M-1
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芸能 2011年02月12日 18時00分
『R-1ぐらんぷり2011』芸達者な佐久間一行が優勝
一人話芸の日本一を決定する『東洋水産R-1ぐらんぷり2011』決勝戦が2月11日に開催され、佐久間一行が優勝した。佐久間は決勝戦で3回のネタを披露したが、3戦ともまったく異なるスタイルで芸達者ぶりを見せつけた。 決勝進出者はキャプテン渡辺、COWCOW・山田與志、AMEMIYA、バッファロー吾郎・木村明浩、ナオユキ、スリムクラブ・真栄田賢、ヒューマン中村と佐久間の8人である。『R-1ぐらんぷり2011』決勝戦はトーナメント方式で、優勝までは初戦、準決勝、決勝と3回の勝負がある。 佐久間の勝因は歌ネタ、フリップネタ、学生のコントと毎回スタイルを変更したことである。同じスタイルのネタを繰り返し見せられるよりは、異なるスタイルの方が好印象である。この点で佐久間の作戦勝ちといえるが、実力がなければできないことである。これは審査員の桂三枝も称賛していた。 ピン芸人には芸風が固定化している人が多い。佐久間自身も観客が理解できない話を続け、「ついてこーい」と言って笑いを取るスタイルが鉄板になっている。しかし、この佐久間のスタイルは内輪にだけ通じるような笑いであって、グランプリには不向きである。『R-1ぐらんぷり2011』では封印し、代わりに小道具を効果的に活用した。 佐久間は初戦で井戸の妖怪になりきって、歌ネタを披露した。分かりやすく、楽しめるネタである。ただし、一人話芸の日本一にふさわしいかといえば、子どもだましの感がある。佐久間が同じスタイルを踏襲しなかったことは正解である。 初戦で佐久間に敗退したヒューマン中村はテレビ出演2回目ながら、なかなかのパフォーマンスであった。感動や発見などのテーマを大げさなものからランクを下げていくネタで、三段落ちが優れていた。ヒューマン中村の不幸は初戦で佐久間と対決したことであった。佐久間とヒューマン中村の対決が決勝戦でも不思議ではなかった。 準決勝は佐久間の芸の中で最も微妙であった。原始人による「あるある」ネタをフリップ芸で披露したが、原始人の言葉なので何を言っているかわからない。フリップの絵の内容と佐久間の身振り手振りで笑わなければならない点で観客のハードルが高くなっている。 それでも裏番組で放送中のドラえもんをタイムマシンで登場させ、原始人の髪飾りとスネ夫の髪型を比較させるフリップは爆笑を誘った。ドラえもんはいろいろな笑いに使えそうであるが、スネ夫の髪型に注目させることは予想外であった。 佐久間の幸運は準決勝の相手がスリムクラブ・真栄田であったことである。『M-1グランプリ2010』で大活躍したスリムクラブからの出場ということで、注目度は高かったが、ボケ役だけでは暴走し過ぎて意味不明になっていた。真栄田の非常識な言動に反応する相方の内間政成が存在してこそ、笑いが成り立つ。ピン芸では真栄田の非常識な言動を観客がダイレクトに受け止めなければならず、笑いよりも戸惑いが大きくなる。 佐久間は決勝では幼虫を気持ち悪がる学生のコントを披露し、6対1の審査員の評価で圧勝した。対戦したAMEMIYAは歌手としての活動歴もあり、自作の歌ネタをギターで弾き語りするスタイルが特徴である。『R-1ぐらんぷり2011』決勝戦では3戦とも同じスタイルを貫いた。ネタは「冷やし中華始めました」「TOKYO WALKERに載りました」「この売り場から、一等が出ました」とテーマこそ相違するが、内容的には人間の不幸をネタにする点で共通しており、3回ともなると食傷気味になる。 ネタの内容も佐久間とAMEMIYAの明暗を分けた。AMEMIYAは転落していく人の不幸を笑いにするものである。これは実際に不幸に苦しんでいる人には笑えない内容である。これに対して佐久間のネタは老若男女楽しめる。諦めずに挑戦し続けた佐久間の納得の優勝となった。(林田力)
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トレンド 2011年02月01日 08時00分
NON STYLE石田明が主演 舞台『スピリチュアルな1日』
