○ ブリュワーズ 3x-2 ドジャース ●
<現地時間7月9日 アメリカンファミリー・フィールド>
ロサンゼルス・ドジャースが今季ワーストを更新する6連敗。大谷翔平選手(31)は「1番・指名打者」でフル出場し、無安打ながら2得点に絡む活躍を見せた。
ブリュワーズ先発は昨季10勝を挙げたベテラン左腕キンタナ。初回の第1打席は10球粘りを見せるも、カウント2-2から真ん中付近へのスラーブにタイミングを崩されて空振り三振。3回表の第2打席はカウント2-2から外角低めのスラーブをセンター前に運んだが、中堅手チョウリオのスライディングキャッチに安打を阻まれた。
スコアレスの5回表、二死満塁の好機で第3打席で第3打席を迎えると、ストレートの押し出し四球を選び、待望の先制点を挙げた。しかし、2番ムーキー・ベッツが右飛に倒れて1点止まりに終わると、その裏に先発右腕タイラー・グラスノーが失点。四球で出した走者をボークで得点圏に進め、三塁への盗塁に捕手ウィル・スミスの悪送球が重なり、同点に追いつかれた。
それでも7回表、一死一、二塁と再び好機だった第4打席は2番手左腕アシュビーから四球を選び、満塁とチャンス拡大。続くベッツが勝ち越しの左犠飛を放ち、リードを取り返した。
1点リードの9回表、5番手左腕ケーニッグに対する第5打席は三球三振に終わり、この試合3打数無安打、1打点、2四球、2三振という内容。今季成績は打率.279、31本塁打、58打点、OPS.993となっている。
ドジャースは4月27日以来の復帰を果たした先発グラスノーが5回2安打、1失点と好投。1点リードで9回裏を迎えるも、回跨ぎの守護神タナー・スコットが救援失敗を喫し、2対2の同点で延長タイブレークに持ち込まれた。10回表に打線が無得点に終わり、10回裏に5番手右腕カービー・イェイツが3番チョウリオに適時打を浴びてサヨナラ負け。2カード連続のスイープ負けとなった。