M-1
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芸能 2012年10月24日 15時30分
お笑い芸人 豪快伝説 其の三十四『おぎやはぎ』
お笑い芸人。コメディアン。エンターテイナー。そんな彼たちがかつて刻んだ偉大なる伝説、爆笑列伝を紹介していく連載の34回目。サーティーフォーバウトは、おぎやはぎだ。 「おぎやはぎのようになりたい」という目標を掲げて、芸人養成学校に入学する素人が増えている。矢作兼と小木博明。そろって東京都出身。ダブルで眼鏡という風貌を、芸人で初めて浸透させた。 いっぽうで、声を張らず、相手を褒め、低いテンションで進める漫才は、万人が受けいれるまでに時間がかかった。漫才日本一決定戦を決める『M-1グランプリ』の初年度(2000年)。ふたりは決勝の舞台に立っていたが、一般審査員による合計点数は、ダントツの最下位。“曲者”の笑いを認めない関西人が、東京へのアレルギーを示した結果だっただけに、翌年、早々とこの制度は廃止した。 この屈辱がバネになったのか、ふたりはみずからのテリトリーで力をつけた。バナナマンと、ラーメンズ。まだ無名ながらも、東京のライブシーンをしっかり牽引していた2組と、合同ライブ&ユニットを始動させた。すると、噂が噂を呼び、チケットは即日完売。業界関係者が目をつけだし、テレビタレントとしての起用がはじまった。M-1の逆襲、達成である。 高校の同級生で、卒業後は別々の会社に就職したふたり。20代前半で、小木はハワイ、矢作は上海勤務の経験がある。これがスタイリッシュな生活スタイルの地盤になっているのか、赤貧、安月給、アルバイトといった、若手芸人の必須事項とは無縁で、ここまできた。これが、前に出てナンボという関西芸人に嫌われた理由だ。 しかし今では、明石家さんまも絶大な信頼を置き、ダウンタウンにいたっては、TBS系列『リンカーン』のメインMCをふたりに任せることさえあるほど。ドラマも映画もCMも。司会もひな壇も汚れ仕事も。幅広いジャンルをこなせるふたりは、ゆとり世代の現代っ子がたどりつきたいポジションに君臨している。(伊藤由華)
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芸能 2012年10月17日 15時30分
お笑い芸人 豪快伝説 其の三十三『フットボールアワー』
お笑い芸人。コメディアン。エンターテイナー。そんな彼たちがかつて刻んだ偉大なる伝説、爆笑列伝を紹介していく連載の33回目。サーティースリーバウトは、フットボールアワーだ。 テレビ局が起用したい芸人のラインナップに、ここ数か月は必ず、フットボールアワー・後藤輝基の名前が入っている。スマートつっこみ。たとえつっこみ。そう呼ばれるつっこみセンスに、的を射た痛快さがあるからだ。 そもそも、フットが全国規模で認知されたのは、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』。創設から3年後の2003年、無名ながらもしゃべくりだけで猛烈なインパクトを与え、悲願の優勝。翌04年の王者となったアンタッチャブル・山崎弘也とその後、いじり・いじられの間柄に発展するとはこのころ、誰も予想できなかった。 当初、フットの看板といえば岩尾望だった。よしもとクリエイティブ・エージェンシーのなかでも、群を抜いたブサイクぶりが、そうさせたのだ。いつしか、130Rのほんこんが君臨しつづけたトップの座を、脅かす存在にまでなった岩尾の顔面パンチ力。「稼げるブサイクになれ!」と言われたその教訓を、見事に漫才で生かした。 このとき、出しゃばらず、虎視眈々と勝機をうかがっていたのが後藤。まずは相方を浸透させて、認知度を築けたあと、フリートークで前に出た。バナナマンでいえば設楽統。オードリーでいえば若林正恭。真の操縦者が覚醒したとき、コンビはもう一度ブレイクするというジンクスを、後藤は実現させて見せた。 実母も愉快だ。息子の仕送りで、50歳をすぎてプチ整形。弁も立つ後藤の実母には最近、ピンでテレビ出演のオファーがくるという。 後藤の彼女は、20代後半の「ぺろちゃん」。岩尾の彼女は、次長課長・河本準一が主催する飲み会で出会った美人カメラマン。ともに、女性の存在を隠さないところも、好感度が高い要因だ。後藤がタレントの芹那を口説いた、岩尾の元カノはAV女優の糸矢めいという、そんな過去のゴシップも笑い飛ばせるほどに…。(伊藤由華)
