新日本
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スポーツ 2009年12月25日 14時00分
日本球界は大恐慌時代を乗り越えられるのか? 独立リーグ化(上)
「本当に良かった、菊池がメジャーへ行かなくて。行かれていたら、日本のプロ野球は終わっていたよ」。球界関係者、テレビ局関係者が口を揃える。20年に1人の逸材と言われる花巻東の左腕・菊池雄星がメジャー行きを断念、ドラフト会議で西武が交渉権を獲得、無事に日本プロ野球界入りすることになったからだ。 「入団先が西武だというのも良かった。甲子園のスーパースターだった松坂(現レッドソックス)を日本球界のエースに育てたように、育成には定評がある球団だからね」。球界のOBたちも胸をなで下ろしている。 一方、菊池大争奪戦に参戦したドジャース、レッドソックス、レンジャーズ、ジャイアンツ、マリナーズ、メッツ、ヤンキース、インディアンスといったメジャー球団側は怒り心頭だ。「本人がメジャーへ行きたいと言っているのに、周囲がよってたかって邪魔して、日本球界入りさせてしまった。本当にフェアじゃないよ」と。菊池大争奪戦に関しては、勝者・日本球界vsメジャーという図式で一件落着した。が、日本球界の危機は去るどころか、メジャー側の大攻勢に風前の灯火である現実に変わりはない。 「野茂、イチロー、佐々木、松井、松坂といった日本球界のスーパースターが相次いでメジャーへ流出した時は『このままでは、日本球界はメジャーのマイナー化してしまう。せっかく育てた集客力のあるスーパースターを次々に取られてしまい、残るのはメジャーに行く実力のない選手ばかりになってしまう。日本球界は日本人メジャーリーガーの養成所、マイナーリーグに成り下がってしまう』と、深刻な危機感を抱いた。が、今はそれどころではない。 菊池のメジャー入りは危機一髪で回避されたものの、昨オフ、史上初めてドラフト候補生のいきなりメジャー行きという快挙を演じ、1年目の今季、2勝をあげた田沢(新日本石油ENEOS→レッドソックス)が、日本球界に開けた風穴はぽっかり空いたままだ。来年のドラフトの目玉の早大・斎藤佑樹もメジャー志向が強いから、どうなるか予断を許さない。アマ球界の逸材がいきなりメジャー挑戦のルートが出来てしまった以上、防止する具体的な対策はない。日本球界に背を向けるドラフト1位候補が相次げば、メジャーのマイナー化どころか、日本プロ野球界は将来性のない選手ばかりの独立リーグ化してしまう恐れがある。姨捨山になってしまう」。 メジャーリーグに精通する球界関係者は、こう重大警告を発する。確かに、菊池の場合も最後の最後まで予断を許さなかったし、西武に入団後には松坂同様に、ポスティング(入札制度)でのメジャー挑戦という問題が起こってくる。そのXデーはまだ5、6年先だろうが、その前に来年、早大・斎藤佑樹のメジャー挑戦という深刻な問題が待ちかまえている。一難去ってまた一難だ。 11月22日に東京ドームで行われたセ、パ誕生60周年記念『U|26NPB選抜対大学日本代表』で見せた早大・斎藤の集客力は驚異的だった。関係者ですら「初めてのプロ野球選抜対大学日本代表といっても、3万人来るかどうか」と予想していたのに、前売り完売、当日券なしの大盛況で4万人を超える大観衆が集まったのだ。「この佑ちゃん人気を見たら、巨人がなんとしても欲しいのは当然だろうな。ロッテが今からドラフト1位・斎藤を宣言するのもわかるし、神宮を本拠地にするヤクルトが熱視線を送るのも無理はない。キャンプ、オープン戦だけでどれだけ稼ぎ出すか、天井知らずでまさに金のなる木だよ。我々、電波メディアにとっても佑ちゃんは最高のソフトだからね」。視聴率がすべてのテレビ局関係者はこう言って舌なめずりする。 相思相愛といわれる巨人などは、斎藤獲りのためにドラフト改正、希望枠復活を画策しているが、反対多数で実現性は極めて薄い。「選手の希望を聞くような制度に改正しないと、アマ球界からの逸材のメジャー流出は阻止できない」といくら訴えても、多勢に無勢では勝てない。来年も現行制度通りのドラフトになると、意中以外の球団が交渉権を獲得した場合、斎藤のメジャー行きの確率はかなり高いといわれる。それでなくとも、ハンカチ王子狂騒曲を奏でた早実時代、「早大進学」「プロ野球入り」の他に第三の選択肢として、「メジャー挑戦」があったほどメジャー志向が強い斎藤だけに、説得力のある話だろう。(つづく)
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スポーツ 2009年12月21日 13時00分
菊池フィーバーでドラフト逆指名が復活!?
