新日本
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スポーツ 2009年11月18日 15時00分
底辺から這い上がってみせる!! ホームレス・レスラー小坂井寛
個性派ぞろいのプロレス界に、前代未聞の選手が現れた。小坂井寛(こざかい・ひろし)、27歳。海外マットではキャンピングカーなど、車を住居代わりにしている選手はいるが、野宿をしながら闘う男など聞いたことがない。この男、おそらく世界初の“ホームレス・レスラー”である。 小坂井は現在、東京・浅草の隅田(すみだ)川沿いの川縁に住んでいる。ホームレス生活を始めたのは10月末からで、それまでは草加のアパートに居を構えていたという。それがなぜ、突然すべて投げ打ってホームレスになったのか? 理由は「自分を変えるため」だった。闘いを生業(なりわい)とする者として「普通に生活すること」に疑問を抱いた小坂井は、ハングリー精神と自分を磨くために「一番下の生活から始める」ことを決意。また「無謀なことは若い時しかできない」という思いもあった。 両親は息子がホームレスになることに反対で、アパート代を肩代わりするつもりでいた。「ウチに来い」と声をかけた先輩レスラーもいた。 だが「それらの厚意に甘えてしまっては意味がない」という小坂井は、草加から浅草の川岸へと移り住んだ。場所選びについては、小坂井の体を心配する浅草の知り合いに「ホームレスをやるならウチの近くでやらないか」と言われ、「下見をしたら、あまり住んでいる人がいなくて、入りやすそうだったので決めました」と第一印象の良さが決め手となった。 お金はないわけではない。かといって持ち合わせが多いわけでもない。小坂井は週末にセキュリティーのバイトをしており、節約すれば必要最小限の生活はできる状況で、「食べることに関してはなんとかなっている」という。 むしろ困難は寒さとの闘いにあった。季節は冬になり、朝と夜は冷え込みが厳しくなる一方だ。小坂井は就寝時、厚手のジャージーを着て寝袋に入り、さらにレジャーシートにくるまっているが、「思ったより寒い」と防寒対策に頭を悩ます。ちなみに、天気のいい日は就寝場所に困らないが、雨風が強い日は高架下で眠るそうだ。 一日の過ごし方もまた難題で、「家賃の支払いなど、追われるものがないのは楽なんですが、やることがないがないのはキツイですね。さすがに一日中横になっているというわけにはいかないですから。とにかく一日が長い」と思いもよらぬ苦悩を味わっている。 本業のプロレスについては、所属するMAKEHENからフリーになるため、唯一の連絡手段となる携帯電話に試合のオファーが入ることがあるが、小坂井は「もっといろんな大変さに直面すれば、得るものも多くなるはず。まだ気付くことが少ないので、年内は自分探しの旅を優先するつもりです」と、当面はホームレス生活を続ける意向である。 それでも練習はできる範囲内で続けており、時には興行の手伝いに行き、リングで練習をさせてもらうこともあるという。 この男、プロフィールも波乱に富んでいる。小坂井は1982年2月9日、新潟県長岡市の出身。プロレス好きだった兄の影響を受け、幼いころからプロレスに興味を持ち、小学4年生の時に長岡市厚生会館でFMWを見たのが初めてのプロレス観戦となった。そして「好きな仕事に就きたい」とプロレスラーを夢見て、小学5年生から中学校卒業まで柔道を習い初段を取得している。 高校には進学せず、全日本に履歴書を送ったところ「高校を卒業してから再度送ってきてください」と断れ、17歳の時に上京。プロレスラーになるためにパンクラスP's LABに通い、総合格闘技の練習に取り組む中、2004年1月22日、DEEP後楽園ホール大会の佐藤隆平戦で、プロレスラーになるよりも先に総合格闘家としてデビューをした(腕ひしぎ十字固めに惜敗)。 その後、ディック東郷が開校したプロレス学校「スーパークルー」でプロレスの基礎を学びながら、総合2試合、キック1試合をこなしている。 新日本プロレスの入門テストは3度受けており、3度目はテストメニューをすべてこなし、合格の自信があったにもかかわらず落選。 納得のいかない小坂井は「ボコボコにされてもいいから、殴り込みにいくしかない」と決心したが、スーパークルーの関係者に止められて自重したという。 念願のプロレスデビューは06年9月12日、新木場1stRING大会で、橋本友彦と組み、ヤス・ウラノ&isamiと対戦し、ウラノに敗れている。 トンパチタイプの小坂井は、得意の打撃を中心に、思いっきりのいいファイトを身上としている。
