DeNA
-
スポーツ 2022年12月06日 20時30分
DeNA・京田の入団コメントに「中日に喧嘩売ってる」驚きの声 立浪監督の冷遇・トレード放出にブチギレ?
プロ入りした2017年から今季まで中日でプレーし、シーズン後の11月18日にDeNAへのトレード移籍が決まったプロ6年目・28歳の京田陽太。12月5日に伝えられたコメントがネット上で話題となっている。 報道によると、京田は5日に行われた入団会見の中で、今回のトレードについて「驚いた反面、正直うれしい気持ちもありました」と率直な心境を吐露。また、「今年(の中日)はベイスターズにこてんぱんにやられました。僕が入って、もっとこてんぱんにできれば」と来季の古巣・中日戦への意気込みも口にしたという。 京田が新たに所属するDeNAは今季、中日に対して「18勝6敗1分」と12個の貯金を荒稼ぎ。「73勝68敗2分」でセ・リーグ2位に入れた大きな要因の一つとなっているが、京田は自身の活躍で中日をさらにカモにすると闘志を燃やしているようだ。 >>中日・京田に「常軌を逸してる」ファンドン引き ボールボーイに防具を投げつけ、死球の怒りは2週間前に伏線アリ?<< この京田のコメントを受け、ネット上には「京田が中日にガッツリ宣戦布告してる」、「トレード嬉しいは中日に喧嘩売ってるような際どい発言だな」、「球団もそうだけど、立浪監督への当てつけにも聞こえるな」、「今年1年、立浪に雑に扱われた怒りはまだまだ強そうだな」といった驚きの声が寄せられた。 京田はプロ1年目の2017年から今季までに「700試合・.246・22本・181打点」といった通算成績を残している遊撃手。ただ、今季は「43試合・.172・3本・8打点」とキャリアワースト級の数字に終わっている。 「今季の京田は開幕から遊撃レギュラーとして起用されましたが深刻な打撃不振に苦しみ、5月には立浪和義監督から『戦う顔をしていない』と攻守で覇気が感じられないとして二軍送りに。その後も昇降格を繰り返すなど信頼を取り戻せないまま、新型コロナ感染で抹消された8月16日を最後に一軍に呼ばれずシーズン終了。さらに、オフシーズンも参加を志望していたフェニックスリーグ(10月10~31日)に派遣されなかった上、同日程で行われたチームの秋季練習では調整を一任されるなど冷遇が続いていました。こうした苦境の中でDeNAへのトレード移籍が決まったわけですが、京田は環境が変わりレギュラー奪取のチャンスが広がったこと、シンプルに古巣に恩返ししたいことなどから『うれしい』、『こてんぱん』といった表現を用いたのでは。ただ、それまでの経緯が経緯なだけに、中日球団や立浪監督に未だ不満を抱いているのではと感じたファンも少なからずいたようです」(野球ライター) プロ入りから6年過ごした中日を追われる形でDeNA入りした京田。会見での言葉通りの活躍を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
-
スポーツ 2022年12月05日 18時45分
DeNA・大田、キラリと光ったベテランの味! 三浦監督も一体感もたらす働きを評価「声でも勢いづけてくれた」
昨シーズンの最下位から一転、今シーズン2位に躍進したベイスターズ。攻撃陣の核となったのはキャプテン・佐野恵太や4番として君臨した牧秀悟らで、若い力が躍動した。 しかしその裏には、昨年オフに加入した経験豊かな男が陰に日向にチームを支えていた。昨シーズンは若い力を中心に戦ってきた反面、石川雄洋氏やホセ・ロペス氏などがチームを去り、ベテランと呼ばれるプレーヤーが少なく、チームが窮地に立たされた際のよりどころが見当たらなかったことも低迷の要因の一つと目されていた。 その穴を埋める働きを見せたのがファイターズをノンテンダーとなり、複数のオファーを受けながらベイスターズに入団した大田泰示だった。サヨナラの舞台を複数回演出し、横浜スタジアムでお立ち台に立つこと3回、「横浜最高!」のフレーズは多くのファンを魅了した。また「声でもチームを勢いづけてくれた」と三浦大輔監督が何度も強調するように、ベンチにいながらも先頭に立ってナインを鼓舞する姿は、チームに一体感をもたらせた。 