菊池雄星(18=埼玉西武ライオンズ)の人気ぶりが、ドラフト会議を“改悪”させてしまうかもしれない。 「今オフ、野球ニュースのないときは『今日の菊池は何をしているか!?』を探り、それで凌ぐつもりです。球団は二軍キャンプでじっくり育てるつもりらしいが、マスコミは一軍キャンプよりも多い『菊池番』を編成することになりそう」(TV局員の1人) ペナントレース前、有望新人に注目が集まるのは仕方ないとしても、「菊池がメジャーに行かないで良かった」の声も聞こえてきた。それも、西武以外の他球団から…。 平成22年、プロ野球12球団はドラフト規約の改定を話し合う。 現行の『ウエバー制』は同19年3月発覚の『裏金事件』により、自由枠(事実上の逆指名制)をなくすことにした。存続を訴える球団もあったが、同年のドラフト会議が約半年後に迫っていたため、「3年後にもう1度改める」ことで、とりあえずは折衷できたのだが、ここに至るまでの間、新たな問題も加わった。『対メジャー』である。 メジャー志望の強いアマチュア選手が増えてきたのは、説明するまでもないだろう。昨年は『即戦力右腕』の呼び声も高かった田澤純一投手(23=元新日本石油ENEOS)をレッドソックスに奪われ、実は菊池も、ギリギリの段階まで「ドジャース行き」を真剣に考えていた。『金の卵』を水際で引き止めた直後なだけに、ドラフト改定の焦点が、単に「ウエバー制を維持するか否か」では済まなくなった。12球団は、人材流出に効果的な名案を検討しなければならない。 「プロ野球を経由せずにメジャー挑戦したアマチュア選手は帰国後、国内リーグ入りするまで、高卒は3年、大学・社会人は2年のハンディを設けていますが、そんなルールは“ザル”ですよ。だって、ドラフト指名を受けて、交渉決裂後に米挑戦したら、ハンディの対象になりませんから」(連盟関係者) 名案の浮かばない12球団は「米流失するより、ライバル球団に奪われた方がマシ」と考えている。そうなると、「好きな球団に行かせてやれ」の発想で逆指名制が復活し、資金力豊富な一部の球団に有望選手が集中することになるかもしれない。 菊池の注目度が高まるほど、ドラフトの規約は“悪い方向”に転がってしまうのである。
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スポーツ 2009年11月30日 15時00分
ZERO1 日高 天下一ジュニアトーナメント初制覇
日々の鍛練のたま物だ。ZERO1の日高郁人が、29日に後楽園ホールで開催された「天下一ジュニアトーナメント」で、7度目の挑戦にして悲願の初制覇を果たした。 決勝戦は激闘と呼ぶに相応しい内容となった。日高は新日本プロレスのプリンス・デヴィットと対戦。ともに2回戦、準決勝を勝ち上がり、この日3試合目となるだけに両者とも疲労の色は隠せない。それでも2人は攻めの姿勢を崩さず、一進一退の攻防を展開。肉体的にも精神的にもギリギリの状態になろうとも、自分に妥協を許さなかった。競り勝ったのは日高。石見銀山からのエビ固めでデヴィットを下すと「苦しい試合は予想できていた。苦しい中から絞り出す力は普段の練習で身についている」とコメント。ムエタイ元世界王者の小林聡の元で日々厳しいトレーニングを積み、常に自分を追い込んできた成果が最高の形となって表れた。 優勝した日高は天下一ジュニア王座と、トーナメントに懸けられていたインターナショナルジュニア王座も獲得。澤宗紀とのコンビで保持するタッグ2冠と合わせて4冠となった。 そして、優勝者の願い事がかなう特典については、「俺の師匠、WWEのフナキさんをZERO1のリングに呼んで、タッグを組んで試合をしたい」と師弟タッグ復活を希望。絶頂期を迎えても浮かれず、あえて原点回帰を望むところは、いかにも日高らしかった。
