質問に答えてくれたのは、クリエイティブディレクターの大八木翼氏(SIX)。なぜ今回のような作品を作るに至ったのか? 「プラチナという素材の持つ“永遠に美しく輝く”というメッセージを伝えたかったんです」。なるほと確かに、筆者も実際に作品を見せてもらったのだが、その美しさに思わず息を呑んでしまった。作品から放たれる神々しいまでの輝きを支えているのは、一粒一粒のプラチナ。肖像画はすべて、小さなプラチナの球のみで描かれている。その数なんと約13000個、総重量は約1?!
この超高難度の製作を担当したプラチナ・ギルド・インターナショナルは、プラチナ・ジュエリーの国際的広報機関。4人がかりで、緻密に計算された下絵に手作業でひとつずつプラチナ球を埋め込んでいったらしい。その技術はさすがと言うべきだろう。
特設サイトでは、プラチナの肖像画のオリジナルオーダーも受け付け中。ただし、最低価格はこちらも5,000万円! さらに、購入する人のリクエスト次第でプラチナの使用量は無制限対応可能とのことなので、「もっとデカいポートレイトを作ってほしいんだけど!」という豪気な人が、この“永遠に残る肖像画”に億単位の投資をすることも可能だ。「1億円以上の買い物をポンってする人、世界には存在するんですよね。例えばカニエ・ウエスト夫妻(妻のキム・カーダシアンも超セレブ)とかアラブの王様とか、そういう方々からオーダー来ないかな、と思っています(笑)」(大八木氏)。
素材と手間暇を考えれば妥当な価格ではあるが、我々庶民が手を出せるシロモノではないことも明らか。購入は札束で鼻をかむような(※あくまでイメージ)セレブたちに任せて、ひとまず特設サイト上で舐めまわすように鑑賞してみようではないか。サイトでは、肖像画のプラチナを一粒一粒まで拡大することができるので、是非皆さんにもプラチナの美しさに酔いしれて頂きたい。そして5,000万円は無理かもしれないが、ここぞという時は、大切な人にプラチナのジュエリーのプレゼントはどうだろうか。永遠の輝きを、一生一緒にいたい人へ。
【特設サイト】「PLATINUM SPHERE PORTRAIT」
http://platinumsphereportrait.com/