山口敏太郎
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ミステリー 2022年11月06日 23時00分
パキスタンの弁護士、英国女王にダイヤモンドの返還で裁判を起こしていた!?「コ・イ・ヌール」返還にパキスタンが参戦か
先日、リアルライブでイギリスのエリザベス女王崩御でイギリス王室の宝物である世界最古のダイヤ「コ・イ・ヌール」がインドに返却されるかもしれない、という話を紹介した。13世紀にインドのガンジス川で発見されたと言い伝えられているコ・イ・ヌールは、イギリスに到達するまでの間に複数の持ち主ーー当時の王族や貴族、君主たちの間を渡り歩き、いずれも所有者が命を落とす結果となっていた。 そして1849年のイギリス軍侵攻により、寺院のあるパンジャーブ地方がインド帝国の支配下に入りイギリス本国に持ち去られ、ヴィクトリア女王に献上されたことでイギリス王室の宝物となった。 10月にエリザベス女王が96歳で亡くなった後、コ・イ・ヌール・ダイヤモンドと別の南アフリカ産のダイヤモンドに再び注目が集まり、ダイヤが産出されたインドなどで再び宝石の返還が話題に。インドではSNSのトレンドに載る事態にもなった。 >>エリザベス女王からの最後のメッセージ?イギリス国内上空に現れた様々な奇跡<< さて、コ・イ・ヌール・ダイヤモンドの所有を主張しているのはインドだけではなく、パキスタンもそうだ。過去にはパキスタン人弁護士が、王冠宝石の一部であるこのダイヤモンドを返還しなければ、故エリザベス女王に裁判を起こすと主張し訴訟沙汰になったことがある。 パキスタンの弁護士ジャワイド・イクバル・ジャフリー氏は2015年12月、ラホールの高等裁判所に、エリザベス女王2世を被申立人として申請書を提出した。ジャフリー氏は当時、ロイター通信に対し、ダイヤモンドはパキスタンのパンジャブ州に属するもので、当時の地元の支配者から英国が強制的に奪い取ったものでもあると語り、「今すぐパキスタンに返還されるべきだ」と主張した。 ジャフリー氏は嘆願書の中で「コ・イ・ヌールは合法的に取得されたものではありません。それをつかみ、奪い取ることは、いかなる法律によっても正当化されない、私的な違法行為である。女王は、不法に持ち去られたコ・イ・ヌール・ダイヤモンドを正直に処分し、所有権を移すことで、最高の公益をもたらすだろう」と記していた。 ジャフリー氏は約50年にわたってエリザベス女王やパキスタン政府関係者に780通以上の手紙を出した。イギリスから返答があったのは1回で、女王の秘書が手紙を送り返した際に手紙が1通添えられただけだったと伝えられている。 今年9月にはインドの実業家により返還を求める署名活動が開始。100万人の署名を集めることを目標としていた。もしコ・イ・ヌールがイギリス王室を離れるとして、その後はインドとパキスタンのどちらの国に返却されるのだろうか。 なお、2013年には当時のキャメロン首相が「イギリスがインドを植民地化したことを謝罪するためにコ・イ・ヌール・ダイヤモンドを返還すべき」という意見に反論。今も返却されるめどは立っていないようである。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事女王の崩御でインドから返還要求が!?イギリス王家に伝わる呪いのダイヤ「コ・イ・ヌール」https://npn.co.jp/article/detail/200024295関連記事Pakistan once demanded Crown Jewel diamond from the Queen - threatening her with court(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/world-news/pakistan-once-demanded-crown-jewel-28297106
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ミステリー 2022年11月05日 23時00分
UFOを発見して消えたパイロット 44年間未解決のUFO事件「バレンティッチ事件」
