田口麗斗
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スポーツ 2023年08月06日 17時00分
ヤクルト、村上復調もリーグ3連覇は絶望的か CS進出も間に合わない? 難敵は3位DeNA以外にも
7月22日から後半戦がスタートしている今季のプロ野球。いよいよ勝負の夏場が迫ってくる中、復調気配を見せているのがセ・リーグ5位(38勝51敗2分/7月31日時点)のヤクルトだ。 今季のヤクルトは3・4月を「11勝13敗1分」と黒星先行で終えると、5月は16~31日にかけ12連敗(1分挟む)を喫したこともあり「6勝17敗1分」と大きく負け越し。6月も「9勝12敗」と振るわなかったが、7月は「12勝9敗」と今季初めて月間勝ち越しを記録した。 7月を勝ち越した原動力となったのは、今季91試合中90試合で4番を務めているプロ6年目・23歳の村上宗隆。村上は3・4月に月間打率1割台、5~6月も2割6分前後と今一つだったが、7月は「.312・7本・17打点」と打撃3部門で好成績をマークした。 本人は7月23日未明放送の『S-PARK』(フジテレビ系)にVTR出演した際、WBCで共闘した大谷翔平、ダルビッシュ有、吉田正尚らを参考に変えた調整法が合わず、5月半ばから徐々に元に戻したことを明かしている。その効果が7月になって出てきているようだ。 >>ヤクルト・村上の不振、原因はWBC?「少し太った気が…」指摘相次いでいた異変の真相は<< また、12連敗を記録した5月はチーム防御率「4.97」とボロボロだった投手陣も、7月は「3.30」と1点以上も数字が減少。守護神・田口麗斗が今季初めて月間10セーブをマークするなど、勝ちパターンが機能する試合も増えつつある。 開幕から約4か月、ようやく投打がかみ合ってきたヤクルト。それでも、残りシーズンは昨季まで2年連続で達成しているリーグ優勝はおろか、クライマックスシリーズ(CS)進出も厳しそうな情勢となっている。 7月の戦いを終えた段階で、セ・リーグ3位にはDeNA(46勝43敗2分)が位置している。同球団は今季残り52試合を残しているが、仮に26勝26敗の勝率.500で終えた場合、シーズン成績は「72勝69敗2分・勝率.511」になる。 一方、同じく残り52試合のヤクルトがDeNAを上回るには、残り試合を「35勝17敗・勝率.673」で乗り切る必要がある。7月にようやく今季初の月間勝ち越しを記録したヤクルトが、ここから10月1日のレギュラーシーズン最終戦・巨人戦まで毎カード勝ち越す勢いで戦い抜くのは至難の業といえるだろう。 また、DeNAと0.5ゲーム差の4位・巨人の存在もCS進出に向けて大きな障壁になる。今季の巨人は3・4月に「11勝14敗」と負け越したものの、5月からは3か月連続で月間勝率5割以上を記録している。7月末には坂本勇人(右太もも肉離れ)ら主力も一軍復帰しているが、今後の勢い次第ではDeNAを抜いて3位に浮上し、CS進出ラインを大幅に引き上げるほど勝ちを重ねる可能性もゼロではない。 ヤクルトとしてはDeNA、巨人の大型連敗を祈りつつ、自分たちは勝ち越しを目標に毎カード戦っていくことが現実的といえそうな8月以降の戦い。リーグ2連覇中の王者が沈んだままシーズンを終えるのか、それとも意地を見せ上位戦線に加わっていくのか要注目だ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2023年07月23日 17時00分
FA取得のヤクルト・田口、素行面が争奪戦に影響? 成績文句ナシも球場内外でトラブル頻発
2014年のプロ入りから巨人、ヤクルトでプレーしているプロ10年目・27歳の田口麗斗。19日、国内FA権を取得したことが報じられた。 田口は監督推薦で選ばれている球宴第1戦が行われた19日、出場選手登録日数が7年に達して国内FA権の資格取得条件を満たしたとのこと。本人は翌20日、自身の公式Twitterに「思うような結果を残せないシーズンも多々ありましたがプロ野球選手としての新たな勲章を手にする事が出来ました。 ジャイアンツ、スワローズと共に1軍の活躍の場をくれたチームに本当に感謝しています」と感謝の旨を投稿している。 