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恐竜絶滅を超える史上最大の小惑星衝突 ヴレデフォール・クレーター

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 絶滅レベルの巨大な小惑星衝突といえば、約6600万年前に襲来し、恐竜絶滅の原因を作ったものが代表格だ。その小惑星衝突はメキシコのユカタン半島沖に形成されたチクシュルーブ・クレーターとして地球に残っている。なお、最近になってこの恐竜絶滅の要因となった小惑星の衝突はこれだけではなく、西アフリカ沖にナディール・クレーターを形成した小惑星など複数存在するのではないか、と考えられている。

 しかし、地球の長い歴史を見てみると、恐竜絶滅などささいなものと思わせるような大規模な小惑星衝突が起きていたことが分かっている。その証拠とされるものが南アフリカ共和国のヨハネスブルグから南西に約120キロ離れた場所に存在するヴレデフォール・クレーターだ。

 ​>>恐竜絶滅の要因となった小惑星の衝突は1回ではなかった?新たなクレーターを西アフリカ沖にて発見<<​​​

 クレーターは時間とともに縮小するため、このクレーターを形成した天体が衝突した際の正確な規模は長年不明であった。しかし新しい研究により、このクレーターの本当の規模が明らかになった。ヴレデフォール・クレーターはもともと直径約280キロあり、恐竜絶滅を引き起こしたチクシュルーブ・クレーターの(直径約180キロ)をはるかにしのぐ大きさだったようだ。

 ヴレデフォール・クレーターを作った小惑星は直径が最大約24キロで、地表に激突したときの速度は時速約9万キロであったと考えられている。恐竜を絶滅させた小惑星が幅約12キロであることを考えると、単純計算で大きさは倍以上となる。当然衝突による衝撃やその影響もかなり大きかったと思われるが、クレーターが形成されたのはなんと20億年前であるため、地球にどのような影響を与えたかを正確に知ることは困難だという。

 「20億年前には単細胞生物しか存在せず、木も生えていなかったので、チクシュルーブ衝突とは異なり、ヴレデフォール衝突では大量絶滅や森林火災の記録も残っていません。しかし、この衝突はチクシュルーブ衝突よりも広範囲にわたって地球の気候に影響を及ぼした可能性があります」と、惑星科学者で研究の共著者である中島美紀氏は語っている。

 カンブリア絶滅や恐竜絶滅など、地球では様々な大量絶滅や気候変動が起きてきた。ともすれば地球が完全に生命の住めない環境になってしまうかもしれない、そんな危機を乗り越えて今の地球があるといえるだろう。

山口敏太郎
作家、ライター。著書に「日本怪忌行」「モンスター・幻獣大百科」、テレビ出演「怪談グランプリ」「ビートたけしの超常現象Xファイル」「緊急検証シリーズ」など。
YouTubeにてオカルト番組「アトラスラジオ」放送中

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Largest ever asteroid impact dwarfed that which killed the dinosaurs(unexplained-mysteries.com)より
https://www.unexplained-mysteries.com/news/361145/largest-ever-asteroid-impact-dwarfed-that-which-killed-the-dinosaurs

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