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DeNA、宮崎離脱で“5番・サード”問題が勃発 穴埋めが期待されるバックアップメンバーは

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宮﨑敏郎

 横浜スタジアムで行われた4月19日のタイガース戦、8回にこの日4安打目を放った絶好調の宮崎敏郎。2アウト後、嶺井博希の打席でキャッチャーがピッチャー石井大智の投球を弾き、積極的にセカンドを狙った宮崎は見事にセーフを奪ってみせた。しかしその際に左足太ももに違和感を覚え、そのままベンチへ下がり心配されたが、翌日もスタメンは外れたがベンチ入り。20日にはチャンスの場面でネクストバッターズサークルで素振りをするなど、この時点では軽症かと思われた。次の広島遠征にも同行したが、23日に登録抹消となり少なくとも10日間は一軍を離れることが決定してしまった。

 開幕から不動のサード、クリーンアップの一角として機能していた宮崎は開幕から絶好勝で、打率.351と規定打席に達していればリーグ2位の数字。ホームラン3、打点9、フォアボールも10を数え、出塁率は.449と高く、OPSは1.063とチームに多大な貢献を続けていた。

 そんな主軸打者を欠いてからは、9試合で3勝6敗、登録抹消されてからはわずか1勝と苦しい戦いを強いられている。

 その間は4人のサブメンバーがスタメンでサードを任されているが、ブレイクダウンして見ていくと、倉本寿彦12打数1安打、田中俊太4打数1安打、田部隼人3打数ヒットなし、柴田竜拓11打数ヒットなしの上に、全員トータルで打点は0。出塁も柴田の1フォアボールを加算しても4回だけで、出塁率は.129とかなり厳しい数字が並んでしまっている。

 しかし倉本も柴田もコロナ感染で離脱しており、体調や試合勘が戻っていない状況とも考えられそうで、今後上向きとなる可能性はもちろんある。ファームで奮闘中の伊藤裕季也や知野直人、成長著しい小深田大地らにチャンスを与える手もあるだろう。

 2019年に宮崎が離脱した際は、それまでレフトが定位置だった筒香嘉智がサードに回り急場をしのいだが、今回のこのピンチはどう回避するのか。チームの底力が試されている。

 写真・取材・文 /  萩原孝弘

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