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芸能ニュース 2019年03月25日 12時30分
W不倫、DV…川崎麻世とのドロ沼離婚訴訟、決着が近い? カイヤが反撃開始を急ぐ切実な理由
昨年10月、俳優の川崎麻世が妻でタレントのカイヤに対し、離婚を求める裁判を起こしていたことが発覚したが、いまだに弁論準備手続きの段階のままである。 裁判は昨年の1月22日にスタートし、昨年11月にはカイヤ側が初めて、原告の主張に対する反論と証拠を提出。当初、カイヤの代理人は、川崎の知人に紹介された弁護士が務めていたが、その代理人が辞任し同10月に変更。川崎が突然離婚を求めた背景に「愛人との不倫」があると主張していた。 その後、大きな動きがなかったが、先日、一部スポーツ紙が、夫妻と親しかった知人女性による実名告白記事を掲載。記事によると、川崎は結婚当初からカイヤに暴力を振るうことがあり、その知人が真冬に下着姿で車中に放置されたカイヤから連絡を受けて、駆けつけたこともあったというのだ。 それに対して、川崎は「DVについて『全くのうそ。もちろんけんかしたことはありますが、僕から手を出したことは一度もありません』と反論。直接目撃した人物がいなかったことも主張している。 「川崎は提出済みの裁判資料でカイヤの不貞や、自身が家を出たにもかかわらず、長年、生活費などを支払っていたことを主張。状況的に川崎サイドが有利なように思われていた」(芸能記者) しかし、離婚訴訟はもうじき決着を迎えそうで、カイヤ側は反撃を開始したようだ。 「カイヤはショッピングチャンネル・ミセスマートTV・NEOと契約しているが、その契約は今年3月で切れる。契約が切れたらいつ離婚してもOKだが、自分だけに非があるように報じられていては納得がいかなかったのだろう」(テレビ局関係者) 離婚が成立しても、双方ともに世間のイメージは大きくダウンしそうだ。
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芸能ニュース 2019年03月25日 12時20分
NGT運営の記者会見前後、各メンバーがファン向けにメッセージ 「“つながり”がある12人」の特定始まる?
NGT48のメンバー・山口真帆がグループのファンの男に襲われた事件について、運営会社のAKSが22日に会見を開いたものの、被害者である山口がツイッターを通じてリアルタイムで反論するなどし、ファンからの運営側への不信感がさらに増すこととなった。 一方、前日の21日には、山口がファンに向けて有料メッセージサービス「モバイルメール(モバメ)」を送信。ファンへの感謝や謝罪とともに、2年前に何者からかファンとの“つながり”を持ち掛けられたことや、事件に対する未だ癒えない傷をつづった。また、文面から脱退や卒業などを示唆しているようにも取れるということで、ファンの間で話題になっていた。 また、会見後には、山口が副キャプテンを務める「チームG」のメンバーである小熊倫実がモバメを発信。その中には、自身が何もできないことに対する悔やみなどが書かれており、山口の名前こそ出ていないものの、勇気を無駄にしないといった文面がつづられていた。小熊といえば、1月20日に更新した「フォトログ」と呼ばれるブログの中で、山口について「グループのことを1番に一生懸命に考えてくれる優しくて大好きな自慢の副キャプテン」と記していたことから、今回のモバメにファンからは「ファンに見えないところで、出来る範囲で闘っているメンバーがいるのが嬉しいです」「意思表示してくれたのがうれしい。気持ちを伝えてくれてありがとう」「むしろこれが普通に言えないメンバーは自ら身を引くべき」という声が殺到。称賛が集まっていた。 一方、メンバーの西潟茉莉奈、中井りか、清司麗菜、荻野由佳は自身の潔白を訴えるような内容のモバメをそれぞれ発信。