大田は真理として「僕はゆとり世代と言われる世代で考え方が甘いとか、ぬるいといろいろ言われてきたんですけど、みんなで声出してみんなで盛り上げるのはずっとやってきたし、それが正解ってわけではないですけど、やるなら真剣に声かけ合って励まし合って一体感を生み鼓舞する」ことが重要と解く。 また「僕らが出られない分、出ている人が活躍してくれないと勝てないですし、自分がゲームに入り込んで声出しておかないと、いざ出たときに困るのは自分。そういったことがチームにとってプラスになってくれることは、やっていてよかった」と満足そうに振り返った。 来シーズンはレギュラー奪取を「頭の中のど真ん中にある」と言い切ったスラッガー。東海大相模高時代から慣れ親しんだ横浜スタジアムで、入団会見で目標とした「三浦監督を胴上げする」という夢へ向けて、プロ15年目のシーズンへと驀進する。写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年12月01日 18時45分
DeNA・藤田「みんなで切磋琢磨して」 類まれなる求心力と横浜愛で導く頂点
10年ぶりにベイスターズに帰ってきた藤田一也。4月には立て続けにヒーローインタビューに呼ばれ、ファンを大いに沸かせたが「悔しいシーズンだった」と無念さをにじませた。 昨年の12月の入団会見から「優勝するために横浜に戻ってきた」と公言していた男にとって、CSで最後のバッターとなってしまったことも含めて、納得できるシーズンではなかった。しかし「この悔しさを結果でぶつけたい」と心は来シーズンに向いている。 ドラゴンズからトレード移籍が決まった京田陽太について「競争しないとチーム力は上がらないので、京田選手がベイスターズに来てくれるっていうのはとてもプラスだと思う。みんなで切磋琢磨してレギュラー争いをしていけば、今年よりももう一つ上をめざせる」と歓迎。 球団からも期待されている求心力について「今年どうしてもけがから始まったんで、選手たちとうまくコミュニケーションが取れなかったのは苦労したところで、若い選手も声をかけるのがつらかった部分もあったと思う」としながらも「シーズン途中から少しずつ食事に行ける機会も増えてきて、機会が増えてからだんだん話しかけてくれることが多くなってきたので、僕自身もやりやすかったし、なにか一つでもプラスになってくれればいいかなと思って、後半戦はアドバイスしたこともありました」と徐々に溶け込んでいったとコメント。 「このオフはピッチャー、野手関係なしにコミュニケーションを取れたり、食事したりと時間ができたので、僕自身もプラスになった。自分自身もシーズンに入りやすい」と、今シーズンの土台を活かす考えを示した。 暗黒時代の横浜ベイスターズに望んで入団してきた“横浜愛”は、戻ってきてからも「同じです」と言い切り「横浜で優勝するまでは引退したくない」と宣言した。楽天を優勝に導き、若手から絶大な信頼を得ていた藤田一也。2年目の来シーズンこそ、類まれなる求心力で横浜を歓喜の渦に巻き込んでみせる。 取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2022年11月28日 17時30分
DeNA・平田、右ひじ手術敢行で万全! 10年目のリリーフ右腕がフル回転へ意欲
2013年のドラフトでHonda熊本から2位指名で入団した平田真吾。ルーキーイヤーから中継ぎ専門でチームに貢献し、19年の不調を乗り越え、20年には待望の初勝利を含め43試合に登板。21年には初セーブをマークし、38試合登板と登板機会を増やし、9年目の今シーズン、キャリア最多の47試合で腕を振った。 昨年オフに右肘のクリーニング手術を受けた右腕は今シーズン、セットアップ、モップアップ含め、様々なケースでチームを救ったが、実は「キャッチボールで小指がしびれたりしていた。神経が圧迫されて、握力も落ちてきて力が入りづらくなっていた」と交流戦あたりから異変が起きていたと告白。シーズンも終わった10月に右肘尺骨神経前方移行術を敢行した。 手術自体は「クリーニング手術よりは軽いもの」とのことで「20日からキャッチボールも始めている」と経過も順調と明かした。今後は「遅くとも1月中には」ブルペン入り予定で「来年には全く問題ない」と力強く言い切った。 