DeNA
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スポーツ 2023年02月02日 18時30分
DeNA・勝又、育成唯一の一軍キャンプスタート! プロ5年目にかかる支配下からのブレイクスルー
プロ野球界の正月ともいえる2月1日、昨年の2位から優勝を狙うベイスターズも沖縄・宜野湾でA班(一軍)の春季キャンプをスタートさせた。 ルーキーの松尾汐恩や、昨年支配下を勝ち取った宮城滝太と石川達也ら、フレッシュなメンバーも一軍スタートとなったが、育成で唯一抜擢された勝又温史には一層の注目が集まる。 勝又は2018年に日大鶴ヶ丘高校からピッチャーとしてドラフト4位で入団。最速152キロのストレートを投げ込む期待の右腕だったが、コントロールはままならず、フォームも安定しないなど苦心し、21年オフに育成契約からの打者転向を決意。高校通算30ホームランを誇る打棒はさびついておらず、転向後すぐのフェニックスリーグから非凡なセンスを見せ、昨年はイースタン・リーグながら69試合に出場し、打率.293、ホームラン6、23打点となかなかの成績を残した。ヘッドを利かせたしゃくり上げるようなバッティングフォームから繰り出す豪快なスイングは、ジャイアンツにFA移籍した梶谷隆幸をほうふつとさせ、芯で捉えた打球は一直線でスタンドへ突き刺さる。横須賀のDOCKで行っていた自主トレでのフリーバッティングでも、軸足を折るほどのフルスイングを繰り返す姿にはロマンさえも感じさせた。 一軍には同じくピッチャーから打者転向し、通算2432安打と歴史に名を残した石井琢朗コーチの存在も見逃せないポイントで、より一層のジャンプアップが期待される。また打者転向組で成功を収めた糸井嘉男氏の24歳や高井雄平氏の25歳と比べても、22歳と若い年齢での決断は明らかなアドバンテージだろう。 現在ベイスターズの支配下登録選手は63人と7枠の余りがある。育成唯一の一軍キャンプに帯同させたことからも、勝又の優先順位が上位にランキングされていることは明白。キャンプでのアピール次第では、再び28番を背負う日も現実味を帯びてくる。 文・写真・取材 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年02月01日 15時45分
DeNA・桑原、試合中“ブチギレ”の真相明かし驚きの声 ファンの指摘とは別の意図? 「ダメって分かってるけど…」
野球解説者・高木豊氏(元横浜・大洋)が1月31日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、DeNAのプロ12年目・29歳の桑原将志が登場。これまでにたびたび見せている“ブチギレ守備”の真相を明かした。 今回の動画で桑原は打撃、守備のどちらを重要視しているのかや、プレー中に感じている感情などを話した。 >>DeNA・オースティンが故障頻発・来日遅れで「ええかげんにせえ」 球界OBの怒りに同調相次ぐ、球団の信頼もガタ落ち?<< 桑原は攻守でアグレッシブなプレーを売りにする外野手で、2017年にはゴールデングラブ賞も獲得している守備の名手。だが、ダイビングキャッチなど好守備を見せた後にボールを地面にたたきつけることがあり、ファンの間では「いいプレーしたのになぜイライラしてるのか」などとしばしば物議を醸している。 同動画で高木氏から「ファインプレーしても怒ってるもんね。『えっ、なんで怒ってんだ?』って意味分かんない時がある」と話を振られた桑原。好守後に感情をあらわにする理由について桑原は「打撃でダメだったらせめて守備だけでも絶対に貢献したいっていう気持ちが働いて、できた時に『よっしゃー!』みたいな感じがその場で出ちゃうのが(原因)」と、プレーにかける気合いの表れによるもので怒っているわけではないと説明した。 これに高木氏は「あれ、よっしゃっていうやつか。何か不快なことがあったのかなと思って」と驚きの表情を浮かべたが、桑原は「『見たか!』みたいな感じになっちゃうんですよ。ダメだって分かってるんですけど」と苦笑。怒っている、あおっていると勘違いされかねない行為という自覚はあるが、それでも感情を抑えられない時もあると語った。 桑原の発言を受け、ネット上には「誰かに怒ってるとか、八つ当たりしてるとかそういうわけじゃなかったのか」、「あんまりよろしくはないって自覚は本人もあるのか」、「気合いがあるのはいいことだが、感情出すのはガッツポーズぐらいにとどめとくべきだ」、「桑原は打席でもちょくちょく道具叩きつけてるが、それも含めて今後の課題だな」といった驚きの声が寄せられた。 桑原は守備だけでなく打撃でも死球後に防具を投げ捨てたり(2021年6月30日・中日戦)、三振後にバットを地面にたたきつけたり(2022年9月8日・巨人戦)といった行為で物議を醸した過去がある。これもチームに貢献したいという気合いが空回りしたことによるものとみられるが、今後は感情をうまくコントロールできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@takagiyutaka4045
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スポーツ 2023年01月30日 20時30分
DeNA・オースティンが故障頻発・来日遅れで「ええかげんにせえ」 球界OBの怒りに同調相次ぐ、球団の信頼もガタ落ち?
