新日本
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スポーツ 2009年11月30日 15時00分
ZERO1 日高 天下一ジュニアトーナメント初制覇
日々の鍛練のたま物だ。ZERO1の日高郁人が、29日に後楽園ホールで開催された「天下一ジュニアトーナメント」で、7度目の挑戦にして悲願の初制覇を果たした。 決勝戦は激闘と呼ぶに相応しい内容となった。日高は新日本プロレスのプリンス・デヴィットと対戦。ともに2回戦、準決勝を勝ち上がり、この日3試合目となるだけに両者とも疲労の色は隠せない。それでも2人は攻めの姿勢を崩さず、一進一退の攻防を展開。肉体的にも精神的にもギリギリの状態になろうとも、自分に妥協を許さなかった。競り勝ったのは日高。石見銀山からのエビ固めでデヴィットを下すと「苦しい試合は予想できていた。苦しい中から絞り出す力は普段の練習で身についている」とコメント。ムエタイ元世界王者の小林聡の元で日々厳しいトレーニングを積み、常に自分を追い込んできた成果が最高の形となって表れた。 優勝した日高は天下一ジュニア王座と、トーナメントに懸けられていたインターナショナルジュニア王座も獲得。澤宗紀とのコンビで保持するタッグ2冠と合わせて4冠となった。 そして、優勝者の願い事がかなう特典については、「俺の師匠、WWEのフナキさんをZERO1のリングに呼んで、タッグを組んで試合をしたい」と師弟タッグ復活を希望。絶頂期を迎えても浮かれず、あえて原点回帰を望むところは、いかにも日高らしかった。
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スポーツ 2009年11月28日 15時00分
リアスポ週間バトルナビ
イベント,場所,ゴング11月29日(日)ボクシング,さいたまスーパーアリーナ,16:00DDT,東京・後楽園ホール,12:00ZERO1,東京・後楽園ホール,18:3030日(月)12月1日(火)全日本プロレス,東京・後楽園ホール,19:002日(水)3日(木)ドラゴンゲート,東京・後楽園ホール,18:30新宿プロレス,東京・新宿FACE,19:004日(金)大日本プロレス,神奈川・横浜文化体育館,18:30NEO,東京・板橋グリーンホール,19:00WAVE,東京・新木場1stRING,19:00MA日本キック,東京・後楽園ホール,16:30Krush,東京・新宿FACE,19:005日(土)K-1,神奈川・横浜アリーナ,17:00新日本プロレス,愛知県体育館,18:00K-DOJO,千葉・Blue Field,18:30IWAジャパン,東京・新宿FACE,18:30CAGE FORCE,東京・ディファ有明,18:006日(日)ノア,東京・日本武道館,17:00DDT,東京・銀座ベノア,13:00JWP,東京・新宿FACE,12:30OZアカデミー,東京・新宿FACE,18:00パンクラス,東京・ディファ有明,17:00
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
「ビバ!メヒコ メキシコ通信局」次代のニューヒーロー・ソンブラ
メキシコ・マット界の次代のニューヒーローとして、いま最も注目を集めているのがラ・ソンブラ。まだ来日経験はなく、日本では無名の存在だが、まだ見ぬ強豪としてこの男の名前を覚えておいてほしい。ソンブラは1989年11月3日生まれで、20歳という若さながら、キャリアはすでに3年になる。父ブリジャンテにルチャリブレを教わり、伯父にエルモロ、エスパント・ジュニアといったスペル・エストレージャーを持つサラブレットは、メキシコ・マット界では早くから期待されてきた。 そして今年、ソンブラは大ブレークを果たした。ミスティコ&ボラドール・ジュニアとのトリオは「スカイチーム」と呼ばれ、ルチャの殿堂アレナメヒコのメーンイベントに出場するようになると、ボラドールとのコンビでCMLL世界タッグ王座を奪取。トップルードで格上のアベルノ&メフィストを破ったことで、名実ともにメーンイベンターの仲間入りをした。さらに、今年はNWA世界ウエルター級王座、ナショナルトリオ王座を保持していた期間もあり、一時は三冠王に輝いていた。 得意技は三角飛びのトルニージョで、変幻自在の空中殺法はすでにスーパースターのミスティコを超えているという声もある。また、9月から1カ月間CMLLに参戦していたライガーは、印象に残った選手にソンブラの名前を挙げており、その実力は一級品だ。 新日本プロレスの菅林社長は、23日の後楽園大会でCMLLと業務提携を結んだことを発表。日本に呼んでみたい選手の1人にソンブラを挙げていたが、CMLLのルード(悪党)でもっとも新日本向きの選手がウルティモ・ゲレーロなら、リンピオ(善玉)はソンブラになる。本人も新日本参戦を熱望しており、新日本ジュニア新世代の田口隆祐、プリンス・デヴィットとは組んでよし、闘ってよしのライバル関係が築けるはず。一日も早い来日が待たれるところだ。(写真=CMLL年間最大イベントではスパイダー・バージョンのマスクで登場。上半身はペイント)
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
新日本 社長また襲われる!!