今オフにFA権を行使するかについては「まだまだ今はチームのことしか考えていない」として明言を避けたという田口。ただ、ファンの間では争奪戦が勃発する可能性は高いという見方は少なくないようだ。 >>ヤクルト・田口、ベンチでの“山崎熱烈応援”が話題「頭の振り凄い」 球宴の裏側、球団SNSが公開<< 「田口はプロ入りから2021年までは先発・リリーフの両方を務めていましたが、2022年からはリリーフ一本での起用に。同年は『45登板・1勝1敗18ホールド2セーブ・防御率1.25』、今季は前半戦を終えた17日時点で『32登板・1勝2敗5ホールド21セーブ・防御率1.71』と高い安定感を誇っています。加えて、年齢はまだ若く過去に大きな故障もありませんので、今オフを最大の売り時と考えてFA行使する可能性は十分考えられるのでは」(野球ライター) 田口は昨年12月の契約更改では1800万円増の年俸8800万円(推定)でサインしているが、近年の成績を踏まえるとリーズナブルともいえる。ブルペン不安を抱える古巣の巨人、田口の出身地・広島の球団で守護神・栗林良吏の不調が続くカープなどが獲得に乗り出してもおかしくはなく、ヤクルトも相応の条件を用意して慰留に努めるだろう。 争奪戦勃発なら最低でも年俸1億円は超えそうな田口だが、一部からは素行面が評価に響くのではないかという見方もある。田口は巨人時代から気迫あふれる投球を持ち味としているが、相手打者を抑えた際の雄叫びやガッツポーズがオーバーリアクションではないかと度々物議を醸している。 また、今年5月20日には、同日のDeNA戦でヤクルト側の3死球(田口は無関係)が原因で起こった乱闘騒ぎについて、試合後に自身のTwitterで「勝負に行って結果としてああなってしまっただけ もちろんどの投手も申し訳ないって気持ちになっているのは間違いない」と説明したところ、一部ファンが「当てた側の球団が言うことか」と田口を批判。 すると、田口は同日に行ったインスタライブの中で、一部ファンに対して「同じ土俵に立ってないし、同じレベルの世界で生きてないって、俺思っちゃうんよね。そういう人のこと、申し訳ないけど、見下してしまうんですよ」と発言。プロとしての自覚を欠いているとまたも批判が集まり、翌21日に自身のTwitterで「この度は僕の失言により不快な気持ちをさせたファンの皆様 本当に申し訳ありませんでした」、「アンチの方に対してこう思ってますという発言が、普段から応援してくださっている方に対しても同じ様に伝わってしまいました」と謝罪する事態になっている。 成績は十分だが、不必要なトラブルを起こすリスクも抱えているといえる田口。それでも今オフ争奪戦が勃発するのか、それとも権利行使せずすんなり残留するのかは要注目だ。文 / 柴田雅人記事内の引用について田口麗斗の公式Twitterよりhttps://twitter.com/taguchi90田口麗斗の公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/taguchi_34
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スポーツ 2023年07月20日 14時30分
ヤクルト・田口、ベンチでの“山崎熱烈応援”が話題「頭の振り凄い」 球宴の裏側、球団SNSが公開
ヤクルトの球団公式Twitterが19日に投稿した動画に、同チーム所属のプロ10年目・27歳の田口麗斗が登場。動画内で見せた姿が話題となっている。 田口は監督推薦で選ばれた選手の一人として、19日に行われたオールスター第1戦に参加。登板はなかったが、球団公式Twitterは試合中の午後9時前に「応援も頑張ってます〜」という一文と共に、ベンチ内の田口を映した動画を投稿した。 動画内の田口は8回表に登板したDeNA・山崎康晃の投球練習中、一塁側の全セベンチ最前列で“ヤスアキジャンプ”を披露。“ヤスアキジャンプ”は山崎の登板時、ファンが入場曲に合わせて飛び跳ねながら「ヤ・ス・ア・キ!」と声を合わせる応援スタイルのことだが、田口も帽子が脱げるほど頭を振ってジャンプしたり、「ヤ・ス・ア・キー!」と言いながら左手をマウンドへ突き出すなどファン顔負けの応援を見せていた。 >>球宴第1戦、中嶋監督が選手に“腹パン”?