野球解説者・高木豊氏(元大洋・横浜他)が30日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。DeNAの来日4年目・31歳のオースティンを酷評し話題となっている。 今回の動画で高木氏は、来日が2月中旬以降になると球団が発表しているオースティン、ガゼルマンの両助っ人について話した。その中で、高木氏は右肘故障の影響で来日が遅れるオースティンに苦言を呈した。 >>DeNA・京田の入団コメントに「中日に喧嘩売ってる」驚きの声 立浪監督の冷遇・トレード放出にブチギレ?<< オースティンは昨季4月10日にアメリカに一時帰国し右肘のクリーニング手術を受けるも、同13日の再来日後も患部の状態が上がらず、シーズン後の10月24日に右肘内側側副靭帯修復術を受けた。2度目の手術後は復帰に向けリハビリ中というが、そのリハビリをアメリカで続けるために来日が遅れるという。 そのオースティンについて、高木氏は「もうええかげんにせえよほんとに。もうやっぱね、しらけるわ」、「俺が現役のチームメイトだったら『もう来んな!』って言いたくなるよね」とコメント。オースティンは来日1年目の2020年から脳震とう・むち打ち(2020年)、左ふくらはぎ肉離れ(2021年)、右肘故障(2022年)と毎年のように故障離脱が続いているが、チーム全体の士気にも関わりかねないと苦言を呈した。 オースティンは「107試合・.303・28本・74打点」といった数字を残した2021年オフに3年総額8.5億円(推定)の大型契約を結んだが、契約1年目の昨季は「38試合・.156・1本・3打点」とほとんど稼働せず、2年目の今季もキャンプはおろか開幕にも間に合わない見込み。高木氏は「仕事を見込んで契約をして、2年間出てないわけでしょ? そうなってくると詐欺って言われてもしょうがないよね」と、契約内容と実際の働きが全く見合ってないと酷評した。 高木氏の発言を受け、ネット上には「ボロカス言われるのは当然、いくらなんでも故障が多すぎる」、「万全なら間違いなく戦力だけど、稼働率低すぎてもはやどうでもよくなってきてる」、「球団も代役獲ってきてるし、オースティンへの信頼度は下がりつつある感じがする」といった同調の声が寄せられた。 球団は昨年12月23日、オースティンと同じ外野手の28歳・アンバギー(マイナー通算76本塁打)を新助っ人として獲得したことを発表している。アンバギーのプレー次第では、チーム内にオースティンの居場所がなくなる可能性もゼロではないが、果たして今後の展開はどうなるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/@takagiyutaka4045
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スポーツ 2023年01月30日 18時30分
DeNA、新人合同自主トレ打ち上げでさあキャンプイン! ドラ2・吉野が狙う開幕ローテーションの座
1月8日から横須賀の「DOCK」で始まった新人合同自主トレも、29日で打ち上げ。最終日もキャッチボール、ノックにフリーバッティングと元気よく汗を流し、期待のルーキー10人は最後まで完走した。2月1日からはユニフォームに袖を通し、春季キャンプへと駒を進める。その中で沖縄の宜野湾で行われるA班(一軍)のキャンプには4選手のスタートが決定した。 中でも注目したいのが2位指名のスターター・吉野光樹の存在。優勝を狙う2023年は、昨年の躍進のポイントの一つであるブルペン陣の負担を軽減するためにも、先発陣の整備も重要となる。切れの良い最速150キロのストレートと鋭く落ちるフォークボールと、クレバーな投球術が武器の本格派右腕だ。 出身の熊本・九州学院高では、1学年上のベイスターズの伊勢大夢、1学年下の三冠王、スワローズの村上宗隆らと切磋琢磨した。上武大学から社会人の名門・トヨタ自動車に進むとOBで元ドラゴンズのエース・吉見一起氏の指導で飛躍し、ドラフト2位の高評価でプロ入りした。 昨年11月の社会人野球日本選手権ではコンディション不良で登板機会はなかったが「先輩の背中を見られたのは収穫でした」とポジティブな面もプロ向き。新人合同自主トレでのキャッチボールでも、重心やバランスを確認しながら一球一球丁寧に確認しながら投球するなど、さすがの意識の高さを感じさせた。 