DeNA
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スポーツ 2022年09月12日 17時30分
DeNA・大貫、ポストシーズンのキーマンへ! ポーカーフェイス右腕が発揮する安定感
大逆転優勝を狙い、首位スワローズに照準を合わせているベイスターズ。11日の直接対決では本来のローテーションをずらし、中8日で先発に右のエース・大貫晋一に託した。 斎藤隆チーフ投手コーチも「みんなの思いを背負っているのは大貫が一番分かっていると思うが、そこをプレッシャーに感じず思い切って投げ、最高のアウトを一つひとつ重ねていってほしい」と大きな期待をかけられてのマウンドで、結果7回を投げきり、失点はわずかに1とハイクオリティスタートを達成。8月26日に決勝の3ランを許した村上宗隆に対しても、3打数ノーヒットに封じ込めリベンジに成功した。 しかしゲームは味方打線が沈黙し、悔しい敗戦。本人は「先制点を与えてしまい、結果チームが負けてしまったことが悔しいです。意識はしてきましたが、より強く先制点を与えない投球というものを意識して取り組んでいきたいです」とくちびるをかんだが、三浦大輔監督は「前回登板後からこの日に合わせてくれていましたし、しっかり投げてくれた。丁寧に大胆にしっかり投球ができていたと思います」と賛辞を惜しまなかった。 現在10勝と、三浦現監督以来となる2回目の2桁勝利を達成している大貫は、チームで唯一先発ローテーションを守り続け斎藤コーチも「先発陣では最大の貢献者だと思っています」と評価するなど信頼度は抜群。本人がよく口にする「長いイニングを投げないと」との課題も、登板間隔を空ければ、今回のように7回を投げきることも可能と証明してみせた。 この日の敗戦で首位とのゲーム差は7.5に広がってしまい、スワローズにはマジックが点灯。現実的に逆転優勝は非常に厳しい状況となってしまったが、まだポストシーズンが控えている。8月下旬のスワローズ戦では、3連戦で2打席しかアウトに取れなかった村上を、今回しっかり抑えた大貫が、この先のリベンジへのキーマンとなる。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年09月12日 17時10分
DeNA・三浦監督に強力援軍が登場! “顔面凶器”小沢仁志がチームに喝「気合い入れていけや!」
俳優の小沢仁志が11日に横浜スタジアムで行われたスワローズ戦の試合前に登場。親交の深い三浦大輔監督が率いるベイスターズを応援すべく、優勝を争うチームに活を入れた。 >>全ての画像を見る<< 『I☆YOKOHAMA SERIES』スペシャルユニフォームに、来年公開される自身還暦記念映画『BAD CITY』の公開日“1・20”の番号を背負って登場した小沢は「今日の試合のために一つ提案がある。番長、1球勝負しようか」とサプライズ提案。三浦監督も応じバットを手にバッターボックスに入ると、小沢も力強いフォームからストレートを投げ込むもアウトコース高めにすっぽ抜け。お互いに納得がいかず、もう1球のおかわりが実現し、三浦監督が高めのボールをショート付近に飛ばし「ナイスバッティング」と称えた。 その後もドスの利いた声でスターティングメンバーの呼び出しを行い「気合い入れていけや!横浜反撃や!」と闘志を注入してグラウンドを後にした。 その後、報道陣の取材に応じた小沢は「ど真ん中にストライク投げたかったけどね…1球目は編集してくれな」と笑いを誘い「マウンドの傾斜もあって難しいね。ハマスタはちょっと高めだね。人が多いのは緊張しないけど、1球勝負がね。ワンバウンドしちゃいけない、高めもいけない。だからボールになっちゃうんだよね。でも楽しかったですよ」と笑顔。「数年前から食事やゴルフで親交があり、撮影現場にも来る」間柄の三浦監督との対戦には「番長は言えば絶対出てくるから。ハマスタを盛り上げるために来たんだからさ。それは出てこないと。できれば俺とおんなじリーゼントで来てほしかったな」としてやったりの表情を見せた。監督には「こんだけやって負けたら、次おごりなって言いました。