新日本
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スポーツ 2011年03月25日 15時30分
T-1二見社長、フタミデーの大激白!「さくらえみ、引退する市井舞なんかどうでもいいから、文句があるならオレと戦え!」
平成23年2月3日(フタミイヤーのフタミデー)に開催の『T-1興行』(東京・新木場1st Ring)を満員の観衆を集め大成功に収めた、「チケット&トラベルT-1」の二見社長。興行が成功したとはいえ、この人がこれに満足するハズもなく、試合後の独演会でブチ撒けた怒りの炎は、今も渦高く燃え盛っているのだ! 「独演会の続きがあるから、来い!」と、2月23日(この日もまたフタミデー!)に水道橋「T-1」に呼び出されたリアルライブ記者は、またも二見社長の大断罪大会をナマで拝聴することとなった−−。 以下、二見社長の大激白を、2・3大会の総括&市井舞問題の前編、そして本題の大断罪大会の後編と、2回にわたりお送りする。ファン・関係者は震えて待たれたし!?<第1試合 松澤チョロデビュー戦 HGカップ対伝説の記者 シングルマッチ 23分1本勝負>○キラ☆アン(11分21秒 腕ひしぎ逆十字固め)●松澤チョロ【松澤チョロを断罪】 この試合はセコンドに付いたからな。まあ、ひどい試合だった。チョロが悪いよ。確かにドロップキックは上手かったが。でもこの試合は最低。 何よりもチョロが真剣にやってないのが全て。試合前エラソーに、笑いを取る気はないと言っておいて、安易な笑いを取ったりとか。笑いを取っておきながらテレもあったからな。話にならん。一番悪いのは、相手へのリスペクトが全くなかったところ。キラ☆アンは一生懸命試合を成立させようとしてた。 しかもチョロのヤツ、試合終わった後に、外で勝手にインタビュー受けて動画を回してたんだよ。主催者に話を通すのがスジだろ。回したヤツが、元kamiproの連中で。オマエら、オレのこと舐めてんの? 常識が分からないなら身体で教えてやろうか? で、その動画を観たら、キラアンを侮辱する発言までする始末。プロレスを貶めるのなら来ないで結構。ツイッターでもエラそうに呟いていたから、それは怒ったし。 チョロ曰く、猪木vsアリ戦ばりに制約だらけの試合だったとか…。言ったもん勝ちの世界だな。負けて、あんな試合をして、よくここまで吠えることができるわ(呆)。 チョロの一番いいことは、客を呼んだことだよ。これは主催者目線の意見だけどな(笑)。平日の新木場に20人のチョロファンを集めたのは大したモノ。レスラーとしては使うことは出来ないが、マネージャーとしてならアリ。まあ、出ないと思うけどな(笑)。<第2試合 アームレスリング世界王者対喧嘩女王 シングルマッチ 23分1本勝負>○山田よう子(8分15秒 KO)●押野愛子 ※右フック【賛否両論と女子格】 この試合は賛否両論。フィニッシュが衝撃的だったので、凄かったという意見と、あっけなくて試合がアマチュア、という批判もあったりと。観客のほとんどはプロレスファンだから、プロレスらしからぬ試合に違和感があったのかもな。 でもあのフィニッシュ見たら皆恐れて、誰も山田選手と試合やりたくないんじゃないか? ただ山田選手が良かったのは、この試合に対して本気で取り組んでいたこと。チョロとは違う。山田選手には女子格(女子格闘技)のパイオニア的な存在である、藪下めぐみと対戦してほしい。面白いと思うし。あんなバチバチに試合をやっちゃたら、藪下以外女子プロレスラーとは難しいな。おっしー(押野)は、今度はプロレスの試合でチャンスを与えたい。 あと女子格は興行が減って先が見えないね。実際、ヴァルキリーは今年に入ってから1回も興行が打ててないし、スケジュールも発表できていない。ヴァルキリーだけじゃない、ケージーフォースもDREAMもSRCもK-1も。これだけ試合が組めないというのは異常事態。今年に入ってから、一度も試合ができない女子格の選手が続出している状況もあって、T-1で女子格と女子プロの架け橋ができれば。プロは試合をやってナンボの世界。プロレスラーとは無理でも、女子格同士のプロレスの試合があってもいいんじゃないか。 女子格の選手で上がって欲しい選手? T-1興行を観に来た、ヴァルキリーフェザー級王者のV.V.Mei(ヴィー・ヴィー・めい)選手や、昨年末にトーチュウの一面を飾った、ヴァルキリー無差別級王者の中井りん選手は、私見になるが向いていると思う。<トークライブ 10分1本勝負 ターザン山本!(元『週刊プロレス』編集長)vs 草間政一(元新日本プロレス社長)>【消化不良】 これ観ていないんだけど、色んな方から聞く限り、草間氏が消化不良だったらしいな(笑)。うまく核心をはぐらかしちゃったとか。それじゃトークライブの意味がないよな。 「アレじゃ何しに来たのか、意味がわかってない」って、ターザン氏も呆れてたくらいだったし。ターザン氏は一生懸命盛り上げようとしてたみたいで。「新日本の○○の年俸が○万円」とか、ファンは実名でハッキリ聞きたいのに。何でもありのT-1で言わないでどうするんだって話だろ? 草間氏も、オレとのトークライブの時はガンガン喋ってくれたのに。リングに上がると警戒しちゃってダメなのか? ターザン氏の相手は、オレしか務まらないと思うな。 ファンからは「次にトークショーやる時は二見が直々に出てこなきゃダメだ」とか「トークショーや歌のコーナーをなくして独演会を長くしてくれ」と言われまくった(苦笑)。