M-1受賞お笑いコンビであるNON STYLEの石田明が主演、須藤理彩、吉本菜穂子、菅原永二(猫のホテル)、諏訪雅が競演する舞台『スピリチュアルな1日』。2011年3月30日(水)から紀伊國屋サザンシアターで東京公演がはじまる。 脚本を担当するのは小峯裕之。慶應大学の演劇、お笑い、映像など、多岐に渡るエンターテインメントを創作している劇団「創像工房 in front of.」出身で、作・演出家として活動、大学内においての戯曲創作の新人が応募する第15回N氏賞でも審査員奨励賞を受賞。卒業後には大阪シナリオセンターで経験をつみ、第8回「テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞」優秀賞を25歳の若さで受賞。2009年4月に初の新作書き下ろしとなる「ブラックパールが世界を動かす」を発表し、東京進出を果たす。今後要注目の若手劇作家だ。 今回の舞台は、心霊特集でオンエア予定のドキュメンタリー特集に、急きょ問題が発生。フリーのTVディレクターは、自宅であるマンションの一室に話題の霊能カウンセラーを招き、あらためて撮影を行うことにする。その一室は、格安で賃貸した「ワケあり物件」。撮影した映像には怪しい人陰が映っており、ヤラセなはずの企画は、思わぬ真実味を帯びていくこととなる。近隣住人をも巻き込み、場当たり的に撮影は進行。次々起こる予期せぬ事態に、ディレクターたちは翻弄されていく。そんななか、とある幽霊の策略により、事態は思わぬ展開を見せていくというもの。幽霊を信じる者と信じない者、それぞれの思惑が激しく入り乱れていく。霊をも交えた男女が織り成す、ホラー風味のヒューマンコメディーだ。【会場】紀伊国屋サザンシアター【料金】6500円【企画・製作】AMUSE【一般発売】2月19日(土)10:00〜ローソンチケット(Lコード35990) http://l-tike.com/(パソコン・携帯)電子チケットぴあ(Pコード410-093)http://pia.jp/t/(パソコン・携帯)イープラスhttp://eplus.jp/(パソコン・携帯)
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芸能 2011年01月08日 19時10分
アンタッチャブル・柴田が“イタイ仕事”で芸能界復帰
不倫問題などが報じられ昨年2月から無期限休養中だったお笑いコンビ「アンタッチャブル」の柴田英嗣が今月から芸能活動に復帰する。復帰第1弾として出演するのはTBS系のバラエティ特番「美女アスリート総出演 炎の体育会TV〜2011」。 同番組での対決は美女アスリートの専門種目で行われ、種目毎にハンデを決定。芸人は試合前に猛特訓を決行し、本気で勝利を目指すが、柴田は美女アスリート・RENAと“立ち技の総合格闘技”と呼ばれるシュートボクシングで対決。RENAはおととしと昨年、最強の女子シュートボクサーを決める「Girls S-cup 2010トーナメント」で2連覇を成し遂げた猛者だけに、かなり“イタイ仕事”となりそうだ。 柴田の復帰に関しては昨年秋ごろからささやかれるようになり、所属事務所の社長は昨年11月に一部スポーツ紙の取材に対し、「すでに関係各所にあいさつを済ませた。仕事のオファーがあればいつでも復帰させる」と明かし、突然の休養で関係者に迷惑をかけたことから「まずは体を張った仕事」で再出発させる意向であることを明かしていたが、社長の思惑通りの芸能界復帰となった。 「復帰に際しては、島田紳助の力添えがあったと言われている。紳助は昨年で幕を閉じた『M-1グランプリ』でアンタッチャブルが優勝した時から、柴田の高い才能を買っていた。今年の冬にもM-1の歴代優勝者を集めたグランドチャンピオン大会の開催が予定されているというから、そこで柴田が“完全復帰”させるためのストーリーを描いたうえでの力添えでは、と言われている」(フジテレビ関係者) 何はともあれ、修羅場をくぐった柴田の戦いぶりに注目したい。
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スポーツ 2010年12月29日 17時30分
「亀田ボクシング中継」高視聴率神話は崩壊! 頭抱えるTBS
12月26日、TBSで19時より放映された「亀田祭り」(さいたまスーパーアリーナ)。長男・興毅、二男・大毅、三男・和毅が揃い踏みしたこの興行の視聴率は、最も高かった興毅の試合で平均13.8%と、ふるわなかった。裏にフィギュアスケート、M-1グランプリと強力な番組があったとはいえ、亀田神話に期待したTBS側は、この数字にガックリ肩を落としたという。 かつては高視聴率が取れる男として、TBSの期待も高かった興毅だが、もはやその神話も崩壊したといえよう。 2階級を制した後の3月27日、WBC世界フライ級王座の初防衛戦となったポンサクレック・ウォンジョンカム戦こそ、22.1%をマークしたものの、再起戦となった7月25日のセシリオ・サントス戦は日曜日の夕方枠とはいえ、視聴率1ケタ台に低迷した。そして、3兄弟を揃えた今回もTBS側の期待に見合う数字を得られなかったことで、局側の認識に変化が見られるという。 ベテランのスポーツライターのA氏は、「マッチメークが悪いです。今回の興毅の対戦相手のアレクサンドル・ムニョスは、一度引退表明したロートルの選手。TBS側の期待には全然応えられていない。それから、KOできないことで、亀田のボクシングもお茶の間の視聴者に飽きられたのではないでしょうか。興毅の世界戦は6戦すべてが判定決着。特にボクシングファンではない人にとって、12ラウンドもKOのない試合を見せられてはたまらないと思います。その辺が視聴率下落の要因です」と分析する。 興毅は日本史上初の3階級制覇。大毅は世界王座防衛。和毅はKO勝ちと、結果だけを見れば、万々歳だった「亀田祭り」だが、TBSの評価は激落したといえよう。(ジャーナリスト/落合一郎)
