DeNA
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スポーツ 2022年11月07日 18時30分
DeNA・宮國「今年は仕事していない」 移籍3年目の来季に懸ける想い
「来季も契約していただけるということで、すごい感謝しています」ジャイアンツから戦力外通告を受け、ベイスターズの育成からはい上がった宮国椋丞が2日、契約更改交渉に臨んだ際の言葉だ。 今季は17試合で勝ち負けはつかなかったが、防御率8.71と決して満足のいく数字ではなかったが、球団からは「ポジションに関係なく仕事してくれた」と評価されたと明かした。しかし「自分自身として結果もそうですし、納得していない部分がある。ビハインドで投げる展開が多かったんですけど、抑えたりで流れを止められるところもあったので、そういった部分は反省しています」と冷静に振り返った。 契約更改の翌日の3日からは自ら球団に志願する形で、入江大生とともにオーストラリアへ武者修行に向かった。きっかけについて「チームに貢献するどころか足引っ張っていたところがあったんで、実戦を増やして感覚を覚えさせるチャンスだなと思ったんで志願させていただきました」と明かし、目標はズバリ「全体的なレベルアップ」とした。中でも「真っすぐのキレもスピードもコントロールも意識していきたいと思います」とピッチャーの基本であるストレートのブラッシュアップを図るとした。 20歳の2013年、ジャイアンツで開幕投手も務め、昨年ベイスターズでもスターナイトで古巣・ジャイアンツ相手に痛快勝利を挙げた実績もあるが「チームが求めてくれるポジションで、全力を尽くしてやっていくだけなんで。それ以上はないです」とポジションへのこだわりは皆無。 今シーズンは「全然と言っていいぐらい仕事していない」とくちびるをかんだ右腕。あえて選んだ異国での修行を糧に「最低限、今年より1試合でも多い登板数を目標にやっていきたいと思います。リーグ優勝、日本一を目標に皆やっているので、そのひとつのピースになれるように頑張っていきたいと思います」と前を向いたイケメンは、12年目のシーズンでのキャリアハイを狙う。取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2022年11月01日 20時30分
DeNA・嶺井、ソフトBの方が好条件だった? 球団が複数年契約用意もFA行使に傾くワケ
2014年のプロ入りからDeNAでプレーし、今季までに「472試合・.219・20本・126打点」といった通算成績を残しているプロ9年目・31歳の捕手・嶺井博希。1日、今季7月に取得した国内FA権を行使する可能性が高まったと複数メディアが報じた。 報道によると、嶺井は球団側から複数年契約を提示されたが熟慮の末、権利を行使する方向に傾いたとのこと。仮に宣言すれば、調査を行っていると10月17日に伝えられているソフトバンクが獲得に動くことが濃厚とも伝えられている。 嶺井は今季「93試合・.205・5本・30打点」と打率は今ひとつながら、本塁打、打点は自己最多の数字をマーク(本塁打は自己最多タイ)。守備では6月7日・日本ハム戦で今永昇太とバッテリーを組み、プロ野球史上85人目のノーヒットノーラン達成に導くリードを見せた。 >>DeNA・オースティン、早くも来季開幕絶望か 「何一つ同情できない」激怒するファンも、右ひじ再手術発表が物議<< 嶺井のFA報道を受け、ネット上には「えっ、複数年提示蹴ったの!?」、「球団は誠意を見せてると思うんだが、嶺井は一体何が不満なのか」、「他の捕手と併用されてる現状に納得いってないってことか?」、「ソフトバンクがDeNA以上の条件を用意してる以外の理由が思いつかん」といった驚きの声が相次いだ。 「嶺井が複数年提示を受けながら権利行使に傾いている理由は様々だと思いますが、現状の起用法に内心、不満を抱えている可能性は考えられます。嶺井はプロ2年目の2015年から一軍に同行していますが、当時から現在まで他捕手との併用が続いており、今季を含め出場試合数が100試合を超えたシーズンはナシ。今季取得したFAを活用し、自分を併用ではなく固定起用してくれる球団があるのか探りたい気持ちがあるとしても不思議ではないでしょう。