今シーズンのローテーション争いは、昨年の実績からともに11勝をマークした左右のエース・今永昇太と大貫晋一を中心に、中堅左腕の濱口遥大と石田健大が続く。昨年後半に存在感を示したロバート・ガゼルマン、春先は"マダックス”を達成した上茶谷大河、TJからの完全復活を期する東克樹と平良拳太郎、着々と成長している京山将弥、肘の不安払拭からの飛躍をめざす阪口皓亮、昨年は開幕ローテーションをつかんでいた坂本裕哉、中日からの新戦力笠原祥太郎らが5〜6番手を狙う構図と予想する。 その中でも右の新戦力で先発候補に挙がるのは吉野のみ。新しい風を吹き込ませ「チームの勝利に少しでも多く貢献できるように」の目標のため、沖縄で現有戦力に挑戦状をたたきつける。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年01月26日 17時30分
DeNA、2023年のスローガンは“横浜頂戦”! 3年目に懸ける三浦監督の想い
DeNAはキャンプを目前に迎えた23日、横浜市内の映画館でシーズンスローガンを「横浜頂戦」に決定したと発表した。 ファンの前で考案者の三浦大輔監督が自ら「昨シーズンは前年最下位から優勝をめざしましたが、目標とする優勝には届かず、とても悔しい結果となりました」と2位ながら優勝には届かなかった昨季に触れた。「しかし、昨シーズンの経験は、選手一人一人に成長を促し、チーム全体が自信をつけたシーズンだと私は確信しています」と8月は怒涛の快進撃を続け、首位まで一時4ゲームまで迫った戦いを振り返り評価。 「今年のシーズンスローガン『横浜頂戦』を胸に、皆さまの応援を力に変えて悲願のリーグ優勝、そして日本一を果たし、秋にはファンの皆さまと一緒に喜びを分かち合えるように頑張ります」と高らかに宣言した。 2021年の三浦政権初年度は「選手もスタッフもファンも横浜の街も心を一つに戦う」との意味を込めて「横浜一心」を三浦監督自身が考案し採用。しかし残念ながらシーズンはホームの横浜スタジアムでヤクルトに破れ、目の前で胴上げを許すとともに、チームの最下位も決定。「本当に悔しい思いやうらやましい思い、いろんな思いが混ざっていました」と屈辱を味わった。 昨年も三浦監督考案の「横浜反撃」を掲げた。胴上げを見せ付けられた思いをそのままに「やり返す。2022年は横浜反撃の年にしなければ」と決意し「分かりやすくシンプルでストレートに伝わる言葉」を選び、リーグ2位と健闘した。 言葉は言霊。初年度はコロナで外国人の来日が遅れたことに始まり、結果は最下位に終わったが、選手やファンに寄り添う三浦監督のめざした、心をひとつに戦う「横浜一心」は体現した。2022年は最下位から2位まで浮上することに成功し、優勝には届かなかったものの“反撃”の炎は最後まで燃やし続けた。 この日の発表には山崎康晃と京田陽太が登壇。2人の背番号を並べると偶然なのか狙いなのか“1998”と25年前の歓喜を想像させるナンバーとなった。その優勝にも貢献していた三浦監督の3年目は、この流れのまま“頂上”狙う“戦い“を成就させてくれることを信じたい。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年01月26日 11時00分
DeNA・三浦監督、森の走塁意識に不満で臨時コーチ続投? 本人もレギュラー落ちの危機は自覚か
コーチ業も大変だ…。 横浜DeNAベイスターズが片岡保幸氏を臨時コーチとして、春季キャンプにも招聘することを発表した(1月25日)。DeNAは23日にスタッフミーティングを開いており、今季は「UBR」を重視していくことを決めている。 >>DeNA・京田、中日トレード退団に未練?「辛い気持ちが勝ってます」ラジオで明かした複雑な心境に驚きの声<< 「UBR」とは、盗塁以外の走塁によってどれだけ得点を増やしたかを示す数値のこと。片岡氏は2007年から4年連続盗塁王を獲得、昨秋トレーニングに続いての招聘であり、機動力アップをめざすには打って付けの人材だ。 しかし、片岡氏の指導と言うと、巨人コーチ時代が重なってくる。 「片岡氏が巨人コーチを退いたのは、21年オフ。本人の意思で退団したと聞いていますが」(スポーツ紙記者) 今さらだが、片岡氏は西武ライオンズでキャリアをスタートさせ、13年オフにフリーエージェント権を行使して巨人に移籍した。18年からは内野守備走塁コーチ等でファームの指導にあたっていた。