試合以外で何度も出るのはシンドイので、ご期待に応えて、次回大会はトークショー無しで独演会の時間を延ばそうか、と。<メインイベント お騒がせコンビ対最後のNEO戦士 タッグマッチ 23分1本勝負>二見社長、ザ・グレート・サスケ(5分5秒 無効試合)勇気彩、野崎渚 ※サバイバル飛田乱入により<再試合 フタ・ミ式タッグマッチ 23分1本勝負>○二見社長、ザ・グレート・サスケ(10分49秒 体固め)勇気彩、野崎渚、●サバイバル飛田 ※裏拳【あゆぷろ田中社長】 まず感謝したいのが、今回よりスポンサーになってくれた「あゆプロ」の田中忠幸社長が、サスケ選手と二見のコンビを実現させてくれた、と言っても過言ではない。田中社長に、サスケ選手を紹介したら、マット界随一のお騒がせコンビが実現する運びになったんだ。人と人との出会いって、ホント大事だね。【住宅ローン未払い問題】 サスケ選手が今回参戦してくれて、本当に良かったと思うよ。プロとは何たるかを、リングの上で周囲に示してくれたしな。T-1のリングに上がる同時期に、ちょうどタイムリーに住宅ローン未払い問題が起こって、そのこともリング上でしっかり話しただろ? あれこそがプロだよ。ファンのニーズに100%応えた。草間さんとは違う(笑)。【最後のNEO戦士】 今回は何よりも“最後のNEO戦士”の勇気と野崎をリングに上げたことが大きい。NEO所属の5選手のうち3人が引退し、残った2人こそが最後のNEO戦士なんだ。実はT-1旗揚げ以来参加してない団体がNEOだけだった。だから彼女たちは前々からT-1のリングに上げたかったんだ。 ちょうどNEO解散とT-1興行開催の時期が重なって、彼女たちが参戦表明した5日後に、井上京子選手がディアナの旗揚げを発表して彼女たちがディアナ所属となった。だから、勇気&野崎の二人を「最後のNEO戦士」と紹介できたのはT-1興行が最初で最後だったんだよ(笑)。サスケ選手の件といい、そういうタイミングが重なる運の良さというのが、T-1興行にはあるな。【因縁のサバイバル飛田と決着】 サバイバル飛田が乱入して来るのは、ネットであれだけ予告してたので想定内。はっきり言って、飛田はただのストーカー。ここで決着を付けておかないと、毎回大会を邪魔されるし。あの“CG攻撃”は予想外だった(苦笑)。会場からも厳重注意を受けた。それにしても、「井上京子の了承取った!」とかアピールしていたが、勇気も野崎も聞いていないと言っていたし、京子選手に確認をしたら、連絡なんか来ていないって。ヒドいヤツだよ。 オレと飛田の絡みは、殺伐したカタい緊張感が漲ってたとファンに言われたよ(笑)。思いっきりアイツの背中に蹴り入れてやったしな。しかし飛田へのブーイングが少なかったな。大ヒールとして客に迎えられると思った。ぶっちゃけ、飛田って誰? みたいな反応だったな(苦笑)。まあ飛田とは決着ついたから、アイツとやるのはもういいだろ。 しかしサスケ選手が飛田とやりたいと言っているから、次はサスケvs飛田のシングルでもいいかもしれない。状況次第にもよるが、もう一度二見&サスケ組を再結成するかもしれないし。そしたら相手は飛田&市井舞組になるのか? 飛田とやるのは嫌というより、生理的に駄目だな。あと面倒なヤツなんで(笑)。【トンパチ市井舞乱入とさくらえみを糾弾】 市井の狂ったマイク、アレは驚いた。飛田の乱入も食われたな(笑)。市井一人が全部持ってってしまった。それに飛田と市井が接点あるのも驚きだな。 市井が総合ルールで対戦するのもアリだし、オレが女子格の選手と練習積むのも面白いだろう?(笑)。市井とは最初はタッグが妥当かな。できれば、自分以外は女子でカード組めれば理想。二見&山田組vs藪下&市井組とかも面白いと思うし。次のT-1興行は6月頃を考えてるんだけど。 あれだけデカいことを言ったんだ。何がなんでも市井は、次のT-1のリングに上がってもらわないとな。実は、前々から市井のことは気になっていた。T-1に上げたいと思ってたんだよ。ヨソで活かせない選手をうまく扱うというのも、T-1らしいだろ?(笑)。市井は、T-1興行に出場したことがある長野美香のことを「あの中途半端な女」とか、好き勝手言ってたからな。そのことをオレがブログで批判したのを市井が根に持ってて、それでこの間乱入してきたらしいな(笑)。 しかしあの「クビだよ!」発言は呆気に取られた。同時に、市井らしくて面白いと思ったよ。 クビ発言は波紋を呼び、さくらえみ(アイスリボン代表)とのいきさつなんだが、まず2月6日の夕方に、「クビになったんですか?」というファンからのツイッターの質問に対して、さくらは否定したんだよ。しかも、「これからのプロレス人生でそういうことにしていきたいということなら、アイスリボンをどう利用してくれてもかまわない」とか、「他者を貶めたり、決してケンカをしたりしないでください。私たちはそれを望みません」と、さくらは保身と市井がアイスを貶めたかのような書き方をしやがった。 そしたら同じ日の23時に、市井が自身のブログで謝罪しちゃったわけだ。その日のうちにだぞ。女子の縦社会ならではだな。 さくらえみに言いたいのは、市井なんか気にするなと。これでは、大御所たちがやってきたことと変わらんぞ。プロレスラーならトラブルをリングの上で解決すりゃいいのに、何故密室で圧力かける形で済ますんだ! さくらは何年プロレスやってんだ! 市井はトラブルメーカーなんだから、クビにしたところでアイスリボンのイメージダウンにならないだろ。