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スポーツ 2018年03月04日 22時00分
焦りは禁物?“角界のサラブレッド”納谷と豊昇龍のこれから
未来の名力士となることはできるだろうか。 土俵外の出来事ばかりが取り上げられている昨今の角界だが、初場所では久しぶりに明るい話題もあった。未来を嘱望される2力士、横綱・大鵬の孫である納谷と横綱・朝青龍の甥っ子である豊昇龍が揃って初土俵を踏んだのだ。 注目が集まった前相撲では、早くも両者の直接対決が組まれ、納谷がすくい投げで豊昇龍を撃破。偉大な横綱の血が流れるサラブレッド同士の白熱した取り組みには、多くのフラッシュがたかれていた。 互いに3勝ずつを挙げた納谷と豊昇龍は、3月場所から序の口力士として番付に加わることが決定しており、当面は関取として扱われる十両への昇進を目指すことになる。そのポテンシャルの高さ故に、序の口からの最速記録である6場所での十両昇進を期待する声もあるが、あまりにも早すぎる出世というのも考えもののようだ。 序の口から土俵人生がスタートした力士の内、6場所で十両に昇進したのは板井(当時のしこ名は高鐡山)、土佐豊、常幸龍、炎鵬の4人。しかし、その中で土佐豊と常幸龍はその後怪我に苦しみ、板井も八百長との関わりからその経歴にはケチがついている。 今年の初場所後に十両昇進が決まった炎鵬にしても、身長169cm・体重91.1kgという小柄な体格のままでは上位進出の目は厳しい。同じ小兵力士で炎鵬の兄弟子でもある石浦(身長174cm・体重116kg)が幕内下位で苦しんでいる現実を見てもそれは明らかだろう。 前述の4力士の例からは、土俵人生が必ずしも出世の速度で決まるわけでは無いということが伺える。その話題性・将来性の高さから、求められるものが日々大きくなっていくことが予想される納谷と豊昇龍だが、周囲の喧騒に踊らされることなく、“急がば回れ”の気持ちでじっくりと稽古を積んでいくことが彼らのこれからを左右するのかもしれない。
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スポーツ 2018年03月04日 21時18分
【WWE】アスカが男女混合トーナメント準決勝進出/カイリ・セイン王座挑戦に暗雲
世界最大のプロレス団体WWEは、日本時間3月2日に男女混合トーナメント「ミックスド・マッチ・チャレンジ」2回戦をWWEネットワークで配信。日本人スーパースター・アスカはミズとタッグを組んで、日本でも人気のフィン・ベイラー&サーシャ・バンクス組と対戦した。 ミズ対ベイラーで試合が始まり、いきなりミズが3連続でフォールを取られるとアスカは激怒。自身の連勝記録を気にするアスカは「待てコラ。絶対勝てよ。わかったな!」とミズに激しい大阪弁で気合いを入れた。 しかし、素早い動きに翻弄されるミズはベイラーのスリングブレイド、クー・デ・グラを決められてフォールされると、これをアスカが辛うじてカット。すると、そのままサーシャのバンク・ステートメントに捕まるアスカだったが、巧みにかわしてアスカロックを決めると、その隙にミズがベイラーを強引に丸め込んで3カウント。逆転劇で勝利したミズ&アスカ組が準決勝に駒を進めた。 ベイラー&サーシャは1回戦で中邑真輔&ナタリアの強力タッグを撃破したチームなだけに、今回の勝利でアスカ&ミズが優勝に近づいたのは間違いない。準決勝は来週に行われるストローマン&アレクサ対ジミー&ナオミの勝者と対戦する。 米国現地時間同月1日にWWEネットワークで配信された、WWEのファームブランドNXTには日本人スーパースター、カイリ・セインが登場した。 カイリはNXTで、昨年のWWEメイ・ヤング・クラシック以降ライバル関係にあるシェイナ・ベイズラーとの一騎打ちに挑んだ。シェイナのハードな打撃に苦しむカイリだったが、渾身のスピアーを見舞うとそのままスライディングエルボー、フライング・カブキ・エルボーと立て続けに決めて試合を優勢に進めた。 しかし、カイリがコーナーに上ってインセイン・エルボーを狙うと逆にハイキックを食らい、そのままシェイナに捕まると最後はスリーパーホールドでタップアウト。因縁の相手に敗戦を喫し、カイリのNXT女子王座戦線に暗雲が立ち込めた。 カイリはアスカのようなスター街道を歩めるのだろうか?文・どら増田写真提供・©2018 WWE, Inc. All Rights Reserved.