たいていおごりだけど」と笑わせた。 最後に「まずはベイスターズがここから逆転優勝めざして、負けられない日々が続くんで。まずはベイスターズに逆転優勝してもらって、その流れで『BAD CITY』の成功につなげる」とし「横浜反撃を掲げてきましたからね。逆転優勝したときは、必ず皆さんは、今日があったからこそって言っといて」と猛アピールした。その後も最後まで試合を観戦し、ベイスターズと番長へ熱い思いを届けていた。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年09月09日 18時30分
DeNA・桑原に「みっともない」「何回やったら気が済むのか」呆れ声 バットを両手で叩きつけ、三振直後の一幕に批判
8日に行われ、DeNAが「5-6」で敗れた巨人戦。「1番・中堅」で先発したDeNAのプロ11年目・29歳の桑原将志が見せた態度がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「5-6」とDeNA1点ビハインドの9回表でのこと。この回DeNAは1死一塁で桑原に打席が回ると、初球に一走・神里和毅が二盗を決め一打同点のチャンスを演出。しかし、桑原は巨人守護神・大勢がフルカウントから投じた6球目のストレートに強振するも空振り三振で好機を逸した。 三振直後、スイングで体勢を崩した桑原はとっさに右足を前に出しバランスを保ったが、その流れでバットを両手で思い切り地面にたたきつける。また、この後もマウンド方向を見ながら天を仰ぐなどかなり悔しさをにじませていた。 >>プロ野球、DeNA戦の審判に「馬鹿にしてんのか」怒りの声 疑惑の判定直後の態度が物議、嶺井の主張退けたワケを半笑いで説明?<< この桑原の態度に、ネット上では「三振の悔しさをバットにぶつけるのはみっともない」、「打てずに苛立つ気持ちは分かるが、今の態度は不適切だったのでは」、「折れて自分や相手捕手に当たるリスクもあるしやるべきじゃなかった」、「熱い気持ちは道具じゃなくて、今日の序盤戦みたいにプレーにぶつけるべき」、「去年防具に八つ当たりして叩かれたのに…一体何回やったら気が済むのか」といった呆れ声が相次いだ。 「プロ入りした2012年からDeNA一筋でプレーする桑原は“ハマのガッツマン”という愛称もあるほど、攻守でアグレッシブなプレーを売りにする外野手。8日の試合でも2回裏無死で岡本和真が放った左中間への打球にダイビングし、顔面を地面に打ちつけながらキャッチするファインプレーを見せ球場を沸かせました。ただ、持ち前の気合が行き過ぎたのか、今回のように感情的な道具の扱いで物議を醸すこともしばしば。直近では2021年6月30日・中日戦で死球を受けた際、左ひじにつけていた防具を右手で外すと思い切り地面にたたきつけ多くのファンからひんしゅくを買っています」(野球ライター) 8日の試合は9回表の三振を含め「5打数1安打・3三振」とほとんどいいところがなかった桑原。今後、汚名返上の全力プレーを見せることはできるだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月08日 17時30分
DeNA、ビジターとデーゲームを征せよ! 奇跡の大逆転Vに必要な苦手要素の払拭
首位スワローズ追撃をもくろんでいるベイスターズ。8月は18勝6敗と猛スパートをかけ、勝負の9月に突入した。前半の雨天中止や、コロナによる順延が9月に回り、今月は30日間で休みは3日間のみと未曾有の超過密日程となっている。 懸念材料はベイスターズの誇る勝利の方程式、伊勢大夢、エドウィン・エスコバー、山崎康晃の“防御率1点台トリオ“と、脇を固める平田真吾、入江大生らの鉄壁のリリーフ陣の疲弊と思われていた。伊勢とエスコバーはセ・リーグ1位の登板数の59を数え、クローザーの山崎も同7位タイの48。回またぎもある入江も46と、リーグ最少のゲーム消化数であるにもかかわらず、ブルペン陣の負担は深刻な状況。登板していないピッチャーもブルペンで常時肩を作っており、斎藤隆チーフ投手コーチも「みなさんには見えないが、彼らも肉体的、精神的にも疲労がある」とコメントしていたことからも、リリーフ陣の整備が最重要課題と思われていた。 