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スポーツ 2009年11月28日 15時00分
リアスポ週間バトルナビ
イベント,場所,ゴング11月29日(日)ボクシング,さいたまスーパーアリーナ,16:00DDT,東京・後楽園ホール,12:00ZERO1,東京・後楽園ホール,18:3030日(月)12月1日(火)全日本プロレス,東京・後楽園ホール,19:002日(水)3日(木)ドラゴンゲート,東京・後楽園ホール,18:30新宿プロレス,東京・新宿FACE,19:004日(金)大日本プロレス,神奈川・横浜文化体育館,18:30NEO,東京・板橋グリーンホール,19:00WAVE,東京・新木場1stRING,19:00MA日本キック,東京・後楽園ホール,16:30Krush,東京・新宿FACE,19:005日(土)K-1,神奈川・横浜アリーナ,17:00新日本プロレス,愛知県体育館,18:00K-DOJO,千葉・Blue Field,18:30IWAジャパン,東京・新宿FACE,18:30CAGE FORCE,東京・ディファ有明,18:006日(日)ノア,東京・日本武道館,17:00DDT,東京・銀座ベノア,13:00JWP,東京・新宿FACE,12:30OZアカデミー,東京・新宿FACE,18:00パンクラス,東京・ディファ有明,17:00
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スポーツ 2009年11月25日 15時00分
「ビバ!メヒコ メキシコ通信局」次代のニューヒーロー・ソンブラ
メキシコ・マット界の次代のニューヒーローとして、いま最も注目を集めているのがラ・ソンブラ。まだ来日経験はなく、日本では無名の存在だが、まだ見ぬ強豪としてこの男の名前を覚えておいてほしい。ソンブラは1989年11月3日生まれで、20歳という若さながら、キャリアはすでに3年になる。父ブリジャンテにルチャリブレを教わり、伯父にエルモロ、エスパント・ジュニアといったスペル・エストレージャーを持つサラブレットは、メキシコ・マット界では早くから期待されてきた。 そして今年、ソンブラは大ブレークを果たした。ミスティコ&ボラドール・ジュニアとのトリオは「スカイチーム」と呼ばれ、ルチャの殿堂アレナメヒコのメーンイベントに出場するようになると、ボラドールとのコンビでCMLL世界タッグ王座を奪取。トップルードで格上のアベルノ&メフィストを破ったことで、名実ともにメーンイベンターの仲間入りをした。さらに、今年はNWA世界ウエルター級王座、ナショナルトリオ王座を保持していた期間もあり、一時は三冠王に輝いていた。 得意技は三角飛びのトルニージョで、変幻自在の空中殺法はすでにスーパースターのミスティコを超えているという声もある。また、9月から1カ月間CMLLに参戦していたライガーは、印象に残った選手にソンブラの名前を挙げており、その実力は一級品だ。 新日本プロレスの菅林社長は、23日の後楽園大会でCMLLと業務提携を結んだことを発表。日本に呼んでみたい選手の1人にソンブラを挙げていたが、CMLLのルード(悪党)でもっとも新日本向きの選手がウルティモ・ゲレーロなら、リンピオ(善玉)はソンブラになる。本人も新日本参戦を熱望しており、新日本ジュニア新世代の田口隆祐、プリンス・デヴィットとは組んでよし、闘ってよしのライバル関係が築けるはず。一日も早い来日が待たれるところだ。(写真=CMLL年間最大イベントではスパイダー・バージョンのマスクで登場。上半身はペイント)
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
新日本 社長また襲われる!!