悪夢再び。新日本プロレス菅林直樹社長がまたも襲撃された。23日の東京・後楽園ホール大会終了間際に、因縁うごめくTAJIRIから奇襲されるハプニング。外敵にまんまと言語道断の暴走を許してしまった。 超満員2000人の面前で社長が被害に遭った。メーン終了後。団体のエース棚橋弘至が天敵のTAJIRIを必殺ハイフライフローで下し、ハッピーエンドを迎えたかに思えたが、リングサイドで試合観戦していた社長がグリーンミストを噴射されて医務室に直行するハメとなった。 TAJIRIとは今年に入って因縁が続いている。7月の札幌大会でもエプロンサイドで同じようにグリーンミストで襲われたのを発端に、それ以後もリング内外で引っかき回されてきた。今回もいいようにやられた格好。 菅林社長としては、12・5愛知大会で一騎打ちを控え「俺はどんなことでも受け入れるけど、社長と俺の嫁には手を出すな。このままじゃ気がすまない。愛知まで毎日もん悶絶させてやるよ」と、制裁を誓う棚橋に期待するしかない。 菅林社長にとって後楽園ホールはいわくつきの場所。先シリーズの後楽園大会後も、駐車場で飯塚高史に襲われ目を負傷したばかり。負の連鎖はどこまで続くのか。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
新日本 永田「青義軍」大暴れ
IWGPヘビー級選手権の次期挑戦者・永田裕志が“舌好調”だ。23日の後楽園ホール大会では青義軍の大将としてCHAOS石井智宏に快勝。12・5愛知大会で行われる中邑真輔とのチャンピオンシップに向けて弾みをつけ、その言動も勢いを増すばかりだ。 確実に風が向いてきた。最終戦の12・5愛知大会で王座挑戦を控える永田はこの日、CHAOSとの4番勝負で石井と一騎打ち。戦前から「負けたら青義軍入り」を公言するほど自信満々の石井をバックドロップ2連発で葬り、2年2カ月ぶりの王座奪還に好調をアピールした。 タイトルマッチ前に実りある軍団対抗戦となった。青義軍としてもスーパー・ストロング・マシンが飯塚高史に反則勝ちしたことから、4番勝負をなんとか2勝2敗で終え「何か昨日まで見えなかったものが見えてきた」と、確かな手応えをつかんだ。 まさに視界良好。その勢いはコメントからもうかがえる。試合後には「本番まで中邑をリングでもそれ以外でも攻め続ける。俺の言葉の攻撃に耐えられるかな」とニヤリ。 また、軽く一蹴した石井についても「彼は長州さんの遺伝子を受け継ぐ選手だから、一度は青義軍に入るって言ったらそれを貫くでしょう。でもまあ長州さんもウソつくこともあるんだけどな」と、ウソぶいていた。◎大物参戦!? 2月22、23日に後楽園ホールで開催される「スーパーJカップ」の一部参戦選手が発表された。新日プロを主戦場にする獣神サンダーライガー、金本浩二、田口隆祐、プリンス・デヴィット、タイチ、邪道、外道、AKIRAら8選手と、プロレスリング・ノアの青木篤志、みちのくプロレスのフジタ“Jr”ハヤト、ドラゴンゲートのYAMATOら各団体の若手選手。さらにはインディーからもDDTの男色ディーノや大阪プロレスのタイガースマスク、プロレスリングFREEDOMSのGENTAROら14選手の出場が決まった。残り2選手は後日発表予定で、ライガーは「あとの2人は名前を聞いたらビックリするような他団体の大物と交渉中です」と大物の参戦を予告。なお、同大会への参戦を熱望していたタイガーマスクは現在IWGPジュニアヘビー級王座を保持していることから参戦が見送られた。◎CMLLと提携 新日本プロレスとメキシコのCMLLが業務提携することになった。この日の大会前に菅林直樹社長が会見を開き「CMLLフランシスコ・アロンソ社長と会談をもち、正式に業務提携するということで合意しました。これまでも選手の貸し借りはあったのですが、来年は中邑真輔選手と棚橋弘至選手をはじめ多数の新日本の選手がメキシコに行く予定です」と発表。交流は来春1・4東京ドームから開始予定で「ラ・ソンブラ選手が非常にものすごい動きをしていましたので、ぜひ呼んでみたいですね」(菅林社長)と語った。
