序盤はグラウンドとキックの攻防という格闘技スタイルが展開。試合が大きく動き出したのは10分が過ぎた頃。永田はコーナー上からエクスプロイダー、白目式腕固めとたたみ込みペースを握った。
その後、息を吹き返した中邑がキックやボマイェで反撃したものの、バックドロップからバックドロップホールドへとつないで、永田が4年振り2度目の優勝を飾った。
下馬評では中邑有利だったこともあって、意外な結末に場内からは熱烈な永田コールが。
リング上でのインタビューの際、
「このパワーを東北で苦しんでいる皆さんに送るしかない。それがプロレスのパワーなんです。プロレスのパワーは永遠に不滅です」と被災地に向けて励ましのエールを送った。
この結果によって永田は、4月3日の後楽園ホール大会で、IWGP王者の棚橋弘至への挑戦権を獲得。久しぶりとなる王者返り咲きも夢ではなくなった。