中国・江蘇(こうそ)省で、31歳の妻が、約2年間で300人以上の男性と不倫をし、金銭をだまし取っていたと海外ニュースサイト『World Today News』と『Revyuh』が11月3日までに報じた。夫との間には2人の子どもがいたという。
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報道によると、夫は毎日仕事で忙しく、妻は自分一人で育児に追われていたため、日々、孤独を感じていたという。妻は寂しさを埋めようと、2017年頃から偽の名前を使って出会い系サイトに登録し、男性と接触した。妻は親しくなった男性に「自分はシングルマザーでお金に困っている、家賃が払えない」などと言い、金銭をだまし取った。被害を受けた男性の数は、全部で300人以上に上るそうだ。実際に女性と会った人もいたが、会わずにメッセージのやりとりだけをしていた男性もいたという。
2019年8月、妻に金銭を渡した男性の一人が、金銭を渡した後にだまされているのではないかと疑い、警察に相談した。捜査を進めると、妻は300人以上から合計で約40万元(約635万円)をだまし取っていたことが明らかになったそうだ。妻は得たお金をギャンブルに使用していた。
妻は逮捕され、この度、妻には8年5カ月の刑務所行きと4万元(約63万円)の罰金刑が言い渡されたという。なお、夫は妻の不倫を全く知らなかったと明かしている。
このニュースが世界に広がると、ネット上では「300人もの人をだましたことが怖い。嘘がどれだけうまいんだ」「300人から40万元ということは一人あたりからだまし取った金額はそこまで多くはない。お金が欲しいというよりだますことに快感を覚えていたのかも」「夫はトラウマになるだろう。子どもたちもかわいそう」「犯罪は許されないけど、育児が大変でどこかに、はけ口を見つけたい気持ちは分かる」などの声が挙がっていた。
海外だけではなく、日本でも、自身を偽り、出会い系サイトを通じて多くの人をだましていた人間がいる。
京都府で、24歳の男がマッチングアプリを通じで出会った約100人の女性から現金やキャッシュカードをだまし取った疑いで逮捕されたと『朝日新聞デジタル』(朝日新聞社)が8月13日に報じた。同記事によると、男は資産家と嘘をつき、約4年間かけて約100人の女性らから金銭をだまし取っていたという。男が全ての女性と会っていたかは明かされていないが、何人かの女性には直接会い、財布に入った多額の紙幣を見せて資産家であると信じさせていた。
今年1月、男が女性の一人に「銀行預金を倍にして返す」などと嘘をつき、女性の口座から現金約1千万円を引き出していたことがきっかけで事件が発覚。男は逮捕された。警察の調べに対し男は「20歳のとき以降、約100人の女性から現金やキャッシュカードをだまし取った」と供述しているという。
異性をだまして金銭を受け取る詐欺は世界中で起きている。今後、被害者を増やさないためにも何らかの対策が必要になってくるだろう。
記事内の引用について
「Lonely because her husband is busy working, this woman messes with 300 men in just 2 years, once online dating can serve several men at once – all pages」(World Today News)より
https://www.world-today-news.com/lonely-because-her-husband-is-busy-working-this-woman-messes-with-300-men-in-just-2-years-once-online-dating-can-serve-several-men-at-once-all-pages/
「Chinese woman cheated on her too-busy husband with 300 lovers」(Revyuh)より
https://www.revyuh.com/news/lifestyle/social-network/chinese-woman-cheated-on-her-too-busy-husband-with-300-lovers/
「マッチングアプリで『女性100人だました』男を再逮捕」(朝日新聞デジタル)より
https://www.asahi.com/articles/ASN8F5H1DN8FUTIL01X.html