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芸能 2010年12月28日 17時00分
『M-1グランプリ2010』準優勝のスリムクラブにも注目
26日にテレビ朝日で決勝戦が開催された『M-1グランプリ2010』は、笑い飯が王座に輝いた。M-1グランプリは10回目となる今年が最後の大会である。決勝進出常連ながら王座を逃してきた笑い飯が有終の美を飾った。 笑い飯は初戦で上半身がサンタクロース、下半身がケンタウロスという「サンタウロス」のネタを披露した。これは昨年大反響を呼んだ「鳥人」に続く架空生物ネタである。最終決戦では小銭の神様のネタを披露した。これも笑い飯の特徴であるWボケを活かしたネタであるが、サンタウロスほどのインパクトはなかった。 一般に面白い漫才には、一つのストーリーがある。たとえば初戦で笑い飯と同点で首位になったパンクブーブーのネタは、コンビニで万引きする人を見つけて、万引きを止めさせようとするストーリーだった。観客は単発のボケと突っ込みを楽しむだけでなく、ストーリーも楽しむことができる。 これに対して、Wボケは相互に同じテーマでボケを繰り返す。このためにストーリーは進まない。次々と面白いボケを展開できれば成功だが、単調になってしまう危険がある。この点で想像力を働かせて生物の動きを表現できる架空生物ネタはWボケに適している。 今年のM-1グランプリを振り返ると、ネタの定番化という特徴が見られた。笑い飯は鳥人に続けての架空生物ネタで成功したが、むしろ他のコンビは定番化で失敗した。ハライチは昨年と同じく「ノリボケ漫才」を披露した。「ノリボケ漫才」は岩井勇気のフリに澤部佑が乗っていく形式である。岩井の言葉遊びと、澤部のオーバーアクションが魅力である。しかし、決勝戦では同じ形式の繰り返しで単調になり、得点は伸びなかった。 そして、敗者復活戦から勝ち上がった昨年王者のパンクブーブーは、佐藤哲夫が勇ましい発言をして、それに黒瀬純も反応するが、実は大したことではなかったという笑いであった。それを勢いよく畳み掛けることで大爆笑をもたらし、初戦では笑い飯と同点1位の高得点となった。初のM-1グランプリ連覇も望める勢いであった。ところが、最終決戦でも同じ構造のネタを披露した。新鮮さがなくなったために3位に甘んじた。 今回のM-1グランプリで台風の目となったコンビが、スリムクラブである。沖縄出身のこのコンビは、独特の空気を醸し出していた。真栄田賢がボケで、内間政成がツッコミとされるが、まず真栄田のボケが常識離れしている。それでいて現実に存在するかもしれない怖さもある。内間は真栄田のボケに突っ込まず、常識人的な対応をする。真栄田の常識外れの発言に心底驚いて、相手の顔を黙って見つめてしまうシーンも多かった。 本来は話芸である漫才において沈黙の間は致命的であるが、スリムクラブの間は笑いを生み出している。漫才は観客を笑わせるために行うものである。しかし、人間は笑わせようと計算された言動では逆に笑いたくなくなるものである。むしろ当人の大真面目で必死な姿こそが笑いを誘う。 最後のM-1王座は安定感から笑い飯に奪われたが、準優勝のスリムクラブの今後にも注目したい。(林田力)
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芸能 2010年12月13日 12時30分
M-1グランプリ終了へ 最後の決戦は…
10回目を迎えるM-1グランプリが、今年をもって終了することが決まった。これまでM-1は第一回目の優勝者である中川家をはじめ、ますだおかだ、フットボールアワー、ブラックマヨネーズ、チュートリアルなどがブレイク。また優勝とまではならなくとも、南海キャンディースやオードリーなど、今ではテレビでおなじみのコンビが全国区になった番組であった。 M-1終了との情報は今年に入り、ウワサされていた。 「企画した島田紳助が最近、あきらかにレベルが下がるM-1に不満を語っていたとの話もありました。プロデューサーとしての目線で考えると、すでにM-1はマンネリ。これからは落ちていくのみと考えたのでは。落ちてから終了よりも、落ちる前に伝説として残したいという考えでしょう」(芸能ライター)。 ちなみに、今年の優勝候補筆頭は「笑い飯」と言われている。決勝進出する他のコンビは笑い飯を意識したコメントをしている。 「彼らはとりあえず、紳助やダウンタウン松本のお気に入り。他の審査員も紳助や松本の意見は意識しますからね。確かに笑い飯は優勝候補筆頭でしょうね。昨年も最後とのふれこみだったのですが…」(芸能ライター) さて、最後のM-1、その栄冠は誰に輝くか?