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芸能 2018年03月04日 21時00分
またまたアスリートと浮名を流したフジテレビ・ミタパン
先の平昌五輪、日本からは各テレビ局の女子アナたちが現地入りしていたが、開幕前に危機一髪の状況に巻き込まれたのが、ミタパンことフジテレビの三田友梨佳アナウンサー(30)だった。 三田アナが出演するフジテレビ系「直撃LIVE グッディ!」は開幕直前の6日、韓国、北朝鮮による女子アイスホッケー合同チームが練習する会場前で、合同チームに賛成する団体、反対する団体が対峙している様子を紹介。 三田アナが賛成派に取材を試みようとすると、すぐ後ろで賛成派、反対派で乱闘が勃発。VTRでは、日本語で「危ない、危ない」と叫ぶ女性の声が交じり、さらに番組ディレクターが「危ない危ない危ない。ダメだ。三田。離れろ!離れろ!」と必死に指示する様子が記録されていたのだ。三田アナは現場の様子を、「暴徒化。暴力が激しかった」と振り返った。 「あれだけのことがあれば、その後は凹んでいてもおかしくなかったはずですが、その後、表情がとても明るかったそうなんです。その理由は、ズバリ男だったとか」(フジ関係者) 三田アナといえば、15年末に交際していたプロ野球・西武の金子侑司と破局。その後、浮いたうわさがなかったが、どうやら、またまたお相手はアスリートだというのだ。 「フジの中継でキャスターをつとめた、元男子フィギュアの高橋大輔とデキちゃったようなんです。取材の合間にボディタッチするなどイチャイチャしていたそうで、“手つなぎデート”の目撃談もあるそうです」(同) 交際発覚は近い!?
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スポーツ 2018年03月04日 20時04分
真壁刀義が久々の大舞台で一発勝負!3.6大田区旗揚げ記念日【新日本】
新日本プロレスは3月6日、旗揚げの地である大田区総合体育館(旗揚げ時は旧・大田区体育館)で、46周年目の『旗揚げ記念日』を開催する。 『旗揚げ記念日』では棚橋弘至と中邑真輔が一夜限りのタッグを結成したり、棚橋がプリンス・デヴィット(WWEのフィン・ベイラー)と、オカダ・カズチカが飯伏幸太と、当時のIWGPヘビー級とジュニアヘビー級の王者対決をそれぞれ行うなど夢のカードを実現させてきた。当時、デヴィットは棚橋との試合からバレットクラブ設立へと加速していくことになった。昨年はオカダがタイガーマスクWとのドリームマッチを提案し、札止めの観客が集まった。 「久しぶりにIWGPヘビー級王者とIWGPジュニアヘビー級王者のチャンピオン対決がしたいな」 2.10大阪大会でSANADAの挑戦を退けたオカダは、所属するCHAOSの同門であるIWGPジュニアヘビー級王者、ウィル・オスプレイとの対戦をアピールした。オスプレイはイギリスで試合を観たオカダが惚れ込んでスカウトしたという経緯もあり、1994年2月の橋本真也対獣神サンダー・ライガーから始まった、ヘビー級とジュニアヘビー級のチャンピオン対決はここまで試合内容が期待外れに終わったことはない。オカダをキリキリ舞いさせるオスプレイの速い動きに、オカダがどのような対応を見せるのか期待したい。 また今大会では棚橋弘至とともに地上波への露出度が高い真壁刀義が、先シリーズで勃発した鈴木みのるとの因縁を決着させるため、IWGPインターコンチネンタル王座に挑戦する。 「“鈴木みのらず”の野郎(を)、コテンパンにやるのがこの俺の夢だ。あの野郎から(ベルトを)獲るから意味があんだ。それだけだ」 真壁はこれまでIWGPヘビー級王座、NEVER無差別級王座とは縁があったが、インターコンチ王座に関しては不思議と縁がなかった。タッグパートナーの本間朋晃が長期欠場中とあって、最近はシングルでもタッグでも王座戦線からは離れていただけに、このタイミングで真壁という世間的に知名度がある選手を狙い撃ちしてくる、みのるの嗅覚も大したものだ。 「お前がテレビの向こう側の人気者になってる間、俺がどこにいたか知らないだろ? 今食う物もない、明日生き残ってるかどうかもわからない、そんなところで毎日毎日、メインイベントのタイトルマッチのリングに毎日上がってたんだ。テメェが頑張ってタレント気取りでテレビに出てる間だ。それが俺とお前の圧倒的な違いだ」 と、みのるは真壁の存在をバッサリ否定していたが、おいしくない獲物は狙わないのが、鈴木みのるというプロレスラー。そこには何らかの理由が必ず隠されているはずである。 一方の真壁は今回挑戦が決定したことで、優勝すれば3大タイトルのいずれかに挑戦できる『ニュージャパンカップ2018』にエントリーされなかった。このタイトルマッチは一発勝負で勝ち取らなくてはならない。現在の真壁は、永田裕志ら第3世代と、棚橋世代の間というポジション。みのるのようにチャンスをしっかりとモノにしなければ、今後の立場にも影響しかねないだけに、ここはベルトを獲りたいところ。 東京ドームなど大会場で観るとわかるのだが、真壁やみのるの“わかりやすい”プロレスは、初見の観客の心をつかみやすい。今大会はそんな2人によるタイトルマッチに注目したい。取材・文 / どら増田カメラマン / 広瀬ゼンイチ