モバメを受け取ったファンが文面をネット上に公開するなどの行為が多々見られていたが、清司はその後ふたたびモバメを発信し、モバメを公開する行為を咎めるような文面を記していた。ネットからは、自身の潔白ばかり主張し、山口を心配する文面がないことに対する批判の声も見受けられるものの、「推定有罪はよくない」「犯人特定が進んでる中で自分の潔白を証明したい気持ちは分かる」といった擁護の声も寄せられていた。 メンバーのうち12人がファンとの“つながり”があることが明らかになっており、ネット上では、その12人を特定するような行為が続いている。“推定有罪”で、現在も特定のメンバーへのバッシングが過熱しているが、果たしてAKS側はこの混乱を収めることはできるのだろうか――。記事内の引用について小熊倫実フォトログより https://ngt48.com/profile/detail/103
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スポーツ 2019年03月25日 12時10分
張本氏、イチロー選手の最多安打記録に「日本の記録は私が1番」 “余計な一言”に批判も功績を見直す声
24日放送の『サンデーモーニング』(TBS系)で、張本勲氏がイチロー選手に向けて発した「ある発言」が議論を呼んでいる。 番組では、イチロー選手引退のニュースを冒頭から紹介。予てからイチロー選手の打撃技術を高く評価している張本氏は、「とにかくご苦労さん。ありがとう。日本のプロ野球界出身者が、一時はアメリカ野球を引きずり回したんだからね。そういうこと言っても過言じゃないからね」 と労いの言葉をかける。続けてオリックス時代、仰木彬監督(当時)から、「良い打者が2軍にいるから見てくれ」と言われ、それがイチロー選手だったそうで、一目見て才能を見抜き、1軍に上げるよう進言したエピソードを紹介する。落合博満氏ら無名選手でも実力あれば評価することで知られる同氏だけに、その「眼力」を証明する話だった。 そんな張本氏の問題の発言は、同選手が2009年に張本勲氏の日本最多安打記録を更新した話題。関口宏が「ハリさんこの時どう思いましたか?」と聞かれると、 「当然、抜くと思っていましたから。ところが、日本の記録は私が一番だから。日米で抜かれただけだから」 とコメントしたのだ。関口宏は「日本記録はあくまでもハリさん」と返すと、「もちろんそうです。それはしっかり言っておかないとね」と胸を張り、「アッハハハ」と笑ったこと。この後も「自己管理をしっかりして太らないように努力していた」と褒め称えていたのだが、これら一連の発言が余計だったというのだ。 一部ネットユーザーはかなり激怒しており、「老害」「なぜそんなことを言うのか」「器が小さい」などと不満の声を上げる。一方で、「張本の言うことももっともなのでは?」「自分の記録に誇りを持つことは悪いことではない」「日米合わせた記録であることは事実」「イチローの記録も凄いが張本の記録も凄い。第三者が言う言葉ではない」と、容認する人も多かった。 張本氏の発言については意見の分かれるところだが、いかなる場面でも自分の記録に誇りを持ち、「自分が上」とアピールするような我の強さが3,085安打、504本塁打、319盗塁のとてつもない記録を生んだのだろう。張本氏らしい「はなむけの言葉」とも思えるのだが、老害と取る人もいた。やはり好感度の低さが影響しているものと思われる。
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社会 2019年03月25日 12時00分
大阪ダブル選 維新vs公明・自民「全面抗争」続報