1978年10月21日、豪ビクトリア州のムーラビン空港でフレデリック・バレンティッチという20歳の若者が飛行機を借り、約200キロ離れたタスマニアのキング島へのフライトに向かった。目的は単なる一般的な物資輸送であった。 しばらくは順調なフライトを続けていたが、午後7時に彼はメルボルン航空管制官スティーブ・ロビー氏に対し「この空域に他の航空機が飛んでいるかどうか」を通信で尋ねてきたという。彼は自分の飛行機の横をかなりの速度で通過する物体を目撃したと報告。「奇妙な4つの光が見える。着陸灯のように私には思える。その飛行機は少なくとも約300メートル上空で私の飛行機の上を通過した。何か遊ばれているようだ」 >>イギリス空軍が機密にしていた1990年に撮影されたUFO写真が32年の時を経て公開<< この報告を受け、ロビー氏はレーダーを確認してみたが、他の航空機の姿、接近している兆候は確認できなかった。 バレンティッチ氏によれば、その物体は航空機ではなく、金属製で細長い形をしていて片側に緑色のライトを点灯させており、外側が輝いているように見えたという。そして「私の上を2回、3回、一度に識別できない速度で飛行している」「片側から消えたと思ったら、反対側に再び現れた」「ホバリングしており、航空機ではない」と告げた。 確かに彼の証言が確かならば、当時はもちろん現代の飛行機やドローンにも不可能な飛び方をしている。だが彼が「そいつが上にいる」と告げた後、通信は途絶。管制塔の受信機にはその後17秒間にわたって、奇妙な金属音のようなノイズが記録されていた。 事態を重くみた管制塔からオーストラリア軍に連絡が入り、遭難事件として軍は空と海の両方から捜索を行ったが、セスナ機は残骸一つ見つけられなかったという。バレンティッチ氏の操縦ミスによる事故とも考えられたが、彼は年齢の割に経験豊富なパイロットで、管制塔との会話にジョークを交えるとは考えられないという。また、フライト前に提出された飛行記録が片道分だけであったため、自殺ではないかとする説も出た。しかし説明のつかないところも多く、未だに謎の多い失踪事件とされている。 実はこの事件に前後して、近隣では頻繁にUFOらしき謎の飛行物体が多く目撃されていた。中には同日飛行機を追いかける光点を見たという人物や、偶然撮影した写真に奇妙なものが写り込んでいたという証言も出てきている。バレンティッチ氏はこの世のものではない物体に接近遭遇してしまったのだろうか?山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Mystery of pilot who vanished after spotting a UFO endures 44 years on(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/361418/mystery-of-pilot-who-vanished-after-spotting-a-ufo-endures-44-years-on
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ミステリー 2022年10月30日 23時00分
ハロウィンの時期に訪れる人が増える!血のように赤い水が流れるスコットランドの不気味な川 「悪魔の説教壇」
10月31日は亡くなった人たちの魂が現世に出てくると言われているハロウィンだ。ハロウィンが近づくと海外では心霊関係の話がよく話題に上る。中にはハロウィンの日に実際に心霊スポットに出向いて肝試しや記念撮影を行うような強者も存在するとか。 そんなハロウィンの時期に人気になる場所のひとつが、スコットランドにある「The Devil’s Pulpit」と呼ばれる渓流だ。直訳すると「悪魔の説教壇」となるこの川はスターリングシャーの森の中を流れる清流だが、流れる水の色が血のように真っ赤なのだ。 >>ホラー映画の世界だけではない!ゾッとする悪魔払いの事例5選<< この川には昔から様々な言い伝えがあり、「悪魔の説教壇」という名前もサタン自身がこの流れの近くにある岩の上に立ち、熱心な信者に説教する場所とみなされたことに由来している。昔の人はこの川だけ不気味に赤く染まるのは悪魔の仕業だと考えていたようだ。 古代のドルイドたちもこの場所で藻に覆われた岩を川岸から突いて託宣を受けていたとか、この川で儀式を行い、魔法をかけた魔女が住んでいたという伝説もある。中には「邪悪な悪魔の儀式」の拠点だったと主張する者もいるほどだ。 水が赤くなったのは様々な超自然的な理由によるものだという言い伝えのある「悪魔の説教壇」だが、実際には科学的に説明がつくという。深紅に染まって見える水は渓谷の両岸にある赤い砂岩が、水が峡谷を通過するときに浸食されたことによるもので、木漏れ日が川の底にたまった赤い砂を照らし出すことで、まるで血のように赤く染まった水が流れているような錯覚を与えるのだという。 