今シーズンは「結構大事な場面で使っていただいて、結果を出せたとき、出せなかったときがあったので、すごく悔しい思いが多かったです。僕が打たれなければという場面も結構あった」と反省。「右バッターへのツーシームが後半になるにつれて見切られるようになっていた」と分析し「ストレートを投げていないので、やはり原点に戻って外も広く、内も使いつつ、ってところでしっかりやっていきたいと思います。真っすぐ、外のスライダー、内のツーシームをメインで行きたい」と今季15%しか投げていなかったストレートを磨いていくビジョンも明確に示した。 来季は節目の10年目。「今年も1回ファームに落ちてしまったんで、本当に一軍で安定して結果が残せるように。今年のような場面で使ってもらって、しっかり結果を残していけば試合数も増えていく」とキャリアハイを狙うとした平田真吾。悲願の「リーグ優勝」に向け体調万全でブルペンを支え続ける覚悟だ。取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年11月24日 18時30分
DeNA・坂本「お互い頑張ろうと話はしました」 中日移籍・砂田との絆で目指す捲土重来
トレードはプロ野球選手にとって宿命。だがファンやチームメイトにとってやりきれない思いが錯綜する制度であることも否めない事実だ。 11月18日の12時、ベイスターズ・砂田毅樹とドラゴンズ・京田陽太の1対1のトレードが発表された際は、両チームのファンのみならず、野球界全体に衝撃が走った。 ベイスターズファンにとって砂田は育成から支配下を勝ち取り、長年貴重な左腕としてブルペンを支え続けてくれた思いのある貴重な存在。2017年、62試合に登板し25ホールドをマークし、翌2018年には70試合に登板したが一転、19、20年は苦しいシーズンを送りながらも21年には見事に復活した姿は、まぶしく輝いていた。 様々な経験とともに持ち前のハングリー精神を武器に、幾多のピンチを救ってきた左腕は後輩にも慕われていた。同じ左腕である坂本裕哉もその一人だった。昨年のオフ「シーズン中からアドバイスを頂いていた。考え方の深い方。吸収して実戦で使えるように」と一緒に自主トレを敢行するほどの仲だった。 しかし来季からは違うユニフォームを着ることとなった。坂本は「今年もシーズン中からいろんな声をかけてくださいました。一軍にいても二軍にいてもいろいろなアドバイスをしてくださる先輩だったので、もちろん寂しい思いはあります」と包み隠さず心境を吐露。「本当にありがとうございましたっていう気持ちは伝えさせてもらいました。違うチームになってもお互い頑張ろうねとの話はしました」とトレード決定後はエールを送り合ったと明かした。 それでも「去年のオフからもう話を頂いて誘ってもらっていたので、1月の後半に来年も一緒に自主トレはします」と師弟関係は続行する予定。来シーズンは「まだ言われていませんが、与えられた役割で頑張ろうという気持ち」と、スターター、リリーバーの両にらみでオフを過ごすとした坂本裕哉。デビュー時は先発として育成最年少勝利の記録もマークし、2017年からはリリーバーとしてならした先輩との教えを糧に、チームに欠かせぬ存在となる。取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2022年11月21日 17時45分
DeNA・三浦監督「フルにやってもらいました」 秋季トレーニングで追い込んだ楠本が6年目の覚醒へ
ベイスターズは横須賀・DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKAで行っていた秋季トレーニングを打ち上げた。三浦大輔監督は「ただ一人フェニックスにも行かず、帰ってきてもフルで練習をやった楠本が一番内容的にも濃かったのかなと思います。期間も長かったですしね」とこの期間、一番目立っていた選手に楠本泰史の名前を挙げた。 22年シーズンの楠本は、自己最多の94試合に出場し打率.252、ホームラン6と結果を残すことに成功。打順も2番や6番と変わりながらも「本当に前のバッターの人たちが素晴らしいバッターばかりなので、流れを止めないように後ろにつなぐだけしか考えていないです。