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“破壊王”橋本真也の長男・大地が3・6両国で蝶野正洋を相手にデビュー プロレス界の親子鷹って?

 05年7月11日、脳幹出血のため急死した“破壊王”故橋本真也さん(享年40)の長男でZERO1練習生の橋本大地が、同団体10周年記念興行となる3・6東京・両国国技館大会で、橋本の同期生である蝶野正洋(フリー)を対戦相手にデビュー戦を行なうことが決まった。

 超大物選手の2世とあって、大地の注目度は極めて高い。まだ18歳と年も若く、母親似のイケメンで期待度は大。ZERO1には潰さないように、大事に育ててほしいものだ。

 ところで、米マット界では2世プロレスラーは多い。有名なところでは、ドリー・ファンク一家やフリッツ・フォン・エリック一家など、親子二代でプロレスラーになったケースは数多く存在する。

 だが、日本となると、とんと聞かないのが実情。55年(昭和30年)に力道山(故人)の日本プロレスの対抗組織として、大阪に設立された東亜プロレスに所属した戸田秀雄(父)、戸田和雄(息子)が、日本プロレス界初の親子プロレスラーとして記録に残っている。戸田親子は親子タッグも実現させている。ちなみに、同団体の代表だった大同山又道は、北朝鮮最高指導者・金正日(キム・ジョンイル)の夫人で、後継者の金正恩(キム・ジョンウン)の母である高英姫(コ・ヨンヒ)の父親に当たる。

 2例目は力道山親子。二男・百田光雄が兄より先に日プロでデビュー。長男・百田義浩さん(故人)は全日本プロレスでデビューしたが、短期間で引退した。還暦を過ぎた光雄は今でも、フリーとしてリングに上がっている。その他、日プロ、全日本で活躍したミツ・ヒライさん(故人=父)と、ヘイト(息子・平井伸和=全日本)。親子ともに新日本プロレスで活躍した柴田勝久さん(故人=父)と息子・勝頼(Laughter7)などが有名。父娘ではグラン浜田&浜田文子、母娘では星野美代子&中山香里の例がある。

 かくして、国内では親子プロレスラーは希有なケース。それだけに、“破壊王二世”大地に懸かる期待は大きい。
(最強プロレスサイトBATTLENET/ミカエル・コバタ)

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