現代ではこのように科学的な種明かしもなされている「悪魔の説教壇」だが、昔から神秘的な伝説も多いこと、ドルイドや魔女が儀式の場にしていたということなどから、ハロウィンにこの川を訪れて写真撮影する人は多いようだ。 なお、10月31日のハロウィン当日ににぎわう場所はここだけではない。他にも様々な有名な心霊スポットや、「幽霊が出る」という地域にわざわざ足を運ぶ人も少なくないという。先日イギリスのメディアが行った世論調査では、イギリス国内で最も幽霊の目撃事例が報告されている地域にヨークシャー州が選ばれたため、今年はこの地域を訪れる人が増えるのではないかと考えられている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Spooky 'Halloween' river in UK where water runs blood red and 'Satan preached at'(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/latest-news/spooky-halloween-river-uk-water-28241648?int_source=nba
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ミステリー 2022年10月29日 23時00分
首なし騎手や白い服を着た女性の幽霊が出没!世界で一番幽霊が出る地域はイギリスにあった!
10月31日は亡くなった人たちの魂が現世に出てくると言われているハロウィンだ。ハロウィンが近づくと海外では心霊関係の話がよく話題に上る。 先日、イギリス国内で「どの地域で最も幽霊が出るか」という世論調査の最新版が公開された。やはり地域によって目撃証言の報告件数に偏りが出たが、特に報告例が多かったのはイングランドのヨークシャー地方。今回の世論調査だけでも787件の幽霊や不気味な経験の体験談が寄せられており、次いで首都ロンドン701件、3位がエセックスで507件、4位がサセックスで438件、5位がドーセットで434件、6位がデボンで合計418件となっている。7位は412件のサフォーク、8位は401件のノーフォーク、9位は400件のサマセット、10位は379件のウィルトシャーだった。一方で目撃証言が最も少なかったのはラトランド地方の6件となった。いずれにせよ、イギリス全土の幽霊、超常現象の発生件数は全米での件数の倍以上であることが研究者によって明らかにされた。 >>ホラー映画の世界だけではない!ゾッとする悪魔払いの事例5選<< イギリスでの心霊情報を調査研究しているウェブサイトPsychicWorld.comによれば、イギリスの59の郡における超常現象の目撃情報からGoogleのデータを分析し1万1700件の目撃情報を抽出。イギリス全土でよく見られる幽霊は、ファントム・ホースマン(幽霊の騎士)や過去の偉人、妖精やうなり声を上げる幻の猟ハロゲイト犬など。頭のない幽霊や白い服を着た女性の霊、動物霊や中には悪魔といったものの報告もあることが明らかになった。 今回の調査結果に、特に多くの幽霊や怪物、超常現象の報告例が多いとされたヨークシャー州の住民たちからは怖がる声が上がっていたが、「自分も霊体験がある」と告白する人も多く出てきていた。 例えばノースヨークシャー州ハロゲイト在住のマイケル・ハリソンさん(53)は、「ここでは誰もが怪談を耳にしている。霧がかかった夜に、頭のない御者を何度か見たことがあります。彼は17世紀の人の姿をしていました。このあたりは歴史のある地域と聞いているので、幽霊の目撃例が多いのはそのためだと思います」と語っている。 前述のPsychicWorld.comの広報担当者は「私たちの調査によると、幽霊を見たければヨークシャーに行けば、そう長く待たなくても遭遇できるでしょう。調査結果によれば、この地域は英国の他の場所よりも『首のない騎手』や『白い服を着た不気味な女性』を目にする可能性がはるかに高いです」と語っている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事UK's spookiest place revealed more headless horsemen and women in white than anywhere(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/spookiest-place-uk-revealed-more-28246183
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ミステリー 2022年10月23日 23時00分
