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阪神首脳陣に怒りの声「理解できない」 本人もSNSに不満投稿? 好調マルテの“二軍幽閉”に疑問相次ぐ

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 今季前半戦に「.284・16本・46打点」といった成績を残しチームの首位ターンに貢献したが、後半戦は9試合を終え未だ一軍未出場の阪神・マルテ。24日、そのマルテの一軍昇格が今カード(24~26日/対DeNA)も見送られる公算が高くなったと複数メディアが報じている。

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 7月16・17日に行われたオールスターに出場した後、母国ドミニカに一時帰国したマルテは同25日に再来日し、隔離期間が明けた8月9日から本格的な練習を再開。首脳陣はコンディション調整の優先を理由にマルテを後半戦二軍スタートとし、前半戦「.098・1本・3打点」のロハスを代役に指名したが、成績に差があるため早々に入れ替えが行われるとの予想が大半だった。

 ただ、ロハスは後半戦がスタートした8月13日から同22日まで9試合に出場し、「.313・2本・5打点」と好成績をマーク。これを受けた井上一樹ヘッドコーチが22日の試合後に「今、日本に来てアイツ自身が“野球やれているな”と実感している時期だと思う。それをこっちも大事にしてあげたい」と一軍起用の継続を示唆したことから、マルテの一軍昇格は次カードの24~26日・DeNA戦でもひとまず見送られる公算が高くなったという。

 マルテの昇格見送りを受け、ネット上には「今のロハスは前半戦とは別人だから起用し続けたい気持ちは分かる」、「マルテはある程度計算立つから、入れ替えはもう少し後回しにしてロハスの調子を見極める算段なのか?」、「ロハスは去年韓国で2冠(本塁打・打点)獲ってるし地力はある、このまま使い続けて本領発揮となればデカい」といった反応が寄せられている。

 一方、「二軍でめちゃくちゃ結果出してるマルテを上げないのは理解できない」、「このままだと本人のモチベに関わりそう、少し前にインスタでも文句言ってたし」、「ロハスが無理ならサンズと入れ替えろよ、絶対今のマルテの方が打つぞ」と否定的なコメントも複数見受けられた。

 「後半二軍スタートとなったマルテは、22日終了時点で二軍戦4試合に出場し『.500・1本・2打点』と絶好調。それでも一軍に呼ばれないことを受けてか、20日に自身の公式インスタグラムのストーリーに『もう準備はできている!』と英語で投稿するなど不満をにじませています。マルテは怪我や不振が理由で二軍にいるわけではないため、早く一軍に上げないとますますモチベーションを下げてしまうのではと危惧しているファンは少なくないようです。また、現在一軍にいるサンズが後半戦は『.219・2本・6打点』と今ひとつであることから、サンズとマルテを入れ替えるべきではないかという意見も見られます」(野球ライター)

 今季の阪神は助っ人の試合出場枠4名を基本的に「投手2・野手2」で運用しているため、マルテを一軍に上げるならロハス、サンズのどちらかを二軍に落とす必要がある。チームを率いる矢野燿大監督は22日の試合後にマルテの昇格時期について聞かれた際、「俺が全体のことを考えて判断させてもらう」と明言を避けたことが伝えられているが、今後の判断には大きな注目が集まりそうだ。

文 / 柴田雅人

記事内の引用について
マルテの公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/jmarte19

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