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社会 2019年04月03日 12時00分
外国製チョコ“大麻”混入でダンス同好会の中高年7人緊急搬送
ついに、大麻が高齢者にまで波及したのか? 3月10日、東京・荒川区で、ダンスの集まりに参加していた50代から80代の高齢男女7人が体調不良を訴えて病院に搬送された。7人は、いずれも手足のしびれや呼吸困難の症状を訴え、病院で尿検査を受けたところ、なんと大麻の成分が検出されたというのだ。 先日逮捕されたピエール瀧のように、ダンスミュージックと薬物は親和性が高い。「7人はいずれもイベントで出された外国製のチョコレート菓子を食べていた。この菓子は、イベント参加者の1人が『アメリカ土産』として持ち込んだもので、警視庁では、この菓子に大麻の成分が含まれていたとみています」(全国紙記者) 今回のケースは、持ち込んだ人物に悪意はなかったようだが、こうした菓子を“隠れ蓑”に大麻を密輸するケースも急増している。 「19日には宮崎県でも、大麻を練り込んだ菓子を国際スピード郵便でアメリカから輸入した男女が逮捕されています。この2人はバターや食用油に、砕いた大麻を混ぜ込んでスナック菓子やグミ、クッキーなどに加工していました」(同) 日本で出回る大麻の大半はアメリカから持ち込まれるという。ドラッグに詳しいライターが解説する。 「アメリカでは、すでに30州で大麻が医療用として合法化され、首都ワシントンなど10州では、たばこや酒などと同じ“嗜好品”として合法化されています」 カナダでも昨年10月に嗜好用大麻が合法化され、フランスでは禁固刑を廃し、罰金をその場で徴収する「たばこのポイ捨て」程度の罰則になっている。 「最近の研究結果で、大麻は酒やたばこよりも依存度が高くないこと、摂取しても脳の萎縮がないことがハッキリしています。先進国で大麻が合法化される傾向にあるのは、これが大きい。北米における嗜好品産業の市場規模は、すでにビール、たばこに次いで大麻が3位になっています」(同) 急成長する市場に、大手食品会社もこぞって参入。ゴールドラッシュならぬ“グリーンラッシュ”と呼ばれているほどだ。 大麻入りチョコレートはマリファナチョコレートともいわれ、ヨーロッパなどの海外では一般的に販売され人気を集めている。大麻は是か非か?
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スポーツ 2019年04月03日 11時46分
率.583 2本 9点、三冠王の巨人・ゲレーロに「俺の知ってるゲレーロじゃない」と逆に困惑するファンも
“打ち出の小槌”とは、まさにこのことなのだろうか。 セ・リーグ本塁打王(35本、2017年)の実績を引っ提げ、昨シーズン中日から巨人へ移籍したゲレーロ。そのキューバ産助っ人が、2年目のシーズンでロケットスタートを見せている。 開幕3連戦(先月29日〜31日/対広島)の1戦目は、スタメンではなく代打で起用されたゲレーロ。9回2死一、二塁の場面で四球をもぎ取るも、チームの勝利には繋がらなかった。しかし、「6番・レフト」でスタメン出場した2戦目は、先制打を含む「4打数3安打4打点」をマークし、チームの今季初勝利に貢献。勢いそのまま迎えた3戦目には、今季第1号となる2ランを打ち込み連勝に導いた。さらに、開幕2カード目となった2日の試合(対阪神)も、「4打数3安打3打点」と大暴れ。3回に今季2号となる3ラン、5回にフェンス直撃の二塁打、7回にライト前ヒットをそれぞれ放った。現在のシーズン成績は「打率.583(12-7) 2本塁打 9打点」と、打撃3部門全てでリーグ1位の数字となっているゲレーロ。この活躍を受け、ネット上には「6番でここまで打てるのは素晴らしい」、「原監督の指導も効いてるのかも」「怪我とか無ければ今シーズンは相当打ちそう」、「このまま好調をキープし続けてほしい」といった期待の声が寄せられている。 一方、中には「俺の知ってるゲレーロじゃないぞ」、「嬉しいけど、さすがに勢いがおかしすぎる」、「同姓同名の別人連れてきた?」、「去年の不振は一体なんだったんだ…」といったコメントも。昨シーズンは「打率.244 15本塁打 40打点」とからっきしだったゲレーロの変貌ぶりに、困惑を覚えたファンも少なからずいるようだ。 とにもかくにも、ここまでは文句の付けようがない活躍を続けているゲレーロ。シーズンはまだまだ先が長いが、果たしてこの好調は一種の“確変”なのか。それとも昨シーズンの不振を乗り越えた、新たなる姿なのだろうか。文 / 柴田雅人
