>>巨人・後藤コーチに「違反行為じゃ?」疑問の声相次ぐ 三塁ランナーへの“肉体的援助”、高津監督の抗議も実らず<<
問題となったのは、「13-1」と巨人12点リードで迎えた6回裏1死一、二塁でのプレー。ここで第4打席を迎えた田口だが、この打席ではそれまでの打席で見られた普段のバッティングフォームではなく、同僚の吉川尚輝、丸佳浩、亀井善行と酷似したフォームをそれぞれ披露した。
具体的には初球がバットを垂直に立てたフォーム、2球目から4球目がバットを寝かせて右足を後ろに開いたフォーム、そして5球目がバットを揺らしながら構えるフォームという順番だった。
田口は打席内で一度もバットを振らず見逃し三振に倒れるが、ベンチに下がった後声をかけてきた吉川に対し満面の笑み。また、田口から見て左斜め前に座っていたウィーラーも、ニヤリとした表情で田口を見ていた。
打席内で次々にフォームが変わった田口の姿に、ネット上には「これ絶対にモノマネしてるよな(笑)」、「吉川に突っ込まれてるところみると本当にモノマネしてたっぽいな」、「割とクオリティ高いのが笑える」といった反応が多数寄せられている。
一方、DeNAファンからは「大差ついてるからって余裕こきすぎだろ、馬鹿にしてんのか」、「練習中とかにやるならいいんだけど、試合中にやるのは相手をおちょくってるとしか思えない」といった批判も複数挙がった。
「今回話題になっている田口は、これまでにも球団が手掛ける公式ユーチューブチャンネルが投稿した動画などでたびたび同僚のモノマネを披露している選手。中には動きを大げさに誇張したものもありますが総じてクオリティが高く、動画内ではチームを率いる原辰徳監督が『似てる!』と評価する場面もあります。今回のモノマネもクオリティとしてはなかなかのものでしたが、巨人が大差をつけている状況だったため一部DeNAファンからは侮辱行為と捉えられているようですね」(野球ライター)
試合後の報道では、今回のモノマネについての田口のコメントは特に伝えられていない。本人的にはベンチを盛り上げようという気持ちだったのかもしれないが、気分を害したファンも少なからずいたようだ。
文 / 柴田雅人