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スポーツ 2018年03月04日 18時00分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「ビッグバン・ベイダー」あらゆる団体を制圧した“皇帝戦士”
日米のプロレス団体を渡り歩き、いずれもトップを張ってきたビッグバン・ベイダー。日本プロレス史上においては飛龍革命や全日本プロレスの分裂など、節目となる時期に重要なポジションを担ってきた。まさしく歴史遺産にふさわしい存在である。 新日本プロレスのトップの証しであるIWGPヘビー級王座と、全日本の歴史が刻み込まれた三冠ヘビー級王座。ベイダーはこの両タイトルを獲得した、唯一の外国人レスラーだ。 「日本の複数団体で看板王座を獲得したということでは、新日でNWF、全日で三冠王座に就いたスタン・ハンセンもそうですが、本来はアメリカの団体であるNWFベルトを新日の象徴とするのは微妙なところ。国際プロレスでIWA、全日でUNとPWF王座を獲得したビル・ロビンソンも、2団体の看板を背負ったという意味では同じですが、記録として見たときにはやはりベイダーが一枚上となるでしょう」(プロレスライター) なおIWGPと三冠を獲得した日本人レスラーとなると、プロレスリング・ノアのGHCヘビー級も含めて3団体制覇を成し遂げた高山善廣と佐々木健介のほか、武藤敬司(グレート・ムタの名義でも両方を獲得)、天龍源一郎、橋本真也、小島聡がいる。が、いずれも三冠を獲得したのは、全日本がノアと別れて以降のことである。 一方でベイダーの戴冠は、四天王がそろい踏みしていた当時のこと。ちなみにベイダーが両王座を最初に獲得したのは、いずれも前王者(藤波辰爾と川田利明)が負傷によりタイトルを返上し、それを受けた王座決定戦によるものだった。 「あとで日本勢が取り戻すため、いったん外敵であるベイダーにベルトを預けたとみることもでき、実際にいずれも最初の防衛戦で敗れています。しかし、ベイダーはその1回だけの戴冠に終わらず、のちに王座に返り咲いており、そのときにはタイトル防衛にも成功しています」(同) こうしたベイダーの王座遍歴は、いずれの団体からも主軸として扱われてきた証拠だといえる。 前腕部で相手をぶん殴るベイダー・ハンマーや自分の全体重を相手にぶつけるベイダー・アタックなど、基本的にラフファイトが持ち味だが、実はプロデビュー前にはブラッド・レイガンスの道場で、プロレスの基礎をみっちり叩き込まれている。 米国中のスポーツエリートが集まるアメリカン・フットボールにおいては、学生時代にオールスターに選ばれたほどの卓越した運動神経の持ち主で、身長190センチを超える巨漢でありながら、ドロップキックやムーンサルトプレスなど空中技も軽々とこなす。それでいて他競技からの転向組に見られる妙なプライドの高さがない。 「甲冑をかぶってスモークを吹き出したり、派手なパフォーマンスも嫌がらずにこなす。そこが各団体から重宝された一番のポイントでしょう」(専門誌記者) そもそも初参戦時に観客の暴動が起きた団体に(それも自分の責任ではなく、たけしプロレス軍団というつたないアングルが原因)、再度出場しようとは思わないだろう。しかし、ベイダーは団体側の期待に応え続けた。 藤波が猪木に代わってのベイダー戦を直訴し、自らの髪をハサミで切ることから始まった、いわゆる飛龍革命も、ベイダーがスーパーヘビー級の壁として存在したから成立したのだ。 全日本参戦時の2000年、ベイダーはチャンピオンカーニバル公式戦で、三沢光晴の裏十字固めで“腕を骨折”し、途中欠場を余儀なくされた。しかし、これについても「実際は折れておらず、三沢が同年の独立後に引き抜くことを念頭に、全日とベイダーの距離を置くための共謀だった」とする説がある。 「総じて外国人選手は自己主張が強く、例えば、ブルーザー・ブロディのように、いつヘソを曲げるか分からない選手は、どうしても長期のアングルには組み込み難い。その意味でベイダーは、信頼できるレスラーだったわけです。