自分ができることを一生懸命やるだけです」と無心でプレーを続け、勝利を決定づけるヒットだけでなく、バントや進塁打など点を線につなげる役目も果たした。 一時期はけがやコロナで離脱もあり、7月には打率.077と苦しんだが、7月28日「ファームの試合に出させてもらって、感覚が戻ってきた。それを変えずにやり抜いている」と一本足など、早めにタイミングを取るスタイルが功を奏し、8月は打率.274、得点圏打率.384、9月は打率.345、得点圏打率4割ジャストといい形でシーズンを終えた。 秋季トレーニングでも「楠本はフィジカルも技術も両方、こちらの判断で今日までフルでやってもらいました」との首脳陣の方針のもと、フェニックスリーグ帰りの若手に交じって体をいじめ続けた。やり遂げたことで三浦監督の目にも留まり、20日のトレーニング打ち上げの際も最後の手締めを任された。 2018年のルーキーイヤーから開幕一軍切符をつかみ、19年はオープン戦首位打者。20年はファームで無双し、21年は代打の切り札としてチームに貢献と着実にステップアップしてきたが、今シーズンも一気にポジションを奪うまでには至っていないのが現状。バットコントロール抜群の天才打者は秋のトレーニングを糧に、6年目の来季に覚醒の時を迎える雰囲気が漂ってきた。写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年11月17日 17時50分
DeNA、GG賞3年連続ゼロ…98年優勝時には内野陣独占も、三浦監督は選手たちを擁護
14日に発表された第51回ゴールデングラブ賞。ベイスターズは2019年のファースト部門のホセ・ロペスを最後に、3年連続受賞なしの結果になってしまった。 守備のみに特化し表彰する賞とうたわれているが、記者投票となっているため各記者の印象に左右されることもある。毎年ファンの間で物議を醸す賞となっている面も否めない。 もちろん数字が全てではないが、守備指数を示すUZRトップの選手が受賞できないポジションが散見された。ベイスターズでは守備率100%の今永昇太、鉄壁のセンター・桑原将志は次点、ファーストで数値トップのネフタリ・ソトも涙をのんだ。 三浦大輔監督も「こればっかりはね。いろいろな記者の方の見解が違うと思うので」と前置きしながら「今永はフィールディングもうまかったですし良かったですし、桑原もビッグプレーでチームを何回も救ってくれました。間違いなく賞には選ばれなくても、素晴らしいプレーで選手たちはチームを救ってくれましたから。そういうプレーがあったのは間違いないです」と選手たちを称えた。 今シーズンはリーグ最少の64エラーと好成績ながら「守備力ももっともっと、記録に残らないようなところをね。ゲッツーが取れるところで取れなかったり、エラーは付かなかったけれども取れたらっていうところ。ランナーが残った後も、っていうところも何回もありましたし。確実性を上げていかないといけないと、と思っています。守備に特化した選手で守備固めなどで、守備力をチーム全体で上げていかなくてはいけないと思いますね」と、来季さらなるブラッシュアップを狙うとした。 1998年の優勝時には、キャッチャー・谷繁元信、ファースト・駒田徳広、セカンド・ロバート・ローズ、サード・進藤達哉、ショート・石井琢朗と内野手がGG賞を独占。強力なバックを背に腕を振っていたことに「確実に守ってもらっていましたから。あのときは野手はほぼ固定でしたから、マウンド(に)上がれば先輩たちに守ってもらっている余裕、安心感はありましたね」と、振り返った指揮官。2位から念願のリーグ優勝へ向け、ディフェンス面での強化も着々と進めていく。写真・取材・文 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年11月14日 18時30分
DeNA・牧「いい緊張感があった」 “ハマの4番”が感じた日の丸の重み