ダブル選挙で大注目の大阪。市長選自民党候補は二転三転しながらも、’15年の同市長選で敗者となった元大阪市議の柳本顕氏の出馬が決まり、松井一郎府知事(地域政党『大阪維新の会』代表)と事実上の一騎打ちとなった。また、府知事選では維新の吉村洋文大阪市長と自民・公明推薦の小西禎一元副知事が対決する。 「大阪選挙で自民は二階俊博幹事長が陣頭指揮を執っている。ここで勝てば統一地方選後半と夏の参院選にも弾みがつく。そのため短期決戦には知名度を重んじ府知事候補に辰巳琢郎氏を説得したが、失敗した。結果、小西氏、柳本氏に落ち着いたわけですが、今度の選挙の最大の焦点は、最終的にW選挙の引き金になった維新と、それまで比較的維新に協力的だった公明が土壇場で物別れになったことによる遺恨対決ですよ。それを象徴するように前回選挙で自主投票だった公明は自民候補を推薦している。公明支援組織である創価学会の票は18万票。学会票がどう左右するかが当落のカギを握っています」(自民党府議会議員) 第2の焦点は橋下徹前大阪市長と二階幹事長の動きだ。まず橋下氏はプレジデントのブログで維新の全面支援を展開中だ。「橋下氏はブログでは批判の多いW選について『膠着した大阪都構想の議論を動かすための最高の選挙の仕方』と絶賛している。都構想というゴールにたどり着くには1000段の階段を上るが、その1段目を諦めてしまうわけにはいかないとして、都構想をやり抜く松井府知事と吉村市長らの粘り強さと行動力を支持している。今後、橋下氏がどの立場で街頭演説をやるかが大注目されている。とにかく、橋下氏がフル稼働しないと維新は勝てません」(全国紙政治部記者) 対する二階氏はどうか。「実績のある小西氏、柳本氏を担ぎ出したことで、まずは陣営の足固めをしている。空中戦では橋下人気と二分する小泉進次郎氏を街頭に立たせる。そしてもう1人、必殺弁士として谷垣禎一元総裁を担ぎ出す可能性もあります」(同) 谷垣氏は’16年に自転車事故で大怪我を負った。だが、今年2月の自民党大会に車椅子姿で登壇し、自民党内外に健在ぶりをアピールした。そこに目を付けた二階氏は参院選への出馬を打診したほどだ。「谷垣氏のスピーチは多くの自民党議員の涙腺を緩めた。この車椅子政治家は東京五輪中にある都知事選候補者としても名前が浮上している。まず手始めに大阪W選で街頭演説してもらう。もし維新を破る大殊勲を挙げれば、一気にポスト安倍の目も出てきますよ」(夕刊紙記者) 大阪W選のキーマンは、橋下氏VS谷垣氏か。
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アイドル 2019年03月25日 12時00分
NGT運営の会見、『文春』が締め出されていた? “本丸”秋元康氏を矢面に立たせないのが目的か
昨年12月にメンバーの山口真帆が男性2人に暴行される騒動が発生し、いまだに騒動が収束していないアイドルグループ・NGT48が24日、同グループの公式サイトで、一部報道陣に対して取材の自粛を求めた。 同サイトでは「過度な取材の自粛のお願い」としてコメントを掲載。「一部の週刊誌の記者の方がメンバーの自宅周辺に終日張り込むなど過度な取材をし、ご近所の方とトラブルを起こしたり、ご家族に不安を与えるなどの事態が報告されております」と事例を報告。過度な取材の自粛を訴えた。 「NGTのみならず、AKB48グループのスキャダルを連発している『週刊文春』(文芸春秋)は、22日に新潟市内で行われた、NGTの運営会社・AKSの取締役などによる、第三者委員会の調査結果報告会見を締め出されたという。そのため、総力を挙げて取材を開始したようだが、締め出した側の自業自得」(週刊誌記者) 22日の会見では、48グループの総合プロデューサーである秋元康氏の反応についての質問が記者からも飛んだ。AKSの取締役は「憂慮しているなということだと思います」とあいまいな回答。そのため、記者から突っ込まれることになってしまった。 「報告書にはわざわざ秋元氏との関係を記載され、あくまでも、運営はAKSの責任であることを強調。しかし、ネット上などで秋元氏に対する批判の声が巻き起こっており、秋元氏の対応は避けられない。しかし、運営側としては、本丸とも言える秋元氏を矢面に立たせることだけは何としても避けたいようだ」(芸能記者) とはいえ、48グループの“生みの親”である秋元氏の謝罪なくして騒動の収束はなさそうだ。
