今回の試合は世界各国で放送されるとあって、ボクシング界の“メジャー”アメリカを目指す長谷川にとっては商品価値をアピールする絶好の機会。さらに親交のあるレッドソックスの松坂大輔から「アメリカで待っている」とラブコールを送られたのだから、モチベーションはバリバリに高かった。
しかし、いざフタを開けてみると、無敗の挑戦者、シンピウェ・ベチュカ(南アフリカ)を相手に想定外の苦戦。最終的に3-0の判定で勝利したとはいえ、すっかりその気になっていた長谷川は「こんな試合ではまだ無理。自分は未熟すぎる」とガックリだ。