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阪神・佐藤に「わざと援護したのか?」の声 ライバルをアシストした怠慢プレーが物議、球団OBも激怒「スタメン外して」

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 25日に行われた阪神対DeNAの一戦。「10-2」でDeNAが勝利したこの試合で、阪神ドラ1・22歳の佐藤輝明が見せたプレーがネット上で物議を醸している。

 >>阪神・佐藤の新打撃フォームは失敗?「差し込まれまくりや」 金村氏が見抜いた問題点を指摘、今後のスランプも予想<<

 問題となっているのは、「2-9」と阪神7点ビハインドの9回表に飛び出たプレー。この回先頭のDeNA・牧秀悟が、阪神4番手・岩貞祐太が投じた2球目を捉え右翼線への打球を放つ。右翼を守っていた佐藤はこの打球を走って追ったが、ファールになると思ったのか途中で追う速度を緩めた。

 ところが、打球はファール線の内側にポトリと落ちた後、佐藤の横で大きく跳ねて右翼フェンス際へ。これを見た佐藤はすぐに打球を追いかけたが、捕球し内野へ返球する間に牧は三塁へ到達。それまでの打席で二塁打、本塁打、単打をそれぞれ記録していた牧に、公式戦では新人史上初となるサイクルヒットを許す結果となった。

 新人王争いのライバルの快挙を招いた佐藤の守備を受け、ネット上には「今の佐藤の守備酷すぎない? 最後まで全力で追ってたら普通に捕れてたでしょ」、「まともに走らずスライディングもしないのは怠慢プレーでしかないし、仲のいい牧に忖度したと言われても仕方ないぞ」、「捕球から送球への流れがチンタラしてたのもいただけない、もしかして牧のサイクルをわざと援護したのか?」と、牧への“忖度”を疑うような反応が寄せられている。

 一方、「なんか忖度とか言ってる人いるけど、そんなことができるほど佐藤は守備上手くないだろ」、「見てる感じではただ下手くそなだけで、何が意図があったプレーには見えなかったけどなあ」、「状況が状況だから物議醸してるけど、ただ単に判断を誤っただけでは?」と忖度疑惑への反論も複数見受けられた。

 「今回の佐藤の守備に対しては、ファンだけでなく複数の球団OBも苦言を呈しています。元阪神監督・安藤統男氏は26日の『スポーツ報知』(報知新聞社/電子版)の記事内で、『ファウルと勘違いしたのか、牧の打球を全力で追わずに三塁打にした。期待以上の働きを見せている新人も、平凡なミスや怠慢プレーだけは許されない』と集中力を欠いたプレーだと批判。元阪神・下柳剛氏は26日に自身の公式インスタグラムに投稿し、『今日のプレイ、あの三塁打、どう思います スタメン外して欲しいな 打つだけがレギュラーじゃない』と首脳陣に佐藤のスタメン剥奪を求めるほど怒りをあらわにしています。なお、佐藤と牧は大卒ルーキーの同期で頻繁に連絡を取り合う仲であることから、一部では佐藤は牧のサイクルを演出しようと緩慢守備を装ったのではとの見方が浮上していますが、佐藤の今季の守備率がリーグ外野手上位10名にも入らないほど低い数字(.980)であることを引き合いに、単に守備面の実力が不足しているだけという意見も見られます」(野球ライター)

 牧がサイクル安打を達成した一方、自身は「4打数無安打・3三振」とこの日は全くいいところがなかった佐藤。26日以降の試合で汚名返上の活躍を見せることはできるのだろうか。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
下柳剛氏の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/shimoyanagi_tsuyoshi

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