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スポーツ 2019年03月25日 11時50分
横浜高校、試合後の“握手を拒否”した? 批判が殺到する中“様式美”の押し付けに反対意見も
24日に行われた選抜高校野球・横浜高校(神奈川)対明豊高校(大分)戦で、試合終了後、敗戦した横浜高校の選手が挨拶後「握手を拒否した」などとネットで叩かれる騒ぎがあった。 同試合は、プロ注目の150キロ左腕及川雅貴投手を明豊打線が打ち崩し、大勝。9回の攻撃が終わると、両軍がホームベースの前に整列し、挨拶を交わす。すると、横浜の選手は1人を除いてそそくさとベンチへ。一方、明豊の選手は握手をするために近寄っていたが、横浜の選手が帰ってしまったため、しばらくその場に立ち尽くした。 高校野球では「試合後に健闘をたたえて互いに握手しなければいけない」というルールはなく、あくまでも自主的なもの。しかし、一部の高校野球ファンは許せなかったようで、横浜高校の選手に対し、「不愉快だ!」「負けたから握手拒否なんてとんでもないチームだ」「態度が悪すぎる」など、激しいバッシングを浴びせる。その勢いは凄まじく、「横浜高校」がトレンド入りするほどだった。 しかし、高校野球に詳しいファンからは「東京と神奈川は地元の高野連が試合後、握手をしないように通達している」との指摘が。また、高野連も「握手をしだすとキリがない」ことから、しないように推奨しているのだという。正式に発表されているわけではないため、真偽は不明だが、事実である可能性は高いようで、「マニア」からは「横浜高校はルールに従っただけ」と擁護が。また、「春はしないことも多い」という指摘もあった。 いずれにしても、試合後に健闘をたたえて、「握手をしなければならない」というルールはない。したがって、仮に拒否したとしても、それは許されるものであるはず。高校野球ファン以外からは、「叩いているファンのほうが怖い」「自分勝手な解釈を選手に押し付けないでほしい」「横浜高校がかわいそう」と高校野球ファンに批判が殺到した。 野球関係者はこう語る。「社会人野球では、試合前と試合後、監督が握手するよう審判が促しますが、高校野球はそんなことはありません。選手が勝手に健闘をたたえて握手するようになったもので、しなければいけないというルールもないですし、そんな紳士協定もないですよ。単純に見ていて美しいとか、見る側の論理でしょう。本来はするもしないも自由なはずです。 まして、高野連はやらないよう推奨しているわけですから。高校野球ファンは高校球児が苦痛にゆがむ様子を美化した挙げ句、負けて腸が煮えくり返るような気持ちでも、『握手しろ』と要求する。勝手な様式美を高校生に押し付けるほうが、よっぽど問題ですし、パワハラですよ。 このままでは横浜高校の選手があまりにもかわいそうです。高野連は試合後の握手についての規定などを作り、公表していくべきでしょう。本来必要ないことですが、不当なことで叩かれる選手を出してはなりません」 頭が固いのは、高野連だけではなかった様子。握手をしなかったというだけで犯罪者のように叩かれる横浜高校の選手が不憫でならない。文・櫻井哲夫
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スポーツ 2019年03月25日 11時30分
“白鵬”時代は終わらず 横綱白鵬が執念の全勝優勝