恐竜絶滅を超える史上最大の小惑星衝突 ヴレデフォール・クレーター
絶滅レベルの巨大な小惑星衝突といえば、約6600万年前に襲来し、恐竜絶滅の原因を作ったものが代表格だ。その小惑星衝突はメキシコのユカタン半島沖に形成されたチクシュルーブ・クレーターとして地球に残っている。なお、最近になってこの恐竜絶滅の要因となった小惑星の衝突はこれだけではなく、西アフリカ沖にナディール・クレーターを形成した小惑星など複数存在するのではないか、と考えられている。 しかし、地球の長い歴史を見てみると、恐竜絶滅などささいなものと思わせるような大規模な小惑星衝突が起きていたことが分かっている。その証拠とされるものが南アフリカ共和国のヨハネスブルグから南西に約120キロ離れた場所に存在するヴレデフォール・クレーターだ。 >>恐竜絶滅の要因となった小惑星の衝突は1回ではなかった?新たなクレーターを西アフリカ沖にて発見<< クレーターは時間とともに縮小するため、このクレーターを形成した天体が衝突した際の正確な規模は長年不明であった。しかし新しい研究により、このクレーターの本当の規模が明らかになった。ヴレデフォール・クレーターはもともと直径約280キロあり、恐竜絶滅を引き起こしたチクシュルーブ・クレーターの(直径約180キロ)をはるかにしのぐ大きさだったようだ。 ヴレデフォール・クレーターを作った小惑星は直径が最大約24キロで、地表に激突したときの速度は時速約9万キロであったと考えられている。恐竜を絶滅させた小惑星が幅約12キロであることを考えると、単純計算で大きさは倍以上となる。当然衝突による衝撃やその影響もかなり大きかったと思われるが、クレーターが形成されたのはなんと20億年前であるため、地球にどのような影響を与えたかを正確に知ることは困難だという。 「20億年前には単細胞生物しか存在せず、木も生えていなかったので、チクシュルーブ衝突とは異なり、ヴレデフォール衝突では大量絶滅や森林火災の記録も残っていません。しかし、この衝突はチクシュルーブ衝突よりも広範囲にわたって地球の気候に影響を及ぼした可能性があります」と、惑星科学者で研究の共著者である中島美紀氏は語っている。 カンブリア絶滅や恐竜絶滅など、地球では様々な大量絶滅や気候変動が起きてきた。ともすれば地球が完全に生命の住めない環境になってしまうかもしれない、そんな危機を乗り越えて今の地球があるといえるだろう。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Largest ever asteroid impact dwarfed that which killed the dinosaurs(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/361145/largest-ever-asteroid-impact-dwarfed-that-which-killed-the-dinosaurs
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ミステリー 2022年10月22日 23時00分
初めて宇宙にメッセージを送ったプエルトリコ・アレシボ天文台の電波望遠鏡、再建されない見込み
今から2年前の2020年、プエルトリコにあるアレシボ天文台の巨大な電波望遠鏡が崩壊するという事件が起きた。 アレシボ天文台は1960年代に建設された施設で、トレードマークの巨大電波望遠鏡は窪地を利用して直径305メートルの反射面の上に、受信機が3基の塔からケーブルでつり下げられる構造になっていた。1974年に改装されたことを記念して、地球から約2万5000光年の距離にあるヘルクレス座の球状星団M13に向けて初の地球外知的生命体へのメッセージ「アレシボ・メッセージ」が発信されたことで有名だ。 >>知的なエイリアンが古代メソポタミアを訪れたことでシュメール文明が生まれた?故カール・セーガン氏も触れた仮説<< しかし、近年では老朽化も進み、2017年のハリケーン「マリア」と2019、2020年に立て続けに起きた2度の地震によって望遠鏡や、受信機を支えるサポートケーブル2本が損傷。同年12月1日深夜にケーブルを支える部分が壊れ、重さ約900トンの受信機が約140メートルの高さから主鏡の上に落下し崩壊してしまった。2020年11月の段階で将来的な電波望遠鏡の解体が決定されていたが、それよりも先の出来事だった。 かつてハリウッド映画にも登場し、地球外知的生命体探査の代名詞ともなっていたアレシボ天文台の今後はどうなるのか。