11月5日、“栗山ジャパン”が発進した1回裏、いきなり左中間スタンドに放り込むホームラン。次戦でもマルチヒットと気を吐き、守備でもトリプルプレーの起点となるなど代表でも存在感を示した牧秀悟。 13日にチームに合流し、秋季トレーニングで汗を流した後に取材に応じ「自分にとっても貴重ないい体験になりました」と充実感をにじませ第一声。「森(友哉)さんとか近藤(健介)さんとバットの出し方などの情報交換もできました。西川(龍馬)さんとも話すことができた」と普段接点のない12球団から集まった精鋭と交流した。 中でも村上宗隆には「しっかりまとまった自分の考えがあるのはすごかったなと思います。試合していても存在感がありますし、しっかりしているので、これはみんなついていくんだなという感じ」と年下ながら三冠王に輝いた怪物にも感化されたようだ。 プロ入り初の日本代表に「代表としてやらなければいけないというプレッシャーもありましたし、その中でも周りもすごい選手ばかりなのでいい緊張感がありました。ピッチャーもバッターも一打席、一球ってところで見方が違うのかなっていう雰囲気がありました」と優勝争いにクライマックスシリーズと、ベイスターズで戦ったときとは違った感覚も味わいながら「個人としてアピールができたのかなと思います」と満足感も得たとした。 来年の3月に本番を迎えるWBCへ向け「もちろん選ばれたいですし、そこまで自分なりの準備をしっかりして、選ばれたら万全でできるようにやっていくだけかなと思います」と意欲。ステップアップの3年目へ「去年も1年目というところで疲れもあったんですが、今年はまた違う疲れはありますね。今年よりもいい成績を残すために、休むときは休んで12月、1月はしっかり自分を見つめ直してやっていきたい」と先を見据えた“ハマの4番”は、世界との戦いでも軸となってくれそうだ。取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
スポーツ 2022年11月10日 17時30分
DeNA、期待の若手・田部が引退…3年目の大型内野手、21歳の決断
12球団合同トライアウトも終わり、本格的に来シーズンに向けて動き始めたプロ野球界。ベイスターズはクライマックスシリーズ敗退時に7選手と来季の契約を結ばないと発表し、これ以上の追加はないと思われていた。しかし10月の最終日、期待の若手・田部隼人の引退が告知され、ファンは驚きを隠せなかった。 田部は高卒3年目の大型内野手で、4月6日の甲子園球場で待望の一軍デビュー。1-1ともつれたゲームの延長10回に代打で登場し、タイガースの左腕・岩崎優の前にセンターフライに倒れた。 翌日からはコロナ蔓延によりチーム編成が困難となり、4試合が中止に。12日からの沖縄でのゲームから再始動したが、田部は先発ピッチャーとの関係もあり登録抹消。しかしわずか3日後に、伊藤裕季也が濃厚接触者の疑いで抹消され再び17日一軍には招集されたが、伊藤の陰性が確認されると、出場のないまま再び抹消された。 しかし20日に内野手が2人抹消されたこともあり、この時点でファームで打率.313と好調を買われ三度目の一軍へ呼ばれると、24日には初スタメンに抜擢。カープの同い年の左腕・玉村昇悟の前にノーヒットに抑えられたが、3打席目には犠打を決めて見せ、守備でも強肩を披露。地元島根に一番近いプロの本拠地・広島の地で、チームに貢献するプレーを決めてみせた。 27日にはベイスターズの聖地・横浜スタジアムデビュー。C.C.メルセデスの前にサードゴロに倒れながらも、地元ファンの大きな祝福の拍手が送られた。翌日には抹消されてしまったが、プロ野球選手として確かな一歩を踏み出すことができた。 この後はファームで研鑽を積み、イースタン・リーグで打率7位に食い込む.258をマーク。1年目.240、2年目.185から大きな飛躍を見せ、得点圏は打率.316と勝負強い一面も発揮していただけに、突然の引退発表はセンセーショナルだった。 ルーキーイヤーのファーム最終戦、札止め満員となった“Mr.ベイスターズ”石川雄洋氏の最後のゲーム、1点ビハインドの場面の最終回にタイムリーで石川を生還させ、延長10回にはサヨナラタイムリーで再び石川をかえし、惜別のグータッチを交わした“持ってる男”。ユニフォームを脱いでも55番が躍動していた姿を、ファンは決して忘れない。取材・文・写真 / 萩原孝弘
-
-
スポーツ 2022年11月08日 15時30分
阪神・岡田新監督に「矢野と同じことするな」と批判 DeNA・牧への発言が物議、プロ入り前の実績を嘲笑?