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社会 2019年04月03日 06時30分
〈企業・経済深層レポート〉 三重苦のテーマパーク業界[埼玉・飯能]ムーミンランド大コケの気配
東京・池袋駅から約50分、埼玉県・飯能市の宮沢湖周辺にある通称“ムーミンランド”と呼ばれるレジャー施設「メッツァ」が、本格始動した。 メッツァは、北欧のライフスタイルが味わえる入場無料エリアの「メッツァビレッジ」と、フィンランドの作家トーベ・ヤンソンが小説や絵本で描いた『ムーミン』の世界観を体験できるテーマパーク「ムーミンバレーパーク」の2つのエリアに分かれている。2018年11月に「メッツァビレッジ」が先行でオープンし、3月16日に「ムーミンバレーパーク」が、オープンする運びとなった。 ムーミンランドがあるのはフィンランドのみで、それ以外では日本が世界初。そのことからも、ムーミンファンの期待度はかなり高い。多くのファンが訪れ、盛り上がりそうな気配だ。 しかし、業界関係者の間では「バレーパーク次第では、ムーミンランドは大コケしてもおかしくない」という声が少なくないという。 「最初こそ多くのムーミンファンで賑わうと思います。しかし、テーマパークはリピーターを作れるかが業績の明暗を分けると言われています。賛否両論ありますが、ムーミンバレーパークがリピーターを作れるほどの力があるとは、現状、あまり感じられません」(業界通の経営アナリスト) 一体、どういうことなのだろうか。ムーミンランドが賛否両論あるのは、独特のコンセプトに理由があるという。 パーク内は大きく分けて「はじまりの入り江」「ムーミン谷」「コケムス」「おさびし山」の4エリアがあり、レストランやカフェなどの飲食店、グッズショップ、アトラクション、展示施設などが点在している。おさびし山エリアには、往復約400メートルの宮沢湖面を滑空する「飛行おにのジップラインアドベンチャー」というアトラクションがあるものの、多くのテーマパークのようなアトラクションはほとんどない。 「穏やかなムーミン谷の世界で、ムーミンの物語を追体験ができるというのがムーミンバレーパークのコンセプトです。これまでハードなアトラクションが多かった国内テーマパークとは一線を画し、期待もされていますが、それだけにどれだけの人が満足するのかは未知数です」(テーマパーク業界関係者) 不安要素はこれだけではない。そもそも、テーマパーク業界自体が下火だという。 「テーマパーク業界は、多様化、少子高齢化、消費低迷の三重苦で、かなり厳しい。アベノミクスが好調といってもテーマパークが絶好調時のバブルの頃とは勢いが違います」(観光業界関係者) 一部を除いて、ほとんどのテーマパークはバブル期を境に転落している。 「1990年に福岡・北九州市で、宇宙をテーマにした『スペースワールド』が開園しました。1997年度には、来場者数が年間216万人に達し隆盛を誇りましたが、徐々に入場者が減り経営が悪化。2004年3月期には351億円の累積損失がありました。そして2005年7月に、営業権をリゾート運営会社の加森観光に譲渡したのです」(観光事業関係者) 加森観光は、経営に行き詰まったリゾート施設を買収することによって事業を拡大した。いわば、リゾート再建のプロである。 一時は業績も回復したが、それでも客足は遠のき、スペースワールドは2018年の元旦で長い歴史に幕を閉じた。 長崎・佐世保市にあるテーマパーク「ハウステンボス」も苦しい経営が続いている。 「ハウステンボスは1992年に、2000億円規模の費用をかけて開園。