最終戦では、飯伏の代打でチェーズ・オーエンズとシングル対決したロッキー・ロメロが大健闘。チェーズがヘビー級に転向してからは、初めてのシングル対決かと思われるが、今回のツアーでロッキーはコンディションの良さをアピールしており、この試合でも粘りを見せて大奮闘。17分に及ぶ激戦はオーエンズがパッケージ・ドライバーでカウント3を奪ったが、ロッキーが光る試合となった。
棚橋がロックンロール・エクスプレスとエアギターの競演を見せ、セミファイナルではコブとアーチャーが熱戦を展開。コブが勝利を収めると、アーチャーがグータッチを要求し、コブがこれに応えるという日本では見られない場面も。
メインイベントは1.4東京ドーム大会で、新IWGPタッグチャンピオンチームとなったジュース&フィンレーに、前チャンピオンチームのG.o.D(タマ・トンガ&タンガ・ロア)が挑戦。ジュース組は初防衛戦で落とすわけにはいかないが、G.o.Dはマネージャーの邪道も帯同しており、アメリカでも変わらず竹刀で試合に介入。ジュース組の勝機を狂わせていく。最後はなんとレフェリーの隙を突いて、ベルトで殴打してカウント3。あっさりとベルトはG.o.Dの元に戻ってしまった。
次期挑戦者は今回のアメリカツアーで対戦が流れた棚橋&飯伏が濃厚。2.9大阪・大阪城ホール大会で、8人タッグマッチが組まれており、ここで何らかのアクションが見られるかもしれない。
日本ではKENTAとジェイ・ホワイトが猛威を振るっているバレットクラブだが、アメリカでもしっかりと存在感をアピールして見せた。
(どら増田)