悪夢再び。新日本プロレス菅林直樹社長がまたも襲撃された。23日の東京・後楽園ホール大会終了間際に、因縁うごめくTAJIRIから奇襲されるハプニング。外敵にまんまと言語道断の暴走を許してしまった。 超満員2000人の面前で社長が被害に遭った。メーン終了後。団体のエース棚橋弘至が天敵のTAJIRIを必殺ハイフライフローで下し、ハッピーエンドを迎えたかに思えたが、リングサイドで試合観戦していた社長がグリーンミストを噴射されて医務室に直行するハメとなった。 TAJIRIとは今年に入って因縁が続いている。7月の札幌大会でもエプロンサイドで同じようにグリーンミストで襲われたのを発端に、それ以後もリング内外で引っかき回されてきた。今回もいいようにやられた格好。 菅林社長としては、12・5愛知大会で一騎打ちを控え「俺はどんなことでも受け入れるけど、社長と俺の嫁には手を出すな。このままじゃ気がすまない。愛知まで毎日もん悶絶させてやるよ」と、制裁を誓う棚橋に期待するしかない。 菅林社長にとって後楽園ホールはいわくつきの場所。先シリーズの後楽園大会後も、駐車場で飯塚高史に襲われ目を負傷したばかり。負の連鎖はどこまで続くのか。
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スポーツ 2009年11月24日 15時00分
新日本 永田「青義軍」大暴れ
IWGPヘビー級選手権の次期挑戦者・永田裕志が“舌好調”だ。23日の後楽園ホール大会では青義軍の大将としてCHAOS石井智宏に快勝。12・5愛知大会で行われる中邑真輔とのチャンピオンシップに向けて弾みをつけ、その言動も勢いを増すばかりだ。 確実に風が向いてきた。最終戦の12・5愛知大会で王座挑戦を控える永田はこの日、CHAOSとの4番勝負で石井と一騎打ち。戦前から「負けたら青義軍入り」を公言するほど自信満々の石井をバックドロップ2連発で葬り、2年2カ月ぶりの王座奪還に好調をアピールした。 タイトルマッチ前に実りある軍団対抗戦となった。青義軍としてもスーパー・ストロング・マシンが飯塚高史に反則勝ちしたことから、4番勝負をなんとか2勝2敗で終え「何か昨日まで見えなかったものが見えてきた」と、確かな手応えをつかんだ。 まさに視界良好。その勢いはコメントからもうかがえる。試合後には「本番まで中邑をリングでもそれ以外でも攻め続ける。俺の言葉の攻撃に耐えられるかな」とニヤリ。 また、軽く一蹴した石井についても「彼は長州さんの遺伝子を受け継ぐ選手だから、一度は青義軍に入るって言ったらそれを貫くでしょう。でもまあ長州さんもウソつくこともあるんだけどな」と、ウソぶいていた。◎大物参戦!? 2月22、23日に後楽園ホールで開催される「スーパーJカップ」の一部参戦選手が発表された。新日プロを主戦場にする獣神サンダーライガー、金本浩二、田口隆祐、プリンス・デヴィット、タイチ、邪道、外道、AKIRAら8選手と、プロレスリング・ノアの青木篤志、みちのくプロレスのフジタ“Jr”ハヤト、ドラゴンゲートのYAMATOら各団体の若手選手。さらにはインディーからもDDTの男色ディーノや大阪プロレスのタイガースマスク、プロレスリングFREEDOMSのGENTAROら14選手の出場が決まった。残り2選手は後日発表予定で、ライガーは「あとの2人は名前を聞いたらビックリするような他団体の大物と交渉中です」と大物の参戦を予告。なお、同大会への参戦を熱望していたタイガーマスクは現在IWGPジュニアヘビー級王座を保持していることから参戦が見送られた。◎CMLLと提携 新日本プロレスとメキシコのCMLLが業務提携することになった。この日の大会前に菅林直樹社長が会見を開き「CMLLフランシスコ・アロンソ社長と会談をもち、正式に業務提携するということで合意しました。これまでも選手の貸し借りはあったのですが、来年は中邑真輔選手と棚橋弘至選手をはじめ多数の新日本の選手がメキシコに行く予定です」と発表。交流は来春1・4東京ドームから開始予定で「ラ・ソンブラ選手が非常にものすごい動きをしていましたので、ぜひ呼んでみたいですね」(菅林社長)と語った。
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スポーツ 2009年11月21日 15時00分
リアスポ週間バトルナビ