「相手のけぞってる」驚きの声も、隣の同僚は爆笑<< この田口の姿に、ネット上では「田口の応援気合い入りすぎで笑った」、「その辺のファンよりよっぽど熱量高いんじゃないか」、「ノリノリすぎて帽子脱げたとこ吹いたわ」、「オールスターじゃないと絶対見れない場面だな」といった面白がる声が寄せられた。 また、熱烈応援を受けた側の山崎も試合終了後の午前0時前、球団公式Twitterの投稿に「田口めちゃくちゃ面白いじゃん」とリプライを送っている。 今年は2017年以来6年ぶりにオールスターに選ばれている田口。久しぶりの夢舞台を全力で楽しんでいるようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について東京ヤクルトスワローズの公式Twitterよりhttps://twitter.com/swallowspr山崎康晃の公式Twitterよりhttps://twitter.com/19Yasuaki
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スポーツ 2023年04月04日 11時45分
ヤクルト・高津監督、田口のメンタル評価し守護神起用? 今オフの去就には不安要素も
第2節の中日戦(4月4日~)でも“連投”となりそうだ。東京ヤクルトのシン守護神に、移籍3年目の田口麗斗投手が指名された。他投手を予想する声の方が多かった。しかし、高津臣吾監督らしい人選でもある。 開幕第3戦(2日)の広島戦、8回裏に勝ち越しに成功すると、高津監督は最終回のマウンドに田口を送った。スコアは3対2、神宮球場のファンも前日の指揮官のコメントを知っていたのだろう。「ピッチャー、田口」がアナウンスされると、大きな拍手が沸き起こった。 「1日の試合は『1対0』の投手戦でした。9回を締めたのが田口で、高津監督は『守護神ということでいいのか?』の質問に、『それでいいと思います』と答えています」(スポーツ紙記者) 田口はクローザーに繋ぐ「8回」を託されるとの見方をされていた。 >>巨人・元木ヘッドが田口に激怒?「投手は真剣に投げてるのに」打席での“ものまね”を問題視、重大リスク指摘に本人ガックリ<< 昨シーズン38セーブを挙げるなど、チームに貢献したスコット・マクガフ投手が抜け、その後継者探しが「3連覇のカギ」とされてきた。 「石山泰稚投手、清水昇投手、新外国人のキオーニ・ケラ投手らもいましたが、高津監督が『ゲームセットの瞬間』までをイメージしやすかったのは田口でした」(球界関係者) 石山、清水たちには「強いストレート」があるが、田口には際立った武器がない。低めに変化球を集め、相手打者のタイミングを外し、打ち損じを誘っていくタイプだ。 「高津監督が重要視したのは、メンタルです。クローザーは1球のミスで敗戦投手になることもあります。高津監督は気持ちの切り替えが上手な投手が良いと思っていました」(前出・同) 今さらだが、指揮官は日米通算313セーブ、NPB歴代2位の286セーブをマークしたスター守護神だ。剛速球で相手打者をねじ伏せるのではなく、サイドスローから放たれるシンカーで“幻惑”させていた。 現役時代を知るプロ野球OBがこう続ける。 「救援に失敗したこともありましたよ。グラブハウスに戻ってもひと言も発することが出来ず、でも、帰るまでには気持ちを切り替えているんです。遠征続きで体調が優れない時も練習メニューを変えるなどして乗り切っていました」 その「鋼のメンタル力」がなければ、アメリカ、韓国、台湾、そして、国内独立リーグで投げ抜くことはできなかっただろう。 「田口はヤクルトに移籍して登板数が増えましたが、巨人時代と異なることも多く、苦労していました。チーム事情で先発からリリーフに配置換えになっても、適応しようと…」(前出・球界関係者) 今季からは投手陣のリーダーにも選ばれている。自身が投げ終えた後もベンチに残り、声を出し続けていた。そういった姿勢も評価されたのだろう。 「田口はタフ。3連投でもビクともしませんよ」(前出・スポーツ紙記者) 順調に行けば、今オフに国内フリーエージェント権を取得する。昨年の契約更改では1800万円増の8800万円(推定)でサインしているが、複数年ではなかった。2年連続での“守護神ロス”を防ぐためにも、球団は資金調達も進めておくべきだ。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年09月26日 17時40分