2021年にワンダ・バスケス・ガルセド知事は、望遠鏡の再建がプエルトリコの正式な方針になる、という新しい行政命令に署名。「プエルトリコ政府は、公共政策の問題としてアレシボ電波望遠鏡の再建とアレシボ天文台での世界クラスの科学と教育の迅速な再開に確信を持っている」と発言していた。 しかし現在、主に再建コストの問題と、他のレーダー施設でもアレシボの電波望遠鏡と同様の調査研究が行えることから、電波望遠鏡の再建は行われない見込みであることが明らかになった。アレシボ天文台のプロジェクト専用で既についていた資金は、新たな教育センターの建設に向けられるとのことだ。 世界で最も知名度の高い電波望遠鏡の一つがこのような最後を迎えることになったのは残念なこととしか言いようがない。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連動画What Really Happened at the Arecibo Telescope?(YouTube)よりhttps://www.youtube.com/watch?v=3oBCtTv6yOw関連記事Fate of iconic alien-hunting telescope in Puerto Rico revealed(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/361316/fate-of-iconic-alien-hunting-telescope-in-puerto-rico-revealed
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ミステリー 2022年10月16日 23時00分
知的なエイリアンが古代メソポタミアを訪れたことでシュメール文明が生まれた?故カール・セーガン氏も触れた仮説
ピラミッドやストーンヘンジなど、地球上には当時の文明では到底建造できないのではないかと思える古代の建造物が存在する。そのため、これらの遺跡を築き上げた古代文明は我々人類よりも優れた技術を持った地球外知的生命体によって成立し、発展していったという説が存在する。史上最古の文明の一つとされるシュメール文明もそうだ。 かつて、天文学者でSF家のカール・セーガン氏は1966年の共著『Intelligent Life in the Universe』の中で、遠い過去に宇宙人が地球を訪れた証拠を見つける可能性について次のように語っている。 >>イングランドで発掘調査中のローマ人の墓 遺体の10%が首を落とされていた<< 「知的な非人間の形態の記述、原始人が自らの努力で獲得できなかった天文学的現実の明確な説明、あるいは接触の目的の透明な提示があれば、伝説の信ぴょう性が増すだろう」 興味深いことに、セーガン氏はその一例として、古代シュメールのオアンネス伝説を挙げている。オアンネスないしはアプカルルと呼ばれる神話上の賢人は、「全身が魚のようであり、魚の頭の下に別の頭と、人間のような足を持ち、魚の尾と一緒になっている」という変わった姿をしている。アダパを筆頭とした7人の賢人アプカルルは古代シュメールの人々に科学、芸術、文字、建築の技術などの豊かな知識を神から譲り受け、そして伝えたとされている。また、紀元前3世紀の著述家ベロッソスはオアンネスについて「普段は海に住んでおり、昼間は陸に上がって読み書きや工芸などの知識を人々に教え、夜になると海に帰った」と記している。 これらの記述を踏まえ、セーガンは「シュメール文明は、シュメール人の子孫ら自身によって、人間以外の起源を持つものとして描かれている。奇妙な生き物が数世代にわたって次々と現れるが、彼らの唯一の明白な目的は人類を指導することであり、それぞれが前任者の使命と成果を知っている」と記しており、人類に知恵を与えた存在の奇妙な共通点を指摘している。 確かに人類とは明らかに姿が違う存在が、どこからか遣わされてきて人に教えを授ける。そしてどこかへ去っていく。これらの明確な「人外の知的な指導者」の描写を見ると確かに地球外知的生命体の関与の可能性を考えてしまいそうになる。 果たして、シュメール文明は地球外知的生命体によって興された文明だったのか。それが真実に基づくものなのか、それとも当時の人々の空想に基づくものなのか、私たちは決して知ることができないのが残念なところだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事Did intelligent aliens visit and guide the ancient Mesopotamians ?(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/361163/did-intelligent-aliens-visit-and-guide-the-ancient-mesopotamians