大相撲春場所千秋楽(25日、大阪・エディオンアリーナ大阪)、ただ一人無敗を守ってきた白鵬(東横綱)は、“平成最後の結び”で鶴竜(西横綱)を撃破。「14勝1敗」の逸ノ城(西前頭4枚目)を振り切り、「15勝0敗」で42回目の優勝を果たした。 立ち合いからの攻めをこらえ、まずは左四つの体勢となった白鵬。その後、鶴竜にもろ差しを許すと、隙を狙った巻き替えで今度は得意の右四つに持ち込んだ。 がっぷり四つの状態から引きつけや寄りを展開し、鶴竜を揺さぶった白鵬。最後は両まわしを引いて前に出る相手に、右上手投げを合わせて土俵外へ投げ切った。 1分を超える熱戦の中で、勝負を決めた右腕を痛めていた白鵬。取組後の優勝インタビューで「最後投げる時に(右腕を)痛めてしまって。ちょっと痛いです」と語った横綱は、その言葉通り1人で賜杯を抱えることができなかった。42回目の優勝、そして“平成最後の優勝”に、どれほどの執念を燃やしていたのかは想像に難くない。 2001年の春場所で初土俵を踏み、力士人生をスタートさせた白鵬。「平成に育ててもらいました」と語る通り、モンゴルからやってきた少年は平成という時代を駆け抜け、数々の記録を持つ大横綱へと成長した。 全盛期の頃と比べると、怪我や休場の回数は増えた。また、この1年は自身の不在中に、御嶽海(東小結)や貴景勝(東関脇)といった若手が賜杯を手に台頭。今場所前は稀勢の里(元横綱/現荒磯親方)の引退も相まって、「世代交代の場所になる」と予想するファンも少なくなかった。 しかし、長らく治世を敷く“絶対王者”は、決して玉座を渡すことはなかった。危ない場面もありながら、ただの1つも負けなかった全15日。予想を覆されたファンの多くが、改めて白鵬の強さを実感したことだろう。 “平成最後の場所”で、健在ぶりを示した角界の第一人者。平成の時代はもうすぐ終焉を迎えるが、“白鵬”時代はもうしばらく、その歴史が続いていきそうだ。文 / 柴田雅人
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社会 2019年03月25日 06時00分
田中角栄「名勝負物語」 第五番 小沢一郎(9)
「田中(角栄)はわが子同然とかわいがっていた小沢(一郎)に離反されたことが、一番こたえたのではなかったか。小沢は小沢で、田中を守るためには田中派が政権を握ることが不可欠という認識で、二人の間には“竹下(登)政権”をめぐっての大きな乖離があったということだ。結局、田中が再起不能の病に倒れたことで、二人の乖離が埋まることはなかった」 “物言わぬ”病床の田中を尻目に、小沢を含めた田中派の大多数が推したかたちで竹下が政権を執った。しかし、竹下自身がリクルート事件に関与したことが露見、竹下政権はわずか1年半余で崩壊してしまう。 一方、政権は崩壊したものの、竹下派経世会は100人超の自民党内最大派閥を維持、その後の政権にニラミを利かせた。いや、ニラミ以上に“カイライ政権”を誕生させたのだった。「ポスト竹下」では、竹下と関係のいい、当時、渡辺(美智雄)派の幹部だった宇野宗佑を推した。しかし、この宇野が女性問題などで退陣を余儀なくされると、今度は河本(敏夫)派の幹部だった海部俊樹を担いだ。海部は早稲田大学雄弁会で竹下の後輩にあたり、政界では派閥は違えど、竹下の“子分格”として知られていたのだった。 こうした中で、徐々に竹下派に亀裂が入り始めることになる。大きく、二つの確執が表面化した。一つは、派閥オーナーの竹下と派閥会長の金丸信(元副総裁)のそれ。もう一つは派内の「ホープ」とされた小沢と橋本龍太郎のそれであった。橋本は宇野政権で、小沢は海部政権でともに幹事長を務め、両者は竹下派内の世代交代をめぐる「一・龍戦争」として火花を散らし合ったのだった。 さて、小沢は幹事長となると「独善」ぶりをエスカレートさせた。イラク軍のクウェート侵攻に始まった“湾岸危機”では、海部の消極姿勢を押しのけて国連平和協力(PKO)法案を推進したほか、予算案での社会党の国会対応に大ナタを下したり、自民党都連、都議団の反対を無視して東京都知事選に独自候補を担ぎ出すなど、もはや竹下も金丸も、誰も止められない“猪突猛進”ぶりだったのだ。結果、都知事選は敗北、その責任を取って幹事長辞任を余儀なくされた。 そうした動きは、海部政権の“あと釜選”でもあった。竹下派が支持した者が総裁になることが動かせぬ中、幹事長辞任後、狭心症の発作を起こして1カ月余の入院生活を終えた小沢は、竹下派会長代行となったが、この「ポスト海部」選びで世間の猛バッシングを受けたのであった。 