ヤクルト田口選手、ビールかけでの絶叫に心配「あとで謝罪入りそう」スポンサーを危惧する声も
25日に2年連続9度目のリーグ優勝を決めた野球の東京ヤクルトスワローズ。同日神宮球場のスタンドで行われたビールかけでの、田口麗斗投手の発言がネット上で物議を醸している。 コロナ禍で2020年から行われていなかったビールかけ。昨年、リーグ優勝と日本シリーズでも優勝したヤクルトも自粛していたため、チームにとって2015年のリーグ優勝以来のビールかけとなった。 >>『サンモニ』関口宏、ゲストに「素人ではわからない」ヤクルト村上選手の解説切り捨て物議に<< 3000本のビールが使われ、キャプテン山田哲人選手がバケツいっぱいのビールをかけられるなど話題に。そんな中、ネット上で問題となっているのは、田口投手のある発言。 田口投手はマイクとカメラに向かってビール瓶を一気飲みし、周りの選手からも瓶ビールをかけられた直後に、「まっずいわ、ビール!」と絶叫。そのままカメラの前から立ち去っていた。 しかし、今回のビールかけに使われたのは、ヤクルトのトップスポンサーの一つ・キリンの「キリン一番搾り」。この発言はSNSを中心に拡散され、ネット上から、「スポンサーの商品けなすって大丈夫?」「カメラに向かってまずいはキリンに対してまずい」「さすがにダメ」「これスポンサーいい気しないだろうな」「なんでこんなこと言ったの?」「あとで謝罪入りそう」という困惑や心配の声が殺到している。 一方、ビールかけに使われるのは通常、常温のビールということもあり、ネットからは「常温のビールがまずいって意味だと信じたい」「ぬるいビールはおいしくないよね」といったフォローの声も集まっていた。 優勝直後のテンションで、つい言ってはいけないことを口にしてしまったのかもしれない――。
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スポーツ 2022年02月21日 20時30分
巨人・元木ヘッドが田口に激怒?「投手は真剣に投げてるのに」打席での“ものまね”を問題視、重大リスク指摘に本人ガックリ
巨人・元木大介一軍ヘッド兼オフェンスチーフコーチが、20日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に登場。共演したヤクルトのプロ9年目・26歳の田口麗斗への発言がネット上で話題となっている。 元木ヘッドと田口はヤクルト・村上宗隆、巨人・戸郷翔征、広島の森下暢仁・栗林良吏、オリックス・山本由伸、ソフトバンク・栗原陵矢と共に、1月9日放送の『プロ野球若手スターSP』に出演。今回の番組では1月放送分に入り切らなかった未公開シーンが放送された。 >>巨人・元木ヘッド、選手にもスタッフにもナメられる?「因果応報だろ」自虐エピソード明かすも原因指摘する声も<< 放送では、昨季までのプロ野球珍プレー・好プレーがVTRで紹介され、プレーの背景や理由について各選手が語った。その中で、田口が巨人時代(2014-2021)の2020年シーズン中、打席内で丸佳浩、亀井善行(現巨人一軍外野守備走塁コーチ)ら同僚打者をまねたような打撃フォームをしていたと、VTRで紹介された。 番組MCのダウンタウン・浜田雅功から「ものまねしようって決めてやってるわけ?」と意図を聞かれた田口は、「ものまねしようというよりも、一流打者の雰囲気を醸し出してるだけでいい結果が生まれるんじゃないかと」とものまねではないことを主張した。 これを受け浜田から「気づいてなかったんですか?」と話を振られた元木ヘッドは、「僕知らなかったですね。気づいてたらまず注意してますね」と断言。続けて「投手は真剣に投げてるのに、あれをやられると多分気持ち良くないと思うんですよ」と挑発行為にとられかねないと苦言を呈し、これを聞いた田口は力なくうなずいていた。 この元木ヘッドの発言を受け、ネット上には「確かに投げる側にとっては煽ってるように見えるかもしれん」、「それで報復死球受けて交代とかなったらチームの試合運びも大きく狂うしなあ」と同調の声が寄せられた。