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スポーツ 2009年11月21日 15時00分
リアスポ週間バトルナビ
イベント,場所,ゴング11月22日(日)新日本プロレス,栃木・雀宮体育館,16:00JWP,東京・JWP道場,13:00アイスリボン,埼玉・イサミレッスル武闘館,17:00ターザン後藤一派,茨城・笠間市民体育館,13:30R.I.S.E.,東京・JCBホール,15:0023日(月)新日本プロレス,東京・後楽園ホール,18:30全日本プロレス,東京・後楽園ホール,12:00大阪プロレス,東京・新木場1st RING,12:30どすこいプロレス,東京・新宿PINK BIG PIG,13:00IWAジャパン,茨城・水戸市民体育館サブアリーナ,18:30ZST,東京・ディファ有明,15:1024日(火)25日(水)WAVE,東京・新木場1st RING,19:0026日(木)グレート,東京・新木場1st RING,19:1527日(金)アイスリボン,埼玉・イサミレッスル武闘館,19:30J-NETWORK ,東京・後楽園ホール,18:0028日(土)ドラゴンゲート,東京・新木場1st RING,18:00K-DOJO,千葉・Blue Field,18:30アイスリボン,埼玉・イサミレッスル武闘館,18:0029日(日)ボクシング,さいたまスーパーアリーナ,16:00ZERO1,東京・後楽園ホール,18:30DDT,東京・後楽園ホール,12:00
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スポーツ 2009年11月20日 15時00分
新日本 永田 “蹴殺”予告
新日本プロレスIWGPヘビー級王座奪還に燃える永田裕志が19日、都内の同道場で公開練習を行ない、必殺のヒザ蹴りを披露。王者・中邑真輔の必殺技ボマイェを凌駕する危険技「ボンバイエ」での“蹴殺KO”を予告した。 次期シリーズ最終戦の12・5愛知大会でのIWGP挑戦、さらには中邑率いるCHAOSとの4番勝負(23日、東京・後楽園ホール)を控え、この日は青義軍でみっちり特訓。スーパー・ストロング・マシンとともに、平澤光秀と井上亘にけいこをつけ「全勝するぞ」と士気を強めた。 青義軍の長としてCHAOSとの抗争もさることながら、IWGP戦はなおさら負けられない。「俺が中邑に勝つことはチームとしても必要なこと。お前らに見せてやるよ、俺の歩んできた道を。俺もお前らと一緒に走ると言った以上は、中邑から必ずベルトを取る」。 後輩レスラーの前で単にイキがっているわけではない。「昔、藤田(和之)と試合したとき、コーナーにへたり込んだところにヒザを何発もぶち込んだら、逆にコーナーに押し付けられて藤田から強烈なヒザを何発も食らって記憶が飛んだ。あのときみたいにやるかやられるかの試合がしたい。それこそあのヒザをたたき込んでやろうかな」 目には目を、歯に歯をとばかりに、中邑の一撃必殺ボマイェに真っ向勝負する構えの永田。「中邑が使ってるボマイェっていうのは『やっちまえ』って意味らしいけど、まあ俺ならボマイェってまどろっこしい名前つけないで、ボンバイエって名前をつけてやりますよ」。王者をコーナーでのヒザ蹴り「ボンバイエ」で葬る気でいる。
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スポーツ 2009年11月19日 15時00分
新日本 12・5名古屋でIWGP戦 永田“絶口調”