また、先月中旬に調査報道が出ているソフトBが水面下でDeNAを上回る条件のオファーを用意する構えを見せており、これに魅力を感じたからというのも理由としてはあり得るのでは」(野球ライター) 今季年俸2700万円(推定)で、金銭・人的補償が不要なCランク(元球団の年俸上位11位以下)のFA選手である嶺井。今後の展開次第ではソフトバンク以外の球団も獲得に乗り出してくる可能性はあるが、果たしてこのまま正式宣言となるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年10月31日 17時45分
DeNA・入江、今永・大貫・国吉に続け! オーストラリア武者修行復活でさらなる飛躍に期待
ベイスターズが戦略的パートナーシップ契約を結んでいるオーストラリアン・ベースボールリーグの強豪チーム“キャンベラ・キャバルリー”に、ベイスターズの入江大生と宮國椋丞の両右腕が派遣されることが決定。コロナ禍で中止されていたオフの武者修行が復活した。 過去にはこの武者修行をきっかけに大きな飛躍を遂げた選手も多く、両投手にも同様の変わり身が期待される。 2018年には今永昇太が参加し、無敵のピッチングを披露。これをきっかけに今シーズンは開幕投手に指名され勝利すると、一年通じてエースとして圧巻の活躍を見せた。現在はマリーンズに所属している国吉佑樹は約3カ月間フルに参加し、異国で様々な国のチームメイトと“ベースボール”を体感し「楽しむ」ことを再確認。10年目のブレイクにつなげることに成功した。 翌年には大貫晋一が「体力をつけることと、ウイニングショットの精度を高める」との目標を掲げ、スタミナとカットボールを会得。20年シーズンはルーキーイヤーの6勝から大幅アップの二桁勝利をマークするなどの活躍を見せた。また中継ぎ右腕の平田真吾も参加。得意のスライダーと対になるツーシームを自分のモノとし、今ではカウントも稼げ、決め球にもなる重要なボールとなっている。 2年目のシーズンは中継ぎとしてブレイクした入江大生は「一年間一軍でシーズンを戦い長所短所が明確になりました。ウインターリーグではその弱点をできるだけ減らすことを考えて日々課題に取り組んでいきたいと思います」と武者修行で一皮剥けた先輩たちの後を追いつつ「来季はどのポジションで登板しているか分かりませんが、さらに上をめざし、もっと後ろのイニングでの登板ができるように頑張ります!」と、今シーズン抑えの切り札として君臨した山崎康晃の去就次第では、クローザーの座を狙うためにもブラッシュアップをめざすとした。 30日も横須賀の球団施設「DOCK」で同期、同級生の牧秀悟ら主力とライブBPで対決し、武者修行に向けて順調な調整を続けている。 派遣された先輩たちもオフの時期に実戦を積めることは貴重で、異国の地での生活は人の幅を広げるチャンスと口にするウインターリーグへの参加。11月上旬から年内までの約2カ月、両右腕はどうブラッシュアップを果たすのかに注目だ。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年10月27日 17時30分
DeNA・嶺井に「残って!」ファンやきもき FA権獲得した主力捕手の今後は
9年目のキャッチャー・嶺井博希がFA権を取得。各スポーツ紙からは出身地に近いソフトバンクが調査に出るなどの報道が出て、オフのベイスターズファンの関心事の一つとなっている。 今シーズン開幕してしばらくスタメンキャッチャーは、嶺井とともに、フレーミングと昨年からバッティングも好調な戸柱恭孝、フェルナンド・ロメロや上茶谷大河との相性のいい山本祐大らがスタメンマスクを代わる代わるかぶっていた。 しかし5月28日に戸柱がスタメン出場したのを最後に、翌日から6月22日まで18試合連続で嶺井に固定。交流戦は1試合を除きすべての試合でスタメンを張り、三浦大輔監督も「いいコンビネーション」と度々高評価するように、臨機応変な配球で投手陣を引っ張るとともに、打撃もまずまずで交流戦勝率5割で乗り切る原動力のひとつとなった。 7月に入ると東克樹、フェルナンド・ロメロには伊藤光、濱口遥大には戸柱などの起用もありスタメンは減少していったが、8月のチームの快進撃時に3回もお立ち台に上がるなど、インパクトの大きな活躍を見せ、ファンの喝采を浴びていた。 