一方、「この年の田口は結果出てるから、今になって辞めろって言われてももう難しいのでは」、「田口とか今永とかものまねで数字残してる投手もいるんだし、一概にやるなというのもちょっと違う気がする」といった見方も多数みられた。 「球界ではヒットの確率を上げるための策の一つとして、自軍・敵軍の主力野手を模倣した打撃フォームを採用している投手は少なからずいます。特に有名なのがDeNA・今永昇太で、これまでに同僚・宮崎敏郎やソフトバンク・中村晃といった巧打者を模したフォームを取り入れていますが、このかいもあってか昨季は投手としてはかなりの高打率である『.270』を記録。今回元木ヘッドが苦言を呈した田口も、2020年はキャリアハイの打率『.214』をマークしています。そのため、田口らはこのような数字を残すことを目的に他打者のフォームを取り入れているのであり、挑発行為だと一概に否定するのも違うのではと考えているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 元上司の元木ヘッドから思わぬ指摘を受けた形の田口。迎える今季はものまねを控えるのか、それとも続行するのかがひそかな注目点となりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年06月23日 19時30分
ヤクルト・田口の投球を広島ファンが妨害? バックネット裏での不可解行動が物議、「目立ちたかっただけでは」と指摘も
22日に広島・マツダスタジアムで行われた広島対ヤクルトの一戦。「6-1」でヤクルトが勝利したこの試合で、ある観客が見せた行動がネット上で物議を醸している。 問題となっているのは、「6-0」とヤクルト6点リードで迎えた6回裏に中継カメラに映り込んだ観客の様子。この回ヤクルトは先発・田口麗斗が続投していたが、その田口の投球中にバックネット裏に座っていた赤いTシャツ姿の小学生らしき少年客が、両手を上下左右に不規則に大きく動かす動作を複数回行う。また、少年客は両手だけでなく、同戦の来場者に配られた応援グッズの赤い傘も何度か振り回していた。 その後田口は1死一、三塁から西川龍馬の犠牲フライで1点を失うが、後続の石原貴規が打席に入った直後、球場の警備員が少年客に近づき言葉をかける。何らかの注意を受けたとみられる少年客はその後は大きな動作を控えたが、警備員は7回以降も少年客の座席前方に待機し監視を続けていた。 少年客は4回表ごろからバックネット裏の座席に着席し試合を観戦していたが、6回裏までは特に目立った行動はなかった。また、少年客の横には身内と思われる男性客も座っていたが、6回裏の少年客の行動に対し注意したような様子は見られなかった。 少年客の行動を受け、ネット上には「明らかに田口の投球を邪魔しようとしてて不快」、「田口にとっても他のファンにとっても迷惑でしかない、警備員もその場で退場にすればよかったのに」、「フラッシュの次は傘で妨害かよ、広島ファンはどんだけ民度低いんだ」といった苦言や批判が多数寄せられている。 一方、「試合の大勢が決まってる6回にいきなり騒ぎ出したのは不思議だな、妨害が目的ならもっと早いイニングでやってると思うけど」、「知り合いから『TV映ってるよ!』って連絡が来て舞い上がっちゃった可能性もあるんじゃないか」、「警備員と喋った後はおとなしくなってたし、本人的には中継画面で目立ちたかっただけなのでは」と、少年客に悪意はなかったとみるコメントも複数見受けられた。 「今回試合が行われたマツダスタジアムでは、2019年にもバックネット裏のファンの行動が物議を醸しています。同年8月30日~9月1日の広島対DeNA3連戦で、バックネット裏のファンがDeNA投手の投球に合わせてカメラのフラッシュをたくという行動を連発。1日の試合では球審が一度試合を止め直接注意する事態に発展しました、広島を含めたセ・パ12球団が試合進行・展開に影響を及ぼす行為を観戦ルールで固く禁止していることもあり、ネット上にも『ルール破りのフラッシュで目つぶしを狙うなんて卑劣すぎる』、『当たり前のルールも守れないような奴は早く出禁にしろ』と批判が噴出しました」(野球ライター) >>試合が崩壊したことも? 広島、観客による投球後の“目つぶし”に「わざとだろ」批判の声 迷惑行為止まず<< 試合後、田口は自身の公式ツイッターに投稿し「今季4勝目を挙げられました!」とファンに勝利を報告したが、投稿内で少年客については言及していない。ファンの間で物議を醸した少年客の行動だが、田口本人はあまり気に留めていなかったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について田口麗斗の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/taguchi90