当初は、350万人もの入場者数を誇りましたが、その後は立地の悪さとイベントのマンネリなどから客足が激減。経営に行き詰まり、2003年には民事再生法を申請しています。2010年には、名経営者の澤田秀雄社長率いるHIS(エイチ・アイ・エス)が経営再建に乗り出し、世界最大のイルミネーション(約1300万球)が話題を呼び一時は持ち直した。しかし、2016年の熊本地震をきっかけに客離れが加速して、再び経営が厳しいともっぱらの噂です」(同) 2017年、愛知・名古屋市に新設された「レゴランド・ジャパン」も、開業半年で入場者数100万人は達成したものの、年間200万人には届かず、入場料の値下げを余儀なくされている。 奇跡の大復活をした大阪の「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)」や世界屈指のテーマパークとして定着した、千葉・幕張の「東京ディズニーランド」などを除けば、どこのテーマパークも厳しい経営なのが実情だ。 ムーミンランドは、従来のテーマパークを逸脱した路線で、果たして生き残れるのだろうか。
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社会 2019年04月03日 06時00分
上司のおならは“セクハラ”? 56歳会社員が約1億3300万円の損害賠償請求して話題に
パワハラ、モラハラ、スメハラ…。ここ数年でさまざまな種類の“ハラスメント”が生まれているが、オーストラリアでは誰でもついしてしまう生理現象をハラスメントだとして、訴えを起こした人がいる。 海外ニュースサイト『New York Daily』は3月27日、オーストラリア・メルボルンに住む56歳の男性が、上司におならをされたことで気分を害したとして、会社を相手に120万ドル(約1億3300万円)の損害賠償を求めて訴えを起こしたと報じている。 同記事によると、男性は建築会社で技術者として働いていたが、上司が1日に5〜6回、男性に向かっておならをしていたと報じている。これについて男性は「上司は私に向けておならをしてきたんだ。しかも窓のない部屋で。まさに耐えがたい屈辱だったよ」と話しているそうだ。男性は昨年4月に一度訴訟を起こしているが、その時は訴えを退けられた。しかし男性は納得せず控訴することとなったのだ。男性は「これは間違いなくセクハラであり、いじめである」と主張しているが、上司は「記憶にない」と話しているという。会社は最初の訴えを起こす前に、態度が横暴であるとしてこの男性を解雇している。 このニュースが世界中に拡散されると、ネット上では「おならをすることは人権なのに」「おならがセクハラになるとは…よっぽど臭かったんだな」「このニュースを見て笑いが止まらなかったけど、自分も気を付けなければ」といった声が挙がっていた。 意外にも世界では、おならに関する職場のトラブルは他にもある。 2018年10月には、イギリス・ソーントンヒースのスーパーマーケットに勤めていた当時42歳の男性が、同僚に目の前でおならをされ、そのことを上司に訴えたが何の対処もしなかったとして、会社と上司を相手取り2万ポンド(約290万円)の賠償を求めて訴えを起こした。男性はイスラム教徒で、おならをされたことは「ムスリムに対する嫌悪感の表れ」だと主張した。 また2015年10月には、アメリカ・ニュージャージー州に住む男性が、「おならが臭い」という理由で解雇されたことに対し「不当」だとして訴えを起こした。この男性は食肉加工会社に勤めていたが、勤務中に頻繁におならをし、さらにそのおならが臭かったとして、会社から「食品を扱う現場では不衛生で迷惑だ」と非難され解雇された。男性は解雇前に肥満を解消すべく、胃のバイパス手術を受けている。これがおならの原因だとしており、解雇は一種の差別行為であると男性は主張したという。 おならは我慢していても、ついつい出てしまうものだ。しかし、おならによるトラブルがここまで多いと「ついうっかり」がないよう、気を付ける必要があると言えそうだ。