新日本プロレスIWGPヘビー級王者・中邑真輔とチャレンジャー永田裕志(12月5日、名古屋)が大舌戦だ。18日には都内の同事務所で調印式。寡黙な王者に永田が「3カウント数える必要のない決着にする」と完全決着を予告したことから、不穏なムードが漂った。 タイトル戦決定後から舌戦を繰り広げている両雄は、この日の調印式でもギスギスした雰囲気だった。中邑から近年ベルト戦線に絡んでいない体たらくぶりを指摘されていただけに、特に永田はフラストレーションがたまっていた。 「カウント1、2、3、と数える必要もないくらいノックアウトできるようもっていきたい。過去にデカイ記録や実績をつくってきたけど、いまの俺は過去の永田裕志より強い。そういうところを見せつけた上でベルトをふんだくって、僕の腰に2年2カ月ぶりに取り返す」 IWGPヘビー級王座最多の10度防衛記録を保持するミスターIWGPからしてみれば、いまの中邑だってIWGP王者としてはまだまだ満足できるレベルではないという。 「俺が連続防衛記録を作ったときは新日本プロレスの選手、社員にメシを食わせていた自負があった。そのぐらいの自負がいまの中邑クンにあるか?」 現王者の政権運営能力に疑問を呈し、挑発する永田の“口撃”はやまない。「俺がチャンピオンでチケットが売れないのがイヤだったんで、世間に注目を浴びるような記事や話題もドンドン発信すれば、自分で営業もした。それに選手会長として道場の練習も仕切っていたし、それぐらい完ぺきだった。ま、いまはそこまで役割を担う必要がないくらい会社がケアしてくれますから、いいと思いますけどね」 あたかも現王者を物足りないといわんばかり。 これに一方の中邑も応戦。まずは「チャンピオンのあり方についてはなりたてのチャンピオンなんで。つくりあげていくのは、闘って闘って、振り向いたときにそれができてればいい」と突っぱねながら「永田裕志とは四の五の適当にののしり合って盛上げるよりも、リングでやればいい」とリングでの制裁を誓っていた。
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スポーツ 2009年11月18日 15時00分
底辺から這い上がってみせる!! ホームレス・レスラー小坂井寛
個性派ぞろいのプロレス界に、前代未聞の選手が現れた。小坂井寛(こざかい・ひろし)、27歳。海外マットではキャンピングカーなど、車を住居代わりにしている選手はいるが、野宿をしながら闘う男など聞いたことがない。この男、おそらく世界初の“ホームレス・レスラー”である。 小坂井は現在、東京・浅草の隅田(すみだ)川沿いの川縁に住んでいる。ホームレス生活を始めたのは10月末からで、それまでは草加のアパートに居を構えていたという。それがなぜ、突然すべて投げ打ってホームレスになったのか? 理由は「自分を変えるため」だった。闘いを生業(なりわい)とする者として「普通に生活すること」に疑問を抱いた小坂井は、ハングリー精神と自分を磨くために「一番下の生活から始める」ことを決意。また「無謀なことは若い時しかできない」という思いもあった。 両親は息子がホームレスになることに反対で、アパート代を肩代わりするつもりでいた。「ウチに来い」と声をかけた先輩レスラーもいた。 だが「それらの厚意に甘えてしまっては意味がない」という小坂井は、草加から浅草の川岸へと移り住んだ。場所選びについては、小坂井の体を心配する浅草の知り合いに「ホームレスをやるならウチの近くでやらないか」と言われ、「下見をしたら、あまり住んでいる人がいなくて、入りやすそうだったので決めました」と第一印象の良さが決め手となった。 お金はないわけではない。かといって持ち合わせが多いわけでもない。小坂井は週末にセキュリティーのバイトをしており、節約すれば必要最小限の生活はできる状況で、「食べることに関してはなんとかなっている」という。 むしろ困難は寒さとの闘いにあった。季節は冬になり、朝と夜は冷え込みが厳しくなる一方だ。小坂井は就寝時、厚手のジャージーを着て寝袋に入り、さらにレジャーシートにくるまっているが、「思ったより寒い」と防寒対策に頭を悩ます。ちなみに、天気のいい日は就寝場所に困らないが、雨風が強い日は高架下で眠るそうだ。 一日の過ごし方もまた難題で、「家賃の支払いなど、追われるものがないのは楽なんですが、やることがないがないのはキツイですね。さすがに一日中横になっているというわけにはいかないですから。とにかく一日が長い」と思いもよらぬ苦悩を味わっている。 