なんと、小沢は後継に名乗りを挙げた宮澤喜一、渡辺美智雄、三塚博の3者を自らの事務所に招き、“面談”試験に及んだのだった。結果、宮澤を「指名」したが、3者はいずれも小沢より年長、「経世会支配」の生々しさと同時に、小沢に対する「剛腕」評価の一方で、あまりの「非常識」な振る舞いが、強く世間に焼き付けられたのだった。★波乱の“政界遊よく史” そうした一方で、竹下派は派内の世代交代、派の運営をめぐり、今度は竹下と金丸が衝突した。小沢は金丸と手を握ったが、竹下、金丸、小沢の良好なトライアングルが崩れたことで、竹下派の崩壊は早かった。 以後、小沢は羽田孜らと竹下派を離脱、自民党を離党のうえ、新生党を結成した。やがて社会、公明、日本新党、民社、新党さきがけ、社民連ら8党派を糾合して、「非自民」の細川護煕内閣をつくり上げ、その細川政権が潰れると改めて新党結成、連立を“模索”したうえで、ついには政権交代を実現させたのだった。そんな民主党政権を幹事長として取り仕切ったが、この政権はあまりの未熟さゆえに3年で潰れた。 そしていま、小沢は自由党代表として国民民主党との合併を視野に、再び野党結集のうえで、政権交代の秘策を練っているところにある。まさに、これ以上、波乱多き“政界遊よく史”を刻んできた実力政治家も珍しいが、小沢をよく知る元自民党議員がこう言ったことがある。 「“剛腕”ぶりは否定しない。しかし、小沢というのはうまくいっているときはいいが、一つ躓くとすぐ手法に対する陰口が出るし、人が離れていく。惻隠の情が足りないからだ。“情の人”でもあった角さん(田中角栄)とは、似て非なる人物像を見ざるを得ない」 最後に、田中への内在的否定論者でもあった小沢の「角栄観」を記しておこう。「田中という政治家は、他の実力者と比べて、一番、権力の何たるかを知らなかったのではなかったのかと思う。意外に思えるが権力には非常に淡泊であったし、物凄くうぶでまじめでもあった。権力を用いようとすれば、どんな内閣もつくれるし、たいがいのことはできた。それをなかなか使おうとせず、民主主義は数だなどと言う。数が多いということが、自分は正義なのだと立証されると、こだわっていた人だったと見ている」(『あの人 ひとつの小沢一郎論』渡辺乾介著) 一大権力者であった田中をして、「権力の何たるかを知らなかったのでは」と指摘した「秘蔵っ子」小沢に、泉下の角さんは「一郎のヤロー」とニガ笑いをしているのかもしれない。(文中敬称略/次号からは竹下登元首相)***********************************************小林吉弥(こばやしきちや)早大卒。永田町取材49年のベテラン政治評論家。抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書に『愛蔵版 角栄一代』(セブン&アイ出版)、『高度経済成長に挑んだ男たち』(ビジネス社)、『21世紀リーダー候補の真贋』(読売新聞社)など多数。
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社会 2019年03月25日 06時00分
意外な職場も! 手当は公務員並、倒産の心配なし? 在日米軍で働く日本人の実態
在日米軍が多く駐留し、辺野古基地移設問題で揺れる沖縄県。辺野古問題を問う県民投票の結果、圧倒的に埋め立て反対の票が多く集まり、「沖縄だけに米軍基地負担を押し付けるな」という県民の声が連日のように報道されている。 そんな”逆風”の強い在日アメリカ軍だが、軍を持たない日本の国防面で、なくてはならない存在であるのもまた事実。そんな在日米軍で働いている日本人が存在するという。採用条件や雇用後の待遇はどういったものなのだろうか。 