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芸能 2012年10月10日 11時45分
NON STYLE 石田明が結婚
お笑いコンビ、「NON STYLE」の石田明(32)が結婚したことが明らかになった。今月2日に都内の区役所に婚姻届を提出している。 石田明は中学、高校の同級生である井上裕介と2000年にお笑いコンビ「NON STYLE」としてbaseよしもとのオーディションに受かりプロデビュー。2007年までにお笑いの新人賞6冠を獲得しており、「若手屈指の実力派漫才師」と話題になり、2008年の第8回『M-1グランプリ』では優勝した。
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トレンド 2012年09月27日 15時30分
次クル芸人 〜新時代に輝くホープたち〜 (Vol8 ニッチェ)
昨年は、『NHK新人演芸大賞』演芸部門で大賞を受賞。『お笑いハーベスト大賞』で優勝。今年は、『THE MANZAI2012』の認定漫才師50組に残っている。ニッチェ。間違いなく、今キテいる。(伊藤雅奈子) −−ニッチェさんを、地上波で見る機会が増えました。 江上「よく『お忙しいんでしょ〜』と言われるんですけど、そんなでもない(笑)。ただ、去年に賞をふたついただいて、その前フリがあっての今年2月、『爆生レッドカーペット』(フジテレビ系列)で『レッドカーペット賞』をいただいてからは、自分たちの力に自信が出てきましたね」 近藤「お仕事させていただく内容も種類も、変わってきましたし」 −−『キングオブコント』は準決勝どまりでしたが、『THE MANZAI2012』は認定漫才師に選出されています。 近藤「私たち、組んで1年は漫才しかやってなかったんですよ。でも、『レッドカーペット』がはじまるにあたって、当時は1分で漫才は見せられない、コントができないと番組に出られないってことだったので、少しずつコントに腰を据えていったんですね」 江上「漫才は下手くそだって、自分たちでわかってました。ガッチガチに緊張するし、恥ずかしいから、お客さんの目を見れないし。でも、今年単独ライブをやらせていただいて(※1)、昔と違ってナチュラルにやれて、自分たちで楽しいと感じるようになったんですね。『キングオブコント』に落ちた今、『THE MANZAI』の決勝には、絶対行きたい! “スーパー女芸人”をめざしてるんで。『キングオブコント』も『M-1グランプリ』(※2)も決勝に行ってる、サンドウィッチマンさんのような」 近藤「だからこそ、タイトルには絡まないと。ね!」 江上「うん。ネタは一生、やっていきたいから。そのためには実力をつけて、やらせていただける環境を自分たちで作りあげないと」 近藤「『どうせ女芸人だから』って声が、まだあるんですけど、それを一掃させて、1位になって、『ざまあみろ!』って言いたい」 江上「『カッコいい!』って言われたいです。『キングオブコント』で、準決勝まで行った女芸人って、うちらだけらしく。『THE MANZAI』は50組のなかで2組だけ。女芸人がまだ成し遂げてないことをやって、カッコよくなりたい」 −−そういう意味でも単独ライブは、いい経験になったと思います。 江上「そうですけど、苦しかったですね(苦笑)。単独用に、キャラやネタを溜めておいたんですけど、全部ボツ。収められているのは、ギリギリまで悩んで、ハッ! とひらめいて、できたものばかり」 近藤「1回見せて、これダメなんじゃないか? って思ったら、すぐ捨てるんですよ、ふたりとも。だから、収録されてるのは、濃いものばかり。出しきりました!」 江上「出しきったね〜。