イベント,場所,ゴング11月22日(日)新日本プロレス,栃木・雀宮体育館,16:00JWP,東京・JWP道場,13:00アイスリボン,埼玉・イサミレッスル武闘館,17:00ターザン後藤一派,茨城・笠間市民体育館,13:30R.I.S.E.,東京・JCBホール,15:0023日(月)新日本プロレス,東京・後楽園ホール,18:30全日本プロレス,東京・後楽園ホール,12:00大阪プロレス,東京・新木場1st RING,12:30どすこいプロレス,東京・新宿PINK BIG PIG,13:00IWAジャパン,茨城・水戸市民体育館サブアリーナ,18:30ZST,東京・ディファ有明,15:1024日(火)25日(水)WAVE,東京・新木場1st RING,19:0026日(木)グレート,東京・新木場1st RING,19:1527日(金)アイスリボン,埼玉・イサミレッスル武闘館,19:30J-NETWORK ,東京・後楽園ホール,18:0028日(土)ドラゴンゲート,東京・新木場1st RING,18:00K-DOJO,千葉・Blue Field,18:30アイスリボン,埼玉・イサミレッスル武闘館,18:0029日(日)ボクシング,さいたまスーパーアリーナ,16:00ZERO1,東京・後楽園ホール,18:30DDT,東京・後楽園ホール,12:00
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スポーツ 2009年11月20日 15時00分
新日本 永田 “蹴殺”予告
新日本プロレスIWGPヘビー級王座奪還に燃える永田裕志が19日、都内の同道場で公開練習を行ない、必殺のヒザ蹴りを披露。王者・中邑真輔の必殺技ボマイェを凌駕する危険技「ボンバイエ」での“蹴殺KO”を予告した。 次期シリーズ最終戦の12・5愛知大会でのIWGP挑戦、さらには中邑率いるCHAOSとの4番勝負(23日、東京・後楽園ホール)を控え、この日は青義軍でみっちり特訓。スーパー・ストロング・マシンとともに、平澤光秀と井上亘にけいこをつけ「全勝するぞ」と士気を強めた。 青義軍の長としてCHAOSとの抗争もさることながら、IWGP戦はなおさら負けられない。「俺が中邑に勝つことはチームとしても必要なこと。お前らに見せてやるよ、俺の歩んできた道を。俺もお前らと一緒に走ると言った以上は、中邑から必ずベルトを取る」。 後輩レスラーの前で単にイキがっているわけではない。「昔、藤田(和之)と試合したとき、コーナーにへたり込んだところにヒザを何発もぶち込んだら、逆にコーナーに押し付けられて藤田から強烈なヒザを何発も食らって記憶が飛んだ。あのときみたいにやるかやられるかの試合がしたい。それこそあのヒザをたたき込んでやろうかな」 目には目を、歯に歯をとばかりに、中邑の一撃必殺ボマイェに真っ向勝負する構えの永田。「中邑が使ってるボマイェっていうのは『やっちまえ』って意味らしいけど、まあ俺ならボマイェってまどろっこしい名前つけないで、ボンバイエって名前をつけてやりますよ」。王者をコーナーでのヒザ蹴り「ボンバイエ」で葬る気でいる。
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スポーツ 2009年11月19日 15時00分
新日本 12・5名古屋でIWGP戦 永田“絶口調”
新日本プロレスIWGPヘビー級王者・中邑真輔とチャレンジャー永田裕志(12月5日、名古屋)が大舌戦だ。18日には都内の同事務所で調印式。寡黙な王者に永田が「3カウント数える必要のない決着にする」と完全決着を予告したことから、不穏なムードが漂った。 タイトル戦決定後から舌戦を繰り広げている両雄は、この日の調印式でもギスギスした雰囲気だった。中邑から近年ベルト戦線に絡んでいない体たらくぶりを指摘されていただけに、特に永田はフラストレーションがたまっていた。 「カウント1、2、3、と数える必要もないくらいノックアウトできるようもっていきたい。過去にデカイ記録や実績をつくってきたけど、いまの俺は過去の永田裕志より強い。そういうところを見せつけた上でベルトをふんだくって、僕の腰に2年2カ月ぶりに取り返す」 IWGPヘビー級王座最多の10度防衛記録を保持するミスターIWGPからしてみれば、いまの中邑だってIWGP王者としてはまだまだ満足できるレベルではないという。 「俺が連続防衛記録を作ったときは新日本プロレスの選手、社員にメシを食わせていた自負があった。そのぐらいの自負がいまの中邑クンにあるか?」 現王者の政権運営能力に疑問を呈し、挑発する永田の“口撃”はやまない。「俺がチャンピオンでチケットが売れないのがイヤだったんで、世間に注目を浴びるような記事や話題もドンドン発信すれば、自分で営業もした。それに選手会長として道場の練習も仕切っていたし、それぐらい完ぺきだった。ま、いまはそこまで役割を担う必要がないくらい会社がケアしてくれますから、いいと思いますけどね」 あたかも現王者を物足りないといわんばかり。 これに一方の中邑も応戦。まずは「チャンピオンのあり方についてはなりたてのチャンピオンなんで。つくりあげていくのは、闘って闘って、振り向いたときにそれができてればいい」と突っぱねながら「永田裕志とは四の五の適当にののしり合って盛上げるよりも、リングでやればいい」とリングでの制裁を誓っていた。
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