日本テレビは3月から4月にかけて、複数の番組をひとつにした「合体スペシャル」を数多く製作。3月25日は『ザ!鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』のコラボ番組『DASH×イッテQ! 交換留学2時間SP』を放送。
その翌週、4月1日には上記の2番組に加え、『行列のできる法律相談所』および『しゃべくり007』の4番組のコラボスペシャル『DASHでイッテQ!行列のできるしゃべくり 日テレ系人気番組No.1決定戦18春』を放送するなど、まさに「合体スペシャル」が目白押しの状態なのである。
「合体スペシャル」の利点は、番組同士がコラボすることで、通常の放送では観ることができない特別企画や予算アップによるスペシャルゲストが登場することなどがあるが、現実は、複数の番組が合わさることで、視聴率および録画率を意図的に落とさないようにするための局側の都合に過ぎない。
このことは既に視聴者の方も感づいているようで、一部の視聴者の間では、合体スペシャルに対し嫌悪感を持つ者も少なくないという。
特に、『DASH×イッテQ! 交換留学2時間SP』は『ザ!鉄腕!DASH!!』ファンから大ブーイングの内容だったという。
『鉄腕DASH』は、TOKIOが体を張って様々な企画にチャレンジをするのが見所の番組であるが、『交換留学2時間SP』ではTOKIOのメンバーが終始スタジオにおり、「違和感がある」との声が相次いだほか、『イッテQ!』のメンバーである手越祐也が、TOKIOの技術レベルに追いついておらず、「なんとも微妙なコラボ企画だった」との声が挙っている。
この現状に、『DASH』および『イッテQ』のファンも「誰得の企画なんだ」と疑問の声が相次いでいるという。
もっとも、『交換留学2時間SP』は平均視聴率18%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と高い視聴率を稼いだが、それは元のファンが多いだけとの声もあり、日テレお得意の「合体スペシャル」はそろそろ潮時と思われる。