在日米陸軍の求人サイト「独立行政法人 駐留軍等労働者労務管理機構(エルモ)」によると、契約は日米両国政府間で締結した基本労務契約”Master Labor Contract”(MLC)と、諸機関労務契約”Indirect Hire Agreement”(IHA)に大別される。MLCは米軍の歳出予算で運営。在日米軍の業務に従事する事務職、技術、技能職、警備、消防などの基地運営に直接携わる従業員だ。一方、IHAは米軍の歳出予算とは独立した歳出外予算で運営する機関(ゴルフ場、ボーリング場、クラブなど)のレクリエーションやレストランなどの業務に従事する従業員をさすとある。 選考は一般的な日本企業と同様だ。履歴書などの必要書類を提出。その後、面接による口頭試験のほか筆記・技能試験が行われる場合もある。この選考に通れば晴れて採用という流れだ。 先述の在日米陸軍の求人サイト「エルモ」の調査によると、平成29年11月末時点では、正社員として働く日本人従業員数は横須賀海軍施設やキャンプ座間のある神奈川県が一番多く9155人、続いて沖縄の9002人。意外にも横田基地を擁する東京都が3番目の2653人となっている。 正社員として採用されると、雇用の待遇は国家公務員に準じており、安定している。給与は職により異なるが、英語が堪能な専門職の事務職であれば、初任給は約38万円。特別な資格や英語力が必要ない草刈りや掃除業務ならば、初任給15万円程度とさまざまだ。その他、ボーナスは年に2回、年間約4.4ヶ月分が支給される。手当も住居、通勤、扶養など国家公務員と同様に支給されるため、充実している。また、日本政府が雇用主であるから倒産の心配は、まずない。 どちらも雇用主は日本政府、使用者は米軍という二重構造で、従業員の募集や給与の支払いは日本政府が行うが、採用や解雇など、使用上の権限は米軍が握っている。 沖縄ばかりがクローズアップされるが、米軍施設は全国にある。青森の三沢飛行場、日本海にレーダーを配する青森車力や、京都経ヶ岬、広島や山口にも飛行場や弾薬庫、長崎には佐世保海軍施設がある。東京にも横田基地以外に、赤坂にプレスセンター、麻布にホテルと、基地以外でも働くことが可能だ。 通常は、土日が休みで一日8時間労働。基本的に残業は認められていないが、例外的に残業がある場合は時給換算して135%分を支給する。祝日はアメリカの暦通りとなる。つまり日本のゴールデンウィークは勤務日となり、7月4日のアメリカ独立記念日などが休みとなる。有給休暇は年間160時間(約20日)で、1時間単位で利用可能。夏期休暇は連続した3日間が与えられる。アメリカ文化の職場のため、休暇は積極的に使うことが普通だという。アメリカ人上司が長期休暇を取ることも日常的なため、有給休暇消化率は100%に限りなく近い。 ちなみにキャンプ座間などには、バーガーキングやポパイチキンなど、アメリカの有名ファストフードチェーンの直営店が入っており、本場の味が堪能できる。 アメリカに興味があり、英語が堪能、または覚えたい人には悪くない職場環境ではなかろうか。興味のある方は”LMO”(エルモ)で検索してほしい。もちろん日本語サイトなのでご安心を。
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スポーツ 2019年03月25日 06時00分
大谷翔平の兄・龍太も社会人野球選手、ロッテ・安田の兄もあの名門野球部に…
野球界には「兄弟揃ってプロ野球選手」というケースのほかに、プロとアマそれぞれの舞台で活躍する兄弟が存在する。アマチュア野球ファンにとっては、そんな選手に注目することも楽しみの1つである。 今回はそんな「プロ野球選手と有力アマ選手」の兄弟を紹介しよう。①江越海地選手(三菱日立パワーシステムズ) 阪神タイガースの江越大賀選手の弟海地選手は、右投げ左打ちの外野手で、兄と同じ長崎海星高校で甲子園に出場。その後、地元社会人野球チーム三菱重工長崎野球部に入り、腕を磨く。 2017年から統合に伴い、神奈川県の三菱日立パワーシステムズ野球部に所属。兄にも勝るとも劣らない俊足と走塁技術が高く評価されている。