過剰反応するってことは、何かヤマしいところがあるんじゃないのか? せっかく市井は、T-1で生き返ろうとしているのに、彼女を潰そうとしている。迷惑というより、営業妨害。さくらよ、市井に圧力をかけるのは止めろ! 文句があるならオレに言ってこいや! さくらに対する一番の牽制は、T-1で市井をメインで抜擢すること。 アイスリボンは市井を、前座の第1試合とか、そういうポジションしか与えてなかった。市井は腐っていたからな。市井だけじゃないぞ。女子格の藤野恵実選手も飼い殺し。市井が問題児なことは確かだけど、その問題児をリングで活かせなかったのはさくら、オマエだよ! さくらも、市井も、どっちもプロとして問題があるよ。 女子の人間関係は難しい。市井も格闘技の下地があって実際は強いからな。その強さのせいで、団体内の人間関係をギクシャクさせてしまうというのがあるし。 しかしさくらはどうして、週プロにもサムライTVにも扱われないT-1を、そこまで警戒するんだ? 二見を警戒してるんだろうな。それにしてもリング上の敵である市井を、こんなに一生懸命擁護してるんだ(笑)? 新しい断罪パターンだな(笑)。※ところがこのインタビュー後の2月28日に、4月15日の『Beginning』新宿FACE大会の華名戦をもって引退することが電撃決定! 二見社長に電話取材を試みた。 −− 市井戦手の引退についてですが。 二見 最初は、ブラックジョークかと思ったよ。引退報道の第一報が断罪した週プロで、引退試合の相手が同じく断罪中の華名だろ。市井の居場所が無くなったけどな。この引退、裏があるかと思ったが。でも市井には呆れたよ。 −− 呆れましたか? 二見 公式発表で、市井が引退のコメントを出していないのが一番の問題。引退するのに、引退理由を述べないなんてあり得ない。一度市井からメールが来たが、1日も早く引退の理由を話すべきと指摘した。遅くなればなるほど、何かあるのかと思われても仕方がない。市井に言いたいのは、このまま辞めたら、本当の意味で中途半端な格闘技人生で終わる。T-1とジュエルスに出てから、辞めるのが筋だ。ただ、結局のところ、こういう不義理なことをする選手なんだなと。 −− 次回大会はどうするんですか? 二見 いずれにしても、市井は筋を通さないで辞める。放っておくしかない。それよりもさくらえみ、引退する市井なんかどうでもいいだろ。文句があるならオレと戦え! 市井舞のT-1参戦は、このまま幻と消えるのか!? どうなる市井舞、どうなるT-1興行!? 次回後編まで待て!!※このインタビューは、3月11日の東日本大震災以前(2月23日)に行われたインタビューです。震災の諸影響により、掲載が遅れましたことをお詫びいたします。二見社長、予告通りサバイバル飛田を返り討ちし、週プロ断罪&襲撃宣言! 2・3『二見記念日 T-1スペシャル』(リアルライブ)http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/52384035/チケットショップ『T-1』二見社長インタビュー「T-1興行に一番引っ張りたい女子レスラーは、風間ルミ! 最終目標は、大仁田厚とインリン様!」(リアルライブ)http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/15503228/なぜチケットショップの社長がリングに上がるのか? 『T-1』二見社長インタビュー「5万のグラサンも割られたし、離婚もした。でもT-1興行を続ける!」(リアルライブ)http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/45274121/
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スポーツ 2011年03月24日 15時30分
永田裕志、新日本プロレスのリングの上から東日本大震災の被災者に青義のエール
新日本プロレスが毎年春に行っているシングルでのトーナメント戦『NEW JAPAN CUP』。今年も各地で熱い闘いが繰り広げられ、迎えた決勝の舞台は20日の兵庫・尼崎大会。永田裕志は矢野通を、中邑真輔は真壁刀義をそれぞれ下し、決勝戦に進出した。 序盤はグラウンドとキックの攻防という格闘技スタイルが展開。試合が大きく動き出したのは10分が過ぎた頃。永田はコーナー上からエクスプロイダー、白目式腕固めとたたみ込みペースを握った。 その後、息を吹き返した中邑がキックやボマイェで反撃したものの、バックドロップからバックドロップホールドへとつないで、永田が4年振り2度目の優勝を飾った。 下馬評では中邑有利だったこともあって、意外な結末に場内からは熱烈な永田コールが。 リング上でのインタビューの際、 「このパワーを東北で苦しんでいる皆さんに送るしかない。それがプロレスのパワーなんです。プロレスのパワーは永遠に不滅です」と被災地に向けて励ましのエールを送った。 この結果によって永田は、4月3日の後楽園ホール大会で、IWGP王者の棚橋弘至への挑戦権を獲得。久しぶりとなる王者返り咲きも夢ではなくなった。
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スポーツ 2011年03月11日 15時30分
快挙! 沖縄プロレスの地上波テレビレギュラー放送決定!