しかし9月に入り、1日のドラゴンズ戦こそ7得点と打線が奮起したが、2日からのカープ戦から一転沈黙。トータル5戦で得点は0、0、0、2、3と機能不全に陥り、完全に勢いを失っている。6日のジャイアンツ戦こそ4番・牧秀悟のタイムリーとキャプテン・佐野恵太の意地のホームランで僅差のゲームを制したが、7日は18−3と屈辱的大敗を喫し、東京ドームに駆けつけた熱心なベイスターズファンもゲームセットを待たずに席を立つ姿が散見された。 嫌なデータは他にもある。ホームゲームは34勝23敗と大幅に勝ち越しているが、この日の敗戦でビジターゲームは28勝32敗と4つの負け越しとなっており、この先まだ9ゲームを残している点も不安。さらに9勝23敗と大の苦手としているデーゲームも6試合残している。6日も山崎以外のリリーバーはギリギリの投球が続いていただけに、打線の奮起で苦手のビジター&デーゲーム克服が、栄光へ向けての重要なキーポイントとなりそうだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年09月08日 11時10分
DeNA、逆転優勝へ追い風? 三浦監督が18失点大敗の裏で打った布石は
大敗だ。しかし、横浜DeNAベイスターズの三浦大輔監督が、本気で逆転優勝を狙っていることが伝わってきた一戦だった。 9月7日の巨人戦は「3対18」で“ボロ負け”した。前日の同カードではエース・今永昇太を立て、菅野智之との投手戦を制した。 「前節の広島3連戦で『3連続完封負け』を喫しました。今永で勝ち、ヤクルト追撃の雰囲気も高まっていたんですが」(関係者) >>プロ野球、DeNA戦の審判に「馬鹿にしてんのか」怒りの声 疑惑の判定直後の態度が物議、嶺井の主張退けたワケを半笑いで説明?<< 18失点は今季ワースト。勝利していれば、球団史上初の巨人戦8連勝となっていた。DeNAの先発・濱口遥大が3被弾を含む11失点で、試合をブチ壊してしまった。NPB関係者の一人がこう言う。 「試合前、8月の月間MVPが発表されました。セ・リーグ投手部門は今永、でも、濱口も最終候補まで残っていました」 8月の濱口は3勝負けナシ。「11失点」は自己ワーストだったが、大炎上する前に「おや?」と思う場面は見られた。 初回、濱口は「ボーク」を宣告されている。 「右足でプレート板を巧く蹴れなかったみたい。スパイクの歯が引っかかったのかな」(プロ野球解説者) それだけではない。4回に巨人・小林誠司にレフトフェンスまで届く適時二塁打を食らったが、打たれたボールは「チェンジアップ」だった。 「初回、失点はありましたが、チェンジアップはバツグンに良かったんです。1番。坂本勇人はそのチェンジアップに手も出せず、見送り三振。2番・ウォーカーもチェンジアップで追い込まれて」(前出・同) そのチェンジアップが当然、変化しなくなったのだ。 「DeNAベンチも、今日の濱口はおかしいと思っていたはず。交代させるタイミングを逸し、試合序盤で大量失点を許してしまった感じ」(前出・同) 試合後の三浦監督はチェンジアップが機能しなくなった4回を指して、こう答えている。 「あの回は投げ切って欲しかったけど、(投球数が)100球を越えて、ストップを掛けるしかなかった」 4回に9失点された時点で、濱口の立ち直りも勝負も諦めてといった内容だ。しかし、その濱口がベンチに帰った時、三浦監督自らが歩み寄り、肩を叩きながら何かを伝えていた。 「心が折れていれば、もう投げさせないですけど、そんなことないですよ」 そう言い残して、会見を切り上げた。 ワンサイドゲームとなったが、同試合で登板したピッチャーは、全部で3人。2番手・三浦銀二、3番手・坂本裕哉だが、勝ちゲームではあまり使って来なかったピッチャーである。 雨天、コロナ禍などで再編成された終盤戦の日程表を見ると、同日の巨人戦は9連戦の2試合目であり、その後、中1日で10連戦に突入する。9月11、12日に首位・ヤクルトとの直接対決もあるが、23日からの同3連戦が天王山と見られている。それまで1つでもゲーム差を縮めておけば、本当に逆転優勝が視野に入ってくる。 「連戦に次ぐ連戦を乗り切るには、ピッチャーの出来次第」 三浦監督が目先の1勝にこだわり、濱口を早々に代えていたら、その心は折れ、救援陣を必要以上に消耗させていただろう。三浦監督の“負ける度胸”に投手陣が奮起すれば…。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月07日 15時30分
