◎キンシャサノキセキ
○グリーンバーディー
▲マルカフェニックス
△サンカルロ
△ビービーガルダン
前走を疝痛で取り消したキンシャサをどうみるか、そこがポイントになりそうだ。使えなかった点はマイナス材料だが、プラス思考で考えれば、(もし使えていれば)59キロを背負っての厳しい競馬での疲労が残らずに済んだ、ということ。順調さを欠いたのは事実だが、追い切りの動きなどを見る限り疝痛後のフォローもうまくいった様子なので9分以上の仕上げにあるとみてよい。そうとなれば地力最上位だけに馬券の主軸。強敵は、管理調教師が何度も来日して状態をチェックするなど本気度がビシビシ伝わってくる香港馬グリーンバーディー。59キロを背負いながらも上がり3F33秒4、鬼脚的な迫力のある末脚で2着に追い込んでみせた前走・セントウルSは、酷暑の中、香港→成田→競馬学校→阪神競馬場の輸送をクリアしてのもだけに価値大。今回は滞在での調整であり、輸送面に限らず条件面でかなり好転するだけにキンシャサと同様に主役の一頭になるだろう。日本のスプリント王vs国際G1馬の底力、見応えがありそうだ。前記2頭からはやや離れた評価になるが、前が速くなりそうなメンバー構成だけに展開面を考えてマルカを▲。安田記念以来の実戦だが、こちらも仕上がり良好。瞬発力上位だけに流れが向けば面白い。以下、前が止まらない開幕週の京成杯でいい競馬をみせたサンカルロ、今夏の2戦はイマイチながら地力のあるビービーが抑え。春から狙い続けてきたワンカラットにも印をまわしたいところだが、使い詰めの上、牡馬混合のG1を制するまで力を付けたとは思えないので今回は見送りたい。
【馬連】流し(14)軸(3)(5)(6)(13)
【3連単】フォーメーション(6)(14)→(6)(13)(14)→(3)(5)(6)(13)(14)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。