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芸能ニュース 2019年04月02日 23時00分
残念な舞台裏になってしまった、内田裕也さんのお別れ会
先月17日に肺炎のため死去したロック歌手・内田裕也さん(享年79)のお別れ会が、「内田裕也 Rock'n Roll葬」として、4月3日午後1時から東京・青山葬儀所で営まれる。 各スポーツ紙によると、喪主は、長女でエッセイスト・女優の内田也哉子。葬儀委員長、副葬儀委員長、世話人には芸能界の大物たちがズラリ名を連ねている。 内田さんが毎年主催してきた大みそかの音楽イベント「ニューイヤー・ワールド・ロック・フェスティバル(NYWRF)」を模して、斎場にロックが流れる“ロック葬”になる予定だとか。 弔辞は、半世紀近い親交のある「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠、内田さんの密着ドキュメンタリーを手がけた崔洋一監督が読む予定。また、一般のファンの参列は、同日午後3時からとなるという。 「かなり盛大なお別れ会になりそう。芸能界の重鎮たちが名を連ねていることもあり、芸能人は事務所の垣根を越えて来場しそう。一般のファンもかなりの数の来場が予想される」(ワイドショー関係者) そんなお別れ会の舞台裏を、発売中の「週刊ポスト」(小学館)が報じている。 当初、長年内田さんを支えた個人事務所の女性社長が企画。3月末に都内の斎場で、ファンも参列できるお別れ会が開かれる予定だったが、直前になって急遽延期になったという。 その理由だが、社長は親族との話し合いをせず、日程や会場を次々に決めてしまったため親族との意見の食い違いが目立つようになり、急きょ延期になってしまったというのだ。 「女性社長は死去発表の際は大手芸能プロを頼ったのに、お別れ会は独断で決めてしまった。そのため各方面から“物言い”が付いた」(芸能記者) お別れ会に女性社長が参列するかが注目される。
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スポーツ 2019年04月02日 23時00分
長嶋茂雄4880日視察ルポ 私が入手した「本当の病状」①
ミスターの姿がどこにもない――。“ミスタープロ野球”長嶋茂雄・巨人終身名誉監督(83)の緊急入院(昨年7月)からおよそ9カ月。ペナントレースが開幕する中、長嶋不在は野球ファンはおろか国民の気持ちに大きな影を落としている。 長嶋が公の場に姿を見せたのは、昨年6月の東京ドームでの試合観戦が最後となっている。7月上旬に胆石の治療のために緊急入院し、昨年末に退院していることは周知の通りだが、以前のように外に出かけてリハビリをすることもなくなってしまった。 例年であれば巨人の宮崎キャンプに駆け付け、「勝とう! 勝つ、勝つ、勝つ〜!」と拳を振り上げながら檄を飛ばすことが恒例となっていたが、今年は視察に訪れた山口寿一オーナーによるメッセージの代読のみ。 2月20日の自身の誕生日をすぎ、3月になっても状況は変わっていない。脳梗塞で倒れた15年目の区切りの日となる3月4日(2004年)も動きは全くなく、3月7日に大阪で開かれた関西燦燦会の会合でも、やはり山口オーナーが登場し、ミスターの病状をこう明かしただけだった。「胆石に関しては相当改善して、大きな手術とかは必要なくなった」。「入院がずいぶん長引いたので、さすがの長嶋さんも足腰が弱っている。リハビリが整ってくれば、東京ドームに来てもらえるものだと思っています。いつの時期になるか、今はハッキリしない」。 この3月末に開催予定の燦燦会総会への出席も難しそうだが、4月に入れば公式戦を観戦する予定が入っているという。つまり、「病状は順調に回復しており、体力が戻れば大丈夫」ということだ。 だが現状を見る限り、筆者はそこまで楽観視することができないでいる。特に気がかりなのは、昨年末に退院してから、一度も外出してのリハビリを行っていないという点だ。 ミスターが脳梗塞で倒れて以降、筆者は4880日(3月20日時点)にわたってリハビリを追い続けてきた。