巨人・中田、深刻低迷の危機? 突然のアクシデント対応に称賛も、心配相次ぐ
6日に行われ、巨人が「1-2」で敗れたDeNA戦。「4番・一塁」で先発した巨人のプロ15年目・33歳の中田翔が見せた振る舞いがネット上で話題となっている。 注目が集まったのは、「1-1」と両チーム同点で迎えた8回裏1死一塁でのこと。DeNA2番手・エスコバーは打席の中田に対し初球にストレートを投じたが、手元が狂ったのかボールは中田の左腕へ向かう。中田は両腕を引いてのけぞるも避けきれず左手甲に球を受けた。 打球直撃直後、エスコバーは「あっ!」といわんばかりに左手を前に出す仕草を見せると、一塁へ向かう中田へ心配そうに近づく。ただ、中田はエスコバーを見てうなずきながら左手で制止するなど、特に問題はないというような冷静な対応を見せそのまま出場を続行した。 >>巨人・中田が先輩相手に激怒「殺してみいオラァ!」 新たないざこざも時間の問題? 物議を醸した日本ハム時代の大騒動<< この中田の態度を受け、ネット上には「今の中田の対応は見ていて気持ちが良かった」、「怒るどころか逆に相手を気遣ったのは立派」、「勝負どころで打ちたい気持ちもあったと思うけど、一切不満を見せずにその場を収めたのは素晴らしい」、「元同僚のよしみ(2017年に共に日本ハムでプレー)もあるんだろうが、穏便に済ませたのは大人だな」と称賛の声が寄せられた。 ただ、ファンの反応は称賛ばかりではなく、中には今後を心配するコメントも上がっている。中田にとって左手は過去に手首骨折(2008)、小指骨折(2012,2013)といった大けがに見舞われた、いわゆる爆弾を抱える箇所。今回の死球はプロテクターを着用していたこともあり大事には至らなかったようだが、一部からは「古傷かばって打撃狂わせることにならないか不安」、「死球で不調が悪化した去年みたいになりそうで怖い」といった意見も散見される。 中田は昨季8月26日・広島戦でも左手甲に死球を受け途中交代しているが、同戦を機に試合前時点で「.222」と低かった打率がさらに下がり、「.150」まで落ち込んだ9月11日に登録を抹消されている。死球が不振を深刻化させた昨季の二の舞になるのではと、試合結果そっちのけで心配を募らせているファンも少なくないようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月05日 19時30分
広島・秋山の死球交代で審判に批判「判断次第じゃ防げた」 アクシデント招いた投手は直前にも問題
4日に行われ、DeNAが「0-7」で敗れた広島戦。4番手として登板したDeNAのプロ3年目・24歳の伊勢大夢の投球がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「0-3」とDeNA3点ビハインドの7回裏1死二、三塁でのこと。この回から登板の伊勢は打席の広島・秋山翔吾に対しカウント「1-2」からスライダーを投じたが、制球を誤ったのかボールは秋山の膝元へ。秋山は後ろにのけぞるも避けきれず、右膝裏付近にボールを受けた。 打球直撃後、秋山は右膝から崩れ落ちるようにその場に倒れ込むと、約5秒後に立ち上がった後も両膝に手をつき、うなだれるなどかなり痛そうな様子。その後はトレーナーに付き添われながら一塁までは歩いたが、代走・大盛穂を送られ交代。同時に、伊勢も5番手・田中健二朗に代わりマウンドを降りた。 >>プロ野球・広島戦の球審、また不可解判定?