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スポーツ 2021年03月06日 11時00分
巨人・田口のトレードで残り1人、なぜ2013年ドラフト組の放出が相次ぐ? 原監督の方針転換のきっかけは
2013年ドラフトで3位指名を受け巨人に入団し、昨季までに「162登板・36勝37敗16ホールド2セーブ・防御率3.49」といった成績を残しているプロ8年目・25歳の田口麗斗。1日に発表されたヤクルトへのトレード移籍は多くのプロ野球ファンを驚かせた。 今回のトレードで巨人は田口をヤクルトに放出し、代わりにプロ6年目・23歳の廣岡大志を獲得。2019年に2ケタ10本を放つなどパンチ力のある廣岡の獲得理由について、原辰徳監督が「右の大型選手というのは、(坂本)勇人の次がなかなか出てきていない(から)」と語ったことが伝えられている。 >>ヤクルト・高津監督、廣岡トレードは事後報告だった? フロント主導で実現もブルペン陣は渡りに船か<< 2016~2017年にかけ2年連続2ケタ勝利(10勝、13勝)をマークした田口の放出を受け、ネット上には「2ケタ2回クリアしたことある田口を出すとはびっくり」、「田口放出、廣岡獲得は釣り合ってるんだろうか」と驚きの声も。このトレードにより、田口が指名を受けた2013年ドラフト組の選手はチームに残り1名となった。 巨人は2013年ドラフトにおいて田口を含め5名を支配下指名している。しかし、4位・奥村展征(→ヤクルト/2015年1月に人的補償で移籍)、5位・平良拳太郎(→DeNA/2017年1月に人的補償で移籍)、2位・和田恋(→楽天/2019年7月にトレード移籍)と1人ずつ巨人を去り、今回の田口のトレードで残りは1位・小林誠司のみとなっている。 指名から約8年が経過した選手がトレードなどでチームを去ること自体は珍しいものではないが、巨人の2013年ドラフト指名選手は5名中4名がトレード・人的補償で退団と他に例がない事態となっている。放出が相次ぐ理由は様々考えられるが、“ポスト原監督”を見据えたものという見方もある。 原監督は2019年から第3次政権をスタートさせているが、ファンやメディアの間では3年契約が満了する今季で退任し、GMなどフロント職に転向するのではと予想されている。本人は実際の去就についてまだ明言してはいないが、2019年から現在までに元木大介(一軍ヘッドコーチ)、阿部慎之助(二軍監督)、桑田真澄(一軍投手チーフコーチ補佐)と有力OBを相次いで入閣させるなど後継者を確保するような動きも見せている。 自身の後任が結果を出せるかは本人の采配はもちろん、計算できる選手がどれだけいるかにも左右される。そのため、原監督は指揮を執る中で選手の価値を見定め、見切りをつけた選手をトレード・人的補償のプロテクト外とする形で戦力整理を進めているのではないだろうか。 実際、原監督は第3次政権時代に今回を含め6件のトレードを成立させているが、放出選手の中で新天地で地位を築いたといえるのは澤村拓一(現レッドソックス)のみ。一方、獲得選手では高梨雄平、ウィーラーといった選手が一軍戦力として定着しているため、ここまでの“収支”は間違いなくプラスといえる状況だ。 こうした点を踏まえて2013年度ドラフトを振り返ると、小林以外の4名は高卒の選手で、小林も石川歩(ロッテ)を抽選で外したことを受けての外れ1位となっている。目当ての石川が獲れず将来性を重視した指名に切り替えたものと思われるが、原監督は5名がいずれも思うような成長を見せていないと判断し、彼らができるだけ若いうちに整理してしまおうと考えたのかもしれない。 となると、原監督は契約最終年となる今季終了までに、2013年組最後の1人である小林を絡めたトレードを敢行する可能性もある。小林は大城卓三、炭谷銀仁朗、岸田行倫と捕手3名体制が確立している現状では優先度が低い選手のため、絶対的な正捕手がいない楽天、日本ハムといった球団とはいい交渉ができるかもしれない。 原監督は今回トレード放出した田口に対し、「田口は打倒ジャイアンツ、われわれは戦う時には打倒田口というところ」と巨人を脅かす投手になってほしいと語ったことが伝えられている。この言葉が本心かどうかは本人しか分からないが、いずれにせよ今後の動きにも注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年03月05日 11時20分
