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開幕3連敗!日本ハム「新球場移転」に大打撃が…

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中田翔

 オープン戦とペナントレース本番は違う? プロ野球公式戦が始まった。しかし、いきなり軌道修正を迫られたチームも出たようだ。中日と日本ハムは、3連敗…。両チームとも世代交代の過渡期にあるが、日本ハムは北広島市への移転を正式に発表したばかりだ。優勝戦線から脱落するようなことになれば、これから建設される新球場の集客率にも影響しかねない。
「日本ハムが連敗スタートとなった敗因はいくつかあります。投手陣の不振がその一つですが、こちらは首脳陣もある程度は覚悟していたようです。オープン戦で打線が好調だったので、多少の失点があっても、打撃陣でカバーできると見ていたようですが…」(スポーツ紙記者)

 しかし、オープン戦のようにはいかなかった。オープン戦15試合で25本塁打と爆発した打線は、開幕戦でぶつかった西武投手陣に抑え込まれた。気になるのは3本塁打を放った中田翔(28)が西武3連戦で11打数2安打(本塁打1)と、まったく別人になってしまったこと。4番の不振はチームに暗い影を落とすものだ。
「オープン戦では、攻略法のデータを取るため、意図的に主軸バッターに打たせるケースもあります。オープン戦の成績を信用すると痛い目に合います」(前出・同)
 昨季のことだ。千葉ロッテの伊東勤監督が「オープン戦の罠」にはまった。その年のオープン戦は、首位だった。新加入の外国人選手が好機で打ちまくったからだが、ペナントレース突入と同時に“別人”となってしまったのだ。伊東監督は辛抱強く、変化球の多い日本の野球に慣れるのを待ったが、「時間のムダ」だった。そのまま伊東監督はユニフォームを脱いでいるだけに、「オープン戦の好調さは信用できない」の風潮はさらに強まったという。

 「まだ始まったばかりだが、栗山監督は昨年10月に契約を延長したものの、その期間は僅か1年。したがって、今季中盤以降、フロントは監督人事について検討しなければなりません」(ベテラン記者)
 シーズン序盤で優勝戦線から脱落した日本ハムが、それでも栗山監督の続投を決めたのは過去5年間の成績も加味したからだった(17年当時)。12年から指揮を執り、Bクラスに低迷したのは1度だけ。選手との対話路線も評価された。しかし、2年続けて「今年も低迷」となれば、評価は異なってくる。栗山監督がオープン戦好調の打線を過信し、「伊東ロッテ」の二の舞にならなければいいのだが…。

 「栗山監督は『4番中田』を代える気はありません。根気強く、使い続けるつもりです。でも、今季もペナントレースを低迷するようなことになれば、札幌市民は北広島市に造られる新球場にソッポを向いてしまうかもしれません」(前出・同)
 同監督は札幌市民からも絶大な支持を受けている。それだけに、「伊東ロッテ」の失敗を踏襲するようなことになれば、札幌市民のファイターズ熱にも影響してくる。

 「北広島市への移転が決まり、札幌市内にはガッカリ感が漂っています。早々に優勝圏外に脱落したら、『地元の球団』という意識が一気に薄れ、今季の観客動員数にも影響してくるかもしれませんね」(地元関係者)
 札幌市の人口は196.3万人。北広島市は5.9万人だ(いずれも2018年3月時点)。移転後も札幌市民に足を運んでもらわなければ、ボールパーク構想は一気に崩壊してしまうだろう。

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