客層がほんとに幅広くて、子どもからおじいちゃん、おばあちゃんまで。どの層でも笑える箇所があると思いますんで、お茶の間でお菓子でも食べながら、みんなで観てほしいです」(※1)初単独ライブのDVD『ポテトサラダ』が10月24日、ContentsLeagueより発売される。価格3,000円(税込)。本編65分+特典10分。(※2)サンドウィッチマンは『M-1グランプリ2007』で、敗者復活戦からまさかの初優勝をとげた。この奇跡は、M-1史上最初で最後。さらに、『キングオブコント2009』で準優勝。両コンテストで1&2位に輝いた芸人は、サンドのみ。【プロフィール】江上敬子(左) ‘84年9月生まれ、島根県出身。近藤くみこ ‘83年1月生まれ、三重県出身。ぽっちゃりの江上は渡辺直美との「ピッグ☆レディ」で、『ピラメキーノ』(テレビ東京系列)に出演。2005年結成。マセキ芸能社所属。江上のTwitter https://twitter.com/keiko__enoue近藤のTwitter https://twitter.com/kumiko___kondoマセキ芸能社の公式サイト http://www.maseki.co.jp/(この連載の次回更新は10最終週)
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芸能 2012年09月26日 15時30分
お笑い芸人 豪快伝説 其の三十『TKO』
お笑い芸人。コメディアン。エンターテイナー。そんな彼たちがかつて刻んだ偉大なる伝説、爆笑列伝を紹介していく連載の30回目。サーティースバウトは、TKOだ。 『キングオブコント』でファイナリストになったのは、しずると並んで史上最多の3回。40歳を過ぎた今も、毎月新ネタを作っている。現役。TKOは、ハングリー精神を忘れない。売れた今もネタ作りをやめない理由は、所属する松竹芸能の常設劇場が大阪と東京にあるから。そして、地獄を見ているからだ。 デビューした翌92年に、地元・関西の若手芸人勝ち抜き番組で、まさかの優勝。おしゃれな20代、長身でイケメン。またたくまに、アイドル人気を博した。転落の入口だった。 4度も東京に進出。しかし、『めちゃ×2イケてるッ!!』(フジテレビ系列)のメンバーになり損ね、ネプチューンやくりぃむしちゅー(当時は海砂利水魚)ら東京芸人と波長が合わず、『笑っていいとも!』(フジ系)のレギュラー内定が消え、月1出演だった『内村プロデュース』(テレビ朝日系列)が終了。10年間で4度の挫折を味わっている最中に、後輩のますだおかだが『M-1グランプリ2002』で優勝し、グラビア系芸人としてオセロが大ブレイク。会社は、TKOに見切りをつけた。 残った仕事は、深夜のお色気番組だけ。すると、未知の仕事が舞い込んだ。AV男優だった。「顔バレは絶対にしない」という関係者の口説き文句に、何度も首を縦に振りそうになった。 5度目の東京進出。引退覚悟のものだった。初心に戻ることを命題にしたため、新人の舞台の司会を務め、事務所に毎日顔を出しては、マネージャーとともに現場を回った。そして08年、『爆笑レッドカーペット』(フジ系:終了)、『ザ・イロモネア』(TBS系列:終了)でチャンスを手にした。17年もかけてつかんだ栄華だった。 そんなふたりを見て、「もう大丈夫やな」と微笑んだのは雨上がり決死隊の宮迫博之。旧友が口にしたこの言葉は、今でもふたりの胸に突き刺さっている。(伊藤由華)
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芸能 2012年09月21日 15時30分
バラエティ番組で出た“魂のひとこと”(30) 『オイルマッサージなんで呼ぶん?』て言われてる (小杉竜一)