2018年の91試合出場から年々試合数を減らし続け、昨年はわずか36試合出場にとどまった。打率も.189に終わり、シーズン後半にはファーム生活も味わった。昨年の契約更改では「契約していただけるだけでありがたい」と控えめなコメントながら、オフには恒例のソフトバンクの松田宣浩らとともに自主トレで汗を流すなど鍛錬を続け、今シーズンは93試合と一気に出場機会が増加。ホームラン5本は自己最多に並び、打点30もキャリアハイと飛躍の年となった。 現在横須賀の球団施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」で行われている秋季練習先行期間でも、キャッチャーとしての基礎練習や木魚の音に合わせてのトスバッティングなど、厳しい練習をこなしている嶺井博希。FAは個人の権利だが、ルーキー時代のサヨナラ打、2016年のCS、ファイナルステージへ導く決勝打など記憶に残るプレーを演じる千両役者の残留宣言を、ファンは待ちわびている。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2022年10月25日 18時30分
DeNA・オースティン、早くも来季開幕絶望か 「何一つ同情できない」激怒するファンも、右ひじ再手術発表が物議
初来日した2020年からDeNAでプレーし、今季までに「210試合・.289・49本・133打点」といった通算成績を残している31歳の助っ人・オースティン。25日、右肘の手術を受けたことを球団が発表した。 球団公式サイトはこの日、オースティンが24日に母国アメリカで「右肘内側側副靭帯修復術」を受けたと発表。オースティンは同サイトで「複数のドクターと話をして打撃のみならず、走攻守すべてにおいてチームに貢献するためには再手術が必要だと判断いたしました。これからリハビリを改めて始めることになりますが、最短での復帰に向けて誠心誠意努力していきます」とコメントしている。 >>ヤクルト・高津監督、最終戦後コメントに「ふざけるな」阪神ファン激怒 CS敗退を決めつけ? DeNAへのエールに批判<< オースティンは今季右肘の張りを理由に開幕一軍から外れると、4月10日にアメリカに一時帰国し、同月13日に右肘のクリーニング手術を受けた。その後同月19日に再来日するとリハビリ、二軍戦出場を経て、8月2日に今季初の一軍昇格を果たしたが、「38試合・.156・1本・3打点」とほとんど結果を残せなかった。 オースティンの右肘再手術発表を受け、ネット上には心配・激励の声が寄せられたが、それ以上に「いい加減にしろよ、もはや休むのが仕事になってるじゃないか」、「来日1年目からここまで故障多すぎて何一つ同情できない」、「大型契約結んでおいてこれは酷い、給料泥棒にも程がある」といった批判が見られた。 「オースティンは初来日した2020~2021年にかけ2年連続で20本塁打をクリアしたチームの主砲。ただ、この間は脳震とう・むち打ち(2020年8月)、左ふくらはぎ肉離れ(2021年10月)と故障離脱が頻発しており、今季は右肘故障に一年を通じて苦しめられました。オースティンは打撃はもちろん守備・走塁でも一切手を抜かず全力でプレーすることで知られており、これも故障が相次ぐ一要因とされていますが、いつになったらまともに稼働するのかといら立っているファンも少なくないようです」(野球ライター) 2021年オフに3年総額8.5億円(推定)の複数年契約を結んでいるオースティン。契約1年目の今季はほぼチームに貢献できず、2年目の来季も手術の影響で開幕は絶望という見方があるが、復帰後にファンの信頼を取り戻すような活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について横浜DeNAベイスターズの公式サイトよりhttps://www.baystars.co.jp/
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スポーツ 2022年10月24日 18時30分
DeNA、来季リリーバー再編成の可能性? 移籍2年目・森原にも期待大