3月に行われたJABA東京スポニチ大会では2試合連続ホームランを放ち、ポテンシャルの高さを見せつけた。まだ24歳と若く、プロ入りの可能性も残されている。②大谷龍太選手(トヨタ自動車東日本) アナハイム・エンゼルス大谷翔平選手の兄。身長は187センチで、右投げ右打ちの外野手である。高校卒業後、一般企業に勤務しながらクラブチームの水沢駒形野球倶楽部で腕を磨き、2010年に四国アイランドリーグ・高知ファイティングドッグスでプレーする。 2012年から新設のトヨタ自動車東日本野球部に移籍し、コーチ兼任外野手として活躍。昨年はチームを初の都市対抗野球出場に導いた。弟同様パワフルな打撃が持ち味で、3月のスポニチ大会NTT東日本戦では、流し打ちでライトへホームランを放った。③野村昭彦氏(環太平洋大学前監督) 環太平洋大学野球部の野村昭彦前監督は、元広島東洋カープ・野村謙二郎監督の実弟だ。投手として駒澤大学・日本石油で活躍し、コーチ・監督を歴任。2013年から2018年まで、環太平洋大学野球部の監督として指揮を執った。 就任前は決して強いとは言えなかった環太平洋大だが、就任するとメキメキと力をつける。そして2017年の神宮大会では慶應義塾大学に勝利し、2018年は快進撃を続けて、あと一歩の準優勝を達成。残念ながら同年を以って監督を退任したが、指導力は高く評価されていた。④安田亮太捕手(三菱重工名古屋) 千葉ロッテマリーンズの安田尚憲選手の兄亮太選手は、右投げ右打ちの捕手で、三菱重工名古屋野球部に所属する。 PL学園から明治大学とエリートコースを進み、三菱重工名古屋でもレギュラーポジションを獲得。弟同様パワフルな打撃に定評があり、都市対抗野球大会でホームランを放ったこともある。 そんな亮太選手は昨年の社会人野球日本選手権で見事に優勝。プロ入りはならなかったものの、社会人野球というジャンルで日本一の栄冠を手にした。 この他にもたくさんの「兄弟選手」がプレーしているアマチュア野球。プロ入りの夢が叶わなくとも、アマ最高峰の舞台でそれぞれが誇りを持ってプレーしている。一度見に行ってみてはいかがだろう。文・櫻井哲夫
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【週刊テレビ時評】視聴率低迷する大河ドラマ「軍師官兵衛」に朗報? 向井理主演「S-最後の警官-」は急落!
2014年02月04日 15時30分
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ミステリー
宇宙にも変態がいた!? ストッキングをほしがった宇宙人
2014年02月04日 15時30分
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その他
専門医に聞け! Q&A PM2.5から気管を守る方法
2014年02月04日 15時00分
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芸能ニュース
西島秀俊がチョコに肌着のプレゼントをお気に入り…色っぽくていい!
2014年02月04日 14時20分
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社会
福岡・古賀市役所の元部長が不倫相手と別れたくないばかりに、離婚装う戸籍証明偽造
2014年02月04日 13時00分
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その他
“色”と“粘り気”でチェック ガンの可能性もある「鼻水」に潜む重大病(2)
2014年02月04日 12時00分
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芸能ニュース
再婚しても本格的活動再開がなさそうな宇多田ヒカル
2014年02月04日 11時45分