昨今、あまり明るい話題がないプロレス界に久しぶりに、ビッグなニュースが舞い込んできた。 沖縄プロレス(スペル・デルフィン社長)が、地上波テレビでレギュラー放送されることが明らかになったのだ。放送するのはTBS系列のRBC琉球放送で、毎週土曜深夜24時半〜24時58分までの28分枠。初回放送は4月16日。番組名は「リングに来ないかっ!」。初回放送では、3・12デルフィンアリーナ国際通り大会でのダブルタイトル戦等がオンエアーされる。 「リングに来ないかっ!」は試合中継、ゆいまーる企画、オーディション企画の3本立て。ゆいまーる企画はレスラーに手伝ってほしいことを視聴者から募集。幼稚園での読み聞かせやさとうきびの収穫、逃げた猫の捜索などを、ボランティアでお手伝いするもの。オーディション企画の第一弾は「女子プロレスラー」。「沖縄プロレスでデビューすれば、プロレスだけではなく、CDやDVDデビューも夢じゃありません」を謳い文句に、応募を募る。 同番組は試合一辺倒の内容ではなく、バラエティー色もふんだんに加え、プロレスに興味がない視聴者でも楽しめる番組作りを目指す。 沖縄プロレスは08年7月に旗揚げ。那覇市随一の繁華街、国際通りにあるデルフィンアリーナを拠点に、水曜日を除く週6日、興行を開催。旗揚げ当初より、CS放送のスカイAがおおよそ2〜3カ月に1回、不定期放送していたが、今回、悲願の地上波レギュラー放送となる。 09年3月に日本テレビが「プロレスリング・ノア中継」から撤退して以降、地上波で全国中継されているのは、テレビ朝日の「ワールドプロレスリング」(新日本プロレス)のみ。他では全日本プロレスが千葉テレビなどのUHF系で細々と放送されているだけ。沖縄ローカルといえ、旗揚げ3年目の新興団体に地上波テレビが付くのは画期的。視聴率が良ければ、TBSでの全国放送も夢ではない。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)※関連記事沖縄プロレス、“人気沸騰”の宮古島にも初進出! 南の果てで“観光プロレス”躍進!http://npn.co.jp/article_mroonga/detail/25293804/
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社会 2011年02月21日 17時00分
文京区西村修に続き、元新日本プロレス・木村健悟氏が品川区議選に出馬表明!
昨夏の参院選で落選した西村修(全日本プロレス)が、4月に行なわれる統一地方選挙(4月17日告示、24日投開票)にて、文京区議選に立候補することは、リアルライブで報じた通り。今度は西村の新日本プロレス時代の先輩である元プロレスラーの木村健悟氏(57)が、2月20日、品川区議選に出馬することを表明した。 木村氏は98年の参院選に民主党の比例代表で立候補したが落選。これが、13年ぶり2度目の政治家へのチャレンジとなる。夫人の木村洋子氏(民主党)は、5期務めるベテランの目黒区議。長男・木村寛紀氏も07年に東京都議補選、大田区議選に出馬した経験があり(いずれも落選)、まさに政治ファミリーといえる。 木村氏は昨年末に選挙へのトライを決意。すでに、品川区内の駅前で街頭演説なども行なっており、満を持しての出馬表明となった。現時点では政党の公認は受けず、無所属で出るもようだ。 大相撲(宮城野部屋)からプロレスに転向した木村氏は、72年に日本プロレスに入門。73年には坂口征二(新日本プロレス相談役)らとともに、新日本に移籍。初代IWGPタッグ王座、NWAインター・ジュニアヘビー級王座などを奪取した。藤波辰爾(ドラディション代表)とのライバル抗争は、人気を博した。03年4月の西村戦を最後に引退。引退後はスカウト部長として、フロントとして活躍したが、06年に退職。最近では目黒区内でリサイクルショップを経営していた。 現役バリバリの西村と違い、表舞台から消えて久しい木村氏には、もはやプロレス時代の知名度はあまり通用しないだろう。目黒区が地元であることから、地元外での出馬にも不安が覗く。いかに品川区民に、“人間・木村健悟”をアピールするかが勝負の分かれ目になるのではなかろうか。 出馬表明後、引退試合の対戦相手でもあった西村から電話で激励を受けたという木村氏。区は違えど、品川区と文京区で新旧プロレスラーの熱いバトルがスタートする。木村氏は「区民の皆さまと行政のパイプ役をやりたい」と意欲を見せる。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)
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スポーツ 2011年02月21日 13時30分
力道山ベルトも巻いたプロレスラーが窃盗で逮捕!