現在横須賀市にある球団施設「DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA」で秋季練習に取り組んでいるベイスターズ。若手メンバーは宮崎で行われている「フェニックス・リーグ」で腕を磨いているため、主にクライマックスシリーズを戦い抜いた主力メンバーを中心に、だいたい3勤1休ペースで汗を流している。 その中にはシーズン途中に楽天ゴールデンイーグルスから交換トレードで加入した、森原康平も精力的にトレーニングに励んでいた。23日には実戦的なライブバッティングピッチャーとしてマウンドに上がり、牧秀悟、楠本泰史、神里和毅の主力と対戦。ラプソードなどの測定機器もセッティングされ、三浦大輔監督を筆頭にコーチもじっくりと見守る中、ストレートはもちろん変化球も交え、しっかりと腕を振っていた。 期間ギリギリの7月28日にトレードで移籍後、疲弊気味もリリーフ陣を助ける役割を期待されベイスターズにやってきたが、8月21日には新型コロナに感染。一軍での初登板は東京ドームでの9月19日のジャイアンツ戦までズレ込んでしまったが、2点のビハインドの8回、相手は1番から始まる嫌な打順に対し、2奪三振を含むパーフェクトリリーフデビュー。横浜初見参の21日には1点ビハインドの2死満塁のしびれる場面で、ジャイアンツのアダム・ウォーカーを気迫のフォークボールで三振に切って取り、地元ファンの喝采を浴びた。その後23、24日の神宮でのスワローズ戦は雨天の緊急気味と大差のビハインドケースで失点してしまったが、横浜での2回の登板機会は無失点リリーフで今シーズンを締めた。 長年ブルペンを支えてきた三上朋也は構想外となり、どんな場面でも腕を振ってきた平田真吾も20日に手術を受けた。さらに抑えの切り札・山崎康晃の去就も不透明とブルペン陣の再編成も視野に入る来季のベイスターズ。2019年には64試合登板で防御率1.97と活躍し、通算183試合登板の実績十分の右腕は来年で7年目。今年1月に受けた右肘のクリーニング手術の影響も、来シーズンは皆無となろう。経験と闘志を前面に出すピッチングスタイルの森原の存在が、横浜のブルペン陣を支えてくれそうだ。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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芸能ニュース 2022年10月24日 12時00分
YouTuberあいにょん、ベイスターズ選手を告発?「人を殺めてもまだ選手生命は続く?」訴えが波紋
女性ユーチューバーのあいにょん.こと大塚愛里が、インスタグラムで横浜DeNAベイスターズの森敬斗選手に関する告発を行い、ネット上で波紋を広げている。 問題となっているのは、あいにょん.が21日にインスタグラムに投稿したポスト。その中であいにょん.は森選手の実名を出し、「私を暗闇に落とし込んで私は毎日生き地獄の中、なにもなかったかのように今も当たり前の毎日を過ごして楽しいですか?」と呼びかけ。ポストには、森選手とあいにょん.とのツーショット写真も多数アップされていた。 >>元棋士・橋本崇載、YouTuberを脅迫?「世の中の怖さ教えてやる」SNSで暴走しドン引きの声<< さらに、あいにょん.は「人を殺めてもまだ選手生命は続くのですか?」「戦力になれば人間性は問われないのですか?」と意味深に訴え。また、同チームの神里和毅選手や宮城滝太選手との間にもトラブルを匂わせ、「私を精神的に追い詰める理由を作った、チーム関係者(選手)、一般の男、女たちもいるでしょう。私は誰1人として絶対に許さないです」と綴った。 あいにょん.は同じ投稿の中で、所属事務所に対しても「診断書まで見せても仕事をしろ。と、向き合ってくれたなかった」(原文ママ)と訴えており、「事務所からしたら私は商売道具ですが、私はまず人間です。道具でもお金でもないです」と綴っている。 この投稿に心配の声が集まると、あいにょん.は22日にインスタグラムのストーリーズを更新し、「相手側を叩きたいから投稿したわけではない」「逃げ回ってるからSNSで捕まえただけ」と説明。 