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新日本、内藤哲也がKENTA相手に2冠初防衛「覚悟伝わった」

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内藤哲也、KENTA

新日本プロレス
『THE NEW BEGINNING in OSAKA』
▽9日 大阪・大阪城ホール 観衆11,411人(札止め)

 新日本プロレスは9日、シリーズ最終戦となる今年初の大阪でのビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in OSAKA』を大阪・大阪城ホールで開催した。新日本はこれまで、2月の大阪大会は大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で開催してきたが、今年はスケールアップして大阪城ホールに進出した。新日本は6月14日にも同所での開催が決定しており、今年は年2回開催となった。

 メインイベントでは、1.5東京ドーム大会で史上初のIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルの2冠王者となった内藤哲也が、その1.5東京ドーム大会のエンディングで内藤を襲撃し、新日本ドーム大会史上最悪のバッドエンドを起こしたKENTAを相手に、“初防衛戦”(厳密にはインターコンチは2度目となる)を行った。タッグマッチによる前哨戦では、KENTAが優位に進めていたが、最後の前哨戦となった6日の東京・後楽園ホール大会では、内藤が勝利を収めている。

 試合は、予想通りKENTAがバレットクラブのメンバー全員を引き連れて入場。レッドシューズ海野レフェリーが控室に帰るように促すも、タマ・トンガが海野レフェリーを突き飛ばし、これに激怒した海野レフェリーが強制的に控室に戻した。試合開始のゴングが鳴ると、まるでかつての内藤を見てるかのように、KENTAは「トランキーロ」と内藤を挑発しながら、場外とリング内を行き来して、なかなか組み合わない。5分経過の時点で2人が絡んだのは僅か2回という異例の展開に、場内のフラストレーションが溜まっていく。

 ようやく絡んだ2人は、エルボー合戦、場外フェンスに激しく打ち付け合うなど、一進一退の攻防を繰り広げるが、ラフ殺法ではKENTAが上回っていた。KENTAは試合中、観客にも挑発しながら独特の間合いで、時間はあっという間に20分が経過。ペースを掴みたい内藤は立体的な技をKENTAに決めていくが、KENTAは内藤を捕獲すると、GAME OVERで絞り上げスタミナを奪っていく。さらに、KENTAはレフェリーを巻き込んでダウンさせると、ジェイ・ホワイトが乱入。BUSHIが救出に入るも失敗。続いて高橋ヒロムが救出に入り、ジェイを控室に連れ戻し、これを凌いだ内藤だったが、金具が剥き出しになったコーナーに後頭部を掴んで投げられると、額が金具に直撃し大流血のアクシデント。

 大阪城ホールでの大流血と言えば、1986年(昭和61年)6月12日に行われた藤波辰巳(現・辰爾)と前田日明(引退)の一戦で、前田がコーナー際で放ったニールキックを浴びた藤波が大流血したことがあったが、平成を経て令和の時代でもこんな場面を大阪城で見ることになるとは思わなかった。しかし、これで内藤の闘志に火がついたのだろう。KENTAの猛攻を跳ね返し、リバース・フランケンシュタイナー、バレンティア、デスティーノと畳み掛けて、35分を超える死闘を制した。大流血の内藤だが、マイクを握ると「KENTA選手!ノートランキーロ!早く帰ってください。焦ったほうがいいですよ」と、ファン相手に何やら話しながらゆっくり帰るKENTAに呼びかけると、「次はいよいよあの男とのシングルマッチかな?出て来い!高橋ヒロム!」と、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの同士であり、IWGPジュニアヘビー級王者のヒロムを呼び込み、かねてからヘビー級選手との対戦を訴えていたヒロムは、内藤との初シングル対決を行うことに同意した。

 インタビュースペースに現れた内藤は「ドームであれだけの行動を起こした覚悟は伝わってきた。挑戦者としてどうかとは思いましたよ。でも、思ったことは行動に起こさなきゃ伝わらない。今回KENTA選手を超える選手はいなかったのかもしれない。その辺!他の選手は危機感持った方がいいよ。ああやって世界を経験したレスラーって、やっぱりハングリー精神が旺盛なんでしょ。ちょっとでもチャンスがあれば入ろうとする。そういう姿勢、俺は好きだよ」とKENTAを認める発言をすると、「これから病院直行だから、あとは明日の一夜明け会見で」とその場を去っていった。内藤が話しているように次期挑戦者に相応しい選手が他にいなかったのは事実。ベルトが2冠になったことにより、タイトル戦線の幅が広がった今がチャンスで、そこを狙い撃ちするべく1.5東京ドーム大会のKENTAによる暴挙に繋がったのだろう。
(どら増田)

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