東京と登米を行き来している菅波に百音が八つ当たりするというシーン。東京へ帰ろうとする菅波に百音が「どうして毎週戻るんですか? 登米にずっといてもいいのに」「東京ってそんなにすごいところですか?」と唐突に攻撃。菅波はすぐに、百音が東京にある気象情報会社が気になってこんなことを言っていると見抜き、「自分の中では決まっているんでしょ? そう遠回しな質問して聞いてきている」と指摘した。

 「これに百音は動揺し、気象予報士を諦めるととっさに宣言。菅波は慌てて『東京に行きたいんでしょう? 甘えた言い方でどうかと思いますけど』とフォローになっていないフォローをしていましたが、視聴者が注目したのは、百音が『どうして東京に戻るんですか?』と聞いた時に、意味深なセリフにも関わらず、百音が自分に好意を寄せたり甘えたりしていると菅波が考えなかったこと。ネットからは『男女じゃなくて対人間』『このセリフ使って恋愛絡めないの斬新』『甘酸っぱいとしか言いようがない』といった声が集まっていました」(ドラマライター)

 朝ドラと言えば、恋愛関係になる男性は必ずいるもの。にも関わらず、この2人の恋愛要素の無さは朝ドラファンからも反響を集めている。

 「多くの朝ドラ作品では、ヒロインが急接近した男性はその後恋愛関係になってきましたが、今の2人からはまったく恋愛の匂いがせず。しかし、安易に恋愛に発展するよりも、名前のない関係を楽しんでいるファンも多くいるようで、ネットからは『新しい』『こういう平行線もいい』という声が集まっているようです。2人が自覚のないままお互いに対する恋心を育てているのか、百音に今後新しい相手が出てくるのかはまだ不明ですが、いずれにせよ、恋愛になりそうでならないこの関係性にファンも注目しているようです」(同)

 年の差もある2人だが、果たして恋愛に発展するのだろうか――。

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