「熱心さ」でも有名だっただけに、21年オフの突然の退団に「何かあったのではないか?」と勘繰る声も多く聞かれた。 「巨人に馴染めなかった? それは違います。ジェネレーションギャップに悩んでいたみたい。若い選手に巧く伝えられないと悩み、指導者として勉強し直したい、と」 “復帰舞台”は、昨年11月。DeNAには森敬斗、知野直人など足の速い選手も少なくないが、チーム盗塁数は低迷している。 「特に、森にはもっと走ってもらいたいと三浦大輔監督は考えていました。50メートル5秒8の俊足なのに、22年は盗塁5、失敗が4。『9回』しか、盗塁のスタートを切っていません」(プロ野球解説者) 森は失敗を恐れ、走ろうとはしなかった。 片岡氏は「若い子は失敗しないと覚えないと思うので」と語り、同時に盗塁のためのスタートダッシュのコツを教えていた。森が盗塁できない理由として、「メンタルの部分が大きい」とも語っていた。「失敗してもいい」が“処方薬”となったのか、森はベースの回り方、走塁時の体の使い方など細かいアドバイスにも真剣な表情で聞き入っていた。 「盗塁のできる選手が増えれば、ヒット2本で1点が取れます。盗塁ができなかったにしても、ヒット2本で『走者一、二塁』と『一、三塁』では、相手投手に掛けるプレッシャーも変わってきます」(前出・同) “片岡効果”に期待したいが、DeNAは好守の遊撃手・京田陽太をトレードで獲得した。ベテランの大和や柴田竜拓もいて、森が片岡氏に学んだことを発揮するにはレギュラー争いに勝たなければならない。 「森は将来のチームを背負って立つ逸材。でも、現状では物足りないと判断したから、三浦監督も京田のトレード獲得を決断したのだと思います」(前出・同) だが、こんな見方もできる。レギュラー落ちの危機は森も自覚している。そんなピンチにあるので、秋季トレーニングの時よりも片岡氏の助言を熱心に聞くのではないか、と。 その時、片岡氏はどうやって救いの手を差し伸べるのか。指導者として試される時でもある。(スポーツライター・飯山満)※片岡氏の現役時代の登録名は12年まで「易之」、13年から「治大」。現在は本名の「保幸」で活動している。
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スポーツ 2023年01月23日 18時30分
DeNA・大貫、プロ5年目の飛躍へ! 2度目の海外修行で得た“学び”と“リフレッシュ”
4年目の昨シーズン、開幕から先発ローテーションをチームで唯一守り抜き、同じくチーム最多の24試合に先発登板。防御率2.77、自己最多の11勝をマークした大貫晋一が22日、横須賀の球団施設で自主トレを公開した。 昨年12月初旬から3週間、「肩周りの機能改善、身体の全体的なパワーアップ、球速を上げる」の3つの課題克服のため米フロリダの野球施設でトレーニングした。「毎オフ行かせていただいているジムのトレーナーの方に、今年はこういう目標があるんでどういうところに行くべきですかという質問をしたら、ここがいいんじゃないかと言われて紹介していただいて。僕としても目的に合っていたので決めました」と経緯を説明した。 具体的な実践内容について「肩周りのコンディションがシーズン中盤あたりであまり良くなくなったんで、そこをしっかりと1年間通していい状態を維持できるように、肩のアライメントだったり機能回復にはすごく力を入れてきました」と力説。実際、キャッチボールやすでに4回入っているブルペンでの投球練習の際に「リリースが強くなった」と手応えも実感していると語った。 渡米前には「アメリカでトレーニングをするのは初めて、気持ちの面でも楽しみにしていますし、リフレッシュも含めて観光も」と語っていた。大貫は「休みの日は釣りに行ったりゴルフに行ったりしました」と笑顔。 また「シャッケルフォードと食事に行きました」と2021年にベイスターズに在籍していた旧友との再会も明かした。「あとはバーベキューしたりとか。なかなか外に出られなかったので貴重な時間を過ごせ、リフレッシュできました」と目標を果たせた様子。 さらに「またメジャーリーグの球場に行ったり、ナショナルズのスプリングトレーニングをやる施設を見に行ったりしました。メジャーリーグの球場にはすごく感動したというか。中も見せていただいたんですけど良かったです」と本場の“ボールパーク”を体感。「逆にナショナルズのメジャー用のロッカーとマイナーリーグのロッカーが分かれていて格差もあった」と厳しさも実感し「それぐらいのハングリー精神を持って野球しないといけないなと思いました」と覚悟も新たにしていた。 5年目となる2023年シーズン。したたかにゲームメイクするハマっ子右腕は、アメリカで得た知識とリフレッシュ効果で、ファンだったチームを悲願の優勝へ導いていく。写真・取材・文 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年01月19日 17時30分