2021年のプロ入りからDeNAでプレーし、今季までに「272試合・.302・46本・158打点」といった通算成績を残しているプロ2年目・24歳の牧秀悟。8日に伝えられた阪神・岡田彰布新監督のコメントがネット上で物議を醸している。 報道によると、岡田新監督は7日に応じた取材の中で、同日に仮契約を結んだ阪神ドラ1・森下翔太(中央大学)が大学時代の先輩・牧を目標に掲げたことに言及。その話の流れで「牧は大学の時ホームラン何本打ってたん? 5本? 大したことないやん」と、大学時代の牧の実績をやゆするようなコメントを笑い交じりに口にしたという。 牧は2017~2020年にかけ中央大学(東都大学野球)で戦い、通算で「81試合・.285・5本・50打点」をマークしている。一方、岡田新監督は早稲田大学(東京六大学野球)でプレーした1976~1979年にかけ「88試合・.379・20本・81打点」といった数字を残しており、打率、打点は現在でもリーグ記録となっている。 >>阪神トレード加入の渡邉、二塁奪取は絶望的か 岡田新監督は期待も致命的問題、新庄監督は愛想尽かした?<< 実績では牧に大差をつけている岡田新監督だが、ネット上には「岡田さん、明らかに牧のこと舐め腐ってるだろ」、「他球団選手の球歴を小馬鹿にするのは失礼極まりない」、「冗談のつもりかもしれないけど、こういうリスペクトに欠けるような発言は控えてほしい」、「先輩を大したことない呼ばわりされた後輩の森下も気を悪くするんじゃないか」といった批判が寄せられた。 牧への敬意を欠いていると問題視されている岡田新監督だが、一部からは「敵選手を過小評価って矢野と同じことするなよ」という呆れ声も上がっている。阪神は2019年から今季終了まで矢野燿大前監督が指揮を執っていたが、同監督は活躍を許した敵選手への辛口コメントがしばしば目立っている。 今季も4月17日・巨人戦で「6.2回1失点」と封じられた巨人・赤星優志に「めちゃくちゃいいコースに決まっているかというと、そんな感じには見えなかった」、7月12日・巨人戦で完封負けを喫した戸郷翔征に「完封されるような調子じゃないと思うけどね。こっちが打ち損じているというか、打ってないというだけ」と言い放ったことなどで物議を醸している。 赤星、戸郷は今季の阪神戦で赤星が「7登板・3勝0敗・防御率1.13」、戸郷が「5登板・2勝1敗・防御率1.36」とそれぞれ好成績を残している。この点についてはシーズン中から「矢野が変なこと言って相手を刺激したからだ」という指摘が一部から上がっていたが、岡田新監督は二の舞にならないよう慎重に発言する必要もありそうだ。文 / 柴田雅人
-
スポーツ
DeNA・森、前半戦終了間際まで一軍に戻れない? 三浦監督も落胆の両足故障に懸念相次ぐワケは
2022年03月01日 20時30分
-
スポーツ
DeNA、ドラ2・徳山&ドラ4・三浦が無失点実戦デビュー! 即戦力右腕コンビが充実の沖縄キャンプ締め
2022年02月28日 18時30分
-
スポーツ
DeNA、プロ2年目・牧の打棒がさらに進化? コロナ出遅れを感じさせぬ“すごみ”とは
2022年02月24日 18時30分
-
スポーツ
DeNA・三浦監督、“年上の部下”大量招集で選手の意識が激変? 恩師が目をつけた若手もブレーク確実か
2022年02月22日 11時25分
-
スポーツ
DeNA・田中が本格復活を猛アピール! 経験豊富な左腕がもたらすブルペンでの好循環
2022年02月21日 18時30分
-
スポーツ
DeNA・オースティンの前向き発言がファンから不評?「余計なこと考えるな」石井コーチも驚いた走塁意欲に潜む重大リスクとは
2022年02月18日 15時30分
-
スポーツ
DeNA、石田&濱口が初対外試合に早くも登板! 投手陣を底上げする開幕投手経験左腕の存在感
2022年02月17日 17時30分
-
スポーツ
元西武・松坂氏「胃腸炎になった」ストレスでダウン、フィーバー時の裏話明かす DeNA小園・斎藤佑樹氏の1年目キャンプも気遣う
2022年02月17日 15時30分
-
スポーツ
DeNA・阪口、今年こそ開幕ローテーションゲットか 紅白戦で復活アピールに成功!