力道山も腰に巻いた伝統あるアジアタッグ王座を保持したこともあるフリーのプロレスラー、NOSAWA論外(34=本名:野沢一茂)が窃盗容疑で宮城県警仙台中央署に逮捕された。 同選手は新日本プロレス2・20仙台大会に出場するため、仙台に滞在。酒を飲んでタクシーでホテルに帰ろうとしたが、宿泊先が分からなくなり、なかなか到着しないことに腹を立て運転手と口論。運転手が110番通報するため、車を降りたところ、運転席に移りタクシーを数10メートル運転。20日午前2時頃、仙台市青葉区中央の路上で、駆けつけた警察官に窃盗容疑で逮捕された。NOSAWA論外は無免許だった。同選手は「運転はしたが、盗んではいない」と容疑を否認しているという。 NOSAWA論外は以前、全日本プロレスの昨年4・4後楽園大会を無断欠場した前歴がある。同団体から公式な欠場理由の発表はなかったが、深酒による寝坊が原因ともいわれている。その後、レギュラーだった同団体からはスポット参戦に切り替えられ、出場機会が減っていた。新日本には1・26千葉大会から参戦したばかりで、小島聡(フリー)、TAKAみちのく(K-DOJO)らと小島軍を結成していた。 団体イメージを考慮して、新日本も全日本も当面はNOSAWA論外の起用を見合わせることが濃厚。逮捕を受けて、3・1後楽園に参戦予定であったドラゴンゲートが早々に、出場取消を発表。せっかくつかんだメジャー団体でのチャンスも、酒が原因で潰すことになってしまった。 自らがリーダー的役割を担っているユニット、東京愚連隊の自主興行が4・1新宿で開催される予定だが、場合によっては大幅なカード変更などが生じる可能性もある。 リング上で悪いことをしても、リングを降りれば一社会人としての常識が求められる。酒を飲むなとはいわないが、人様に迷惑をかけるのは、それこそ“論外”。彼には猛省を促したい。(ジャーナリスト/落合一郎)
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スポーツ 2011年02月05日 16時30分
二見社長、予告通りサバイバル飛田を返り討ちし、週プロ断罪&襲撃宣言! 2・3『二見記念日 T-1スペシャル』
平成23年2月3日の「フタミデー」に、新木場1st RINGでT-1興行が開催された。メインは二見社長とザ・グレートサスケのタッグが、元NEO女子プロレスの勇気彩、野崎渚を迎え撃つミックスドマッチ。 第1試合は、キラ☆アンvs松澤チョロ。元『Kamipro』記者の松澤チョロが勝利した場合、キラ☆アンは下着姿になる。チョロが敗北した場合のペナルティは未定。 試合はチョロが意外にもマトモなフォームのドロップキックを放ち、キラ☆アンのエルボーを喰らいダウンする際に、両手を広げ懸命に後ろ受け身を取るなど、最低限の練習の成果を見せて健闘するも、やはりなすすべもなく、三角絞めからの流れの腕ひしぎでギブアップ。 負けたチョロはデビュー戦ながら「プロレス引退」を言い出し観客を笑わせるが、二見社長はこれに、 「オマエにプロレス無理なのはよ〜くわかったよ。その代わり次のT-1興行に女子レスラー連れてこい! ただし、ギャラはチョロ持ちだ!」 と突き放し、さらなる爆笑を誘った。 第2試合は山田よう子vs押野愛子。アームレスリング世界王者対喧嘩女王のガチンコ格闘技対決。第1試合とはうってかわったバチバチの対決は、 場外乱闘もありのヒートアップの末、山田がパンチで押野をKO。押野は試合後も立ち上がれず、運ばれていった。 さて、ここで最近二見社長に急接近中のターザン山本!氏が、元新日社長の草間政一氏と10分間のトークショー。例によって一人炎上状態のターザンが、 草間氏から新日のヤバイ話を色々聞き出そうとするも、草間氏はうまくかわして、ややかみ合わないまま対談は終わった。 いよいよメインイベント。ゴング前から二見社長は「俺に惚れるなよ!?」とかねてから挑発していた美人レスラー・野崎との対戦を要求。「デブは来るな!」と二見社長にばっさり拒否された勇気がふてくされる中、試合は二見社長と野崎の対決でスタート。 やや二見社長優勢に進むが、突如としてドアを激しく叩くノックの音。スタッフが不審がりながらもドアを開けると…“CG”放射と共にサバイバル飛田の乱入だ! 飛田の乱入でいったんはノーコンテストとなったメインだが、「井上京子さんには了承してもらってある」と主張する飛田の要望で、飛田・勇気・野崎組vs二見・サスケ組のハンディキャップマッチに。試合を優勢に進める飛田組だったが、飛田の誤爆をきっかけに、勇気・野崎の不信が爆発、四対一の超ハンディキャップマッチとなり、全員にボコられた飛田を二見社長がフォール。 …とそこにまた乱入! 今度はアイスリボンを退団したばかりの市井舞が、昨年以来意気投合したという飛田を救出すべく、二見社長を襲撃。「私は退団じゃねえ、クビになったんだよ!」と毒を吐きまくりながら二見社長に対戦を要求すると、「面白えじゃねえか!」と二見社長はなんと、総合ルールでの対戦を提案! 次回興行で対戦実現なるか? ハプニングだらけの試合終了後は、お約束の二見社長の「23分一本勝負」独演会。 「トークショーにターザンを呼んだら週プロにネグレクトされた。近いうちに週プロを襲撃しに行く。T-1と週プロは同じ水道橋、歩いて2分30秒だからよ!」 「華名のマニュフェストって、なんだアレ。男と対戦してるのを自慢してるけど、胸の谷間を見せつけたいだけだろ!?」 と、『週刊プロレス』と華名に対して大断罪大会。 危ない話が次々飛び出す中、リングに残ったサスケも渦中の住宅ローン未払い騒動について激白。 「え〜皆さん、裁判やる時は最後まで闘いましょう! 泣き寝入りをするとソンしますから!」 と経験者にしか話せないトークで会場を沸かせた。 最後は“二見信者”が囲むリング上で、二見社長、勇気、野崎の3人によるダンス、そして二見社長の「イッパイ、サンキュ〜!」のシャウトで締めとなった。 しかし、週プロ襲撃は本当に実行されてしまうのか。そして次回の興行は…二見社長に騒動は尽きない。(山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou/◆『二見記念日 T-1スペシャル〜一期一会〜』平成23年2月3日(※フタミイヤーのフタミデー)開始:19:23(※イク〜フタミ!)会場:東京・新木場1st RING観客:230人(満員)<第1試合 松澤チョロデビュー戦 HGカップ対伝説の記者 シングルマッチ 23分1本勝負>○キラ☆アン(11分21秒 腕ひしぎ逆十字固め)●松澤チョロ<第2試合 アームレスリング世界王者対喧嘩女王 シングルマッチ 23分1本勝負>○山田よう子(8分15秒 KO)●押野愛子 ※右フック<メインイベント お騒がせコンビ対最後のNEO戦士 タッグマッチ 23分1本勝負>二見社長、ザ・グレート・サスケ(5分5秒 無効試合)勇気彩、野崎渚 ※サバイバル飛田乱入により<再試合 フタ・ミ式タッグマッチ 23分1本勝負>○二見社長、ザ・グレート・サスケ(10分49秒 体固め)勇気彩、野崎渚、●サバイバル飛田 ※裏拳※今回もマット界関係者、選手が多数来場! 1839(イッパイサンキュー)!関係者週刊プロレス元編集長 ターザン山本!新日本プロレス元社長 草間政一元千葉ロッテ&元阪神 立川隆史サステイン広報 北森代紀ジュエルス代表 尾薗勇一ヴァルキリープロデューサー 茂木康子ヴァルキリー 長尾メモ8ゴットプロデューサー KAZUKIエスオベーション代表 鈴木八郎選手関係ヴァルキリー第2代女子フェザー級チャンピオン V一ヴァルキリー初代女子フライ級チャンピオン 玉田育子佐藤瑞穂つぼ原人エンセン井上
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スポーツ 2011年01月14日 11時00分
“破壊王”橋本真也の長男・大地が3・6両国で蝶野正洋を相手にデビュー プロレス界の親子鷹って?