DeNA・伊勢「真っすぐあっての自分」 無敵のストレートを武器にめざす9回のマウンド
2022年、前年度の最下位から2位へのジャンプアップの原動力となった伊勢大夢。絶対的セットアッパーとしてリーグトップの71試合に登板し、ホールドポイント42、防御率1.72と3年目の飛躍を遂げた右腕は、チーム内MVPとの呼び声も高かった。 昨年、ブレイクスルーを果たした側面を「良くなった理由をフィードバックしてみると、キャンプ中に真っすぐに対して投げ込んで低めに行くようになった分、変化球もそこから落ちた」と自己分析。最速153キロ、投球の約60パーセントを占め、なおかつ被打率は.187と球界トップクラスの質を誇るストレートのブラッシュアップが成功の秘訣と振り返った。 今シーズンも「もう一回、イチからになりますけど確認して『強い真っすぐを投げる』からやっていって、そこから変化球を」と段階を踏みながら調整していくと明かした。また昨年は小谷正勝コーチや木塚敦志コーチと相談の上、ブルペンで150球もの投げ込みを敢行したが「去年やらせてもらって良かったので、今年もタイミング見て100球近く投げて、投げて疲れる日を作る。そこで得るものが去年あったので、それをもう一回やろうと思います。投げていけば良くなるタイプだと自分でも分かり出したので」と、経験に基づいた調整法を踏襲していくとした。 当面の目標は「キャンプ終わってオープン戦にはしっかりとしたパフォーマンスが出せるように。去年は5月くらいからやっと良くなったので、それが4月アタマからいけるように調整したいです」と開幕からエンジン全開で臨むと意気込んだ。 どうしても気になる登板過多について「1〜2年目も1軍では三十数試合の登板でしたが、2軍を含めれば登板数はあまり変わらない」と意に介さない。日付ベースでの連投13回、3連投も1回とフル回転したが「むしろポジションを固定していただいた分、意外に疲労を感じていません」とセットアッパーとしての地位を確保したことのメリットの方が大きかったようだ。 「代わりのパーツとしてハマれるように準備してきたので、それができたことが去年一番うれしかった」と、山崎康晃、エドウィン・エスコバー、平田真吾が3連投の7月9日、1試合クローザーとして試合を締めた試合を述懐した剛腕。数多くのチーム内ライバルとの競争を勝ち取り、いつかは9回のマウンドで仁王立ちしてみせる。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
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スポーツ 2023年01月17日 11時05分
前DeNA・三上の巨人入り、きっかけは元コーチ? 支配下昇格は開幕前までに実現か
Gブルペンの合言葉は「村上封じ」。 DeNAから戦力外通告を受け、再起をめざしていた三上朋也投手が原巨人と育成契約を結んだ。 1月16日の契約締結後、オンライン会見に臨んだ三上自身の話によれば、先週末、巨人から連絡をもらったという。 「戦力外通告を受けた選手は年内にオファーをもらえなかったら、『諦めるケース』が多いんですが。三上は年が明けてからも宮古島に行き、そこで練習を続けていました」(球界関係者) 宮古島から帰り、急ぎスーツに着替えて、巨人の球団事務所に向かったそうだ。 >>巨人・原監督、助っ人2名をローテで同時起用? コロナ特例継続は先発運用に追い風か<< 「小谷(正勝)さんが話をつけたんだと思う。2020年、巨人を解雇された宮國椋丞がDeNA入りした際、その橋渡し役も務めているし」 多くの関係者がそんなことを口にしていた。 小谷氏は巨人、旧横浜、ヤクルトなど複数の球団で投手コーチを務め、多くの好投手を育て上げてきた。その教え子の中に三浦大輔監督、巨人・山口鉄也投手コーチもいるので、そんな話も出たのだろう。 