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ミステリー 2022年10月15日 23時00分
アメリカがUFOを脅威と認めた証拠!?米国情報機関の新しいロゴにUFOが登場して騒動に
近年、アメリカは未確認飛行物体を実質上の国家的な脅威であると見なし、軍と政府が一体となって調査を行い、得られた情報を国民に公開していく態度を明らかにしている。 昨年11月にはアメリカ国防総省がAOIMSG(Airborne Object Identification and Management Synchronization Group)と呼ばれる新部隊を結成すると発表。「特別使用空域(SUA)における興味深い物体の検出、識別、帰属および飛行の安全と国家安全保障に対する関連する脅威の評価と軽減を狙い、国防総省および米国政府全体の取り組みを同期化する」としている。 >>人類が宇宙でエイリアンを発見できない6つの理由<< また国防総省と他の情報機関の職員で構成され、アメリカ政府の省庁間の代表者が話し合うための場となる「空中物体識別管理執行協議会(AOIMEXEC)」の設立も発表した。また、国家情報長官室も航空部門を設置し、新たなロゴマークを公式ウェブサイト上に公開した。だが、そのロゴデザインを巡ってアメリカ国内で議論が巻き起こる事態になってしまったのである。 問題のロゴには円の中に中北米の地図が描かれ、その上にロシアのSu-57戦闘機、くさび形の極超音速航空機、中国やイランが製造したものと同じタイプのドローンが軌跡を伴って移動する図案が描かれていたのだが、左下に灰色の典型的なUFOも描き込まれていたのだ。 国家情報長官室の新たなロゴということで、UFOファンならずとも多くの人がそのデザインに驚いたようだ。そして、このデザインはUFOが米国の直面している「空からの脅威」の中でも上位に位置していることを暗示しているのではないか、と推測されたのだ。 UFO研究家で映画監督のジェレミー・コーベル氏はこの画像をリツイートして、「UFOが公印に?ははははは。ラジカルだ。国家情報長官室の航空部門の新しいロゴは悪くない。でもこんな大胆なデザインにするなんて、まだ信じられない」と述べていた。 またスプーン曲げで有名な超能力者のユリ・ゲラー氏もツイッターで、「国家航空情報管理者の新しいロゴを見てください。標準的な軍用機と一緒にUFOが描かれています。これは非常に意図的であり、非常に重要なことだ!少し前に話したが、アメリカ政府はUFOが存在することを徐々に公表する計画なのだ」と興奮した様子で語っていた。 しかし、このロゴデザインは急きょ公式サイトから取り下げられることとなる。国家情報長官室の広報担当者はDaily Star紙に、このロゴは「非公式で不正確」なものであり、ネット上に誤って掲載されたものと明らかにしたのだ。 公式声明によると、何らかのミスで「非公式で間違ったロゴが誤って掲載されてしまった」そうで、ロゴにはそもそもUFOの図案が含まれていなかったことが判明している。確かに、ロゴに描かれた戦闘機などと比較すると、UFOの絵柄が浮いておりフリー素材を張り付けたようにも思える。 一方で、誰が何を思ってこのロゴにUFOを付け足したのか、そしてなぜこのバージョンが実際に公式サイトに掲載されることになったのか、という疑問が寄せられている。だが、既に誤ったロゴがサイトから削除されてしまった現在では、この珍事の全貌を知ることはできない可能性が高いようだ。 なお、現在サイトには正式なロゴが掲載されている。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事National Intelligence Manager for Aviation 公式サイトhttps://www.airdomainintelligence.mil/'UFO appears on new US intelligence agency logo' as alien fans sent into orbit(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/ufo-appears-new-intelligence-agency-28097952US aviation intelligence office removes UFO from its official sea(unexplained-mysteries.com)よりhttps://www.unexplained-mysteries.com/news/361122/us-aviation-intelligence-office-removes-ufo-from-its-official-seal