「西川怒ってないか」三振宣告に選手は振り向き凝視<< 秋山の負傷交代を招いた伊勢の死球を受け、ネット上には「代えの効かない中軸に危ない球ぶつけるのは勘弁してくれ」といった苦言が上がったが、中には「伊勢はもちろん審判団も悪い、判断次第じゃ秋山への死球は防げた」、「やっぱり危険球退場にすべきだったよ、磯村(嘉孝)にぶつけた時点で制球荒れてるのは明らかだったし」などと審判にも非があるとするコメントも見られた。 「7回裏の伊勢は先頭・磯村をカウント『1-2』と追い込むも、5球目に投じたフォークがすっぽ抜け磯村の首元付近に直撃。磯村が一旦ベンチに下がる間に審判団はグラウンド上で協議を行いましたが、危険球退場とはせず無死一塁で試合を再開しました。審判団は磯村への死球は変化球のすっぽ抜けでそこまで球威がなかった、当たった箇所がNPBの定めている危険球となり得る範囲(打者の顔面、頭部、ヘルメット等)外と判断したことなどから“おとがめなし”にしたと考えられますが、退場にしていれば直後に秋山が死球を食らうこともなかったはずだと不満を抱いているファンも少なからずいるようです。伊勢は試合前時点で『57登板・55イニング・2死球』とほとんど死球は出していなかったのですが、登板数がリーグ2位(4日の登板で1位タイに)とかさんでいることを考えると、勤続疲労の影響が出始めている可能性も考えられます」(野球ライター) 秋山の死球交代後、広島は2死満塁から坂倉将吾が13号満塁ホームランを放ちそのまま大勝。ただ、広島ファンにとっては今ひとつ後味の悪い試合となってしまったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年09月05日 18時30分
DeNA、“強いチーム”はバックアップメンバーがやる! チームに欠かせぬ戸柱の輝き
週末広島に乗り込んだベイスターズ。しかし8勝12敗のカープ戦、3勝6敗のマツダスタジアム、9勝20敗のデーゲームと不得手のデータ通り、痛すぎる3連敗を喫してしまった。しかも10年ぶりの3戦無得点に終わり、横浜からも駆けつけたファンの期待を裏切る形となってしまった。 気を取り直して火曜からは東京ドームでジャイアンツとの3連戦を戦っていきたいベイスターズだが、流れを変える意味でもバックアップメンバーの活躍に期待したいところ。 中でも連戦続きの9月、ひときわ疲労度の増すキャッチャーのポジションで、チームを支える戸柱恭孝の存在は貴重。昨シーズンは通算打率.220ながら、9、10月は打率.279と打撃好調。今シーズンもオープン戦で.400ジャストと好調をキープし、シーズンインしてからも.265と、キャリアハイが期待できる成績を残している。 ここ5試合では2ホームランをマークし、8月31日にはお立ち台に上がり得意の「最高です!」を連発。「9月が本当に勝負だと思いますし、今日、8月最後(の試合に)勝つことができて、これでまた勢いつけると思うので、明日から皆さんまた応援してください。よろしくお願いします」とファンにもお願いし、横浜スタジアムに歓喜に巻き込んだ。この日はバットだけではなく、ともにお立ち台に上がりルーキーイヤー以来となる濱口遥大の7勝目をアシストするリードもさえ、頭脳でも勝利に貢献した。 今シーズンは交流戦から嶺井博希がスタメンマスクをかぶるゲームが増えてきたが、9月の超過密日程は伊藤光らと併用が予想される。フレーミングはNPBでもトップクラスの技術を誇り、チームでは唯一の左バッターの戸柱恭孝の存在は心強い。三浦大輔監督がめざす全員野球。その中でも経験の多角的視点が必要とされる扇の要のポジションで“金剛力士”がにらみを利かす。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年09月01日 18時30分
DeNA・今永、8月の快進撃に火をつけた!「勝ちパターン投げさせない」左腕が示す“エース”の矜持