その真相はともかく、リリーバーとして実績十分な三上が復活すれば、大きな戦力となるのは必至。しかし、三上に対する評価が両極端に分かれているのだ。 「過去の登板過多の影響で、肩やヒジの状態が良くなかったんです。以前はボールの勢いだけで抑えている感もありましたが、変化球の割合も増えてきました」(スポーツ紙記者)“小谷氏の仲介”が本当なら、復活のメドも立たない投手を推薦することはしないだろう。 昨年8月26日だった。三上はヤクルト・村上宗隆にソロアーチ(47号)を献上し、試合にも敗れている。「三冠王・村上がスゴイ」と言えばそれまでだが、当時のDeNAとヤクルトの試合は“首位攻防戦”。DeNAの快進撃で、三上が村上に一撃を食らって試合を落とすまでは「4ゲーム差」だった。 不甲斐ない救援陣に自身を制御できなかったのだろう。温厚な三浦監督が「コメントはありません!」と吐き捨て、球場を後にしている。その試合を観たプロ野球解説者が、三上についてこう評していた。 「肩やヒジの状態、年齢的なものでボールの勢いがなくなっていました。新しい投球スタイルを確立するのか、それとも、ボールの勢いを取り戻すのか。そこが復活のポイントになりそう」 昨季の巨人の救援防御率は、3・80。リーグワーストだ。人員不足の感もあるので、ペナントレース前に「支配下」となるのではないだろうか。 また、こんな見方ができる。47号を食らったのが三上なら、55号の日本選手最多タイ記録を献上したのは、巨人の守護神・大勢だ。 「大勢は村上にリベンジしたいと思っています」(前出・球界関係者) 巨人投手陣が昨季、村上に打たれた本塁打数は「8」。広島、中日が「13本」を献上しているので“多い”とは言えないが、村上は巨人投手陣から最も多い28打点を稼ぎ出した。村上にリベンジしたい気持ちは三上も同じはずだ。 「村上対策」で、Gブルペンにも早く馴染めるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2023年01月16日 18時15分
DeNA、“絶対エース”今永と“不動の4番”牧のWBC選出決定! 三浦監督も期待「しっかり集中してもらいたい」
3度目の世界一をめざすWBCに向け、ベイスターズからは今永昇太と牧秀悟の2名の選出が明らかになった。 今永は昨年行われた東京オリンピックにも意欲を見せていたが、手術明けということもあって選ばれず、今回待望の選出。「強化試合に選出していただいて、栗山(英樹)監督はじめチームスタッフの方々と関わりを持たせていただいて、より一層そういうところでも自分のパフォーマンス、いい結果を出したいなというふうには思っています」と鼻息は荒い。 メジャー挑戦にも「引き続きその協議はしましたし、僕の気持ちも球団の方も前向きに理解していただいて、素晴らしい話し合いができました」とポスティング移籍も視野に入れている。WBCで活躍し、メジャーに向けてアピールしていきたいところだ。 牧は強化試合でもホームランを放つなど躍動。村上宗隆らスター選手たちとバッティング論議に花を咲かせたことも明かし「非常にいい経験ができました」と充実感を漂わせた。昨年は「選ばれたい気持ちはすごく強いので、もし選ばれたら、覚悟を持ってやっていきたいですし、そのための準備もやっていきたいなと思います」と意気込んでいただけに、侍ジャパンに若き新風を吹かせることに期待したい。 新人合同自主トレの初日に三浦大輔監督は「昨年も選ばれて試合も出ていましたけど、正式に2人決まって良かったと思います」とまずは安堵の表情を見せ「今永と牧に関しては、まずWBCにしっかり集中してもらいたい」と、ペナントレース前に行われる世界との戦いにフォーカスしてほしいと願った。 また14日に報道された中で名前は挙がっていなかったが「何人かDeNAから選ばれることを期待しますし、一人でも多くWBCに出て世界一をめざしてやっていってほしいと思います」と、国際大会で実績のある山崎康晃や、稀代のヒットメーカー・佐野恵太らの追加招集にも期待を寄せていた。 3回目の優勝を狙う侍ジャパン。エースと4番のベイ戦士の活躍で栄冠を手にし、その勢いを一気にペナントレースまでもたらしてほしいところだ。取材・文・写真 / 萩原孝弘
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芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分