雨の日も風の日も暑い日も雪の日も、必ず決まった時間に歩いてリハビリを止めようとしなかったミスターの壮絶な姿は、何度か本誌でもレポートした通りだ。最初は近所でのゆっくりとした散歩から始まり、徐々に強度を上げていく姿はまさに静かなる奇跡。都内の公園に出かけての早歩きや素振りを行うなど、順調な回復ぶりだった。 ところが、昨年6月頃から遠出する回数が減り、近所の軽い散歩だけになるなどルーティンが崩れ始める。リハビリでも早歩きの最中に男性介護士の肩を借りたり、時折、ストップしてうずくまる姿を見せるようになったのもこの頃だ。 最後にミスターの姿を見たのは昨年6月30日、都内の自然教育園での散歩で、翌日からはパッタリとリハビリは行われなくなってしまった。恥ずかしながら筆者が緊急入院を知ったのは『女性セブン』のスクープ記事だった。 それでも気を取り直し、リハビリ先から入院中の病院に通い続けた。極秘入院だったこともあって、当初は危篤の情報も流れたが、筆者の取材の結論は「危篤ではない。元気だ」。長嶋家にごく近しい人物からも「長嶋さんは『外の空気を吸いたい。歩きたい』と言っています。必ず歩きますよ」と聞いていた。 だからこそ、昨年末に退院した際にはすぐにリハビリの再開を確信し、12月14日の朝に東京・田園調布の長嶋宅を訪れた。 だが、筆者の見立ては甘かった。長嶋宅前に立った私の姿を見て、長嶋さんの現役時代から専属運転手を務めているI氏が駆け寄ってきた。この前日、ミスターはI氏の運転するセンチュリーに乗って都内の病院から退院している。 「退院おめでとうございます。よかったですね」 筆者はI氏に笑顔で告げた。親しく言葉を交わすような関係ではないが、ミスターのリハビリ視察も、迷惑が掛からないように遠巻きに見ている筆者の顔は知っているはずだった。 しかし、この日のI氏の表情はこわばったままで、怒りを抑えるような声で私にこう言い放った。 「警察に通報しますよ! もうこの付近をウロウロしないでください」 I氏の真剣な表情からは、現在のミスターが立ち向かっている状況の困難さが垣間見えるようだった。(明日に続く)
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スポーツ 2019年04月02日 22時30分
プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「大木金太郎」“韓国の猛虎”波瀾万丈の頭突き人生
頭突きを武器に日韓で活躍した大木金太郎(キム・イル)。日本プロレスや国際プロレスのエースとしては成功しなかったが、再評価されてしかるべきレスラーの1人であろう。※ ※ ※ 1960年代あたりまでの生まれなら、頭突きのことを「チョーパン」と呼んだ記憶があるのではないか。 朝鮮パンチを略してチョーパン。今となっては真偽は不明だが、朝鮮学校のヤンチャな学生がケンカの際に頭突きを得意としたことで、この呼び名が広まっていったといわれている。 朝鮮半島出身者=頭突きというイメージは、かなり古くからあったようで、大木金太郎は’59年、日本プロレスに入門すると、力道山から直々に「おまえは韓国人だから頭を鍛えなさい」と言われ、以降、それを得意技とするようになった。 頭を鍛えるといっても筋トレでどうにかなるものでなし、ただひたすら額を壁や柱に叩きつけるのみ。頭突きの威力を高めるのと同時に、「自分が痛みに耐えられるようになる」ための特訓を積み重ねた。 そうするうちに、鉄柱に額からぶつかっていっても平気になったというのだから、常人には想像を絶するものがある。 「大木は後年、交通事故に遭ってそのとき頭蓋骨に食い込んだガラス片は手術でも取り除けず、以後は頭突きをするたびに流血するようになりました。さすがに大木自身も痛かったでしょうが、それでも頭突きを続けられたのは若い頃からの特訓のたまものでしょう」(プロレスライター) そうした頭突き一筋のスタイルを支えたのが、大木の信念とド根性だ。 力道山を尊崇し、日本に密入国したのはすでに30歳を間近に控えた頃で、日プロ入門後に20歳そこそこの馬場正平(ジャイアント馬場)やまだ10代だった猪木寛至(アントニオ猪木)とともに「若手三羽烏」としてしごかれたことは、肉体的にも相当な負担であったことだろう。