05年7月11日、脳幹出血のため急死した“破壊王”故橋本真也さん(享年40)の長男でZERO1練習生の橋本大地が、同団体10周年記念興行となる3・6東京・両国国技館大会で、橋本の同期生である蝶野正洋(フリー)を対戦相手にデビュー戦を行なうことが決まった。 超大物選手の2世とあって、大地の注目度は極めて高い。まだ18歳と年も若く、母親似のイケメンで期待度は大。ZERO1には潰さないように、大事に育ててほしいものだ。 ところで、米マット界では2世プロレスラーは多い。有名なところでは、ドリー・ファンク一家やフリッツ・フォン・エリック一家など、親子二代でプロレスラーになったケースは数多く存在する。 だが、日本となると、とんと聞かないのが実情。55年(昭和30年)に力道山(故人)の日本プロレスの対抗組織として、大阪に設立された東亜プロレスに所属した戸田秀雄(父)、戸田和雄(息子)が、日本プロレス界初の親子プロレスラーとして記録に残っている。戸田親子は親子タッグも実現させている。ちなみに、同団体の代表だった大同山又道は、北朝鮮最高指導者・金正日(キム・ジョンイル)の夫人で、後継者の金正恩(キム・ジョンウン)の母である高英姫(コ・ヨンヒ)の父親に当たる。 2例目は力道山親子。二男・百田光雄が兄より先に日プロでデビュー。長男・百田義浩さん(故人)は全日本プロレスでデビューしたが、短期間で引退した。還暦を過ぎた光雄は今でも、フリーとしてリングに上がっている。その他、日プロ、全日本で活躍したミツ・ヒライさん(故人=父)と、ヘイト(息子・平井伸和=全日本)。親子ともに新日本プロレスで活躍した柴田勝久さん(故人=父)と息子・勝頼(Laughter7)などが有名。父娘ではグラン浜田&浜田文子、母娘では星野美代子&中山香里の例がある。 かくして、国内では親子プロレスラーは希有なケース。それだけに、“破壊王二世”大地に懸かる期待は大きい。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)
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スポーツ 2011年01月12日 15時00分
安田忠夫引退興行記者会見
2011年2月4日に安田忠夫引退記念興行が後楽園ホールで行われることになった。それに先立ち11日にゼロワン道場で記者会見がひらかれ、試合を試合を主催するSon-God-Cool代表取締役社長・田崎健太氏と安田忠夫が出席、対戦カードも発表された。●試合を主催するSon-God-Cool代表取締役社長・田崎健太氏からの挨拶 「安田さんと出会ったのは、石澤(常光、ケンドーカシン)さんからの紹介でした。安田さんと会ってみると、相撲の話が非常に面白くて、技の解説だったり、しきたりとか…この人は相撲の歴史の中で生きてきた人なんだと。相撲に対して愛情を持っている人だなと感じました。安田さんに、“相撲を教えないんですか?”と聞いてみると、“僕はイメージ悪いから日本じゃ誰も教わりたくないでしょ”っておっしゃったんですよね。もったいないなと思いました。相撲で小結までいったという、この経験を何らかの形で活かしてもらいたいなと。日本でイメージが悪いならどこか海外でやりましょうという話になりました。ところが、ご存じのように安田さんにはお金がない。そこで、引退試合を開催することにしました。今回の試合チケットが通常のプロレスよりも少し高いのはそういう理由があります。安田さんを気持ちよくプロレスから送り出し、相撲という彼のバックグラウンドに帰していくための試合です。終わりなんですけど始まりの試合なのです。現時点では安田さんは二試合に出場します。さらに、もう一、二試合、交渉中です。一試合は安田さんに対戦してもらいます。相手は、安田さんに関係のある方で、誰もが名前を知っている方です」●安田忠夫からの挨拶 「本当にこの試合が最後で、もうプロレスには戻りません。そのつもりで試合のカードを組んであります。私はそこら中に借金はしておりますが、お客様に借金をしたことはありません。見に来ていただけるのであれば、多少高いかもしれませんが、満足のいくプロレスを見せたいと思うので、2月4日はぜひ後楽園にお越しいただくのをお待ちしております」●カード発表1.<オープニング・マッチ>安田忠夫×曙2.嵐&維新力×ヒロ斎藤&長井満也3.田中将斗&佐藤耕平×金村キンタロー&吉江 豊4.<安田記念タッグ>安田忠夫&大谷晋二郎×高山善廣&鈴木みのる●質疑応答 −−今まで発表された中の一日2試合に、さらに1試合追加されるという話ですが、1日に複数の試合を行うというのは無謀だと思うのですが…。 安田「勝って辞めたいのが人間ですから…、勝つ可能性が増えるように試合数を増やしています。もうこれで日本のリングに立つつもりはないので、思い残さないようにマッチメイクしてもらいました」 −−複数の試合を戦える自信はあるんですか? 安田「それくらいは今までの経験でなんとでもなる。練習もしてきましたから」 −−売り上げの収益をまた博打に使っちゃうということはないんですか? 安田「正直、私はお金には一切触りません。全部触るのは田崎さんですから」 田崎「最初からそのことを約束して、試合を組みました。安田さんがチケットを売る時でも、お金は僕が管理するということになっています。安田さんのことは人間的には信用していますけど、お金的にはあまり信用していないので(笑)」 安田「そういうことです。ですから、出場されるみなさんにギャラを払わないとか、そういうことはありません。