「こうやって勝ち投手になれば、ここで喋らせてもらえるんですけども、それ以外にもたくさんの選手に支えられて、こうやって勝ち星が挙げられた。キャッチャーを含めた打撃陣に本当に感謝したいと思います」30日のドラゴンズ戦、お立ち台に上った今永昇太は“らしい”言葉で喜びを表現した。 イケイケムードから一転、首位決戦でまさかの3連敗を喫したチームの勢いを取り戻すエースの貫禄を見せ、この勝利で8月は無傷の5連勝。完投も1回マークし、すべての登板で110球以上を投じる力投で、防御率1.25、クオリティスタート率100%と文句のつけようのない成績でチームを引っ張り、月間MVPの有力候補となった。 また以前本人も「火曜日に勝てば勢いに乗れる」と語っていたように、週の初めで連戦のアタマとなる大切な曜日にすべて先発して結果を出したことは価値が高く、今シーズンの火曜日成績は9回の登板で8勝。防御率0.95、QS率もパーフェクトと圧巻の数字となっている。さらに8月は、投げ勝った相手もカープ・森下暢仁、タイガース・青柳晃洋、ジャイアンツ・菅野智之とリーグを代表するエースをなぎ倒したことも重要なポイントだ。 エースとして「先発としてこれまで中継ぎや野手に支えてもらって頭が上がらない」とリーグ1、2位の登板数となっているエドウィン・エスコバーと伊勢大夢を筆頭に、平田真吾、入江大生らシーズン序盤からフル回転中のリリーバー陣に感謝。「これから苦しいときが来る。その時には先発がバックアップしていく。そこに尽きる。過密日程を考えれば、僕としては勝ちパターンも投げさせないような展開で勝ちたい」とスターターとしての矜持も口にし、それをしっかりと実現させている。 けがのため開幕に間に合わなかったが、ここまで9勝と勝ち星を積み上げて、自身のキャリアハイとなっている2019年の13勝超えも視界に入っている今永昇太。超過密日程となる9月の戦いも、エースらしい働きで三浦ベイスターズを牽引し続ける。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年08月29日 17時30分
DeNA、確変中の“村神様”にやられ屈辱3連敗 “逃げない姿勢”で活路見いだせるか
首位をひた走っていたスワローズに対し、17.5ゲーム差から4ゲーム差まで驚異の追い上げで“まさか”の雰囲気が漂っていた三浦ベイスターズ。 ホームの横浜スタジアム17連勝中と無双状態での首位攻防戦。ファンのボルテージがマックスまで高まる中での直接対決は、まさかの3連敗で幕を閉じた。 完膚なきまでにたたきのめされた一番の要因は、スワローズの主砲・村上宗隆の大きすぎる存在だった。初戦の先発・大貫晋一が2打席封じた後の第3打席、史上最年少150号逆転弾をライトスタンドへ突き刺すと、3日間凡退はなし。3連戦で11打数9安打、ホームラン4本、打点9と大暴れした上に、14打席連続で出塁もマーク。2013年にカープの廣瀬純氏が達成した15にリーチをかけるなど、まさに無双状態だった。 三浦大輔監督もこの怪物を止めることでスワローズの勢いを減速させるべく、あからさまに勝負を避けることは最小限にとどめ、戦った。しかし28日、同点に追い付いた後の先頭で打席に入った村上に対してぶつけたエドウィン・エスコバーも痛恨の決勝ホームランを被弾。9回には裏の攻撃でミラクルを起こすべくビハインドでも抑えの切り札・山崎康晃を投入し、村上封じで勢いをつけるピッチングを期待したが151キロのストレートを軽打でヒットにされるなど、最後の最後まで抑えることができなかった。 指揮官も「勝負にいって打たれた。監督の責任です。痛い3連敗ですし悔しい3連敗です。めちゃくちゃ痛いです」とうなだれた。ただ同時に「まだ終わりじゃないし、可能性があるわけですから」と気を取り直し「まだまだゲームセットじゃないですから、やり返す“反撃”ってところでね、心をひとつにして巻き返せるようにやるしかないです」と、勝負師の目には反逆の炎が宿っていた。 7ゲーム差と燕の尾は再び遠ざかってしまったが、9月にはまだ5試合の直接対決が待っている。この怪物にやられた屈辱を糧にリベンジを果たすことができれば、何かが起こる可能性はまだ、残されている。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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