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元西武・金森栄治氏が高校野球の監督に就任 新制度生かして…

 プロ野球の西武、阪神、ヤクルトで外野手として活躍した金森栄治氏(57)が4月1日付で、石川県の私立・金沢学院東高の野球部監督に就任することが決まった。契約期間は3年。

 従来、プロ野球経験者が高校野球の指導者になるためには、「中学、高校で2年の教諭歴」という高いハードルがあったが、昨年、学生側が歩み寄って、これを撤廃。新設された研修制度を受ければ、プロ経験者が高校、大学での指導資格を短期間で回復できるようになった。金森氏は昨年7月の研修を受け、1月20日に資格を認定された。新制度を使って、高校野球の監督に就任したのは、金森氏が初。

 金森氏は「ふるさとで高校野球の監督を務める機会を得られ、大変うれしい。知識と経験をしっかり伝えたい」とコメントを発表した。

 金沢出身の金森氏はPL学園、早稲田大、プリンスホテルを経て、81年のドラフトで2位指名され、西武に入団。

 2年目に頭角を現し、4年目の85年にはレギュラーを奪取し、初の3割をマーク。同年にはオールスター戦にも出場し、ベストナイン、ダイヤモンドグラブ賞を受賞。その一方で、84、85年は2年連続パ・リーグの死球王となり、「爆笑生傷男」とも呼ばれた。

 88年シーズン途中に阪神にトレードされ、貴重な控え選手としてプレー。92年オフに自由契約となり、ヤクルトに入団し、代打の切り札として活躍したが、96年シーズン限りで引退。

 現役を退いた後は、ヤクルト、西武、阪神、ソフトバンク、ロッテで打撃コーチ(補佐含む)を歴任し、その卓越した打撃理論には定評がある。07〜09年にはBCリーグ、石川ミリオンスターズで監督も務めた。12年限りでロッテを退団し、昨年は解説者として活動していた。

 現役通算1048試合に出場、2159打数583安打27本塁打239打点50死球、打率.270。
(落合一郎)

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