出場する選手も、この記者会見を見て安心してもらいたいと思います」 −−そもそも、なぜこのタイミングで引退しようと思ったんですか? 安田「元々引退しているようなものなので、まあ正直こんな言い方するとプロレス界の方から怒られるかもしれませんが、その辺のシリーズに出たとしても、その辺のサラリーマンぐらいしかお金がもらえないなんて、プロレスしてる意味が無いでしょう。それでやってる人たちは偉いと思いますけど…僕はできないので。それなら一回完全に線を引いて、ここに書いてあるように、“プロレスをおさらばします”するというのが本音です」 田崎「ちょうどジェロム・レ・バンナとの試合が約10年前。“10年前くらいだったら、俺の名前を覚えてくれているから、こういう時に去っていきたい”という安田さんの美学だと僕は認識しています」 −−安田・大谷晋二郎×高山・鈴木がメインイベントという形ですか? 安田「そういうつもりです」 −−なんでこのカードを組もうと思ったんですか? 安田「そりゃもちろん、一応、一番信用できるパートナー。まあ、晋二郎がいれば、この二人のうちどっちかに勝てるでしょう。勝って、おさらばしたいので、正直大谷君頼みのところもあるんですけど…まあそんなことも言ってられないので、僕も頑張りますけど」 −−高山、鈴木という相手については? 安田「彼らはほかの団体のベルトも巻いてますし、そういう人から勝って辞めていけるんだったら最高じゃないですか? そのために俺一人じゃ無理だからパートナー選べって言ったら…晋二郎しかいなかったんで。そしたら晋二郎が気持ちよく受けてくれたんで、お願いするような形になった。心強いパートナーですから。ケンドーカシンよりはいいんじゃないですか? 裏切りがないから。晋二郎については、俺が裏切ることがあっても、晋二郎が俺を裏切ることはない。今回、僕は晋二郎を裏切ることはないと思います。黙って晋二郎についていけば、WINが待っていますからね」 −−追加される試合に安田さんは出場されるんですよね? 安田「出なきゃいけない相手だったら出ます」 田崎「そういうつもりで安田さんに最後まで完全燃焼していただきます」 安田「理想としてはバンナとか、武藤さんでもいいし、蝶野さんでもいいし。ちなみに馳さんに言ったら、断られました。“俺は引退した身だから、花束くらい、(国会の)委員会がなかったら持って行ってあげる”って。不肖の弟子なんです。僕の中でプロレスの師匠は馳さんか橋本さんなんで。猪木さんは別ですよ」 −−横綱(曙)とは相撲時代に対戦されていますか? 安田「みなさん横綱横綱って言うので、非常に安田は腹が立つんですけど、僕にとって横綱は千代の富士、北勝海とかであって、曙は曙でしかありません。ただのでくの坊。正直そんな奴に負ける気も無いんで。相撲時代は…1勝1敗です。彼がヒラの時ですけど」 −−ゆくゆくは、ブラジルで相撲を教えて、そこで育てた力士を、日本の部屋に送り込むつもりですか? 安田「僕も総合格闘技をかじってますから。ブラジル人の身体能力の高さは十分わかっています。モンゴルに対抗できるのは ブラジルしかないっていう気はしますね。お世話になった、千代の富士さん、北勝海さん、霧島さん、大寿山さんのところ、最低四人は送り込みたいですね。この四人には足を向けて眠れないので。もちろん、親方(北の富士)は別格ですよ。親方はアントニオ猪木さんみたいなものですから」 −−猪木さんには今回の件は連絡したんですか? 安田「一応しましたけど、IGFが福岡であるらしいので、その辺で忙しいんじゃないんですか」 −−猪木さんはそのTシャツ(背中に「現金があれば何でもできる」と書かれている)はごらんになりましたか? 安田「猪木さんは笑ってました。このTシャツは当日売ります。是非会場に来て買って下さい」 −−石澤さん(ケンドーカシン)は今回出場されるんですか? 田崎「僕は出場してほしいですけども…」 安田「みなさんが知ってる通り、彼は大会を壊す恐れがあるんで要りません! 要らないです。どうしても出たいって言うなら僕の前にやらせて(試合させて)やってもいいと思いますけど」 田崎「一応、石澤さんにはリングサイドのチケットを用意してます」 安田「要らないよ、そんなの。第0試合用意してありますって言えばいいんだよ」 −−ちなみに、試合のことはお嬢さん(タレント、AYAMI)には…。 安田「えっ、お嬢さん? 知ってます! かなりチケットを売ってもらってます。はい」安田忠夫1963年10月9日生まれ 47歳身長193cm、体重130kg第30代IWGPヘビー級王者1979年、九重部屋に入門。1991年、小結に昇進。1992年、廃業、通算212勝281敗2休。1993年、新日本プロレス入社。2001年、総合格闘技デビュー。大晦日の「INOKI祭 2001」で、ジェロム・レ・バンナに勝利する。2002年、IWGPヘビー級王座獲得。 その後、大日本プロレス、ZERO1、IGF等のリングに上がる。2008年 薬師酪農(養豚場)入社。2010年 薬師酪農退社。【大会概要】「安田忠夫引退記念興行」 日時:2011年2月4日(金)18:30開場・19:00開演 場所:後楽園ホール主催:株式会社Son-God-Cool(そんごくう)協力 : ファースト・オン・ステージ【チケット販売情報】前売/当日■特別リングサイド ¥15000■アリーナ(東西) ¥7500■安田忠夫応援シート ¥10000■スタンドA ¥5000■スタンドB ¥3000
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社会 2011年01月11日 14時30分
全国各地に出現する善意の伊達直人 タイガーマスクはどんなアニメだった?