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ミステリー 2022年10月09日 23時00分
ホラー映画の世界だけではない!ゾッとする悪魔払いの事例5選
ホラー映画の金字塔と言えば「エクソシスト」だ。悪霊にとりつかれた少女リーガンが豹変し、自分の意思とは無関係に人間離れした様子を見せるホラー表現は、今でも色あせない恐怖を見る人にもたらしてくれる。 そんな映画エクソシストの悪魔つきや悪魔払いのシーンには、当然ながら一定の脚色が加えられている。だが実際にキリスト教圏で悪魔や霊を追い払うために行われる悪魔払いでは非常に激しい事例もあり、悪霊の被害者の体と精神に深刻な影響を及ぼした事例もあった。また、こういった悪魔払いのケースは近年でも報告されている。 >>怪人「キラー・クラウン」が子犬を盗む!?都市伝説にかこつけた犯罪が海外で増加傾向<< 今回はそんなエクソシストの代表的な事例をいくつか紹介したい。・ゴットリービン・ディテュス(1842年) 最も古い事例の一つがゴットリービン・ディテュスの悪魔払いだ。彼女は当時28歳のドイツ人女性で、自分の家に幽霊が出ると証言。悪魔払いをした牧師は彼女が幾度となくトランス状態になるのを目撃した。また、苦しがる彼女に嘔吐させたところ、通常の胃液や胆汁ではなくガラスやくぎ、血液を吐き出したという。・クララ・ジェルマナ・セレ(1906年) この女性は長い期間悪魔に取りつかれていたそうだ。記録では「超人的な強さ」を発揮して、うなり声を上げたり、服を破いたりするようになったという。悪魔払いも複数回行われたが、1906年から1907年の間に行われた悪魔払いの際に、聖水をかけられた彼女の皮膚が焼けただれたという。また、170人の前で彼女の体が浮遊し始め、さらに「不快な臭い」がしたという。どこまでが真実なのか、一種の集団ヒステリーが起きていたのではないかいろいろと気になる点も多い。だが多くの人が彼女の悪魔払いを目撃していたという点では非常に興味深い記録だといえる。・ローランド・ドゥー(1949年) この事例は映画『エクソシスト』のベースとなったもの。当時13歳の少年ローランド・ドー(プライバシー保護のため本名は公開されていない)が、1949年に叔母が亡くなった後、奇妙な行動をとるようになった。彼は激しい超人的な力を発揮するようになったため、セントルイスで1週間の悪魔払いを受けたという。 現在では彼の事例は悪魔つきなどではなかった可能性が高いと見られているが、いずれにせよ長く続いた悪魔払いの儀式の後、少年はひときわ大きな叫び声を上げた後、冷静に「彼(自分の中にいた悪魔)は死んだ」と語ったとされている。・ジーナの悪魔払い(1990年) 20世紀の終わり頃、ニューヨークの大司教ジョン・オコナー枢機卿とバチカンの権威の下、ジェームズ・ルバー牧師がフロリダ出身のジーナという少女に悪魔払いを行った。 興味深いのが悪魔払いの一連の儀式の一部始終をABCが収録し、1991年に地上波で放映したという点だろう。カメラの前でジーナは意味不明な吠え声で話し、司教が彼女の顔に十字架を押し付けながら、悪魔と対話する様子が記録された。当時としてもセンセーショナルな放送内容だったが、放映時の評判はあまり良くなく、Newsweek紙は「深く心を病んだ少女を拷問したにすぎない」と評している。・ローラの悪魔払い(2015年) アルゼンチン在住の当時22歳の女性ローラは、悪霊に取りつかれマヌエル・アクナ司教によって悪魔払いの儀式が行われた。彼女はもがきながら叫び、頭をたたき、声の限りに悪態をついたと言われている。最終的に彼女の中にいた悪魔は司教が彼女の上に十字架を作り、彼女の元を去ったそうだ。最近の事例でも、悪魔払いの内容は昔とさほど変わらないといえそうだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事World’s most chilling exorcisms - vomiting nails, barking girl, superhuman strengt(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/worlds-most-chilling-exorcisms-vomiting-28119388