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スポーツ 2009年11月17日 15時00分
新日本 中邑 金網総合の猛者・岡見と“合体”
新日本プロレスIWGPヘビー級王者の中邑真輔が16日、都内のスカパー本社でテレビ収録を行ない、次期タイトル戦でチャレンジャーの永田裕志をUFCトップファイター仕込みの鉄拳でぶちのめすことを宣言した。さらには新日最強戦士として米UFC殴り込みの青写真も披露した。 12・5愛知県体育館大会で永田とのV3戦を控える中邑はこの日、かねてから和術慧舟會の道場でともに練習するUFCミドル級のトップファイター岡見勇信と、スカパーのサムライTV「Versus#30」(11月30日の23時から1時間番組)の番組収録で対談。次期防衛戦を前に盟友から激励エールを受けてモチベーションを高めた。 デビューから連勝街道を築き、日本人にはいまだ無敗の岡見といえば、言わずと知れたUFCトップファイターだが、かなり新日本プロレス好きの総合格闘家でもある。 過去入門試験に2度落ち、いまだに「いつかはUFCでベルトという証を持ったときに新日本プロレスに上がれれば」というほどだ。ただ、その入門試験で試験官をしていた永田に落とされてしまい、岡見にとって永田にはホロ苦い思い出がある。 それだけに今回、岡見は中邑のV3に期待をよせる。「やっぱり中邑選手にがんばってほしい。時代を逆行させないでほしい」(岡見)。盟友からのエールにもちろん中邑も応えるつもり。「岡見のサンダーパウンドを永田裕志に一発ぶち込みますよ」。岡見ばりの“サンダーパウンド”で永田撲殺を狙ってやろうという。 また、この日はUFCトップ戦士の岡見から「IWGPを持った新日本生粋の中邑選手がUFCで闘う姿をいつか見たい」と促されて呼応。新日きってのトータルファイターはあくまで「夢」としながらも「自分の人生の挑戦のうちのひとつと考えればありかもね」と、将来的に金網総合格闘技の最高峰の舞台に立つ可能性について言及していた。
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スポーツ 2009年11月16日 15時00分
新日本 長州 IWGP王者・中邑に痛烈忠告
「猪木に触るな」。新日本プロレスの酸いも甘いもかみ分けた“革命戦士”長州力が15日、現IWGPヘビー級王者の中邑真輔に対して緊急提言。アントニオ猪木とのケンカを掲げるチャンピオンに苦言を呈したほか、次期挑戦者の永田裕志にも“革命指令”を出した。 真輔よ、いまはひたすら前の敵に集中せよ! 革命戦士があの一件について口を開いた。「過去の経験から言えば猪木さんがらみなら触るなって言いたいね。あまり良い方向にもいきそうにないみたいだし…」。良い方向に行ってないこととは、紛れもなく現王者の中邑が猪木とのケンカををブチ上げたことだ。 単に先輩レスラーからのアドバイスではない。長きに渡って新日本のリング内外で猪木と闘ってきた長州だからこそわかる言葉だ。「真輔はやっとベルト巻いたんだから、いまは中邑真輔っていう位置づけをする方に力を入れていったほうが良い」。 長州があえて「猪木には触るな」と苦言を呈すのは、中邑のことをおもんばかってのこと。「これでまた短命だったら、なんなんだって言われちゃう。いまは少しでも長く防衛していくこと。それで初めてスタンスが大きくなる」。 自身が過去3度もIWGPヘビー級王者になりながら、すべて短命政権しか築けなかっただけに、過去2回、短命政権に終わっている中邑のことは痛いほどよくわかる。それだけにいまは猪木を倒すことや初代IWGPベルトを奪還することより、長期政権を樹立することに全精力を注ぐべきだと説く。 「真輔は長く防衛記録を作る目標を立てた方が良い。過去にないぐらいの記録をね」。12・5愛知大会で対戦する永田裕志を倒し、まずは永田の持つIWGPヘビー級王座最多防衛記録のV10超えを狙えというのだ。 その一方で次期挑戦者の永田にも激励エール。長州は「永田には良いチャンス。最近は永田、中西が見えなくなってきている。彼らもがんばらないといけない」と奮起を促し「ここで良い試合をしていかなきゃ。彼らのスタンスを見せつけるためにもね」と、永田の王座戴冠を機に第三世代での“新日革命”に期待をよせた。 なお、この日は東京・水道橋の闘魂ショップでサイン会。当初予定していた100人以上のファンが殺到したが、長州は「どうも!」「ありがと!」などとひとりひとり丁寧に握手を交わし、ファンサービスに応じていた。