ただ、あまりに団体側の要求に応えすぎると、ベイダーと同時期に新日のリングで活躍したクラッシャー・バンバン・ビガロのように、ファンから“プロレスのうまさ”ばかりが評価されるようになり、ヒールとしての怖さが減じてしまう。しかし、ベイダーがそうならなかったのは、持ち前の実力と肉体の存在感が圧倒的だったためでしょう」(同) UWFインターナショナルに参戦した1993年、神宮球場での高田延彦との対戦前に「ベイダーが急に負けアングルを拒んだ」とは高田自身の証言だが、実際、この頃にはアメリカでもトップに立っていたため、簡単に負けられないという部分もあったのだろう。 しかし、本格的にもめたのであれば、翌年もUインターにベイダーが参戦していることへの説明がつかず、高田の2勝1敗となった通算の対戦成績から見ても、やはりベイダーが基本的にはアングルに忠実であったことが読み取れる。ビッグバン・ベイダー1955年5月14日、アメリカ・カリフォルニア州出身。身長193㎝、体重207㎏。得意技/ベイダー・アタック、ベイダー・ボム、ムーンサルトプレス。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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社会 2018年03月04日 14時00分
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 海部俊樹・幸世夫人(下)
「クリーン」イメージで出発、内閣支持率も高かった海部政権ではあったが、政権発足1年目、突然の舞台の暗転を余儀なくされた。 折から、東西冷戦雪融けの象徴であったベルリンの壁の崩壊、ソ連邦の解体といった激動の中で、イラク軍のクウェート侵攻に始まった湾岸戦争に直面した。ここから小派閥出身ゆえ政権基盤の脆弱さを暴露、最大派閥・竹下派の意向に翻弄され続け、独自色をまったく放擲してしまったのが暗転への舞台裏だった。 海部首相は湾岸戦争に際し、当初、米国の強い要求により米軍など多国籍軍に90億ドルを拠出、その後、再度の要求を呑んで総額130億ドルものカネをつぎ込んだ。しかし、米政府と自民党の一部から「カネだけでなく人的貢献もすべき」との突き上げを受けると、こんどは掃海艇の派遣を決めるといった具合で、政権の主体性はズルズルと後退した。 そうした中で、竹下派内で剛腕ぶりを発揮し続けていた当時の竹下派会長代行にして幹事長の小沢一郎が主導し、自衛隊を国連のPKO(平和維持活動)の「協力隊」という名目で、PKO協力法案を提出することになった。だが、この法案の中身がなんとも杜撰、さらには、自衛隊の海外派遣を危惧する世論の反対も根強く、法案は衆院段階で廃案を余儀なくされるなど、海部政権はもはや主体性を完全に失っていったのである。 同時に、竹下派内も小沢氏の“突出”ぶりから大揺れ。結局、海部政権では自民党はもはやもたずということで、竹下派主導で政権に幕が引かれ、後継首相に宮澤喜一を担ぐという手に出たのだった。 その宮澤政権にも不満だった小沢は、「もはや政権交代可能な新党を結成するしかない」として、のちに新進党を立ち上げることになる。そこではナント、自ら失望したハズの海部を党首にという“奇策”に出たのだった。自民党内からは、「一体、海部はどうなったんだ」の声も飛んだのである。 この時点、平成7年(1995年)1月の通常国会では、折からの「阪神・淡路大震災」関連が焦点だったが、晴れがましくも衆院予算委員会質問のトップバッターに立った新進党党首の海部には、もはやかつてのような弁舌のキレはなく、存在感再び、もなかった。 一方で、妻の幸世と言えばこの新進党でも「オルガナイザー」の戈を発揮、新進党衆院議員10人の夫人部隊を結成するや、被災地の神戸に入って豚汁などの炊き出しに赴いたものだ。もっとも、この「内助の功」も現地にいたのはわずか半日。メディアからも、「こんなにすぐ帰ってしまうのは、単なるパフォーマンスではないのか」の声も出たのだった。 その後、案の定というべきか、この新進党も党内問題が勃発して迷走、支持率も低迷する中で出たのが「女性党首」案であった。当時の新進党担当記者のこんな証言が残っている。 「どうやら小沢一郎の案のようだった。女性支持層の拡大のため、思い切って女性党首として海部の幸世夫人を立ててはどうかということでした。『元ファースト・レディの肩書きは強いぞ』という読みでもあったようだ。ところが、幸世夫人は外見もハデ目だったことから、『もう少し庶民派のにおいが欲しい』という声が多数出、結局、ご破算になった」 実は、海部が首相の頃、ウソかマコトか海部の女性問題に関する一部メディアの報道が出たのだが、なるほど当時の竹下派議員からは、こんな声が聞こえたものだった。 