また、23日深夜に投稿したストーリーズでは「私は間違いなく森敬斗のせいで精神疾患を負わされましたし小学生かよってくらいの体重にもなりました」と36.8キロと表示されている体重計の写真を公開した。 さらに、あいにょん.は「それでも森敬斗援護組が私にこれからも攻撃して森敬斗が私になんの謝罪もなく平凡な暮らしをするのであれば私はとことんです」とコメントしていた。 24日朝現在、森選手や横浜ベイスターズはこの騒動について反応していない。記事内の引用についてあいにょん.公式インスタグラムより https://www.instagram.com/_19970502/
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スポーツ 2022年10月20日 18時30分
DeNA・山下、今季限りで現役引退…個性派の元気者の決意にファン涙
来シーズンの構想外が発表される10月。ファンにとっては毎年つらい知らせが届くこともある時期である。 ベイスターズからも7人の選手が非情宣告を受け、その中には8年目の外野手・山下幸輝の名前も含まれていた。 2015年はルーキーながら開幕一軍キップをつかみ、同期の倉本寿彦と共に開幕スタメンを果たすかと思われるほど評価され、2年目には62試合に出場。勝負強いバッティングとマルチポジションを守れる内野手として期待されていた。18年には5月31日の楽天イーグルス戦で、抑えの切り札・松井裕樹からサヨナラヒットを放ちお立ち台に登場。ヒーローインタビューでは、プロ野球史上でも一番の涙の量と思われる号泣で今でもベイスターズファンの語り草となっているが、19年は一度も一軍に上がることはなかった。 20年には髪を金髪に染め上げるなど心機一転し、ファームで結果を残すと一時期は代打の切り札的存在として活躍。弾ける笑顔、大きな声。打席で喜怒哀楽を前面に押し出し、ピッチャーと対峙する姿は大きなインパクトを残した。しかし直近2年間は思うような結果は残せず、今年は夏場からファームでも出場はなくなる状況だった。 山下は球団を通じて「今シーズン限りで引退することを決断いたしました。横浜DeNA ベイスターズに入団し8年間本当に熱いご声援ありがとうございました。ドラフト会議にて横浜DeNAベイスターズから指名された瞬間は今でも鮮明に覚えています。ファンの皆さまには直接ご挨拶できずに申し訳ない気持ちですが、本当に感謝しています。そして、何より最後まで自分をサポートしてくれた監督、コーチ、球団スタッフ、選手の皆には感謝してもしきれないです」と熱い気持ちをコメント。「これから先の事はまだ決まっていませんが、自分らしく新たな夢に向かって挑戦していきたいと思っていますので、温かく見守っていただけたらうれしい」とあいさつした。 三浦大輔監督も「悩んで悩んで出した結論。一軍でもガッツのある熱いプレーを見せてくれました。次の道でも幸輝らしく頑張ってくれたらなと思います」と第二の人生にエールを送った。 「代打で一軍で一年間!代打で一軍で一年間!」と念仏のように唱えながらティーバッティングを繰り返した秋季キャンプから早一年。その思いは遂げられなかったが、喜怒哀楽を思い切り表現する山下幸輝のプレースタイルは、ファンの心にいつまでも焼き付いている。取材・文・写真/ 萩原孝弘
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スポーツ 2022年10月17日 18時30分
DeNA・宮本、無念の構想外も上がり目アリ? ファームで無双のスピードスターにかかる期待
16日、日曜の昼過ぎ。ここまで発表のなかったベイスターズから、来シーズン構想外の一報が届いた。 そのリストの中には、5年目の外野手・宮本秀明の名前も含まれていた。宮本はルーキーイヤーの2018年、当時のアレックス・ラミレス監督から「何か持っている」と称され、開幕一軍チケットをゲット。俊足を武器に代走で盗塁を積み重ね、4月25日には初ホームラン。翌日にはスタメンでまたもやホームランを放つなど、“走れて長打もある”ルーキーとして、一気に名を上げた。しかしプロの壁は厚く、5月21日に登録抹消。