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スポーツ 2009年11月16日 15時00分
DDT 飯伏 “Jカップ”に首ったけ
インディー界のスーパースターでDDTの現KO-D王者・飯伏幸太が、ジュニア最高峰の祭典に出場アピールだ。15日には新宿FACE大会に出場。DDT最強戦士として力を誇示し「無類のJカップ好きとしてあの祭に出たい」と、スーパーJカップ参戦を熱望した。 この日は伊橋剛太との一騎打ちに臨み、巨漢の相手を軽々ジャーマンでブン投げ、格の違いをみせつけ快勝した飯伏。11・29後楽園ホール大会で行われる次期タイトル戦の相手も石川修司に決まった。 ただ、いまの飯伏にはKO-D王者としてタイトルを防衛するのはもちろん、もうひとつの目標がある。それが5年ぶりに開催される「スーパーJカップ」(12月22、23日、東京・後楽園ホール)への出場。「憧れのハヤブサさんやサスケさんが出てスターに駆け上がった大会。俺もあの舞台に立ちたい」と参戦を熱望する。 団体のワクを超え、数々のジュニアの名選手を生んだJカップへの思い、熱意はハンパではない。「女性ならDカップぐらいが一番好みなのでDカップ美女をものにしたいですけど、ボクはレスラーなので憧れのJカップをものにしたいです」。 今年は上半期に新日本プロレスのスーパージュニアでベスト4、その後KO-D王者となった飯伏。2009年の締めくくりに憧れのJカップもものにして、一気にスターダムを駆け上がる気でいる。
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スポーツ 2009年11月14日 15時00分
ノア 魅せる!!若き王者の貫禄
プロレスリング・セムが13日、東京・ディファ有明で行われた。GHCヘビー級王者・潮崎豪が次期防衛戦(12月6日、東京・日本武道館)の挑戦者・杉浦貴と前哨戦。若きチャンピオンが2度目の防衛に向けて幸先のいい白星スタートをきった。 次期シリーズ最終戦の武道館大会でV2戦を行う潮崎は、谷口周平と組み、杉浦&青木篤志と対戦。7日の健介オフィス熊谷大会で行われたGHCタッグ選手権でフォール負けを喫し、試合前から不穏なムードが漂っていたが、この日は磐石の試合だった。 ゴングと同時に杉浦とエルボー合戦を展開。場外に連れ出すと逆水平、エプロンサイドでは顔面にランニングニーを叩き込む非情攻撃で、先の敗戦による不安を一蹴してみせた。その後も杉浦のサッカーボールキック、ジャーマンを被弾しながらも、ラリアートで反撃し、最後は豪腕ラリアートで青木を葬った。 タイトルマッチ前の試運転で若き王者が貫禄を見せつけた。 青木篤志が、「4年ぶりの開催となるジュニアの越境タッグトーナメント大会「スーパーJカップ」(12月22〜23日、東京・後楽園ホール)への参戦を直訴した。 青木は先シリーズの「第1回ジュニア・ヘビー級リーグ戦」公式戦で新日本プロレスの獣神サンダー・ライガーと時間切れ引き分け。「ライガーが言い出したんだったら、ウチなら青木篤志しかいないんじゃないかと。まだまだやりたりないところもあるんで」と完全決着を見据えていた。 A型インフルエンザにより10・31JCBホール大会を欠場していた鈴木鼓太郎が復帰した。 この日、モハメド・ヨネと組み、橋誠&伊藤旭彦と対戦。試合後は「1回しか休んでないですし、インフルエンザも治ったし、体調は万全。リッキー・マルビンがごちゃごちゃ言ってるようだけど、久々に金丸(義信)さんとやりたい」とGHCジュニア王者との対戦を熱望していた。
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スポーツ 2009年11月14日 15時00分
リアスポ週間バトルナビ
イベント,場所,ゴング11月15日(日)DDT,東京・新宿FACE,18:00K-DOJO,千葉・Qiball特設会場,12:00OZアカデミー,東京・新宿FACE,12:30NEO,神奈川・横浜道場,14:00新日本キック,東京・ディファ有明,16:3016日(月)17日(火)健介オフィス,埼玉・健介オフィス道場,19:3018日(水)シュートボクシング,東京・後楽園ホール,18:00紅白プロレス合戦,東京・新木場1st RING,19:0019日(木)ノア,東京・後楽園ホール,19:00ZERO1,東京・新木場1st RING,19:3020日(金)大日本プロレス,東京・後楽園ホール,19:00JWP,東京・板橋グリーンホール,19:0021日(土)K-DOJO,千葉・Blue Field,18:30アイスリボン,埼玉・イサミレッスル武闘館,18:0022日(日)新日本プロレス,栃木・雀宮体育館,16:00アイスリボン,埼玉・イサミレッスル武闘館,17:00R.I.S.E.,東京・JCBホール,15:00