本業のプロレスについては、所属するMAKEHENからフリーになるため、唯一の連絡手段となる携帯電話に試合のオファーが入ることがあるが、小坂井は「もっといろんな大変さに直面すれば、得るものも多くなるはず。まだ気付くことが少ないので、年内は自分探しの旅を優先するつもりです」と、当面はホームレス生活を続ける意向である。 それでも練習はできる範囲内で続けており、時には興行の手伝いに行き、リングで練習をさせてもらうこともあるという。 この男、プロフィールも波乱に富んでいる。小坂井は1982年2月9日、新潟県長岡市の出身。プロレス好きだった兄の影響を受け、幼いころからプロレスに興味を持ち、小学4年生の時に長岡市厚生会館でFMWを見たのが初めてのプロレス観戦となった。そして「好きな仕事に就きたい」とプロレスラーを夢見て、小学5年生から中学校卒業まで柔道を習い初段を取得している。 高校には進学せず、全日本に履歴書を送ったところ「高校を卒業してから再度送ってきてください」と断れ、17歳の時に上京。プロレスラーになるためにパンクラスP's LABに通い、総合格闘技の練習に取り組む中、2004年1月22日、DEEP後楽園ホール大会の佐藤隆平戦で、プロレスラーになるよりも先に総合格闘家としてデビューをした(腕ひしぎ十字固めに惜敗)。 その後、ディック東郷が開校したプロレス学校「スーパークルー」でプロレスの基礎を学びながら、総合2試合、キック1試合をこなしている。 新日本プロレスの入門テストは3度受けており、3度目はテストメニューをすべてこなし、合格の自信があったにもかかわらず落選。 納得のいかない小坂井は「ボコボコにされてもいいから、殴り込みにいくしかない」と決心したが、スーパークルーの関係者に止められて自重したという。 念願のプロレスデビューは06年9月12日、新木場1stRING大会で、橋本友彦と組み、ヤス・ウラノ&isamiと対戦し、ウラノに敗れている。 トンパチタイプの小坂井は、得意の打撃を中心に、思いっきりのいいファイトを身上としている。
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スポーツ 2009年11月17日 15時00分
新日本 中邑 金網総合の猛者・岡見と“合体”
新日本プロレスIWGPヘビー級王者の中邑真輔が16日、都内のスカパー本社でテレビ収録を行ない、次期タイトル戦でチャレンジャーの永田裕志をUFCトップファイター仕込みの鉄拳でぶちのめすことを宣言した。さらには新日最強戦士として米UFC殴り込みの青写真も披露した。 12・5愛知県体育館大会で永田とのV3戦を控える中邑はこの日、かねてから和術慧舟會の道場でともに練習するUFCミドル級のトップファイター岡見勇信と、スカパーのサムライTV「Versus#30」(11月30日の23時から1時間番組)の番組収録で対談。次期防衛戦を前に盟友から激励エールを受けてモチベーションを高めた。 デビューから連勝街道を築き、日本人にはいまだ無敗の岡見といえば、言わずと知れたUFCトップファイターだが、かなり新日本プロレス好きの総合格闘家でもある。 過去入門試験に2度落ち、いまだに「いつかはUFCでベルトという証を持ったときに新日本プロレスに上がれれば」というほどだ。ただ、その入門試験で試験官をしていた永田に落とされてしまい、岡見にとって永田にはホロ苦い思い出がある。 それだけに今回、岡見は中邑のV3に期待をよせる。「やっぱり中邑選手にがんばってほしい。時代を逆行させないでほしい」(岡見)。盟友からのエールにもちろん中邑も応えるつもり。「岡見のサンダーパウンドを永田裕志に一発ぶち込みますよ」。岡見ばりの“サンダーパウンド”で永田撲殺を狙ってやろうという。 また、この日はUFCトップ戦士の岡見から「IWGPを持った新日本生粋の中邑選手がUFCで闘う姿をいつか見たい」と促されて呼応。新日きってのトータルファイターはあくまで「夢」としながらも「自分の人生の挑戦のうちのひとつと考えればありかもね」と、将来的に金網総合格闘技の最高峰の舞台に立つ可能性について言及していた。