絶妙のコンビネーション。バラ売りではなく、ペアでこそ持ち味を発揮する。それが、ブラックマヨネーズの魅力だ。メイン。サブ。ひな壇。どの位置に陣取っても、及第点を悠々とクリアできるのは、さすがM-1王者だ。 今年4月、日本テレビ系列でスタートした『ピロロン学園』が、今期の番組改編にともない、19日オンエアぶんで終了した。生徒役という設定でレギュラー出演していたブラマヨ、ハリセンボン、ロッチは、“卒業”という形で役目を終えた。 学園ファイナルでは、この半年間でそれぞれが行なった過酷かつ面白ロケや発言を、VTRで振り返り。ブラマヨ・吉田敬は、相方・小杉竜一が抱える新妻や嫁姑問題、新婚生活の不満、離婚危機を思わせる謎の行動の数々などを、次々と暴露。フレッシュかつリアルすぎる情報に、小杉はひたすら冷や汗をかいた。 そのうちのひとつが、オイルマッサージをデリバリーするというもの。昨年のクリスマスの夜にまで調達したというから、耽溺しているのかもしれない。それを、テレビ番組で知った14歳年下の妻。そして、妻側の「88歳くらいのおばあちゃんに、『オイルマッサージなんで呼ぶん?』て言われてる」らしい。 独身時代から、挙げればキリがないほどの二股恋愛をバラされては、自白してきた小杉。父親の浮気、両親の離婚、母子家庭という経験が芸の肥やしになっているのか、既婚者になった今も、女性の影がチラつく。たくましいのは、それをも笑いに変換できる豪腕。ブラマヨは根っからの、愛され芸人なのだ。(伊藤由華)
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芸能 2012年09月05日 15時30分
お笑い芸人 豪快伝説 其の二十七『徳井義実』
お笑い芸人。コメディアン。エンターテイナー。そんな彼たちがかつて刻んだ偉大なる伝説、爆笑列伝を紹介していく連載の27回目。トゥエンティーセブンスバウトは、チュートリアルの徳井義実だ。 月刊誌『マンスリーよしもと』(現『マンスリーよしもとPLUS』)が選んだ「男前ランキング」で、2003年〜05年まで連続首位。初代のロンドンブーツ1号2号・田村亮に続いて、2代目の殿堂入りとなったチュートリアル・徳井義実。地元・京都に在住時代は、モデル経験があるほど、ルックスは申し分ない。 しかし、お笑い芸人の場合は時として、その高い顔面偏差値が仇となる。おもしろいうえに顔もいいことを理由に、ブサイク芸人から嫉妬されるからだ。それを逆手に取った徳井は、まだ関西で活動していたころに、トリオ「エロ三羽烏」を結成。ただひたすら、ド変態な本性をさらけ出すためだけに、ランディーズ・中川貴志、ビッキーズ・須知(現:すっちー)で決起した。放送禁止なアダルトトークをしゃべるイベントは、ゆるやかに人気が上昇。今年7月には、初のユニットグッズとして、まさかのコンドームを発売するほど支持されるようになった。 三羽烏の1員としてカミングアウトした徳井の性癖は、コスチュームプレイ。すでにナース、レースクイーン、チアガールの3着を所有している。かつてのお気に入りは、自慰行為に励む自分を、チアガールの衣装を着た彼女に応援してもらうプレイ。果てた“後処理”まで彼女にしてもらうのが、プレイ内容だ。女優・夏川結衣と交際する、ずいぶん昔の出来事である。 徳井の変態パワーは、想像と妄想がルーツになっている。父は絵に描いたような厳格で、物心がついたころから、気軽に対話できなかった。「はしゃぐな!」、「調子に乗んな!」が口癖の父権。幼少期に無邪気という概念を忘れ、入れ替わるようにして想像力が養われた。誰にも邪魔されないひとり遊びが苦ではなくなり、小学5年生のときに学校でいじめられ、不登校・ひきこもりになってからは、それにいっそう磨きがかかった。 『M-1グランプリ2006』を制した際、「妄想漫才」と揶揄されたチュート。恵まれたマスク、巧みな話術、コントで鍛えあげられた演技力でメキメキ頭角を現した徳井は、“数字を稼げる”タレントとしても大成した。8日(土)には、豪華俳優陣を脇に飾る初の主演映画『莫逆家族』(バクギャクファミーリア)が公開される。それは、根暗がゆえに表現できた、37年間ぶんの集大成となるはずだ。(伊藤由華)
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芸能 2012年08月31日 15時30分
バラエティ番組で出た“魂のひとこと”(27) 「顔も見たことない後輩に、いちばん深くお辞儀してた」(吉田敬)