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スポーツ 2009年11月13日 15時00分
ノア 杉浦“毒ガス”攻め予告
プロレスリング・ノア次期シリーズ最終戦(12月6日、日本武道館)でGHCヘビー級タイトルマッチを控える杉浦貴が絶好“腸”だ。12日に都内の同道場で調整を行ったが、あまりの体調のよさに放屁癖があることを告白。まさかの毒ガス攻撃を予告した。 杉浦は、先シリーズ最終戦で試合後に潮崎を奇襲。まんまと12・6武道館大会でタイトル挑戦権を手に入れることに成功した。 すべてはヘビー級戦線活性化のため。杉浦は「誰も挑戦者として名乗りをあげていなかったし。潮崎が6月にベルトを巻いた時からずっと後輩に先を越されたと思っていた。おじさんのジェラシーをみせてあげますよ」と不敵な笑み。 昨年6月以来、約1年半ぶりのシングル王座挑戦となるが「今年に入って、シングルマッチをたくさん経験しているんでね。新日本とやったり、タイトル(IWGPヘビー級王座)挑戦したり、G1に出たり。ノアでは高山(善廣)さんとやったり。勢いは全然あるんじゃないですかね」と手応えをつかんでいる。 すでにタイトルマッチに向けて仕上がりは万全。「チャンピオンだからお付き合いも大変だろうけど、体調を崩さないようにしてほしい」とおたふく風邪にかかっていた王者を皮肉る余裕も見せた。 さらに杉浦は自身の好調ぶりを示すバロメーターとしてある現象が起こっていることを明かした。 「最近オナラが本当に良く出るんですよ。一日20回ぐらいじゃないですかね。体調がいい証拠ですよ。チャンピオンの顔面にくらわせてやりますよ」と言い放った。 なんと、潮崎にオナラ攻撃をぶっ放すというのだ。お下劣極まりない行為だが、試合に負けた上に放屁なんてされた日には、王者のプライドはズタズタになることは間違いない。 すべてを語り終えた挑戦者は「ブー」と本紙記者の顔面に毒ガスを噴射すると、きょうの「セム」ディファ有明大会での前哨戦に備えて事務所を後にした。
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スポーツ 2009年11月13日 15時00分
格闘技界斜め斬り・三者三様 真壁&飯塚「ヒールタッグ」を見たい
吉川 マット界の暮れの風物詩といえば全日本の世界最強タッグリーグ戦になります(21日開幕)。よくプロレスのだいごみはシングルマッチと言いますが、今回は「タッグはタッグの面白みがある」というテーマで話を進めていきたいと思います。 菊池 タッチをすれば選手がいくらでも代われる競技はプロレスだけだろうな。それに日本のプロレス史は力道山とシャープ兄弟のタッグで始まっているからね。俺としてはシングルよりタッグの方が面白いと思うよ。人間性も出るし、合体技や連係を含め、作戦は多種多様にわたるものな。 永島 タッグで名をなした選手はいっぱいいるよね。ザ・ファンクス、ハンセンとブロディ、ロード・ウォリアーズ…。でも個性があってすぐに名前が出てくるのは外国人選手だよな。 吉川 最近はどの団体も、息の長い日本人タッグチームはいないですからね。 菊池 新日本は最初からバラバラだったけど、全日本は馬場と鶴田、それから鶴田と天龍と必ず固定していたじゃない。四天王時代に関してはタッグを組ませればみんなうまかったもんな。 永島 奇妙なことに、俺の中で新日本のタッグの歴史は、まるで印象がないんだよ。MSGタッグリーグとかをやっていたけど、にわかタッグが多かったんだよ。まてよ、印象に残っているタッグが一つだけあったよ。タイガー・ジェット・シンと上田馬之助。あれはインパクトがあった。でもタッグはやっぱり全日本だな。 菊池 タッグリーグ戦を年末に定着させたのは馬場だからね。昭和50年の暮れのオープン選手権でいろんな世界の強豪を呼んだら、選手を呼びすぎてシングルの総当り戦ができなかったんだよな。そこで2人1組で組ませてしまえばいいんだと、単純な発想で52年からオープンタッグ選手権が始まったんだよ。 吉川 各団体、絶対的なタッグチームを作るべきでしょうね。そうすればタッグ戦線はもっと面白くなりますから。 永島 まったくキャラが違う2人がタッグを組んでもいいんじゃないかな。俺なんか飯塚と真壁がタッグを組んだら面白いと思うね。それこそ第二のシン、上田型になるよ。タッグを組んで日本中を荒らし回ればいいんだよ。 菊池 やっぱり固定したコンビで、人気のあるチームが出てくればだいぶ違ってくると思うよ。BI砲(馬場&猪木)なんて負けたら大変な騒がれようだったもんな。力道山&豊登組が初めてアジアタッグを取られた時(昭和37年2月)、日大講堂で暴動が起きたんだから。あれが日本マット初のファン暴動だもんな。