昨年12月25日、群馬県前橋市の県中央児童相談所に伊達直人名義で、ランドセル10個のクリスマスプレゼントが届けられたのをきっかけに、全国に善意の輪が広がった。 児童福祉施設などに、ランドセル、文房具、現金などが、伊達直人の名で、次々に届けられている。 ここにきて、思わぬ脚光を浴びることになった伊達直人は、アニメ「タイガーマスク」の正体。ところで、「タイガーマスク」はどんなアニメだったのか? 「タイガーマスク」(原作=梶原一騎)は68年(昭和43年)から71年にかけて、「ぼくら」「週刊ぼくらマガジン」「週刊少年マガジン」に連載。テレビアニメとしては日本テレビ系列で、69年10月から71年9月に放送され、当時のプロレス人気の高さも背景もあり、爆発的なヒット作となった。 タイガーマスクこと伊達直人は、孤児院「ちびっこハウス」で生活する孤児だったが、悪役レスラー養成所の虎の穴にスカウトされた。厳しいトレーニングの末、プロレスラーとなったタイガーマスクは、悪役レスラーとしてファイトした後、日本に帰国。ふるさとである「ちびっこハウス」に伊達直人として、寄付、援助を始める。虎の穴からは、ファイトマネーの半分を上納することを義務付けられていたが、ハウス支援のため、上納金が納められなくなり、子どもたちにふれて、悪役から正統派に転向したこともあり、“裏切り者”として、虎の穴から付け狙われることになる。 虎の穴から次々に送られてくる凶悪な刺客を、反則をせずに倒していくタイガーマスクは、まさしく子どもたちのヒーローであった。また、タイガーマスクを名乗らず、素顔の伊達直人として、ハウスを援助し続けた姿は、世に感銘を与えた。 その後、81年には現実のプロレス界にタイガーマスク(初代=佐山聡)が登場。アニメのタイガーマスクの上を行くような四次元殺法で、爆発的な人気を博した。実在のタイガーマスクは2代目(故三沢光晴さん=プロレスリング・ノア前社長)、3代目(金本浩二=新日本プロレス)と引き継がれ、現在は初代の他、4代目(新日本プロレス)と5代目(フリー=いずれも正体不明)が存在する。 テレビ放送終了から実に40年。40代、50代にとっては、まさにヒーローだったタイガーマスク。伊達直人を名乗る善意の人たちは、やはりその世代なのだろうか?(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)
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スポーツ 2011年01月06日 14時30分
新日本プロレス1・4東京ドーム大会は成功!?
新日本プロレスの年間最大のイベント、1・4東京ドーム大会が終わった。 メーンイベントでは棚橋弘至(新日本)が、小島聡(フリー)を破り、IWGPヘビー級王座を新日本の手に奪還した。 この1・4東京ドーム大会は、92年にスタートして慣例化。今年でちょうど20年目を迎えた。最盛期には年3回の東京ドーム大会を開催していた新日本だが、06年からは1・4のみの年1回に縮小された。 今年の1・4にはプロレスリング・ノア、ZERO1、パンクラスミッション、DDT、米TNA、メキシコCMLLからもトップ選手が参戦し、豪華ラインナップが揃っていた。 発表された観客動員数は42,000人(主催者発表)で、前年の41,500人をわずかながら上回った。これは、年1回の開催となった06年以降では、06年の43,000人次ぐ動員だった。この5年間ではいちばんの入りに、数字的には成功といえよう。 ただ、プロレスの観客動員数は水増し発表が当たり前。プロ野球やJリーグのように、水増し発表したら、誰かに叱られるなんてことはない。すべては、主催団体の良識次第。「今年は2010年だから、主催者発表2010人」なんて、笑えるような発表が普通にある世界なのだ。従って、他の団体と、「どちらが入っていたか」などと比較するのは意味をもたない。 額面通りに受け取れば、上々の結果ながら、新日本・菅林直樹社長は、「1・4については、大阪、福岡でという話しもある。検討中です」と意外なコメント。すっかり、プロレスファンに根付いた1・4東京ドーム大会を、やめてしまうのはあまりにも惜しい気がするが…。(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)