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ミステリー 2022年10月08日 23時00分
ボールが坂道を上り、物の大きさが変わる 物理法則が無視される禁断の地「オレゴンの渦」
アメリカ北西部のオレゴン州には、先住民たちから「禁断の地」と呼ばれ、現代でも奇妙な現象が確認できる「オレゴンの渦(oregon vortex)」と呼ばれる場所がある。 「オレゴンの渦」は、地質学者、物理学者にして鉱山技師でもあるジョン・リトスター氏が1920年までに研究し、1930年に一般に公開された。 >>タイムトラベルは本当に可能なのか?理論物理学者の見解より<< この地域は、白人の入植と開発が行われるまでの長い間、現地のネイティブアメリカンの人々が「禁断の地」として忌み嫌っていた場所だった。この場所ではボールや水が坂道を転がり、場所によっては物体が大きく見えたり小さく見えたりするような、物理学の基本的な法則を無視しているとしか思えない現象が数多く報告された。 また、昔から「馬もこの場所を避ける」と言い伝えられてきたため、一度テレビ番組が実験を試みたところ、本当に馬が「オレゴンの渦」現象が確認できる一帯に入ることを嫌がった。このことから言い伝えが正しかったことが明らかになっている。 さて、この場所には一つの象徴的な木造の小屋が建っている。一見普通の小屋なのだが、なぜか大きく傾き地面に引きずり込まれるような見た目になっている。小屋の中では床や壁が傾いているにもかかわらず、ほうきが斜めに傾いた状態で静かに立っているのだ。 この家はもともと1904年に鉱山会社オールド・グレイ・イーグル・マイニング・カンパニーのオフィスとして建てられたものだ。同社は1911年にこの地域での金の採掘を中止したが、1914年にリトスター氏が倒壊寸前のこの家を発見。家とその周囲で発生している異常な状況に気づいてこの家に移り住むことを決め、独自に「渦」の研究をすることにした。 彼は1959年に亡くなるまでの数年間、この地で何千回と実験を繰り返したものの、謎は解けなかった。リトスター氏はこの地を取り囲む目に見えない球体が、説明のつかない力の「渦」を生み出していると考えており、渦の起源については「ゆがんだ原子、電磁石、さらには先史時代の宇宙人が残した地下の超巨大機械」など、様々な説を提唱したものの、立証できずに終わっている。 現代も多くの人が「オレゴンの渦」の解明に取り組んでいる。地磁気や磁場によるものとみられているが、原理はいまだに解明されていない。一方でこの地で発生している奇妙な現象の数々は、単に「目の錯覚」の産物にすぎないという指摘も存在している。 数学者のフィリップ・ギブス氏は次のように語る。 「私たちが坂を上っていると感じるのは、複数の要因が関係しています。内耳にある平衡感覚もその一つですが、視覚的な手がかりも重要な部分を占めており、時に視覚情報が平衡感覚を上回ることもあります。水平線が見えない、あるいは自分の立っている場所が本当は水平な土地でない場合、私たちは地面から垂直に立っているように見えたものが実は斜めだった、という事実を受け入れにくくなります。また、誤った遠近感も重要です。並んだ木が距離によって大きくなったり小さくなったりすると、遠近感が狂ってしまう。遠くの物体が実際の大きさよりも小さく見えたり大きく見えたりするのです」 これらの要因が狭い範囲で同時多発的に起こってしまっているのが「オレゴンの渦」だったのではないか、というのだ。 なお、現在この場所の一帯は自然公園に指定されており、一般の観光客も訪れることができる。伝説の「禁断の地」は、今では立派な観光資源なのだ。山口敏太郎作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中関連記事'Vortex' house on 'forbidden ground' where 'balls roll uphill and people get taller'(The Daily Star)よりhttps://www.dailystar.co.uk/news/weird-news/vortex-house-forbidden-ground-balls-28080598
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