それを耐え抜いた大木の精神力は並大抵のものではない。 力道山の死後には二代目力道山襲名の話も持ち上がったが、これを提案した豊登の失脚により立ち消えとなる。目標を失った大木は、韓国へ帰国して大韓プロレスを旗揚げし、一定の成功を収めたが、運命は大木の安定を許さなかった。 アントニオ猪木の東京プロレスへの参加により、日プロの選手層が薄くなったことで、その代役として大木が呼び戻されたものの、猪木の復帰により三番手以下に格下げられる。その後、猪木と馬場が立て続けに退団したことで、ようやくエースの座が巡ってきたが、頭突き一辺倒の試合ぶりは馬場や猪木に比べると華に欠け、ついには団体崩壊となる。 行き場を失った大木は、なし崩し的に全日本プロレスに入団するが、冷遇を不服として退団。ちょうどその頃に、国際プロレスを退団したストロング小林が猪木と名勝負を繰り広げたのを受けて、大木はターゲットを猪木に定める。★猪木と因縁対決激闘の末の涙! 大木はまず内容証明郵便で挑戦状を送りつけるが、当初、猪木はこれを無視することになる。 「これは猪木というよりも、日プロから新日本プロレスへ参加した坂口征二の意向によるもの。坂口にしてみれば日プロ崩壊直前、新日との合併話に猛反対して潰した大木が、何を今さらというわけです」(同) 猪木としても同じ釜の飯を食った先輩とでは、やりづらさはあっただろうし、後のない大木が何をやってくるか分からないという怖さもあったろう。 しかし、大木は猪木の自宅や宿泊先のホテルにまで押しかけて対戦を直訴。結局、猪木が根負けする格好で試合が組まれたが、大木は「勝利ではなく頭突きで猪木を破壊することが目的」と豪語した。 「ガチとアングルが微妙に混じり合った、のちの小川直也vs橋本真也みたいな状況だったようです」(同) 試合当日、大木は必殺の「原爆頭突き」に懸ける思いから、キノコ雲の絵柄をあしらったガウンで入場。猪木が徹底してこれを封じ込めようとする緊張感あふれる攻防が続く中、ついに頭突きが炸裂する。 防戦一方となり「猪木危うし」の空気が流れるが、中腰で立ち上がった猪木は「もっと打ってこい」と挑発のポーズをとってみせた。 「そのとき額からツーッと一筋の血が流れたのは、プロレス史上屈指の名場面。猪木のものまねで『来い! コノヤロー』とやるのは、これが元ネタです」(同) 大木は挑発に応じて頭突きを連発するが、これを耐え続ける猪木の形相に一瞬ひるんだところに、猪木のナックルパートが炸裂。乱打戦の中、バックドロップを決めた猪木が勝利を収め、激闘に感極まった両者は抱き合って涙を流した。 以後も大木は坂口との因縁マッチなどで、新日に活況をもたらすことになる。これに焦った馬場が、大木を全日に引き抜いたことで抗争は終結したが、それがなければ日本における大木の立ち位置は、また異なっていたに違いない。大木金太郎***************************************PROFILE●1929年2月24日〜2006年10月26日。大韓民国(日本統治時代の朝鮮)出身。身長185㎝、体重120㎏。得意技/頭突き。文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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社会 2019年04月02日 22時15分
“実名レイプ告発”の伊藤詩織氏に山口敬之氏が反訴! ネットに賛否両論渦巻く