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芸能 2010年11月30日 12時00分
大御所・ビートたけしが、独走中の島田紳助をちくり! ダウンタウンはたけしと接近中
相変わらず芸能界で猛威を振るう島田紳助だが、芸能界でもストップをかけられる人間は数人しかいない。 その一人である大御所・ビートたけしが、島田紳助のわがままを牽制する発言を度々行っている! この一連の発言に、一部の芸人たちは拍手喝采中であるらしい。 日本テレビの人気番組『メレンゲの気持ち』700回記念に、若手芸人のオードリーが出演した時、ビートたけしが登場した。この時、たけしがオードリーに、 「早くさぁ、タモリとか、紳助とかをさぁ、引っ張り降ろさないとなぁ」 と冗談っぽく言ったのである。突然の爆弾発言にオードリーは動揺を隠せなかったが、その場にいたスタッフからは、笑いが起きたという。 また、東京スポーツ紙上でも、ビートたけしは島田紳助の行動を揶揄している。『オールスター感謝祭09』の生放送中の東京03を叱りつけた紳助を皮肉って「収録前にいろんな奴が挨拶にくるようになってまいったよ」と発言したのだ。 これら一連の発言には、島田紳助と大竹まことの対立があるという。元々『M-1グランプリ』の審査員を務めていた大竹だったが、紳助との考え方の違いから番組を降板している。この降板に不快感を示した紳助が、大竹まことの息子がマネージャーを務める東京03を叱責した。大竹まことの降板劇のしっぺ返しを、大竹の息子にした形になったわけだ。一方で、大竹まこととビートたけしは20年来の盟友である。大竹親子を攻撃する後輩の紳助にちくりと皮肉を放ち、対立する両陣営を牽制したと見られているのだ。 お笑い界では、紳助派の筆頭と見られていた松本人志が、ビートたけしとの番組共演に積極的な発言を行っており、浜田雅功もビートたけしとドラマでの共演を果たしている。業界新勢力図から目が離せない。
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芸能 2010年11月05日 11時00分
大丈夫か!? 『はねるのトびら』
お笑いコンビ、キングコングや北陽などが出演するフジテレビ『はねるのトびら』。同番組は2000年4月から2001年3月まで放送された深夜番組『新しい波8』に出演した若手芸人の中から、現在のメンバー5組が選抜されスタート。20%以上の視聴率を誇った時もあるが、今年に入り一桁の回もある。 番組の視聴率が低迷する理由はいくつか考えられる。テレビ局関係者は語る。「前の時間の番組である『クイズ!ヘキサゴンII』の低迷も大きな原因かもしれないですね。一時期はこの二つの番組の時間帯である水曜19時〜21時はフジのものでした。お互い相乗効果があったみたいですが、今は逆に片方がダメならば片方もとなっているかも」とのこと。 また、芸能ライターはこんな意見も。「兄弟番組と言われる『めちゃ×2イケてるッ!』はナインティナインなど出演するタレントが、この番組から、他の番組にも引っ張りだこになるほどの活躍をしていきました。ただ、『はねるのトびら』のメンバーは正直、期待したほど伸びなかった。ここが一番の問題なのではないでしょうか」と考察する。 結局、M-1で優勝することができなかったキングコングをはじめ、他のメンバーも期待ほどには伸びていない。ただ、彼らの実力が足りなかったからということが全ての原因とは言い切れない。「お笑い界が消費時代に入り、どんどん若手を投入、自然に彼らの出番が少なくなっていたという構造的な問題もあります。『めちゃ×2イケてるッ!』のメンバーの時代は幸せな時代だったのかもしれません」(芸能ライター)。 『めちゃ×2イケてるッ!』は新メンバー加入、新しい展開へ踏み出そうとしている。視聴率の低迷が続けば『はねるのトびら』にも何かしらの変化が必要なのかもしれない。
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芸能 2010年08月24日 08時00分
ど〜する? “M-1グランプリ”