『M-1グランプリ2005』の優勝を足がかりにして、全国区タレントとなったブラックマヨネーズ。漫才、フリートーク、司会などすべてが達者なため、東・名・阪でレギュラー番組を抱えるほど売れっ子だ。 なかでも、生まれ育った関西での番組がもっとも多い。その安定感から、30日に生放送された在阪コンテスト『第10回 MBS漫才アワード』(毎日放送)でメイン司会を担った。 現役高校生が審査員を務める、同コンテスト。覇者は、かつて「ラララライ体操」で一世風靡した藤崎マーケットで、4度目の挑戦となった今年、頂をゲットした。その藤崎と最後の点数争いをしたのは、結成わずか2年の脅威の新星・インディアンス。南海キャンディーズ・山里亮太に似た声、Hi-Hi・上田浩二郎に似た顔、山崎弘也も真っ青のテキトーぶりが特徴の田渕章裕(立ち居地左)は、黒いスーツの左胸に、ひまわりの花を飾っていた。新人離れした顔と風貌、豪華な花に、ブラマヨ・吉田敬はてっきり、主催する毎日放送の幹部クラスと勘違い。 「そんな花つけてるから、僕てっきり、ここでいちばん偉い人やと思って、顔も見たことない後輩に、いちばん深くお辞儀してた」と、インディアンスの1本目のネタが終わったあとに打ち明けた。 住まいも活動も、拠点を関東に変えたブラマヨは、若手芸人が上がる劇場・5upよしもとにしか出演できない新人を、知らない。当然、インディアンスも知らないため、スーツで決めた人間にたいしては、念には念を入れて、慎重に接したというわけだ。 結果的に、吉田のその対応は杞憂に終わった。だが、エラいと思わしき人間には深い礼をしておくことは、生き馬の目を抜く芸能界で必須であることを、視聴者に伝えた。
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芸能 2012年08月30日 15時30分
NON STYLE デビュー12年のDVDで“12個の試練”「マネージャーのメールを信用できなくなってます」
今年でデビュー12年目に突入。それを祝した最新DVDでは、今年1年をかけて12個の試練に挑戦する。今なおチャレンジ中。すっかり、おとなの悪ノリに躍らされている!?(インタビュー・伊藤雅奈子) −−前編の今作品では、6個の試練に挑戦。なぜこんなに過酷なことを? 井上 挑戦も何も、僕らはな〜んにも教えられないまま、やらされてますから。「12(トゥウェルブ)っていう企画をやるから、会見に来て」っていわれたところからはじまり(本編「謝罪」に収録)…。 石田 今ではすっかり、マネージャーのメールを信用できなくなってます。毎日が不安で…。自分の育ちの悪さもバレるんじゃないかと、ファンが減りそうで、怖いです。 井上 ただ、与えられる試練にかんしては、リアルに一般公募からなんで、実際に僕らがその子らの家に行ってますからね。そういう意味では、ファンの子と一緒に作るNON STYLEがあってもいいのかなぁとは思いますけど、基本、ファンの悪ノリにスタッフの悪ノリが足されたDVDです。見終わったあとに、得も幸せも残りません! −−印象に残っている試練は何ですか? 井上 「責任」がいちばんツラかった。スタッフのお金でわれわれがギャンブルをするんですけど、お金の出どころが知ってる顔ってなると、心苦しいものがありましたね。この6つのなかでホンマに試練やったんは、これだけ。あとは全部、肉体的・精神的な罰ゲーム(笑)。 石田 僕は地味やけど、「御遣」。マクドナルドを買いに行くために、ただただ歩くだけ。行きは2時間かけて、帰りはタクシーで10分。あれから、もう人に気軽に「これ、買ってきて」って言えなくなりました。トラウマですよ。ほんでまた、スタッフがずっと(カメラを)回しよる。「おもろいこと、言わへんで」って言うてんのに。 −−収録で改めて知った相方の素顔があれば、教えてください。 井上 2人の片足がつながれたまま、24時間生活するという「結束」で、高校の修学旅行以来かなぁ、石田が隣で寝て。こいつ、ホンマに30分に1回しょんべん行くんやって、ゾッとしました。