元TBS報道局ワシントン支局長の山口敬之氏が自身のSNSに、ジャーナリストの伊藤詩織氏を反訴したと投稿した。山口氏といえば、伊藤氏からレイプされたとして現在、民事訴訟を起こされている。山口氏は投稿で、《「うら若き女性が被害を申し出たのだから真実かもしれない」と憶測を巡らせるのは個人の自由です。しかし女性の訴えはすでに、検察と検察審査会によって、二度にわたって退けられています。犯罪捜査のプロである検察官と、一般国民11人からなる検察審査会が、すべての証言と証拠を詳細に検証した末に退けた女性の訴えを、それでもなお正しいと主張するのであれば、根拠を示すのは当然の義務》 と主張している。訴状には、伊藤氏が訴えているデートドラッグを使ったレイプはしておらず、性行為はお互い合意であること、レイプは伊藤氏の被害妄想、安倍政権への批判的言論による政治的ダメージ狙った行動、性被害を訴えて金銭を得る生業をしているなどが55ページも記してあるという。山口氏は伊藤氏に慰謝料として1億3千万円と全国紙一面に謝罪広告の掲載を要求した。 この山口氏の行動にネット上は賛否両論。《酔っぱらってたからホテルに行ったけど、自分はその気なかったのに相手が求めるから応じた、的な訴状内容でマジで吐くかと思ったわ。どこまで恥知らずなんだ、あの男。。》《自分の罪を認めず意固地にこうでもしないと生きていけないからなのか!? 怒りで腹わたが煮えくり返るという表現がありますが本当にミゾオチあたりから湧き上がる感じです》 などといった山口氏を嫌悪する声から、《山口さんには名誉を挽回してもらいたい》《最初から変だなとは思ってましたが、まんまと嵌められましたね。反訴での勝利を期待しております》《伊藤詩織さんがビジネス展開中、山口さん、相当反撃の証拠を集めてたんでしょうね!》 などと、伊藤氏を非難する声もある。 確かに山口氏が言うように検察審査会で不起訴処分が下り、刑事事件としてはすでに終わった案件である。しかし、この事件は不可解な点がいくつも残っている。そのうちの1つは、当時、警視庁高輪署が逮捕状を取ったにもかかわらず直前になって「上からの指示」で逮捕が見送られた件だ。当時の警視庁刑事部長中村格現内閣官房審議官が自らの判断で逮捕を止めたと『週刊新潮』の直撃取材で認めている。 山口氏は「私はこれから、根拠なく私を誹謗中傷したすべての人物や組織と闘っていきます。虚偽情報をあたかも真実であるかのように流布する、言論と犯罪の区別もつかない発信者を放置すれば、次は無実のあなたが名誉毀損の被害者になるかもしれないのです」と強い口調で記している。反訴したとなると上記のような不可解な点が追求される可能性もあるが、果たしてこれらも裁判で明らかになるのだろうか。
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芸能ニュース 2019年04月02日 22時00分
矢口真里、6年越しで“クローゼット不倫”のイメージを払拭? 挙式後のご祝儀仕事に期待
昨年3月に元モデルの一般男性と再婚した、元モーニング娘でタレントの矢口真里が、大安の先月28日に沖縄県で挙式していたことを、一部スポーツ紙が報じている。 記事によると、矢口は昨年10月に更新した自身のブログで、「旦那さんと弾丸で沖縄旅行へ とにかく沢山食べました」と報告しており、沖縄は夫婦にとって思い出の地だったという。 「今後、SNSなどで挙式の様子を小出しにしていくのでは。現在、レギュラー番組が2本あるが、そこで挙式のことを明かせば、ネット上で話題になりそう」(芸能記者) 矢口といえば、13年5月、同年2月に自宅にて現在の夫である元モデルの男性と不倫中、夫で俳優の中村昌也が帰宅し、鉢合わせとなったことが一部の報道で発覚していた。 「その際、不倫相手をクローゼットに隠したということが明らかになり、いつの間にか“クローゼット不倫”と呼ばれてしまった」(同) 不倫報道を受け、同月に離婚届を提出。さらに、翌6月までに全てのレギュラー番組を降板。雑誌コラムも連載打ち切りとなり、メディアへの露出がゼロとなってしまった。 その後も不倫相手との交際を続けていたが、出演した番組で再婚の意思がないことを明らかに。そんな発言のせいもあってか、16年3月末から出演した「カップヌードル」(日清食品)のCMがテレビで放送されたが、視聴者から苦情が殺到したため、翌4月上旬に打ち切りになる事態もあった。 「徐々に仕事は増え、不倫のダメージも回復。いまではネタにできるほど回復。しっかり挙式も終えたので、“ご祝儀”のような感じで仕事が増えそうだ」(テレビ局関係者) とりあえず、地上波のレギュラー復帰が当面の目標か。