「あのカーチャンでは、海部が浮気なんかできるはずがないね。海部は恐妻家にして愛妻家、敬妻家で、あの記事は一発でデタラメと思った」 一方、長く海部と親しかった政治部記者のこんな証言も残っている。 「海部は若いときから肉が大好きで、野菜類はほとんど食べず、三木内閣の官房副長官時代、激務も手伝ってぶっ倒れたことがあった。それを知っていた夫人は、結婚後、『そんなことではダメ』と一喝、野菜中心のオリジナル惣菜を無理に食べさせた。それ以後、海部は元気モリモリに変身したのです。 一方の夫人と言えば、長い間、美容体操、愛犬を連れての約5キロ、皇居1周の散歩も欠かさぬ日々を続けた。加えて、ファッション・センスもなかなかで、還暦を超えても10歳くらいは若く見えた。音楽も趣味の一つで、ベートーヴェンを聴いて『今日1日のヤル気が鼓舞される』と言っていた。夫人あっての海部、夫人に尻を叩かれ続けた海部と言っていいのではないか」 海部は、結局、新進党で小沢と合わず、また自民党に復党するという迷走を続けた。そのうえで、平成21年(2009年)年8月の総選挙で落選、政界引退を余儀なくされている。それを境に、幸世の話題も海部の得意の弁舌も、以後、パッタリ姿を消したのだった。=敬称略=(次号は宮澤喜一・庸子夫人)小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材48年余のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『決定版 田中角栄名語録』(セブン&アイ出版)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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芸能 2018年03月04日 12時50分
美山加恋、加藤清史郎… 脱子役から成功するパターンが増加中?
女優の美山加恋が8月15日から開演する“2万人の鼓動 TOURSミュージカル「赤毛のアン」”で、主演を務めることが発表された。美山の主演は、昨年に引き続き2年連続での抜擢となる。 同作ではこれまで、女優の神田沙也加をはじめ、歌手の島谷ひとみ、映画『君の名は。』で声優を担当した上白石萌音などがアン役を担当。有名人を多数輩出してきた登竜門的作品だ。美山も「今年は去年を越えていきたいです!」と意気込みを見せている。 美山といえば、2004年放送のドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」(フジテレビ系)に出演。天才子役として注目を集め、ドラマ以外でも映画、舞台などで活躍してきた。さらに、近年は声優としても活動しており、昨年放送されたアニメ「キラキラ☆プリキュアアラモード」(テレビ朝日系)では、主人公役を1年間務めあげている。 「美山は4月からスタートするアニメにも出演が決まっており、声優も順調のようです。まさに、子役から女優のシフトチェンジに成功した例でしょう。舞台女優や声優をこなすという点で、将来的に戸田恵子のようなポジションの女優に成長するかもしれませんね。」(芸能ライター) また、美山同様、子役から俳優への脱却で注目されているのが、CMキャラクター「こども店長」で知られる加藤清史郎だ。現在16歳となった加藤だが、今月7日放送の人気ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)に出演することが話題を呼んでいる。前回放送の予告では、加藤の名前と映像が紹介。その成長ぶりに、ネット上では「かっこよくなりすぎてる!」「イケメン俳優の有望株だな」と歓喜と期待の声が寄せられた。 「人気子役の場合、その後、イメージを引きずり過ぎ、成長期に仕事がなくなるパターンあります。しかし、最近では美山や俳優の神木隆之介など、うまく役者にシフトチェンジするパターンも増えてきています。ビジュアル・演技力の成長ももちろんですが、活躍できる場自体も以前より広がっているのかもしれません。」(同・ライター) たくましい青年に成長した加藤も、今後、脱子役に成功する姿を期待したい。
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社会 2018年03月04日 12時30分
借りる側の意識の問題?増え続ける奨学金破産者!その原因を徹底究明
