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率.583 2本 9点、三冠王の巨人・ゲレーロに「俺の知ってるゲレーロじゃない」と逆に困惑するファンも

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原監督

 “打ち出の小槌”とは、まさにこのことなのだろうか。

 セ・リーグ本塁打王(35本、2017年)の実績を引っ提げ、昨シーズン中日から巨人へ移籍したゲレーロ。そのキューバ産助っ人が、2年目のシーズンでロケットスタートを見せている。

 開幕3連戦(先月29日〜31日/対広島)の1戦目は、スタメンではなく代打で起用されたゲレーロ。9回2死一、二塁の場面で四球をもぎ取るも、チームの勝利には繋がらなかった。

しかし、「6番・レフト」でスタメン出場した2戦目は、先制打を含む「4打数3安打4打点」をマークし、チームの今季初勝利に貢献。勢いそのまま迎えた3戦目には、今季第1号となる2ランを打ち込み連勝に導いた。

さらに、開幕2カード目となった2日の試合(対阪神)も、「4打数3安打3打点」と大暴れ。3回に今季2号となる3ラン、5回にフェンス直撃の二塁打、7回にライト前ヒットをそれぞれ放った。

現在のシーズン成績は「打率.583(12-7) 2本塁打 9打点」と、打撃3部門全てでリーグ1位の数字となっているゲレーロ。この活躍を受け、ネット上には「6番でここまで打てるのは素晴らしい」、「原監督の指導も効いてるのかも」「怪我とか無ければ今シーズンは相当打ちそう」、「このまま好調をキープし続けてほしい」といった期待の声が寄せられている。

 一方、中には「俺の知ってるゲレーロじゃないぞ」、「嬉しいけど、さすがに勢いがおかしすぎる」、「同姓同名の別人連れてきた?」、「去年の不振は一体なんだったんだ…」といったコメントも。昨シーズンは「打率.244 15本塁打 40打点」とからっきしだったゲレーロの変貌ぶりに、困惑を覚えたファンも少なからずいるようだ。

 とにもかくにも、ここまでは文句の付けようがない活躍を続けているゲレーロ。シーズンはまだまだ先が長いが、果たしてこの好調は一種の“確変”なのか。それとも昨シーズンの不振を乗り越えた、新たなる姿なのだろうか。

文 / 柴田雅人

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