漫才ナンバーワンを決める年末恒例のイベント『M-1グランプリ』。2001年に中川家が優勝して以来、「ますだおかだ」「フットボールアワー」「アンタッチャブル」「ブラックマヨネーズ」「チュートリアル」「サンドウィッチマン」など数々のお笑いコンビをブレイクさせてきた。しかし、「プロデューサーの島田紳助からも中止説がささやかれているのは有名な話ですね」(芸能ライター)。 ここまで、プロデューサーのテンションがあがらない要因は何なのか。その理由として「紳助はせっかく優勝したものの、その後、漫才に真剣に取り組まず、 安易にテレビに出まくってその後低迷するコンビもいることに悩んでいる」との思いがあるという。 ただ、最近のNON STYLE(08年優勝)、パンクブーブー(09年優勝)などはブレイクしたとは言えないレベル。「ウラの理由として、“M-1神話の崩壊”があることは確かです。目ざとい紳助は、番組の終焉を感じ取っているのではないでしょうか。そもそもお笑いブームもネタ番組が次々と終わっていく今、そうとう危ない」(芸能ライター)。 また、“マンネリ化”も懸念される要因だ。「敗者復活から確かな技術で彗星のように優勝したサンドウィッチマン、同じく敗者復活から登場し、その後大ブレイクしたオードリーなどのケースもありますが、決勝進出者を見れば、何度も決勝に出るもいまいちのコンビも多い。前年よりもレベルが落ちていることだってある」(芸能ライター)。そこで新たな提案として、「番組を大幅に改編する必要はないが、出場制限に10年というのがありますが、決勝進出3回で優勝できないコンビにも制限をかけるべき。またそれが“吉本が有利”などという風評を消す効果もでるのでは」(芸能ライター)。 『M-1グランプリ』は特に関西圏ではまだ圧倒的に視聴率が取れる番組。今年、記念すべき10回目。公式サイトによるとすでに1回戦は各地で開催されている。「局側はもう少し甘い汁を吸いたいと考えていることは確かなことでしょうね」(芸能ライター)。果たして、どうなるか?
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芸能 2010年08月07日 12時30分
崩壊寸前の“お笑い第五世代”を振り返る
『エンタの神様』(日本テレビ)、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ)が終了。お笑いブームの終焉が声高に言われるようになった。 今回のブームは俗に“お笑い第五世代”とも言われる。これまでにもお笑いブームは何度があったが、今回の特徴は前述のような「ネタ見せ番組」から火がつき、はじまったのが特徴だ。1999年に『爆笑オンエアバトル』(NHK)がスタート、さらに2001年からは島田紳助が考案した漫才コンテスト『M-1グランプリ』も始まる。また、お笑い情報を中心とした専門誌も続々と創刊された。 「番組がヒットしたことにより、大量の芸人が必要になった」と振り返るのはテレビ局社員。この流れに事務所側も見事に対応し、多くの芸人らしき人間がテレビに出るようになった。また、テレビ局側の事情もこの流れには影響しているという。「ドラマを作ったり、しっかりとした報道番組を作るのは金がかかる。しかし、ネタ見せ番組ならとりあえず芸人を呼べばそれなりには番組にはなる。もちろん“若手”なので予算も抑えられる。それに予算とともに企画も枯渇しているテレビ局は、楽だった」(テレビ局社員)。 ただ、そんな中で残酷な現象も起きた。「コンビでやっている芸人の片方だけ切り売りするケースも珍しくない。このまま順調に修業を重ねればコンビで本当のブレイクを期待できた人間は、ペースを乱された形になった」(芸能ライター)。確かに、「え、この人、ピンじゃなかったの?」と改めて感じる芸人も少なくない。 ネタ見せ番組はほとんどなくなり、テレビ局や事務所の都合で“芸人”のようになってしまった人間はこれからが大変だ。「10年も続いた最長の期間のお笑いブームであるとともに、史上最大に一発屋を輩出するブームにもなったでしょうね」(芸能ライター) 果たして、生き残るのは誰なのか?
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