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ボクシング 長谷川穂積の米国進出遠のく

 ボクシングのトリプル世界戦が3日、有明コロシアムで行われ、WBC世界バンタム級王者の長谷川穂積(千里馬神戸)は4度目の防衛に成功したものの内容はいまひとつ。2度目の防衛に成功したWBA世界スーパーフェザー級王者のエドウィン・バレロ(帝拳=ベネズエラ)とは対照的に、希望していたアメリカ進出が遠のいた。
 今回の試合は世界各国で放送されるとあって、ボクシング界の“メジャー”アメリカを目指す長谷川にとっては商品価値をアピールする絶好の機会。さらに親交のあるレッドソックスの松坂大輔から「アメリカで待っている」とラブコールを送られたのだから、モチベーションはバリバリに高かった。
 しかし、いざフタを開けてみると、無敗の挑戦者、シンピウェ・ベチュカ(南アフリカ)を相手に想定外の苦戦。最終的に3-0の判定で勝利したとはいえ、すっかりその気になっていた長谷川は「こんな試合ではまだ無理。自分は未熟すぎる」とガックリだ。

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