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最終回の『ドラゴン桜』で嫌なヤツから一転、成長を見せた生徒に「完全に主人公」絶賛集まる

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阿部寛

 日曜劇場『ドラゴン桜』(TBS系)の最終回が27日に放送され、平均視聴率が20.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だったことが各社で報じられている。第9話の15.4%からは5.0ポイントのアップとなり、全話平均視聴率は14.8%になった。

 最終回は、2次試験に向けてラストスパートに突入する東大専科。生徒たちは、最後の追い込みで東大の過去問を必死にやり遂げ――というストーリーが描かれた。

※以下、ネタバレ含む。

 とうとう東大入試に挑み、合否も明らかになった最終回だったが、視聴者の注目をたくさん集めたのは、藤井(鈴鹿央士)だった。

 ​>>『ドラゴン桜』、共通テストシーンに違和感「現実的じゃない」の声 受験の描写が手薄になっている?<<​​​

 「藤井と言えば、第9話で共通テストの結果が振るわず、より合格を狙える文科三類を受けるために文転。しかし、最終回冒頭で『自分のために東大へ行くなら理1で受けたい』と宣言し、より高い壁に挑むことになりました。しかし、試験中の昼休み、健太(細田佳央太)が素行の悪い生徒に絡まれるのを見て思わず助けに行ってしまい、突き飛ばされたことにより右手を負傷。最終的には試験不合格となりました」(ドラマライター)

 試験前には、桜木(阿部寛)から「自分のことだけ考えろ」と言われていた専科の生徒たち。結果発表後、自分を優先せず他人を助けたことを桜木に叱られた藤井は、不合格はケガのせいではないと言い、「前の自分じゃ絶対助けたりしなかった。でも、助けに行けたんだ。そういう自分になれたことが嬉しくて、嬉しくて。その後の試験も興奮しちゃって」と告白。ネットからは「泣いた」「涙が止まらない」といった声が集まっていたという。

 「藤井と言えば、物語前半では専科の生徒を見下す、“超”がつくほどの嫌なヤツ。特に、健太に対しては『虫けら』呼ばわりするなど侮辱を繰り返し、視聴者から大いに嫌われている存在でした。しかし、専科入りしてみんなで勉強し始めてから変わり始め、最後にはその変化を自分で『嬉しい』と話した藤井。これまでストーリーを見守ってきた作品ファンは、その成長に感動したようで、ネットには『藤井が完全に主人公』『藤井の成長記だった』『あんなに嫌いなヤツを大好きになれるなんて…』といった藤井への絶賛が集まっていました」(同)

 不合格だったとは言え、東大受験でもっとも成長したのは元嫌われ者の藤井だったようだ。

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