ヤクルト移籍の田口、右太もも痛以外にも故障? 予想外のコンディションは開幕投手・小川にも悪影響か
トレード成立後の心理戦が繰り広げられていた。3月4日、東京ドームで行われた巨人と東京ヤクルトのオープン戦は、ペナントレース本番を意識したトラップがいくつも仕掛けられていた。 高津臣吾監督が頼みとするのは、やはり、エース・小川泰弘のようだ。 「両球団の間でトレードが成立したことで、ファンも盛り上がっていました」(スポーツ紙記者) 両球団の間で廣岡大志内野手と田口麗斗投手の交換トレードが発表されたのは、3月1日。奇しくも、この発表直後にオープン戦を予定しており、トレード選手のデビューは古巣対決となった。心憎い演出ではあるが、対決2日目の4日、高津監督は厳しい表情も見せていた。 >>ヤクルト・高津監督、廣岡トレードは事後報告だった? フロント主導で実現もブルペン陣は渡りに船か<< トレード発表直後だが、高津監督は意味シンなコメントも発していた。 「投げられるのであれば、早く投げてほしい」 これは、田口への期待を問われた時に出た言葉。廣岡が2連戦に出場したのに対し、田口は試合出場登録もされていない。どうやら、「投げられるのであれば」のコメントは、田口の調整遅れを指していたのだ。 「田口はキャンプインして早々に右太股を痛め、チームを離脱しています。『軽症、大事を取って』というのが、当時、巨人が発表していた内容ですが」(前出・同) ヤクルト関係者によれば、田口がまだ実戦登板できない理由は調整の遅れと、『左手皮膚の炎症』。右太股痛の軽症は本当だったが、炎症の方は“ナゾ”だ。 「皮膚の炎症について詳しいことは分かりません。でも、田口はブルペン投球を再開させています。炎症は完治していないが、投げられないほどではない。右太股の故障も重なって、調整が遅れている。高津監督は『実戦投入するのはまだ早い』と判断したのでしょう」(球界関係者) 今回のトレードは沖縄での二次キャンプ中に行われた両球団の練習試合後(2月23日)に交渉が始まった。ヤクルト・小川淳司GMから申込みがあり、交渉の中で田口の名前が出てきたという。当然、小川GMにも調整の遅れは報告されている。「それでも!」と小川GMがラブコールを送って成立に至ったが、 「高津監督や現場を預かるコーチたちは、田口が実戦登板できるまでに何日くらい掛かるのか、小川GMに確認していました。小川GMは『さほど時間は掛からない』というような答え方でした」(前出・同) 4日に先発登板した小川泰弘は『開幕投手』が決定している。通常の中6日でいけば、第3節での巨人戦の初戦に登板することになる。これは、巨人の菅野にも当てはまる。 「4日の小川は二段モーションではなく、最初からセットポジションでした。グラブを構える位置が去年はお腹のあたりですが、今年は胸の前。4番岡本に変化球を続けて投げるなど、今までとは違う配球パターンも見せています。巨人打線は『アレ?』と首を傾げていました」(プロ野球解説者) 菅野はカーブをテストしていた。菅野と言えば、勝負球はスライダー。今年はカーブの割合を増やすのか、ヤクルト側も考え込んでいた。 投手と内野手の同一リーグによる交換トレードであったため、両球団は緊急で守備サインを変更している。田口の調整が遅れているため、小川の「負けられない」という負担は軽減されていない。交換トレードの歓迎ムードは上辺だけ、心理戦は始まっていた。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2021年03月01日 20時50分
巨人田口・ヤクルト廣岡のトレードに藤川氏ら球界OBが期待 ファンは驚きも両球団には勝算アリ?
