再逮捕容疑は、13年夏頃、同市内の路上で、自転車で走行中、すれ違いざまに女性の顔や服に唾を吐きかけた疑い。
男は容疑を認めており、犯行の動機について、「女性に唾を吐き、気持ちがスッとした」などと供述している。
同署によると、12年9月〜13年11月、同区と隣りの福島区の路上で、女性が男に唾を吐きかけられる事件が二十数件発生した。
このうち、13年3月13日昼頃、此花区の路上で、当時小学2年で8歳の女児に自転車で接近し、着ていたトレーナーに唾を1回吐きかけたとして、1月9日に男を逮捕。決め手となったのは、現場付近の防犯カメラに残された画像だった。
ところが、逮捕当初、男は「そんなことをした記憶はない」と容疑を全面否認。しかし、被害女児の服に残っていた唾液のDNA型が、男のものと一致し観念。同様のその他の事件への関与も認め、再逮捕に至った。
被害者はすべて女性だが、年代は小学生から、女子高生、女子大生、40代とさまざまで、決して、児童や生徒を専門に狙ったわけではなかったようだ。
路上ですれ違っただけで、唾を吐きかけるとは卑劣極まりない行為。「気持ちがスッとした」など、とんでもない話だ。
(蔵元英二)