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ギャンブルは労働か 『ニート茶番』が金を生む時代

 「ニート」という言葉を聞くようになってからもう何年経つだろうか。

 教育を受けておらず、労働や職業訓練もしていない、働く意思の無い35歳以下の若者を指す言葉だが(もちろん、病気で働けない人などは含まれない。家事も立派な労働である。)働いている皆さんはこのような若者達に関してどのようなイメージをお持ちだろうか。

 とあるニュース番組では、
 「働いたら負けだと思っている」
 と発言する若者の映像を流し、バラエティ番組では大勢のニートをゲストとして招き、芸能人や有名評論家などと議論をさせた。

 しかし、こういったマスメディアに登場する人物は古本転売(せどり)や路上パフォーマンスを行って生計を立てている「収入のある人」もニートとして登場させているのだが、果たしてこのような人達をニートと呼んでもいいものだろうか。
 パチンコやスロットなどのギャンブルで生計を立てている人を「パチニート・スロニート」などと呼ぶこともあるそうだが、ギャンブルで生計を立てることは「労働」とは呼べないのであろうか。もし呼べないのなら、雀荘で雇われている雀士はどうなる? 給料が完全出来高制というお店もある。負けが込めば月の収入がマイナスになることもあるのだ。だが、ちゃんとお店に雇われている人達だ。これは労働では無いのか?
 世の中にはブログなどのサイト運営やネットオークションなどで生計を立てている人達も存在する。一体どこまでが「労働」扱いなのだろうか。疑問は深まるばかりだ。

 上記のような人々を「ニート」という定義に当て嵌め、メディアに登場させ、有名評論家などに「働け!」などと言わせるというのは、ただの茶番劇でしかないと私は思うのだ。それどころか、テレビ番組に出演している時点で「労働」しているわけだ。本当に「働く意思の無い若者」を集めたのか、それすら怪しいと感じている。
 「引き籠りニート」などと混同して呼ばれることもあるが、少なくとも上記テレビ番組に出演している若者達は「引き籠り」という定義には当て嵌まらない。そんな活発な無職の若者をテレビ番組に起用して各種マスメディアは一体何を視聴者に伝えたいのだろうか。このような番組を流したところで、ますます働くのが馬鹿らしくなり、ニートに憧れを持つ人間を増やすだけではないか。

 「ニート」という言葉はなんと都合のいい言葉なのだろう。使い方次第でいくらでも金儲けの手段になる。
 「ニートの為の生活保護受給の裏ワザ」
 などという本やDVDでも作れば、途端に売上は伸びそうだ。

 無職の若者ですら金儲けの道具に使う、そんな企業を日本という国はずっと野放し状態でただ見守っているだけだ。このままで良いわけがなかろう。無職の若者で金儲けする方法を考える前に、無職の若者を減らす方法を考えていただきたいものである。(だいちゃん)

【参照】非モテタイムズ
http://himo2.jp/

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