あと、信じられないぐらい、いびきをかくし。 石田 僕はその「結束」で、井上さんってこんなに歩幅が小さいんやと思いました。 −−残り6個ある試練のうち、今まさに挑戦中なのが二重まぶた…? 井上 これは「美男」です。少しでも男前に近づこうという試練なんです。 石田 この試練のシリーズで、僕からひとつだけ要望があって。僕は何度も体験してるんですけど、井上さんが経験ないことが1個だけあるんです。だからぜひ、10月あたりにお願いしたい、「骨折」ということで…。 井上 いらないです! 僕は“骨折童貞”のままでいいですから。【プロフィール】石田明(左) 1980年2月生まれ。井上裕介 80年3月生まれ、ともに大阪府大阪市出身。『M-1グランプリ2008』覇者。●最新DVD「NON STYLE12 前編 〜2012年、結成12年を迎えるNON STYLEがやるべき12のこと〜」が9月26日、定価3,600円(税込)で発売予定。【収録内容】試練1「謝罪」/試練2「結束」/試練3「丸洗」/試練4「伝承」/試練5「責任」/試練6「御遣」(特典映像)
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芸能 2012年08月29日 15時30分
お笑い芸人 豪快伝説 其の二十六『石田明』
お笑い芸人。コメディアン。エンターテイナー。そんな彼たちがかつて刻んだ偉大なる伝説、爆笑列伝を紹介していく連載の26回目。トゥエンティーシックスバウトは、NON STYLEの石田明だ。 行く先々で“笑いの神”が降臨する。ダチョウ倶楽部の上島竜兵や出川哲朗は、そんなタイプだ。いっぽう、“アンラッキーな神”に愛されているのは、NON STYLEの石田明。4人兄弟の末っ子。大阪府出身。この出自から、もう神に愛でられてしまった。 貧乏な家庭にもかかわらず、産まれてしまった4人の子ども。家計はつねに火の車で、オカンは毎日が必死だった。石田は当然、ロクに物を買い与えてもらえず、同級生があたりまえのように持っている文具でさえ、「ほしい」と言えなかった。 小学生のとき、クリスマスの前日、「ゾイドのウルトラザウルスをください」という願い事を紙に書いて、寝た。翌朝、サンタから返事があった。「もうちょっと安くなりませんか?」。あきらかに、オカンの字だった。当時は怒ったが、大人になってからは、オカンのセンスに拍手を送った。 当時の石田の骨密度は、70歳レベル。貧乏で十分な食事を摂れなかったため、異常なほどに骨が弱かった。ゆえに、アンラッキーな実話が多い。キャッチボールをしただけで、肩を脱臼。デコピンしただけで、中指を粉砕骨折。マンホールで転んで、足首をはく離骨折。草野球の最中にボールを投げたら、右腕がらせん骨折。骨折回数は、8回。「細かいのを入れると、じつはもっとある」と言うから、もはや材木並みの骨である。 兄2人からは、つねにおもちゃにされていた。「アキラ隠しゲーム」なる、石田家オリジナルのゲームでは、ヘドロまみれの溝に隠され、罰ゲーム状態。最近問題になっているいじめを、なんと血のつながった兄弟から受けていたのだ。 いちばんの不運は、漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2008』かもしれない。4年前、念願の優勝をゲット。デビュー8年でつかんだ栄誉だった。「ついに、スターへの階段を登れる!」というその翌年、大ブレイクしたのは、準優勝のオードリーだった。 ここぞというときまで、アンラッキーボーイ。しかし、その08年。M-1人気はピークに達し、関西では平均視聴率35%という信じられない数字を叩きだして、北京五輪に次いで年間2位に輝いている。瞬間最高視聴率は、同じく関西で43.1%。優勝した石田が、号泣したシーンだった。ノンスタの漫才、石田の涙は、オリンピックやサッカー、「24時間テレビ」(日本テレビ系列)のチャリティーマラソンに肩を並べるほど、国民に愛されていたのだ。(伊藤由華)
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