これまで巨人(2014-)でプレーし「162登板・36勝37敗16ホールド2セーブ・防御率3.49」といった成績を残しているプロ8年目・25歳の田口麗斗と、ヤクルト(2016-)に所属し「236試合・.214・21本・54打点・101安打」をマークしたプロ6年目・23歳の廣岡大志。3月1日、両者のトレードが成立したことを両球団が発表した。 今回トレード移籍が決まった田口は、ここ3年は計10勝と今一つだが、2016~2017年にかけ2年連続2ケタ勝利(10勝、13勝)をマークした左腕。内野手の廣岡は昨季8本塁打にとどまったが、2019年は2ケタ10本を記録した実績を持っている。 報道によると、今回のトレードは内野手の層を厚くしたい巨人と、投手力を強化したいヤクルトの思惑が一致し実現したとのこと。トレード成立を受け田口は「東京ヤクルトスワローズでも、田口麗斗を応援してもらえるよう頑張ります」、そして廣岡は「新天地で活躍することが、皆さんへの恩返しにもなると思いますので、新たな気持ちで頑張っていきたいと思います」と、それぞれ所属球団サイトを通じてコメントしている。 >>巨人・秋広に元木ヘッドが「おかしいでしょ」 新人なのにコーチを酷評? 超生意気発言にファンも驚き<< 両名のトレードを受け、複数の球界OBが自身のSNSを通じコメントしている。元阪神・藤川球児氏は、3月1日に自身の公式ツイッターに投稿。「巨人、ヤクルトのトレードはお互いの選手にとって良さそう」と、今回のトレードは両名にとっていい方向に働くのではと推測した。 同日に自身の公式ツイッターに投稿した元西武・G.G.佐藤(佐藤隆彦)氏は、元ロッテ・里崎智也氏の受け売りだと前置きし「トレードって基本は良いことだからね。球団が欲しいからトレードで獲るわけで、活躍のチャンスが生まれます」とコメント。今回のトレードを機に、両名が今まで以上の活躍を見せる可能性は十分にあると期待を寄せた。 今回の一件を受けて、ネット上にも「田口は2ケタ勝利、廣岡も2ケタ本塁打をマークした実績があるからこのトレードはビックリ」、「実績的には田口の方が上だけど、巨人は本当に放出して良かったのか?」、「投手が手薄とはいえ、22歳で2ケタ打った廣岡を出すとは思わなかった」と驚く声が多数寄せられている。 同時に、「お互い近年は伸び悩んでた印象だけど、このトレードで間違いなくチャンスは広がるはず」、「両球団のチーム事情を考えると、win-winのトレードになる可能性は高そう」、「田口は投手の台所事情、廣岡は遊撃争いにそれぞれ変化をもたらしてほしい」といった期待の声も多数寄せられている。 「今回トレードを成立させた両球団ですが、巨人は正遊撃手・坂本勇人が今年33歳とベテランの域に差しかかっているため、今のうちに“ポスト坂本”にめどをつけたい状況。現在チームにいる遊撃手は俊足巧打タイプの選手がほとんどのため、長打力のある廣岡が後継者争いに付け入る隙は十分にあるでしょう。一方、ヤクルトは昨季チーム防御率(4.61)、先発防御率(4.83)がリーグワースト、救援防御率(4.33)もリーグ4位タイと投手力が課題。そのため、先発・リリーフどちらもこなせる田口にはチーム合流直後からチャンスが与えられることになりそうです」(野球ライター) 田口は25歳、廣岡は23歳と、選手としての伸びしろも期待できる年齢。果たして新天地でチャンスをつかむことはできるだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について読売ジャイアンツの公式サイトよりhttps://www.giants.jp/東京ヤクルトスワローズの公式サイトよりhttps://www.yakult-swallows.co.jp/藤川球児氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kyuji22fujikawaG.G.佐藤氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/ggsato_travers
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