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スポーツ 2019年04月02日 22時00分
東京五輪で“期待される”卓球「韓国&北朝鮮」合同チームの大ゲンカ
韓国が来る東京五輪に向け、北朝鮮との合同チームで挑む方向で国際オリンピック委員会(IOC)を交えた三者会談が進められていた。 「バスケットボール、ホッケー、カヌー、そして、卓球の女子の4競技がその対象とされていました。バスケとバレーは合意できました」(スポーツ協会詰め記者) ところが、韓国の競技協会が代表候補に面談し、北朝鮮との合同チームについて聞いたところ、「ノーサンキュー」の声が多いことが分かった。NGを突き付けたのは卓球である。 「卓球には団体戦があります。ダブルスで南北合同チームとなった場合、息が合うかどうか分かりません。イデオロギーでNGを出したのではなく、即席チームでは勝てないというのが理由のようです」(同・記者) 卓球の南北合同チームというと、1991年の世界選手権で女子団体は優勝している。今もそうだが、当時から中国が圧倒的な強さを誇っていた時代だ。また、昨年の世界選手権団体戦でも、やはり女子は合同チームを結成している。 「91年の優勝があるので、政府関係者は南北の合同チームになれば好結果が出ると簡単に思っているようです。昨年も米朝首脳会談の流れがあり、合同チームに好意的な声が世界中から上がりました」(特派記者) 韓国政府は卓球の合同チーム結成に向け、水面下でもう一度働きかけるという。政治的な狙いも含まれてのことだろう。 「昨年の世界選手権では、現地入りしてから合同チームの結成が発表されました。東京五輪での卓球の合同チームは見送られるとの見方は支配的ですが、サプライズで急変ということも十分に考えられます」(前出・同) プロレスのタッグ戦では、息が合わずに仲間割れし、相手チームを無視して「仲間同士で場外乱闘へ」なんてシーンもある。 仲間割れはプロレスの醍醐味であり、専売特許だ。しかし、韓国が政治的謀略で卓球・合同チームを強行した場合、プロレス顔負けの場外乱闘が見られるかもしれない。
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今、世界中のニュースサイトで話題。日本発、5,000万円の美しすぎる女性の肖像画とは?
2014年03月13日 17時35分
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塩ノ谷早耶香 5th Single “Like a flower” リリース決定!
2014年03月13日 16時40分
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芸能ニュース
大きな愛で家族を包む中尾明慶
2014年03月13日 15時30分
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アイドル
NMB48 山田菜々 メンバーにされるモノマネは似ている!?
2014年03月13日 15時30分
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噂の深層 北乃きい、本当は清純派を捨てたい!?
2014年03月13日 15時30分
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お願い!声優★ランキング第二回<山寺宏一の変>
2014年03月13日 15時30分
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スポーツ
元西武・金森栄治氏が高校野球の監督に就任 新制度生かして…
2014年03月13日 15時30分
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芸能ネタ
ビートたけし「お別れの会」欠席 やしきたかじん遺族「骨肉の争い」裏(2)
2014年03月13日 14時00分