先月、日本学生支援機構は、過去5年間で奨学金を返済できず自己破産した人が1万5000人もいたことを発表。この事態を受け、3月1日に放送された『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、奨学金問題に詳しい聖学院大学政治経済学部教授の柴田武男氏が、奨学金破産の原因を紹介した。 まず、柴田氏は「大学の授業料が高騰して、それに応じて奨学金の借入金額が大きくなっている。それで返済が困難になった」と学費の高騰に原因があると話す。 柴田氏が示した文科省資料によると、1975年の国立大学の初年度にかかる費用は8万6000円だったのに対し、2016年には81万7800円と約73万円も高騰している。私立大学では、1975年に27万8261円だったのが2016年は113万1196円と、約85万円も高くなった。 ただ、柴田氏は借りる側の意識にも奨学金破産を引き起こす原因があると指摘。「だいたい高校3年の4月5月に奨学金の説明がある。その説明を受けて夏休み明けに書類を出して金額が決まっていくが、高校3年生ではなかなか理解できませんから、親が申し込みをほとんどしてしまう」と、学生が若さゆえに制度を理解できていないことを問題視した。 「本当は利用者本人がどんな制度なのか、しっかり勉強して『これは借金だ』『返済義務があるんだ』ということを理解しなければいけない。しかし実際は親が書類を書いてしまう」と柴田氏は説明。借りる張本人である学生の「借りる意識」が芽生えにくいのも問題の一つであると指摘した。 視聴者はインターネット上で「借りる側の意識が低いんだよ」「奨学金の返済が苦しいのは自業自得。借りたら返せ」「近ごろ、奨学金で大学って安易に考える学生が多すぎる」などと反応した。奨学金を借りる側に問題があると考える人は多いようだ。 一方で「賃金の低さを改善する必要がある」「奨学金が返せないような給与の会社が多いのが問題なのでは?」と国内企業の給料の低さを問題視する声も少なくなかった。 高卒の平均生涯年収は約2億4,000万円で、大卒の平均生涯年収は約2億8,000万円とも言われている。高卒のほうが、大卒に比べて4年ほど長く働いているにもかかわらず、4,000万円も差が付いてしまうのだ。 こういうデータを見ると、「借りたお金を返せないなら大学に行くな」と安易に切り捨てるのは安易なのかもしれない。借りる側の意識だけでなく、日本の教育環境や労働環境も一緒に考えなくては、解決の糸口は見つからないだろう。
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その他 2018年03月04日 12時00分
帽子をかぶらないほうが禿やすい?て本当
帽子をかぶるとハゲる」という俗説がある。これは帽子をかぶることで頭皮が蒸れたり、こすれて髪が薄くなるというイメージから来ているのだろう。 確かに、過度に頭皮が蒸れたり、こすれたりすることで、ハゲるということはあり得る。しかし、いくら頭皮が蒸れたところで髪をちゃんと洗えば問題はないし、帽子の着脱くらいで頭がハゲるほどこすれることはない。 むしろ帽子をかぶることで、夏は紫外線による頭皮へのダメージを防ぐことができるし、冬には頭皮の乾燥、寒さからくる血行不良を予防してくれるなど、メリットも大きい。正しく使えば、帽子はハゲの強い味方なのだ。
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スポーツ 2018年03月04日 07時13分
メインはジョー対宮原の三冠戦!全日本プロレスがたまアリ初進出!諏訪魔対藤田が再戦【全日本】
秋山準社長率いる全日本プロレスが、3月25日にさいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)に初進出を果たす。『2018ドリームパワーシリーズ』の最終戦として開催される初のたまアリ大会だが、当日はDDTプロレスも両国国技館でビッグマッチを行うことが決まっている(開始時間はともに15時)ため、興行戦争となる。しかし、日本国内では“ひとり勝ち”が続いている新日本プロレスに、DDT、ドラゴンゲート、大日本プロレスのインディー団体が奮闘している状況下の中、この1年間で一気に復調し台頭してきたのが、新日本プロレスに続く老舗団体、全日本プロレスだ。 全日本はアントニオ猪木が新日本を旗揚げした7か月後、1972年10月に故・ジャイアント馬場が旗揚げ。馬場が1999年1月に死去すると、故・三沢光晴が社長に就任するも、プロレスリング・ノア設立のため退社。その後、馬場元子氏を経て、新日本から電撃移籍した武藤敬司が社長に就任するが、2012年に白石伸生が買収すると、団体が混迷。武藤一派の離脱などもあり、2014年に秋山準が新会社を立ち上げる形で老舗団体を継承した。