2022年02月14日 18時30分
-
スポーツ
DeNA・佐野の故障離脱、球界OBが予言していた? 三浦監督肝いりの一塁コンバートに潜んでいた重大リスクとは
2022年02月14日 15時30分
-
スポーツ
DeNA・坂本が3年目の飛躍へ! 目標の「一年間ローテーション」死守へ向け一軍キャンプで奮闘中
2022年02月10日 18時30分
-
スポーツ
DeNA・細川、今季ついに覚醒なるか?「スーパースターになれる」オースティンも認めるポテンシャルに期待
2022年02月07日 18時30分
-
スポーツ
DeNA、4年目捕手・益子がブレークへ好スタート! 初の一軍キャンプメンバー入りに高まる期待
2022年02月03日 17時30分
-
スポーツ
DeNAドラ1・小園「充実した1カ月間」 同期の絆で上々のプロ生活スタート、ドラ2・徳山は意外な一面を暴露!
2022年01月31日 18時30分
-
スポーツ
DeNA・ソト、いざ“反撃”の2022年へ 本塁打王奪還へ「カルフォルニアでの学び」&「キャンプ初日から合流」を活かす
2022年01月27日 17時30分
-
スポーツ
DeNA、三浦政権2年目のスローガンは“横浜反撃”! チームの歴代スローガンを振り返る
2022年01月24日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・今永、再び絶対エースの座へ! 2022年に目指す“チームを勝たせる”ピッチャー像とは
2022年01月20日 17時30分
-
スポーツ
DeNA・藤田、楽天時代の門下生らと自主トレで汗! “人格者”のずば抜けた求心力がチームを高みへ導く
2022年01月17日 18時30分
-
スポーツ
DeNAドラ1・小園「全員仲良い」 初の寮生活&新人合同自主トレは順調!
2022年01月13日 17時30分
特集
-
少年隊・錦織、東山ジャニーズ新社長就任に意味深投稿? 植草とのYouTubeもストップ、現在の活動は
芸能ネタ
2023年09月18日 12時00分
-
ジャニーズ最大のタブー? 嵐メンバー4人と“男女の仲”報道、セクシー女優の死【芸能界、別れた二人の真相】
芸能ネタ
2023年09月17日 12時00分
-
-
Snow Man向井、ジャニー氏お小遣い秘話が拡散? グループ不仲説の真相は<実は不仲?【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月16日 12時00分
-
一転しジャニーズ契約継続なし、モス広告Snow Manの顔を紙で隠した画像が拡散「イジメ」「涙出てきた」ファン怒り
芸能ニュース
2023年09月13日 18時00分
-
株上げた井ノ原快彦、年下に嫌われていた? 森田剛から「嫌い」緊張関係続く<芸能界【犬猿の仲】の有名人>
芸能ネタ
2023年09月10日 17時00分