21試合出場、打率.160、2ホームラン、4盗塁の成績で1年目を終え、シーズン後半には内野手から外野手としての活路を見いだしていた。 その後2年間はファーム暮らしが続いたが、三浦大輔監督就任から再び陽が当たり始め、2021年は35試合に出場。今シーズンはスタメン起用も6試合、ルーキーイヤー以来のホームランも放つなど、チャンスをものにするかと思われた。しかしチームには楠本泰史、関根大気、神里和毅と外野手の左バッターが多く存在し、8月13日に登録抹消されてからは一軍に戻ることななかった。 しかし腐ることなくファームでは結果を残した。規定打席には到達していないものの、打率.347、ホームラン5本、OPSは驚異の.977。俊足を生かしたツーベース10、スリーベース4、盗塁も16と無双状態。昨年のファーム成績が打率.247、ホームラン2の平凡な数字から大幅アップしたことからも、まだまだ伸びしろはあるとみる。 「勝っても負けても残ってくれる方に“今日もありがとうございました”の気持ちを込めて」とファンを大切にするナイスガイは、父は野球、母は陸上と実業団で活躍した両親を持つスポーツ家系のサラブレッド。オフも横須賀のDOCKで練習に勤しんでいることからもまだ現役希望が濃厚で、社会人出身のプロ5年目ながら、まだ26歳とピークはこれから。ベイスターズ以外のユニフォームを身にまとい、さっそうとダイヤモンドを駆け巡る姿がまた見られると信じている。取材・文・写真 萩原孝弘
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スポーツ 2022年10月13日 17時45分
DeNA・オースティン「非常に悔しい」 “心優しき助っ人”が誓う4年目の反撃
シーズン2位通過を果たしたベイスターズは10月10日、1勝1敗で迎えたクライマックスシリーズのファーストステージ3戦目を落とし、2022年の戦いを終えた。 執念のヘッドスライディング及ばず、最後のバッターとなってしまった藤田一也がファーストベースから動けぬ状況に、小池正晃コーチとともに駆けつけたのはランナーとしてセカンドにいたタイラー・オースティンだった。 昨年はコロナで来日が遅れ、さらにオリンピックアメリカ代表として銀メダル獲得に献身するというコンディション作りの大変な状況ながら、107試合に出場。4打席だけ規定に足りなかったが、打率.303、28本塁打、74打点、OPSは1.006とフル出場ならタイトル奪取も確実視された成績を残し、今年からさらに3年契約を締結。 チームの主軸として期待されたが、キャンプ中に右肘の故障が発覚し、4月14日には母国アメリカで手術を敢行した。通常、外国人選手は母国でリハビリを行うことが多く、いつ再来日するか分からないケースも散見されるが、オースティンは術後わずか6日の19日には再来日。早期復帰をめざすその姿勢に本気度を感じた。 結局スタメン出場はかなわず、代打だけでの起用にとどまり、成績も物足りない結果となってしまったが、プレー以外の部分でチームをサポートし続けた。誕生日の選手がいればバースデーケーキを用意し、CSで不調に陥っていた桑原将志に対して、3戦目の練習前には肩を抱いて登場。アップ中も笑顔を絶やさず、真夏のスターナイトのイベントでは派手なレイを首からかけて踊るなど、チームの明るい雰囲気を演出する役目の一端も担った。 11日に日本を離れる際には「非常に悔しいシーズンとなりました。シーズンを通じてチームに貢献することができず、申し訳ない気持ちでいっぱいです」と頭を垂れた。そして「ファンの皆さま、開幕戦から最終戦まで熱い応援をしていただきありがとうございました。特に8月2日の今シーズン一軍初打席やCSファーストステージの打席で私に頂いた大きな拍手を思い出すと今でも胸が熱くなります」と具体的なシチュエーションを取り上げるところは、本気のメッセージというところがうかがえる。 開幕前には「ジャストチームウィン」と勝利至上主義を宣言しながら、消化不良に終わった今シーズン。肘の再手術の報道もあるが、心優しきジェントルマンは来シーズンこそ、プレーでもチームを引っ張っていってくれるはずだ。文・取材・写真 / 萩原孝弘
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