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スポーツ 2009年11月12日 15時00分
新日本 棚橋 復活へノロシ
新日本プロレスIWGPヘビー級王座奪還に失敗した棚橋弘至が心機一転リスタートを切る。現王者でライバル中邑真輔に苦杯をなめた無念の敗戦から3日。もうひとりのエースが、ライバルへの思いのたけ、再起に向けて逆襲のビジョンを明かした。 8日の両国大会で前王者としてライバル中邑に敗れてタイトルを奪還できなかった棚橋。さらにはストーカーのTAJIRIから毒霧で襲われる散々な結末に、試合後は「なんもねぇよ」と珍しく語気を荒らげて会場を後にした。 それだけ悔しい一敗だった。ストロングスタイルの復興を掲げてアントニオ猪木にケンカを吹っかける中邑に対し、待ったをかけながら止めることができずじまい。感情を爆発させたのも無理ないが、悪夢の敗戦からこの日はようやく重い口を開いた。 「なんか嫌な予感がしたんすよね。実はタイトルマッチの直前にメンタルトレーニングを兼ねてひとりでキャバクラに行ったんですけど、全然女の子を落とせなかった。60分フルタイムドローですよ。しかもその“負けいくさ”を会社の人にも見られちゃうし。そりゃ中邑にも勝てませんよね」 あたかもタイトル奪還できなかったのは精神的な理由だったいわんばかりだが「負けたのは紛れもなく俺。試合後に中邑は『なりたい自分になる』みたいなこと言ってたけど、それを全うすればいいと思う。ただ『なりたい自分になる』って言葉は、俺が22歳くらいのときから使ってた言葉だけどね」 中邑に敗れたことなどすっかり忘れてしまったかのような棚橋には、すでに再起に向けたビジョンがある。「2009年についた汚れは今年中に落とすということで、とりあえずTAJIRI問題は年内に解決する。そうしたら選手の中でドームに向けた姿勢、アティテュードを一番に打ち出したい。エースとしてこの前の両国の集客には満足してないですから」 主役の座は譲らない。棚橋はドームでもリングのど真ん中で「愛してマース」と叫ぶつもりでいる。
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スポーツ 2009年11月10日 15時00分
新日本 王者が吠える 中邑 指名挑戦者・永田をコキ下ろす
新日本プロレスIWGPヘビー級王者の中邑真輔が、次期挑戦者のミスターIWGPをお山の大将呼ばわりだ。9日に都内の同事務所で会見に臨み、12・5愛知大会で永田裕志とのV3戦が決定。早くも近年の永田の体たらくぶりを指摘し「ここ何年なにしてたんだって」と過激挑発弾を放った。 8日の両国国技館大会でライバル棚橋弘至を破ってV2を達成した中邑は試合後、次期挑戦者にG1タッグの直接対決でピンフォール負けを喫した永田を指名。この日は12・5愛知大会での防衛戦が正式決定した。 最近の永田はまるで評価していないが、過去の栄光だけは認めている。「最近の永田裕志ではなくミスターIWGPが残っているのであればそれと(闘いたい)」。中邑からしてしみれば、2002年から03年のIWGP史上最多10度の防衛記録を打ち立てたころの全盛期の永田でなければ、相手にならないと言い張る。 永田から「最近のIWGP戦はマンネリ化している」という指摘を受けたこともせせら笑う。 中邑は「じゃあここ何年、自分は何をしてたんだっていうこと。何かにつけて理由をつけて挑戦をしぶってきただけ」と永田の近年の体たらくぶりを指摘し、そっくりそのまま言葉を返す。 そればかりではない。最近は青義軍を結成し、リーダーとして3人を束ねているが、そのことすらもあざ笑う。「青義軍? なに部活動やってんの?」「正直、かかわりたくない」などとウザがり、最近の永田を酷評する。 タイトル戦決定直後にもかかわらず、すでに両者の中にはギスギスしたムードが漂い始めた。
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