問題となっているのは、「3-2」とヤクルト1点リードの7回裏に飛び出たプレー。この回、ヤクルトは2番手・高橋奎二が1死一、三塁のピンチを招いたところで3番手にマクガフを起用。マクガフは代打で登場した中谷将大を空振り三振に。次打者の近本光司に2球目を投じた際に一塁走者に二盗を許すも、近本を打ち取ればピンチ脱出という状況だった。
ところが、マクガフはカウント「2-1」から4球目を投じる前、なぜか誰も走者がいない無人の一塁へ牽制球を投じる。一塁手・坂口智隆は当然ベースに入っておらず、マクガフのボールは悪送球となり一塁ファールグラウンドを転々。この間に2者が生還したことでヤクルトは「3-4」と逆転を許し、そのまま試合にも敗れてしまった。
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敗戦につながった予想外のプレーを受け、ネット上には「は?何で一塁に投げた?」、「直前に二盗されたこと失念してたのか?」、「無人の塁に牽制なんて初めて見た、とんでもないボーンヘッドだ」、「こんな訳分からんミスで負けるとは思わなかった」といった声が数多く寄せられている。
一方、同日に自身の公式ツイッターに投稿した元阪神・高橋聡文氏は「キャッチャーがしっかり投手に確認してたかな?」と、マクガフだけでなく捕手・西田明央にも責任があると指摘している。高橋氏によると、右投手は一塁走者の動きが視界に入らないため、捕手が二塁に投げるそぶりを見せなければ盗塁を許したことに気づかない時があるという。
実際、西田は二盗を許した際に重盗を警戒してか三塁に目線をやる一方、二塁には投げるそぶりを見せなかった。高橋氏はこれがマクガフのミスを招いたのではと主張しており、ファンからはこれに同調するリプライが多数寄せられている。
試合後、ヤクルト・高津臣吾監督が「俺にもよく分からない。マクガフ本人に聞いてほしい」と呆れ果てたことが伝えられているマクガフのミス。このコメントを受け、一部では「懲罰降格もあるのでは」とマクガフの二軍行きを予想するコメントも挙がっている。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
高橋聡文氏の公式ツイッターより
https://twitter.com/akifumi0529