秋山全日本は石川修司をはじめインディーの選手にも積極的に門戸を広げ、健介オフィスから移籍した宮原健斗を次代のエースに据えて、本来の全日本の持ち味である期待を裏切らない試合内容を提供し続けたこと、マニア心を節々にくすぐる選手を参戦させたり、マッチメイクを行うことが評判を呼び、一時は閑古鳥が鳴いていた後楽園ホールを定期的に満員にできる力をつけている。 今大会は、メインイベントで外国人エース、ジョー・ドーリングに宮原健斗が挑戦する三冠統一ヘビー級選手権試合が決定。昨年10月に諏訪魔に敗れて同王座から陥落した宮原が、その諏訪魔に勝って第59代王者になったジョーの壁を越えることができるのか注目される。セミファイナルは世界タッグ選手権試合、第81代王者のゼウス&ボディガーが、崔領二&ディラン・ジェイムスの元ゼロワン勢の挑戦を受ける。 スペシャル6人タッグマッチでは諏訪魔が、佐藤光留、岡田佑介とのトリオで、因縁深い藤田和之、ケンドー・カシン、NOSAWA論外と6人タッグで対戦。諏訪魔と藤田は、2015年11月に天龍源一郎引退興行でタッグマッチが組まれたが、お互いに空回りしてしまい、観客からはブーイングと罵声が飛び交う試合になっている。今回は諏訪魔のホームリングである全日本マットで対戦するだけに、2年4か月ぶりの再戦は、今度こそシングル実現への布石を打つような凄い試合になるのか?まずは試合を成立させてもらいたい。 その他の注目は、2.3横浜文化体育館大会で、野村直矢&崔領二からアジアタッグ王座を奪取した第104代王者、秋山準&永田裕志(新日本)が、大森隆男&中西学(新日本)の挑戦を受ける。欠場中だった大森はこれが復帰戦となり、中西との久々のタッグにも期待が膨らむ。また、第47代世界ジュニア王者、青木篤志は最強の挑戦者、近藤修司(WRESTLE-1)と対戦。こちらも激戦は必至だ。 他にもKAI、ヨシタツ、火野裕士、渕正信、TAJIRI、西村修、ウルティモ・ドラゴン、鈴木鼓太郎、丸山敦、吉江豊から佐野直まで役者がズラリと揃っている全日本さいたまスーパーアリーナ(コミュニティアリーナ)大会。この大会が終わると、馬場全日本時代から続いている『チャンピオンカーニバル』が4月7日仙台サンプラザホールで開幕するとあって、単なるビッグマッチでは終わらない大会になるだろう。文・どら増田カメラマン・舩橋諄
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新潟記念(GIII、新潟芝2000メートル、29日)藤川京子のクロスカウンター予想!
2010年08月28日 18時00分
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レジャー
現役キャバ嬢の『寄り道ライフ』 癒しの爬虫類
2010年08月28日 18時00分
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レジャー
ムンムン熱中ライフ・佐藤あいこ(30) 仙台の旅! 至福の時でございました
2010年08月28日 17時30分
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スポーツ
スーパーFMWの魅力(2)「お笑いプロレスの新境地」
2010年08月28日 17時00分
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トレンド
庄司ゆうこのポジティブ・ヨガ 『パワーバランス』
2010年08月28日 16時00分
特集
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
芸能
2025年08月05日 23時00分
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野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
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豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
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宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
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元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分