直江は同日に行われた中日戦に先発するも、「3.2回66球・1失点・被安打3」で降板。チームは「3-2」で勝利したが、勝利投手の権利を得ることはできていない。
>>巨人ファン「何が暗黙の了解だ」と激怒 元ヤクルト・笘篠氏「ヤクルトに刺激を与えない方がいい」解説に批判噴出<<
同戦を現地で観戦したという堀内氏は、直江について「課題はまず『体力をつけること』だな」、「プロの体つきっていうのがあるんだけどまだそれが出来ていない」とスタミナ不足が見受けられたと指摘。
続けて、「1〜2回の1回り目は良かった。3回あたりから 目に見えてスピードは落ち抑えが効かない」、「回を追うごとにスピードが落ちるっていうのは体力がない証拠」とコメント。最初の一巡目は中日打線を抑えられていたが、二巡目を迎えたあたりから制球が乱れていたと苦言を呈した。
「本当は体力がつくまでもう少し寝かせてやった方がいい」と、本来なら二軍で体力強化をさせるのがセオリーだという堀内氏。「このまま投げさせるようであれば 傷つけないように育てていく必要はある」と、一軍起用を続けるならコンディション面に注意を払った方がいいと首脳陣に忠告していた。
今回の投稿を受け、ネット上には「確かに二巡目以降は直球も変化球も制球がバラついてた印象が強い」、「もう少し長くイニング投げて欲しい、降板後に中継ぎ6人も使ったし」、「体力さえあればなかなかやれそうだし、一度二軍に落としてしっかり土台作りをするのもアリじゃない?」、「まだ高卒2年目だからスタミナ不足は当然、首脳陣は焦らずにじっくり二軍で育成するべきだ」といった反応が多数寄せられている。
一方、「前の登板も同じ感じだったし、原(辰徳)監督もその辺は織り込み済みで交代させたんじゃない?」、「良ければ続投、無理そうならショートスターターって感じで原監督は柔軟に考えてるような気もする」といった、原監督を引き合いに出したコメントも複数見受けられた。
「2018年ドラフトで3位指名を受け入団した高卒2年目の直江は同戦がプロ2戦目の登板ですが、デビュー戦となった23日・広島戦でも『4回64球・1失点・被安打3』と同戦とほぼ同じ投球内容で降板しています。堀内氏が現役のころは高卒投手が1年目、2年目からいきなり一軍ローテというのは特に珍しくなかったですが、現代は数年かけて二軍でしっかり体作りをした上で一軍デビューというのがセオリーのため、堀内氏は直江の行く末を心配しているのでしょう。ただ、首脳陣としてはショートスターターのような形で一軍起用することで、直江の成長速度を上げようとしているのかもしれませんね」(野球ライター)
試合後、原監督は直江について「課題はあるが、次を期待させてくれる投球だった」と及第点を与えた上で、「(直江は)できたてホヤホヤの先発ピッチャー。その辺はうまく育てる」とコメントしている。直江は2戦合計の防御率が「2.35」と悪くはないため、ショートスターターのような形での一軍起用はしばらくの間続くのかもしれない。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
堀内恒夫氏の公式ブログより
https://ameblo.jp/horiuchi18/